面白えなあ……ってのがプレイ終了後、思わず口に出てしまった感想です。シリーズやリメイクが絡まない、新規としてはおよそ3年ぶりに出たLiar-soft作品『ALPHA-NIGHTHAWK』『時計台のジャンヌ~Jeanne à la tour d'horloge~』や『大迷宮&大迷惑-GREAT EDGES IN THE ABYSS-』にはなんでか点数をつけていないと言う愚行を犯している私ですが、これは文句無しに付けられる期待値100点。最初の演出及び表現描写に思わず『forest』を思い出してしまう始まりは見事。そこから往年のカルトSFや昔のSF小説の数々を想起する内容、本当にワクワクが止まらなかったです。それらを観て、読んで、興奮冷めやらない良質な時間を、まさかエロゲでも同様に体感出来るとは夢にも思わなかった次第。この数時間プレイしただけで、キャラクターのほぼ全員に愛着が湧いてしまったのは、本作の力量に確かなモノを感じた証明です。ミリヤ良い娘! ナユタ良いキャラ! フロッピー優しい! アメ可愛い! ツユ超可愛い! ヴァネッサエロい! リュネット超エロい!と、自分がケモナー気質なのかもしれないと言う衝撃の事実に慄いた女性陣は基より、男性陣も凄く格好良い。レグルスはもうお馴染みなので言わずもがなですが、一蔵とゴンの声、凄え良いなと思わず感慨に浸ってしまいました。惜しむらくはこれがミドルプライスである事。どれ位の長さがあるんだろうと言うのだけが懸念材料ですが、短くても締りのある良質な物語をプレイ出来る予感はヒシヒシと感じます。興味あったら是非ともプレイして欲しい、新しき息吹を感じた体験版でした。