マルセルさんのコメントで投票されたもの

マルセル

近頃はリアル政情不安状態でTwitterが結構きつい感じになっておりますので、もしかしたらエロ助の更新が多くなるかもしれません(現実逃避)ってことでよろしくお願いします。

んで、この欄は昔は「エロゲ論壇」的なことをちょっと書いていたんですが、今回は久しぶりにそういうネタで行こうかなと。まぁ基本的に「死神娼館」ってバグクソゲーに書いた同人ゲームのお話が多いんで、そっちを読んだ方は繰り返しに なってしまうかもしれませんけども…

「エロゲの未来」みたいなことを言えば、先日の作品で言えば「マルコ」がTwitterでは話題になっておりますが、まぁ別にアレってエロゲじゃない(エロシーンが無い)ので自分には全く興味がないって話を前提とするならば、ああいう「特異的な作品」 と「エロゲの未来」みたいな「一般的な方向性を繋げて」どうこうっていうの、マジで頭が悪いなって思いますハイ。これは別に「マルコ」みたいな作品の試みが悪いって話ではないし、製作者の思いが馬鹿らしいって話でも無いんですよ。製作者が ある種の思い込みを持って特異な作品を作るのは当然だし、それが思ってもみなかったような効果を上げる可能性はあるし、その作品に胸を打たれたとか「魂が震えた」っていうのもそりゃ良い経験だと思います。でもその作品の「独自性」が「新たなシーン」 を作り出すって言うのは、それって単に「芸術評論」の進歩史観テンプレになぞっているだけなんですよねー。世の中には特異な作品は山ほどありますが、それが新たな風潮を作り出すことは滅多にない。むしろ二番煎じ三番煎じぐらいに「皆が真似しやすい」 作品の方がある種のジャンルを開拓していくんですよね。無論だから「マルコが新しいシーンを作り出せなかったから悪い」って話では無くて、そもそも特異作品だから新しい時代を作り出せると思っているその振る舞いこそが、個別の作品を作品として 評価していない芸術的俗悪さを感じさせてホントに下品ですわーオホホ♪

って別に僕は「マルコ」に言及したかったわけではないんですよね。これは今回僕がぶっ叩きレビューを書いた「死神娼館」とか商業エロゲで言えばスティームで高評価を受けているらしい「推しのラブより恋のラブ」の「評価のされ方」をみていて思うのは、 まぁそこらへんは詳しくは「死神娼館」のレビューでも書きましたが、評価の場(まぁエロ助とかTwitterとか)ごとにユーザー層が分かれているっていうか、もっと言えば「その評価の場ごとにそれぞれの評価が分断されているんじゃないか?」ってことですね。 これは昔から「エロ助はシナリオ系作品の評価が高い」とか言われていた話に「近いようで実際はかなり遠い」です。これって点数が20点くらいの誤差があるって話ですよね。でも僕が言っているのは、なんかもう先の「死神娼館」の例で言えば「バグだらけで クリア不可能で0点の作品」でも、それはエロ助では50点前後でも、有名同人ゲームクラスタでは80点から90点くらいを叩きだしてしまうみたいな「分断」が生じているっていう話です。なんかこういうのが「エロゲの未来」の向かう先だとは思うんですよね。

これって言っておきますけど、今のエロ助が「間違ってる」とか「時代に遅れている」っていう話ではないですよ。そうではなくて、単に各クラスタごとに「ある作品はその場では肯定され」て「違う場では否定される」っていうのが当たり前になる感覚です。 別に僕はそれを否定しているわけではないんですが、現にエロ助でゲーム性重視系の同人エロゲって「単にデーター数が一桁台」という意味で評価されていないじゃないですか。んで、こういう駄作でも「同人ゲームレビュアーだけ」でしか取り上げられないから、 そこでぶっ叩かれることがなければ、いくらTwitterや匿名掲示板で糞味噌に叩かれようとも、作者さまは御満悦でバグを放置したまま「EXシナリオを出そうかなー」みたいなことが言えるんですよね。この「評価クラスタの断絶」っていうのは良くも悪くも 色んなエロゲの未来を予感させるところはあります

まぁ良いところを言えば「拾う神あれば捨てる神あり」みたいな感じですかねー。例えば「マルコ」にしても、僕はやっていませんが「エロゲのフルプライス価格帯にしては5時間は短い」っていうのはまぁこの手の「特異演出系」の作品の宿命ではありますが、 あまりエロゲオタのメインストリームからは評価されない。でも「5時間でもこのクオリティなら金払える」的なクラスタが出来上がれば、それは商売としてやっていける可能性はありますからね。その点で言えばこれは「CF]と少し似たような作用が有る。 ある意味で「その支持層だけを満足させればいい」っていうのは、ジャンルの多様性を確保する「ところ」もありますし…

とはいっても、それは「良いところ」だけではないですよねー。その「評価クラスタの断絶」が完全に悪いところに行ったのが、先の「死神娼館」の惨状ですね。具体的には僕のレビューを見て欲しいのですが、まぁ端的に言えば「狂信者の群れ化」する ところですね。その信者の評価クラスタだけ抑えておけばいいだろ!っていう話になると、普通に作品がバグだらけでクリア不可能とかになっても、作者は平然と信者向けアピールだけをするっていう異常事態になるんで、メーカーまたは作品のクオリティ が徐々に低下していっても「そこがそのメーカーの良いところだから」と言って狂信者化の度合いを深めていくわけです。これはある意味でネットの「オンラインサロン」化と似ているところが有って、下手をするとそのジャンルの信者ですらクソゲーという 作品をその評価クラスタだけはマンセーしているという異常事態になりかねない。

またこの「評価クラスタの断絶」は長期的には「分断化された全てのエロゲのジャンル」の活気を奪うかもしれません。それって作り手側も「自分の作品に良い評価を下してくれるユーザー」が集まる場所から見なくなるので「自分たち以外の作品」に 触れるきっかけが狭まってくると思うんですよね。そもそも「評価クラスタが断絶している」ような状態では、両方の意見を聞いて試しにその作品をやってみるってよりも、片方の意見を参考にすることの方が多いでしょうし。そうなってくるとまだ今日の 「エロゲの未来はマルコが決める」みたいな話は牧歌的で、そのうちに「マルコなんてよく知らん」っていう人と「エロゲの未来はマルコが決める」みたいな断絶が当たり前になってくるのが現実的な「エロゲの未来」ではないでしょうか?。

