Sek8483さんのRe:TraumenDの入力情報

Re:TraumenD(ボーカル有り)

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得点
80点
感想
優等生的にこなれた旋律のなか、ボーカルのもつ独特なゆらぎが映えている。

 「Re:TrymenT」はピアノや弦楽器の美メロでもって耳をバッチリつかむ、華のある曲調だったけれど、そんな中にボーカルラインだけ柳腰でわびており、かえって映えばえとしていた。
 一方でこちらのバージョンになると、その声の特徴がありありと出てきている。弦楽器的なゆらぎ・かすれを多く含んだ歌声で、それもヴィオラなどよりも二胡とかに近いイメージ。二胡には指板が存在しないので音のブレこそがおのずと風情になり、泣き涸れたふうに音をかき鳴らしたりと、わびた雰囲気を生むものだけど、それに近しい歌い方のように感じる。
 曲調はゆっくり歩き出すかのようだけど、歌声には伸びやかさがあまり見えなくて、歌詞をひとつひとつ指さし確認するみたいにして綴っていく。熱意が先走ることはなく、出る杭をきちんと打ちつつ制作された、三年目の社会人的に収まりがよい歌。でも、まだ声は震えている。奔放に想いをふりしぼったりはもう柄じゃないけど、それでも切々と語りかけようとし、噛みしめすぎて言葉をゆらしてしまう。だから、誰かに伝えなきゃいけない気持ちがあったハズなのにというタイムアップ感 (青春やら悔悟やら) が伝わってきた。

 時が過ぎてこの曲のことを忘れはて、エロゲソングとかも卒業()した頃に、もし聴き返す機会があったなら、また沁み入りそうな予感もする。たとえば終電を逃したタイミングとかに、かつて受験勉強やレポート書くときにドリンクバーだけで居座っていた24時間営業のファミレスにふと立ち寄って、そこで音楽プレーヤーから偶然流れてきてさ、好きだったこと思い出したりしたら深夜テンションにつられて泣き出しちゃったりでお前、はいはいオッサン年甲斐もなく恥ずかしいなお前もう、もう一度、ってなる。名残惜しくて、ゆらぐ曲だと思う。
得点(200点~70点) 120点~200点は100点として集計します。
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