Sek8483さんのHey Darling!の入力情報

Hey Darling!(ボーカル有り)

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得点
80点
感想
"catch me!" って言われる前にこっちの耳が捕まってた。

 ものすごくキャッチーで、このごろでは呼び込むパワーが最強だった印象。ボーカルは曲のノリを追い風に、それをからだいっぱいに受けながらまくし立ててくる。勢いがつきすぎて、ややも聞きとれないくらいすっ飛んでいってステキ。たとえば「飽きる暇ないね day by day」のところとか、わたしのポンコツ耳だと聞き違えてしまって「アピール決まんないね day by day」ってなる。そんなふうに意味が二重にブレて見えちゃうほど、歌がキレッキレの大振りモーションで動きまわるから楽しくなっちゃう。

 曲づくりも最初からアクセル全開。ベースが単純にかっこよくて、ドラムなんかもズンドコドコドコと迫ってきて、耳にねじ込んできやがる。「へいだーりん きゃっちみー!」ってボーカルが叫ぶころには、もうすでにこっちが捕まってる。それはつまるところ、砂浜を走りながら「つかまえてごらんなさーい」ってゆうノリだから、聴いた人が「まてまてこいつ~」と追いかけたくなるにはあらかじめの雰囲気づくりが必須なのだけど、それをサラッとこなして引き込んじゃうサウンドは強い。
 堀江晶太をはじめて聴いた「マリンブルーに沿って」でも歌い出しのところの、ソーダ水みたいに透明感あるギターで惚れたものだけど、むずかしい出し惜しみをやらない楽曲はやっぱり聴きやすい。
 この方のする、ギターが爽やかにはじけるときの音づくりは好み。たとえば本作でならBメロ「もう一歩 もう半歩~」のところ。いったんスネアとか引っ込ませると、歌のワガママ疾走感もちょっぴり引っ込むのだけれど、心地よいハイハットと軽妙なギターが耳の後ろをくすぐり続けて、曲の勢いはタメつつも耳をいっそう引き込んでしまう。しおらしくなるタイミングが巧妙な女の子というのはやっぱりかわいい。それとわかっていようが惹かれていっちゃう。

 (Meis Clausonにも似た印象があるのだけど) 聴くときの初期コストが低いというか、曲の可読性によく気をくだいてくれていまして。誰にでも第一印象からなんとなくノレるよう組まれたリズムワークとか、飽きる暇ない構成が巧いと思う。その他方では、歌詞などから見えてくるエロゲソングゆえのまるっこさが、優れて女性的というか、はばかることもなく感情的になってうち明けてくれて。
 そうしたわかりよいリズムと感情が合わさってみると、なんだかエモさ(?)を感じてしまう。この感動は言葉でなんか表せない!っていう合意がすでにふくまれていて、言葉の弱さ&コミュニケーションの強さにひたってしまえるようなエモさ (あるいは、並べるのは変な話だけどもJ-POPっぽさというか)。
 I'veをはじめとした脳みそピコピコする電波曲のリズム狂気とか。Keyの音楽なんかにあったピュアさへの狂気とか。そうしたもろもろにごく個人的に信じていたものとか、妄想していたもの、憑きものが、かつてはあったのだけど。堀江晶太から生まれてくるエロゲソングを聴いてると、そうしたもろもろの憑きものを忘れていくような感覚があって、なんだかいっそ清々しい。
得点(200点~70点) 120点~200点は100点として集計します。
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ワガママハイスペックOC ボーカルアルバムボーカルコレクション

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