んじゃどうすれば良いのか?っていうと、これ優等生的な答えを言うなら「批評が各ジャンルの交通整理を行って分断を打破する」とか言っておけば非常にそれっぽいのですが、それをエロゲでいうのはやっぱり欺瞞だとは思うんですよね。だって別に NTRゲーに興味がない人がNTRゲーをやっても適切な評価は出来ないってことになると、ある意味で「自分が好きなエロだけを追求する」エロゲオタがクラスタ断絶化するのは当然だとは思うんですよ。そこで一ユーザーの立場から「クラスタ固定化が良くない」 という議論を導き出すのは案外簡単なようで難しい。だいたい、例えば「イチャラブ好き」のレビューを信頼するとしたら、その人が「イチャラブに偏って好き」だからであって、NTRとイチャラブ両方好きだから彼の意見は公平で信頼できるみたいな話は 単なる批評的倒錯でしかないでしょう。

それではエロゲユーザーはどうすれば良いのか。それはオタクの基本に戻って「自分の好きや自分のエロの嗜好を何よりも優先しろ!」というのが、このクラスタ分断の悪影響からエロゲを守る唯一の方法であると僕は思います。どういうことかというと、 先の死神娼館みたいなことが起こるのは、端的に逝って「自分の好き」よりも「その同人ゲークラスタのコミニティの維持」を優先するから駄作を良作だと言い換えたりするんですよ。エロゲよりもエロゲオタの友人を大切にしだしたらエロゲオタとして 完全に終わってるわけですわ。だからある程度はクラスタ分断が起きるとしても、エロゲオタは決定的に「自分ひとりの好きとエロ」を大事にするべきであって、いざとなったらそのクラスタの知り合いを「お前はわかっていない!」とコミュ省喧嘩しなくては いけないわけですわ!」つまり、この人格破綻者の群れであるエロゲ批評空間こそがエロゲという文明を守る最後の砦になるわけですよ!。

あー、いちおう断っておきますと、僕は「本当の自分」とか「本当の自分の欲望」みたいな話は「積極的な意味では」認めておりません。消極的な意味で、例えばLGBTな遺伝傾向を持つ人が異性愛環境に慣れずにどうこうって話から「本当の自分」を言い出すのは 妥当な議論だとは思いますけども、何らかの廻りの環境とは無縁な「本当の自分それ自体」が有るって言うのは先の消極的な議論を取り違えているだけだとは思うんですよね。何らかの神のように自律的な存在として本当の自分があるわけでは全くない。 とはいえ、先の消極的な「本当の自分」が辛うじて成り立つように、やっぱり単なるクソゲーをそれでも周りに合わせて褒めなきゃいけないとか、或いは周りの評価に踊らされていたけど、この作品はあまり面白くなかったといったように、人は完璧に 周囲のクラスタの操り人形に慣れるわけがない。そうならそうでクソゲーやっていても楽しめるはずなんですけどね。だからエロゲオタとしては「自分の好き」とか「自分のエロ」を「意識的に好きであり続けるような」緊張と努力とその言語化がこれまで 以上に必要になるんじゃないですかねえ。別にそれを怠っても良いんですが、そういうことをやるとマジでクソゲーでも別に良いじゃんっていう酷い人生になりますし、自分の「好きな正妻」をきちんと意識的に決めておけば「逆NTR]や「誘惑エロゲ」の 快感も大きくなるんで良いじゃないですがグヘヘ(終

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75CAFE SOURIRE (CUFFS)
行きつけのカフェに行ったら今日は店長が休みですと言われたんだけど、まぁ良いだろと思いいつもの注文を頼んだら、運ばれてきたのはコーヒーではなく黒豆茶だったよーな「なんか違うよなぁ」を感じる作品である。コーヒーには幼女のおしっこシロップが必要だろう?というツッコミだとか、トノと比べたらテキストがなんたらかんたらみたいな話も措くとしたら、「連れ子は結婚できない」みたいなテメぇ戒律を勝手に作り出し、Hしたヒロインをやり捨てするような展開が大好きな人なら良い作品なんじゃないっすかね。SOURIREはフランス語で「笑顔」という意味なのだが、この物語は「笑顔になる喫茶店」ではなく「笑顔にさせられる喫茶店」を描くわけだ。自分達を犠牲にしてまで家族の笑顔を守らなきゃいかんと、笑顔の真綿で首を絞められてゆくポポポポーン雰囲気を味わいたい人は是非。まぁ、美百合の家族逃避エロイチャ展開はええのでプラマイゼロかな。 → 長文感想(20914)(ネタバレ注意)
2012年04月30日

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bokoprin
Systam
his_brother
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87同棲ラブラブル (SMEE)
僕は通常このような言葉をあまり好まないが、この作品に限って言えば、この言葉を使うのが最も適切だと思われる。即ち「この作品は人類が踏み出した偉大なる妄想の第一歩」であると。イチャラブがどーだとかの、そういった俗説に惑わされてはいけない。なるほど、前作に比べるとデレ時の糖分はマイルドだろう。けれども、この作品はイチャラブゲーではなくイチャ嫁ゲーなのだ。前作の恋人なりたての興奮と好奇心はその純度をいっそう高め、今作では何事にも揺るがない不動の熱愛と信頼感へと昇華しており、もうことさらにイチャイチャ描写を強調しないでも、ふたりのご飯の会話をみているだけで、最初から最後まで結婚への散歩道を楽しそうに歩んでいるふたりをみているだけで幸福感に包まれる。結婚をここまで描いたエロゲは空前絶後。むろん、その全ては花穗よっていったん否定され、そして、花嫁を越えた永遠の妹への愛によって力強く肯定されるのであった。 → 長文感想(25707)(ネタバレ注意)(1)
2012年02月04日

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a103net
「晴れときどきなずなとお天気セックス」に笑ってしまいました。
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79Coming×Humming!! (SAGA PLANETS)
ハニカミよりもエロくて、かみぱみよりもコンパクトで、この中では一番立ち絵が微妙にショボかったりするのが、このComing×Hummingことカミハミである。複数ライター&複数ゲンガー作品ってことで、原画家によって塗りが違ったり、攻略ルートに攻略ヒロイン以外が殆どでなかったりと、表面的な統一感が全くないのが球にキズだが、個別ルートシナリオでみるべきヒロインは多い。美海シナリオはキャラクターと声優の嵌り具合が異常だ。まるで初めてエロゲボイスを聴いたときのような新鮮な気分で、のめり込むように声に聞き惚れがら一気にプレイしてまった。シナリオもエンディングへと緩やかに加速する物語の上昇が快く、安心して読める内容だ。鈴香シナリオはダメ主人公シナリオと見せ掛けた、正統派的な幼馴染シナリオ。露骨に屁タレな主人公が幼馴染を鈍感に泣かすシナリオに苛々しちゃう人は、この作品をやって是非に癒されてほしい。 → 長文感想(10276)(ネタバレ注意)(5)
2012年01月21日

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artoneish
minami06
dvorak
521220
MiKAMi
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85MAID iN HEAVEN SuperS (PIL)
なんだかよくわからない理由によって昨今の秋葉にはリアルメイドさんが徘徊しているのだが、なんだかよくわからない理由によって10数年前の鬼畜&調教ゲーではメイドさんが調教されており、そのような状況を一発で変革したのがなんだかよくわからないこのバカゲーだ。「メイドはご主人様によって調教されるべきだ」を語るのが以前の調教ゲーだとしたら、この作品はメイド自身が「ご主人様はわたしを調教するべきだ」と訴える。これにより調教ゲーの基本原理である「単純反復調教による心理又は性感の性奴隷化」といった巨人の星は無効化されてしまう。だってハナっからメイドがやる気マンマンで、基本的にどんな行為も受け入れちまうんだから、数々の調教行為は何らかの目標を失って、ひたすらバカカップルの終わりなきバイブをくるくる回し続けるしかない。天国とは意味なしで幸せになれる場所であり、メイド・イン・ヘブンの扉は今ここに開かれたのだった。
2011年12月26日

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highcampus
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72Strawberry Nauts (HOOKSOFT(HOOK))
HOOK史上最大にエロい作品ではあるが、これがHOOK作品であるかどうかは大いに疑問の余地がある作品だ。オマケシナリオを含めれば各ヒロインのエロは八回もあり、絵のエロさとテキストの質については体験版の通りに上々。しかし「PIT」がかなりの問題であり、これ自体はエロゲにおけるモブキャラ勢の嫉妬台詞を2ch形式で表現しているだけなのだが、この「オチスレ」的なテキストが本編の日常描写を完璧に吸収してしまっている。hook伝統のどーでもいい日常描写は、全てPITのモブによって表現され、hook伝統のキャラ同士の密接な繋がりもPITによって炎上のネタになるだけである。残るは50クリックほどのエロコメ風味のブツ切りイチャラブシーンの残骸が量産されているだけで、エロゲーのイチャラブでハァハァするより、匿名モブイチャ馴れ合い空間でワラワラ朝まで炎上フィーバーをしたい人には自信を持ってお奨めする逸品である。 → 長文感想(43732)
2011年12月04日

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AKERU
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73relations sister×sister. (Aile)
去年とほぼ同じ時期に出た「でにけり」を思わせるような作品。まず客観的なところから言えば、各個別ルートは4000クリック前後であり、普通の萌えゲーの半分程度のボリュームしかない。そこで容易に予想されることではあるが、共通から個別に入るとググっと主人公とヒロインの性格とまでは言わないが態度が変わり始め、共通は鈍感主人公とそれなりに落ち着きのあるヒロインたちの和やかな生活が描かれていたのに、「直ちに影響のない」何らかのフラグが突如目覚めラブが発作し、惚れたピンタの直情径行展開に突入。まぁCGが無類に美しく声優さんの演技も嵌っているので、ちーちゃんとか静ちゃんとか個性の強いキャラルートは、こんな茶番劇も結構楽しめるものの、旅行イベントを10クリックで済ますといった作り込みの甘さも目立ち、全体としてシナリオの安っぽさは否めない。もちっと時間と空間に余裕と気品があればええ雰囲気ゲーになれたのになぁと。
2011年11月18日

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highcampus
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81 (Leaf)
中○生で初プレイした時はまるで自分の脳味噌を覗かれたような衝撃を受け、「エヴァなんてだせーよ。今の時代は雫だぜ?」とかなり痛い言動をあたりに撒き散らした懐かしい思い出があるが、今やると当時の自分の青臭さに恥ずかしくなるゲームだ。はっきりいって、当時感銘を受けたデムパ云々のところはあんまりおもしろくない。瑠璃子さんシナリオの透明な狂気は買えるが、それは基本的に滑稽な悲劇であってなんか重い話でもないだろう。ちょっとした小品、といった感じである。逆に当時の僕が「商業主義的な」wと批判したさおりんシナリオの方が青臭さを正確に表現していて面白い。たった一日で、それもちょっとポジティブな女の子に頼られただけで、普通の男の子に変身してしまう中二病主人公は、エロゲ世代の「トラウマ」がいかに浅薄であって、その程度の現実さえ経験に出来ないあたまでっかち文系少年のカッコ悪さを、共感に満ちたタッチで表現している。
2011年11月13日

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nejimakidori
highcampus
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79VenusBlood -ABYSS- (DualTail(DualMage))
ダンジョン構築や産めよ増やせよ孕ませよ!といった新しいシステムを、ふんだんに取り入れたVBシリーズの新作ではあるが、結局のところプレイ感は良くも悪くも今までのVBと変わらず、その「安定」を期待するか目指した「変化」を期待するかのによって評価が分かれる作品だろう。悪い評価から行けばダンジョン構築は一種のザルゲーであり、敵の移動とその目的地を殆どコントロール出来ないため、各種生産部屋と牢屋を埋め尽くしてオシマイということになるし、遭遇バトルも力押しが尤も効率的なため複数ユニットの運用も単調になりがち。まぁでも良い面を言えば、サブ部隊でHP削って士気溜めてメイン部隊で抹殺みたいなVB伝統の無双ゲーは相変わらずなかなか楽しく、膨大なサブ部隊のレベルを上げたり装備を整えるたりするのもヤリ込みゲースキーには良いのだろう。孕ませエロは悪落ちのようなキャラ変化に弱く、ひたすら触手産卵シチュに特化している。 → 長文感想(25547)
2011年10月02日

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物体899
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80HoneyComing (HOOKSOFT(HOOK))
評価が難しい作品である、大袈裟に言えば、これはHOOK作品ではない。HOOKが完成しようとしたのは「純愛」であって「HOOKの純愛」ではなかったわけだ。一見、アンサマ、ライライ、オレポケの良い所総取りの総決算的作品にみえる。ライライの軽くてノリの良いおバカテキストは丸ごと採用され、オレポケのシリアスな内面描写も活用されているし、アンサマで良くも悪くも話題になったエンド後長大エピローグもボリュームを二倍増して組み込まれている。しかし、エロゲは闇鍋ではない。最初のうちはいい。テンポもいいし恋愛授業も萌える。だが、それをずっと繰り返していると段々飽きてくる。ヒロインルートは攻略ヒロイン以外殆ど登場せず、HOOK作品の賑やかな雰囲気が出ない。日常シーンの幅も恋愛授業に固定されているから退屈に感じてしまう。それでも、朝陽、クレアシナリオは傑作であり、プレイの価値は充分にあるのだが…… → 長文感想(15567)(ネタバレ注意)
2011年06月19日

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speedw
mannda-
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84神採りアルケミーマイスター (エウシュリー)
「姫狩り」は基本システムは良くできていたのに、二周目以降の難易度が低く、シナリオ分岐が最終章のみに限られていたりとツメの甘さが目立つ作品だったが、今回は中盤から三つのメインヒロインルートに分岐し、二周目全引き継ぎ難易度難しい、三周目全引き継ぎ敵レベル解除、といった感じでやれば全ルートを楽しみつつ、最後まで緊張感を失わずにプレイできるようになったのは確実な進歩だろう。そして、本作のメインディッシュ――アイテム収集&合成は前作以上に楽しい。今作の場合「要らん素材」が後々役に立ったり、金稼ぎ用のアイテムにすぐ転化できるので、全ての作業プレイが貯蓄プレイのように感じられ、小銭をかぞえ集めているだけで毎日毎晩睡眠時間を虐殺される廃人たちが夢のあと。ただ、こうしたゲーム性と最後まで謎を小出しで引っ張るメインシナリオの食い合わせが悪く、絡みの多いサブ勢のほうが魅力的に見えてしまうのは気になる点ではある。
2011年05月24日

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Atora
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86ラブラブル ~lover able~ (SMEE)
前作「らぶでれ」は「主人 公」といったイカれたキャラクターと、みみみ先輩のような真面目なヒロインの存在がおるごぅる的に合体した、へんてこエロゲーの傑作であったが、今作は喫茶店の中で白鳥堂々「野球」をするようなモブを除けば「主人公」を主体とした普通の恋愛ゲームである。故に共通ルートは「らぶでれ」の圧倒的勝利だ。舞台設定とキャラ関係を描写しすぎたため、前作のようなヒロインと主人公の友達時点のキレキレな日常描写が薄くなってしまった。だが個別ルートは「らぶでれ」と互角いやそれ以上。おどおど後輩から小悪魔系メイドさんの変身が凄いつぐみ。そこらへんのロリキャラ以上に保護欲をそそられる奈々子さん。どんどんぷんぷんぽん病がいぬ夫する千夏といった強敵が待ち構えているうえ、僕らは「近親相姦の鬱展開」をほぼぶっ飛ばしたうえで愛しのマイスタ-と同棲生活を過ごさなければならないのだから。全国の脳内兄者の健闘を祈る。 → 長文感想(21075)(ネタバレ注意)
2011年03月03日

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mannda-
dov
らぶでれとの差異を明確とは言えないまでもそれなりにしっかり説明できた唯一の感想
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75りんくす! ~キミと精霊と使い魔と~ (flap)
80年代後半から90年代前半にかけての少年誌(或いはジュニアノベル)に乗っていたそうなファンタジー作品である。何を「萌え」とするかは些か面倒くさい議論ではあるが、端的に恋愛云々自体の話が薄く、物語展開にのみにそって異性関係が動くというストイックな展開は、ここ数年の萌えファンタジー作品とは趣が異なるかも。そして、基本的に「説教臭い」というか、お話が「説教」の展開の論理のみによって動くので、説教臭さを感じる以前に「ああ、なんだかやたらに良識的な話だなぁ」と感心させられてしまうような、これまたストイックな雰囲気も珍しい。普段から軽薄なヤツが突然説教を言うと説教臭いと感じるのと逆なのかもしれない。もちろん、僕が評価するのは、まぁ各ヒロイン2回ほどしかないんだが、妹の悪○っ娘エロとかキ○ネっ娘孕ませとかのエロしーん。NKH教育のアニメのお色気シーンが突如100倍濃くなったような不意打ちさが堪らない。
2011年02月01日

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ざと
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823Dカスタム少女 (Tech Arts3D)
一言で言うなら3Dエロゲの最高傑作。もう一言付け加えるなら、ぶっちゃけこれは最高のMOD製作ツールでしかない。やる事はカスタム少女のおっぱいを小さくしたり、大きくしたりする「キャラ造詣」だけで、一般的なゲーム性は皆無。犯ることも体位固定のファッキンがメインであり、これは動き、キャラの反応ともにイリュのゲームにすら負けている。だが、エロ以外の要素は殆どの面においてイリュを凌駕しているといっても過言ではないだろう。特にカスタム少女の可塑性は衝撃的。褒め言葉かどうかは微妙だが、毎回扱う作品によって絵柄を変えるエロ同人作家みたいな適応力がある。イリュのキャラめくは、どう弄っても「イリュの」ハルヒとか「イリュの」ミクのというふうに、元の「素顔」がどうしても意識されるが、この「カス子」は変幻自在とまではいかなくても、三十過ぎのお○さんがセーラー服を着ているような、イタプレ臭が全く感じないのだ。すげぇ。
2011年02月01日

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ざと
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72Elle:PrieR ~しあわせの欠片をさがして~ (Etoiles)
着眼点はいいかもしれないけど、それを実際に作品化するのにちょい失敗したパターンと言うべきか。序盤から主人公に恋人キャラを割り当てて、共通ルートでもそいつとイチャつくといった趣向は確かに珍しい。「まごころシステム」などという、ヒロインの好感度に応じて連続的にHをするシステムも、前述の物語設定とそれなりに溶け込んでいるし、桃井いちご嬢の艶技と雨音氏のぽやっとした萌えCGとの相乗効果で個別ルートに入る前に枯れる人も多いだろう。ただ、問題なのは、こうした要素が、他ヒロインのルートや恋人のルートではちっとも生かされていないばかりか、マイナス要因になっていることが多いところだ。共通ルートが長め個別短めという構成も問題ではあるが、共通ルートの萌え&エロ度が全個別ルートに入るとぐーんと下がって、いかにも物語を纏めます的なノリに終始してしまうんだもの。このみの萌え&エロ的目的以外で買うと失望するかもしれぬ。
2010年12月27日

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Atora
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78少交女 (たぬきそふと)
ぬきそふとの作品はロリ云々よりも、レイープ同然にヒロインを襲ったり、ロリコン仲間に娘をお裾分けしたり、タシーロしながら10分に一回は射精するような、まぁそれっぽく言えば「インモラル」なシナリオ、まぁ普通に言えば「性犯罪」なバカ話が特徴だったと言えるが、今回は過去作に比べれば、わりとまともな恋愛ゲーム風味の変態作品である。一番マトモなのは、M奴隷ルートとかはあったりするものの、ボクっ娘でありイヌっ娘である遥だろう。当然主人公は犯罪野郎郎ではあるが、そんな彼も純粋なボクイヌっ娘に好かれればまともな人間になれるという希望あふるるシナリオである。凜と柚は悪くはないが、変態と恋愛がどっちつかずで、取り合えず最後に孕ませますた感が否めない。実妹の絢音は車の声優さんが大活躍の都条例耐久実験。果たして一粒で三度エロい妹の誘惑に、最後まであなたの精巣は枯れずに戦い抜けるだろうか?実妹のボテ腹は正義なのか? → 長文感想(9617)(ネタバレ注意)
2010年12月22日

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zabuton
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78ハルカナソラ (Sphere)
攻略キャラは三人とミッドプライスのFDとしても少なめだが、1シナリオの長さは普通のFDシナリオの二倍ぐらいはあるので、一応それなりに釣り合いが取れているボリュームだろう。どちらかというと問題はシナリオの「量」よりも「質」であって、本編ヒロインが穹だけつーのは微妙だし、やひろさんは元からスルーだったからどうでもいいけど、委員長シナリオは終始委員長視点で描かれる脳内妄想恋愛滑稽譚に仕上がっており、ギャグ話としては楽しいが恋愛話としては非常に説得力が薄い。と、なると実質的にこれは「穹FD」ということになってしまう。まぁ、このシナリオだけは本編以上に面白い。北欧にてブルーフィルムなフリー近親相姦に明け暮れる予想に反し、意外に真面目な本編登場人物のフォロー話なのだが、太陽のした明るくはしゃぎ回る穹は本編以上に魅力的で、ベットのなかハルカの全てを舐め回すような穹の言葉責め舐めは本編異常の激エロ世界だ。 → 長文感想(11027)(ネタバレ注意)
2010年11月22日

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dov
読んでる最中何度も噴いた感想だったのでw
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80くれよんちゅーりっぷ ~ちどりとこるりの誘惑授業~ (SCORE)
普通の抜きゲに見えて、主にルート構成の面であんがい捻った作品だ。単体攻略キャラゲームとしては些かイマイチ。「ちどりとこるりの~」というタイトルの割にはどう見ても主役が「つばめ」であることは出番の多さからだけ見ても否めないし、キャラ選択でイベントを見ていく形式ではあるが、フツーに選択外とのキャラともHされた挙げ句にゃケツにネギをぶっさされてしまう始末なんだから。だが、このような些か不意打ち気味なフラグ構成が「誘惑授業」というシチュエーションを強化しているのも事実。攻略外キャラのいつもよりもエロい格好をしていつもと違ったエロさでの誘惑は、攻略キャラとのマンネリHを連続で余儀なくされる抜きゲにおいては特に魅力的。ふだんツンなくいなたんが急にMモードで迫ってきた日にゃネギを刺されても仕方あるめえ。着エロ的な誘惑CGもいいが、この半崩れいたる気味なエロCGも人外幼女とのイケナイえっちには最高だろう。 → 長文感想(10379)(ネタバレ注意)
2010年11月09日

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kuroJr
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81さくらビットマップ (HOOKSOFT(HOOK))
「今までどんな薬も効かなかった不眠症が治った!」「試験前とかの緊張する夜もこれでグッスリ!」「5年間動いた富士痛のHDDが一発KO!」「今年184歳のお婆ちゃんも遂に永眠しました!」などなどと全国民からあくびが絶えないHOOKが誇る睡眠ゲーであるが、今回の新作はそんなレッテルを貼らなくてもわりと普通な良作であったりするんだなこれが。アンサバの基本構成を踏襲しつつ、それを丁寧にスリム化したのがこの作品だ。まったりとした日常テキストの中でのみ登場人物たちはうごき、シナリオらしいうごきは特に感じないという「横の線」軽視の展開はアンサバ譲りだが、共通ルート短めで個別ルートは基本ヒロインと主人公の絡み重視という「縦の線」薄めのアンサブルが今作の特徴。これが最も成功しているのは「小春」「璃子」「鼎」。田舎のまったりとした雰囲気が恋愛に見事に溶け込んでいて、最初から最後まで満ち足りた時間に浸れるだろう。
2010年09月26日

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SEVENSTARS
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77カラフルアクアリウム (eufonie)
地雷上等歌姫しゃおんの初の歴史的良作……と、完璧に言い切れないのが痛し痒しであるが、今までの中で最高傑作だとは思う。しかし、パケから漂ってくる「安直安全安心幼馴染萌えシナリオですよ?」という謳い文句からは258℃ぐらい違うシナリオなので注意しよう。基本には忠実であるくせに、細かいところで目が三ついているような作品なのだ。特に幼馴染のアリサというキャラには要注意である。もう片割れの幼馴染の泉たんが天才だとしたら、アリサたんはヘンタイだというべきである。かなり「灰汁」が強く、そこから漂う負のオーラで気絶する人もいそうであるが、嵌る人が嵌ったら最高の幼馴染になるに違いない。ま、基本はそこそこよく出来ているので、ギャンブル目的に買ってもいいかも(シナリオB-:エロB-) → 長文感想(9381)(ネタバレ注意)
2010年04月05日

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speedw
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78ねこねこファンディスク3 (ねこねこソフト)
「エロシーンはFDで補完」的なファンディスク需要の流れを初めて作ったねこねこファンディスクの最新作。だが、現代のFDと比べるとそうした「エロ要素」がちょい弱い。それはエロ描写云々よりも、「エロしーんだけのショートストーリー」という形式が、いちゃらぶ好き的には物足りないのである。他のFDと比べて光るのはやはり「野望シリーズ」とかの悪巫山戯でしかないバカコンテンツや、アフターやアナザーという枠に限定されない各作品のわき道的な物語の数々だろう。「そらいろ」関係はわりとアフター的な意味合いの話が強いけど、発売後数年も立っている作品の多くは、本編の「続き」や「本質」を引っ張ってくる形ではなく、本編の「○○いろ」の絵の具を使ったスケッチという感じで、作品自体よりも作品をやった過去の自分自身の記憶をうっすらと想い出させてくれる。他社のFDにはない、懐かしい親しさがじんわり広がる、伝統の味わい深さがある。
2010年02月27日

投票した方々

521220
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82乙女恋心プリスター (Escu:de)
一週間かけてやっとコンプリート。結果的に途中感想の時よりもやや評価ダウンかな。やっぱ12人クリアはキツイわ。周回の度に敵能力が上がるから、6周ぐらいまではわりと楽しめるんだけど、9周ぐらいになると勝ちパターンがわかってしまうので作業プレイ化は避けられない。シナリオの方も、一国ごとに共通ルート7割、後半個別ルート3割といった構成なんで、後半のちょい個別シナリオをやるために2時間ぐらいのバトルはタルいぜと言う気分にだんだんなってくる。一国に物語を限定して、攻略キャラを3人ぐらいに絞ったら90点ぐらいの名作になっていたかもしれないねぇ。ただまぁ12人クリアはキツイけれど、1~5人くらいの気になるキャラを攻略する分には充分に楽しめる作品だとはおもう。なんといってもこの戦闘システムは神だろう。必殺技の組み合わせを練って「ずっと俺のターン」で相手を知的フルボッコする爽快さは他のゲームからは味わえない。 → 長文感想(12979)(ネタバレ注意)
2010年02月18日

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twinpene
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80姫狩りダンジョンマイスター (エウシュリー)
一週目だけやるなら傑作、二週目もやるなら良作、三週目以降はやりこみゲーマニア以外には駄作。兎にも角にもエウの良いところとダメなところが濃厚に出てしまった作品。初回プレイ時の中毒性だけはまず間違いない。僕は最初「難しい」から始めたんだけど、何度も何度も「詰んだ」と頭を抱える場面が沢山あった。そして、その度どこかに「抜け道」が用意されていることに気づき、仲間&アイテムを変えて再プレイ……なんーてやっていると平気で徹夜をしてしまうほどの面白さ。二週目も一週目の反省を生かしてプレイすれば楽しめる。だが三週目以降は正直Bボタン連打なクリック作業ゲーと化す。敵レベルがある限界以上まで上がらないので、三週目の敵は紙クズ同然。シナリオの分岐も後半二章ぐらいに限られており、テキストとエンディングもちょい変わる程度なのでモチベーションが上がらない。SRPG好きなら楽しめるが、同時に不満を覚えるのも事実だろう。 → 長文感想(10328)(ネタバレ注意)(1)
2009年11月08日

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Atora
overkilledred
LOSTMAN
zawazawa
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77FairlyLife (HOOKSOFT(HOOK))
ライライの後継作品にしてはノリが悪いが、アンサマ系統のヌルゲーとしてみるなら結構いい作品だ。ノリの悪さを別に言い換えると「リアリティのレベルがバランス悪い」。人口衛星が擬人化してロケットパンチをぶっ放し続け、「犬」を転校生だと信じるおバカな世界観なのに、妙に細かいところで学園の規律がどーとかシリアスネタが入り物語が悪化する。冗談を言い合っている時に空気の読めない人がバカな突込みをしている感覚とでもいおうか。本来なら「バカキャラ」である南やあさがおも、これでは「迷惑キャラ」に見えキャラの魅力が格段に落ちる。ただ、それ以外のキャラにはマイナスはなく、逆に未来のような小奈美的「嫁」ポジションにいるキャラには最強の支援ボーナスだ。どの√でも健気に甲斐甲斐しく主人公を影で支える未来は痛々しいほど魅力的であり、そこで溜まったある種の罪悪感は、本ルートのエロ四回な甘甘生活によって見事に癒されるであろう。
2009年07月24日

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cpx
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80タユタマ -It’s Happy Days- (Lump of Sugar)
うんこをピカピカに磨くにはそれなりにテマがいる。動物のうんこの場合、まず集めてきたうんこをオープントースターで加熱し水分を蒸発。次にシカの糞の如くサクサクになったうんこをボールの中に入れ、ドロ団子を作る要領で適量な水と捏ね混ぜる。球状にしたらピンセットで表面上の草やニンジン等を取り除き、最後はニスを塗ってやればピアピカ光る宝石のようなうんこ球の完成だ。今回のダメリシナリオもそれくらい丹念に繊細に作られた逸品。本編ではうんこ同然の評価だったダメリではあったが、今回のダメリはダイヤモンドより輝かしい。「アメリはダメな子じゃないんです。や(犯)れば萌える子なんです」と必死に擁護していたダメリスキーは万馬券を引き当てたと言えるし、ダメリ撲滅派の人もS的に充分満足できる内容。それ以外でも本編と同程度のCG枚数やエロ回数を用意しておりその丁寧な作りには好感が持てる。鵺スキー以外には隙のない鉄板FDだ。 → 長文感想(11616)(ネタバレ注意)
2009年05月31日

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procion
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85True Love Story Summer Days, and yet…(PS2)(非18禁) (エンターブレイン)
所謂「葉鍵時代」が到来する前に美少女ゲーム業界を支えていたタイトルといえば、エルフの「同級生」「下級生」シリーズ、コナミの「ときめも」シリーズ、セガの「サクラ大戦」シリーズといった名前が、これらのソフトをプレイしたことがない人でも思い浮かぶと思う。その中でも葉鍵時代以降も確実に生き残って、ある意味では2009年の現在まで、そのDNAが存続していると思われるのがこのTLSシリーズであり、そして、作品の内容的に「有終の美を飾った」といえるのがこのソフトだ。前述した作品の多くが1や2で基本的なシステムの改良を停止したのに対し、このTLSSだけは最後の最後にシリーズ最高のゲームシステムを構築したという希有な達成を持つ。TLSシリーズを未プレイの人は、まずはこれをやるのが一番手っ取り早いと思うし、恋愛SLGをやったことがない人でも、攻略サイトに頼らず自分自身で面白さを発見できる取っ付きやすい作品だ。 → 長文感想(29007)(ネタバレ注意)
2009年05月31日

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LOSTMAN
Tassa
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50すくぅ~るメイト Sweets! (ILLUSION(Dreams))
イリュージョンは典型的な「一歩進んで二歩下がる」メーカーで、論者によって「一歩進んだ」部分を矢鱈に強調する(当該作品の)信者さんと、「二歩下がった」ことを糞味噌に貶すアンチさんが論争しつつ、結果的に徐々に退化してゆく没落モードへと現在進行形なのであるが、今回の作品は紛うことなく「三歩下がって」おり、実にスカっとした糞ゲーに仕上がっている。テキスト進行のエチシーンはそれこそ「華の悲鳴」時代から茶時のソフトにあったわけで目新しくもないし、茶時はそのようなシーンと3Dエチシーンを二つにわけて同じ作品に入れているのだから、実質「テキストエチ」しか見られないこの作品は超時代遅れの遺物と言える。フリーモードに挿入操作を入れるだけで不満の大半は解消されると思うのだが、それすらもしなかったイリュの怠惰は責められるべきだろう。まぁ、スルメの簡易エチで抜けますって人には、それなりに使えるソフトかもしれないが。 → 長文感想(7486)(2)
2009年05月03日

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miniminipoo
lehte2000
nejimakidori
k-p
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79みここ (しとろんソフト)
この作品は一見、超巨大台風をとめるために空中でセックスしたり、豪雨を鎮めるためにこれまた雷に撃たれながらセックスしたり、怨念を成仏させるために主人公がクマに変身しヒロインのアソコにバナナをブチ込んだと思いきや、「チ○ポの語源って何か知っている? 気になって眠れないんだけど」と風音様から突如怪メールが送られてくるような「馬鹿抜きゲー」なのだが、バカと天才は紙一重という言葉をおもいだして欲しい。半分は「馬鹿抜きゲー」でできている作品だが、もう半分はそこらへんの萌えゲー以上に純愛ゲーしている作品なのだ。白神姉妹シナリオは悪い意味で抜きゲ臭がつよく、些か投げヤリな気がしないでもない。しかしその他キャラは抜きゲの「心より先に身体が結ばれてしまう」シナリオ構造を逆手にとり、バカテキストに繊細な心情を隠しつつ、わりと複雑な恋愛感情を語ることに成功している。特に小夜シナリオの糖分はカンパネラすら凌駕する。 → 長文感想(12911)(ネタバレ注意)
2009年03月07日

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jeric
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78あいれぼ ~IDOL☆REVOLUTION~ (SIESTA)
何気に昨今のエロゲ業界では最高の原画家タッグじゃね?と思うほど、フェロモンむんむんなエロCGを描いてくれる「雨音&ゆきうさぎ氏」の新作だが、今回は両者のCGが始めてその実力を発揮した成功作だといっていいだろう。比喩や大袈裟な比較でもなんでもなく、本物のアイドル企画のように「隙のない」作りをしているシナリオだ。野球で例えるなら、ホームランもなければ華麗な盗塁がないが、テンポの良い日常テキストが小気味よくヒットを打ってヒロインの好感度を高め、完璧超人ではないが、ちゃんとした主人公が手堅く守備を固め「7-3」ぐらいで勝利を収める試合とでもいえようか。始めから勝ちはみえているが、それでも微妙に予断を許さない適度な緊張感と平和な日常描写が心地よい。「社会人に大事なこと」から「お兄ちゃんに朝フェラをしながらアイドルを続けるたった一つの舐めたやりかた」まで、ユーザーに色々なことを教えてくれる作品である。 → 長文感想(11298)(ネタバレ注意)(4)
2008年12月01日

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IFGS
wanwan
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80ウィザーズクライマー (ソフトハウスキャラ)
ソフトハウスキャラの作品はエロゲ業界における「究極の暇潰しゲー」である。あらゆる文化は暇潰しではないか?という反論はさておき、ここの作品には「暇潰し」という言葉がピッタリくるのは確かだ。アリスやエスクードのような激難易度はなく、周回プレイで誰でもクリアできる仕様なので、プレイ時の緊張感や攻略に伴う知的興奮はそれほど高くない。根幹の物語もまぁ「合っても無くてもいいような」ものなので牽引力にならず、エロシーンも殆どオマケ的に短いカットが繰り返されるくらいで、これもユーザーの原動力にはなりえない。こう並び立てると「すげぇ詰まんなそう」に思えるが実際やってみるとそうでもない。この作品は以上のような「面白さ」で成り立っているのではなく、単調なゲームシステムと、20クリックほどのなんでもないミニ会話からなる、ある種の日常に似た弛緩した中毒性から作られているからだ。このヌルいお茶には独特の味わいがある。
2008年11月04日

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shiro
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85うたわれるもの (Leaf)
エロゲ史上、最も早漏れな男として勇猛を馳せているハクオロキングダムであるが、彼がそうなった理由を語らないのはフェアではあるまい。エロゲには数多くの「ハーレムゲー」が存在するが、日常的な意味でハーレムしているのはハクオロくらいだからである。そりゃあんなに枯れても仕方がない。まず「ヒロイン全員から好かれている」だけでは、エッチしていないので「可能性上ハーレム」というべきだし、「全員とエッチした」場合でも大抵メインは「全員エッチするまでの物語」なので、「結果的ハーレム」でしかない。確かに抜きゲには全員とエッチする作品は多いけど、それはエッチすることが目的化されていて、他の日常要素が軽視される傾向にある。つまり、ヒロイン全員とエッチした上で、なおかつそれが当たり前であるかのような空間を作らなければならない。この作品のSLGだの国家戦争だのSF設定だのは、そんなハーレムの為の素材に過ぎないのである。
2008年10月14日

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Tassa
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86RanceVI -ゼス崩壊- (ALICESOFT)
個人的にはランスの最高傑作。ゲームシステムは正直凡作。RPG仕様に行動回数という縛りをつけて、全キャラを幅広く使用しないとクリアできないという独自観点は面白いのだが、これは全キャラクターのレベル上げも意味するわけで、通常作品の倍近い地味な経験地稼ぎが求められる。戦闘もタコ殴りが基本であり、この労苦と単調の最悪の組み合わせがゲームを終始味気ないものにしている。しかし、この作品はそんな欠点を乗り越えてもやる価値がある。ランスシリーズはその戦略SLGというゲームシステムから、複数の勢力を俯瞰的に描写していく多視点構造を取るが、この作品ではそれらの視点が一つの物語(状況)に収斂されていくのではなく、まるで国家の混乱状態を象徴するように、それぞれバラバラのまま放置され物語はカオスを増大させていく。我らがランスは混乱した国家を尻目に女を喰らうばかり。これはランスシリーズしか書きえなかった崩壊の物語だ。 → 長文感想(11604)(ネタバレ注意)
2008年09月23日

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gosa
roots
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90歌月十夜 (TYPE-MOON)
[ネタバレ?(Y1:N0)]
2008年09月23日

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gosa
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74ノストラダムスに聞いてみろ♪ (Lime)
まぁ、顎先生らしい作品といえばそうだが、微妙に顎先生らしくない作品でもある。基本は顎テイストだ。共通パートの比重が多く、二週目以降のシナリオは一時間強でクリアできる「音声を聞くことを前提に書いてます!」シナリオは今作でも炸裂しており、妹シナリオでは初エチのあと、他の日常シーンもなにいれず、ぶっ続けに三回連発でエチシーンをぶちかます荒業を僕らに披露してくれる。だが、この短めの個別シナリオが意外に「決まっている」。長さはいつもとおなじだが、いつもより洗練されたテキスがあり、その御蔭で物語の違和感が前よりも減っている。ボーリュムを度外視できる人には悪い作品ではないだろう。実際、菊理&ティアはかなりいい所まで逝っていた。でも、シャッホーに比べると、キャラ同士の横のつながりが薄く、個性的なキャラが個性的なまま放置されているようで微妙である。愉快な日常は楽しめるが、萌えな日常分がやや少ないのだ。 → 長文感想(13769)(ネタバレ注意)
2008年03月04日

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tokunaga
uni14
perusha21
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76FairChild (ALcot)
2007年度屁たれ主人公グランプリ優勝候補作品。あの鳴海孝之センセイも好評絶賛中である。客観的に言うなら、その彼の行動自体にははさほど破壊力はない。平均的に言っても、酷いのはごく一部のこころルートぐらいで、悠姫ルートの主人公はわりと好感が持てる青年だ。とはいえ、である。彼の必殺技はその予想もつかない、強いて申し上げれば「何の脈絡もない」、斜め上の視界から飛び込んでくる発作的ドロドロ屁たれドロップキック攻撃である。彼には「トカトントン」の音でも聞こえるのだろうか? 「えっ? なんかオマエ悪いもんでも食った?」ってなタイミングで理不尽に屁たれだすのだ。幾多の屁たれ主人公の屍を乗り越えてきた歴戦の萌えゲオタの僕であるが、この奇襲戦法を前にして久しぶりにモニターを叩き割りたくなったのを告白しておこう。まぁ、とばり、恋鳥、悠姫辺りはシナリオ、エロと共に良好なので、それ目当ての人にはいいかもしれない。
2007年12月17日

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nnmaai
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81ひめしょ! (XANADU)
「オタクどもはオナニーして死ね!」と言い放った某フェミニストは、著作のなかで「おまんこなんて言葉はそれが規制されているから、いやらしく感じるのだ」と喝破し、終始おまんこおまんこ言い続けたが、このゲームをやれば「なるほどな」と思う。この北斗の拳ばりのおまんこ連打は凄まじい。ヒロイン達はあたたたたたたたと卑語を喚散らし、発情した動物よろしく雰囲気もへったくれもなくのべつなく主人公とセックスしまくるのだからエロと萌えは消滅してしまう。鼻に精液を詰まらせて死ぬ死ぬ死ぬと悶絶するシーンなどはまさにエロの墓場と言ってよい。主人公がショタ外見の癖に心は紳士という設定は面白く恋愛ゲーとしても評価できるが、この怒涛の如きおまんこせっくすおちんこげろげろトークに健全なエロ精神を破壊される恐れがあるので、一般人にはお奨めしがたい。あたまもちんこもからっぽにして「ただバカをみたい」という人には無条件でお奨めだ。
2007年10月02日

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hadaly
RockCandy
hrka6
eleven
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76戦国ランス (ALICESOFT)
一ヶ月ちょいかけてようやっとコンプリート……しなくてもよかったなぁ。感覚的に言えばランスシリーズのなかでも結構ダメな作品。客観的に言えばルートの分岐性、戦略の広がりといった、純SLG的な意味では結構イイ線いっているとは思う。ちゃんと全ルート違う戦略が求められるもの。でもね、致命的なのはターン毎に起こるミニイベントだ。正直「下手糞」といってやりたい。主要キャラが四人しかおらずランスに勝るキャラがいないから、主要イベントが退屈で、またその量も物足りず、描写不足の感が否めない。もっと酷いのが敵勢力の内情描写。戦国時代編はまだマシ。これが本当にランスシリーズなのか?と思えてしまうのは、ザビエル編の勧善懲悪悲惨物語だ。絶対的な悪を描きたかったのかもしれないが、これではただの魔王バラモスではないか。他ルートの悪役も人物の立体感が甚だ欠け、気の抜けた温いサイダーの如くベトついた後味を残す。
2007年09月02日

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tell
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75にーづまかぷりっちょ! (りぷる)
カプリッチョつーよりも殆どスケルツォな作品だ。序盤のネトネトネバネバ中二病ブログ攻撃で僕らをまずグッタリさせたあと、このゲームがサプライズするのは萌え萌えヒロインによる主人公への徹底した人格攻撃である。「別にオマエなんか好きじゃないし」とか「屁タレの貴方が死のうが生きようが私には関係ない」というような台詞がツンデレ抜きで素に発せられるのは中々痛快だが、基本的にその指摘は当たっており、そして、そのように語ってしまうヒロイン自身が、図らずも主人公より問題があると匂わせ、それが後の逆転に続く伏線であったりと、なかなかにシリアスな作品だなと思わせてくれる。共通ルート長杉(10時間以上掛かる)、愛撫して終わり系の中途半端エロやや多し、主人公&ヒロイン共に妙に「語りすぎ」と、難点が多い作品であるが、「屁タレ主人公復活」基本コンセプトがはっきりしているため、さほど悪い印象は感じない(あとで長文書くかも)
2007年07月07日

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irtelish
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82ふぃぎゅ@メイト (Escu:de)
ある意味とても正統的なエロ「ゲー」。初回BADエンドは当たり前。三回くらい繰り返しプレイしないと全体像が見えず、全コンプリートには会社や学校をサボるしかないと思わせる修行的な超絶フラグはエロゲ初心者を死に至らしめるほど。ファミコン時代の難易度に慣れた人ではないとこれを「ゲーム」だとは思えないだろう。バランスもいいとは言えず、ADV部分とゲーム部分の匙下限は微妙。前者のテキスト量がおおく、後者を早くやりたいのに(その場では)関係ないテクストを延々と読まされるのはちょっとツライ。中盤からはだんだん面白くなっていくが前半はやや苦痛。ここらへんは同社の「メタモル」より劣るといっていい。しかし、純ゲームバランスでみたらおそらく今年NO1。ゲームの推進力に育成&調教という単純なシステムを置きながら、その過程に複雑な攻略性が張り巡らされていて飽きさせない。物語の分岐も豊かで「暇潰し」には最適な作品である
2007年03月22日

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yoppi-
sonata
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74君と恋して結ばれて (RusK)
「他人の喜びを見るのは自分にとっても喜びだが、自分の状況と比較するとそれは痛みに変わる。他人の痛みを見ると自分も痛みも感じるが、同時に自分は幸せだという実感を増やし、喜びも感じる」というような事を言ったのは確かデイヴィッド・ヒュームだったと思うけど、このゲームをやって幸せしか感じない自分は恵まれているんだなと思った。あるいは単なる無反省なバカとかw。兎角全編これ糖尿病患者のおしっこ並に甘甘なシナリオであり、自信を持って「このゲームをやるとバカになりますよっ」と警告を発したいイチャイチャシナリオなのだ。この点を重視した為か、シナリオなんて糞喰らえなひでぇ構成になっているのは単純にマイナスだが、空シナリオにおける「空に屈して弄ばれて」的主人公篭絡シナリオは、他作品ではちょっと見られない魅力に満ち溢れているし、渚緒シナリオのうぃうぃdaysも某漫画並に良いお話である(シナリオC+ エロB-) → 長文感想(10253)(ネタバレ注意)
2006年06月24日

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Mellow
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75ボーイミーツガール (FrontWing)
不完全燃焼佳作の典型的作品。大局的に言うとメインの幼馴染二人が駄目気味なのと、最萌えキャラの真央たんの嫌がらせ的なフェラスルーがこの作品の評価を大きく下げていて、真央たんシナリオと、前翼伝統投げやり気味な卑語エロテキストと、しんたろーのエロCGでなんとか70点前後を保っているって感じかな。前者の点が気に成る人はスルーして、後者の点が気に成る人なら買っても良いと思う(シナリオC+ エロB-) → 長文感想(7612)(ネタバレ注意)
2006年02月25日

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Mellow
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79_summer (HOOKSOFT(HOOK))
良くも悪くもHOOKの最高傑作だと思う。少なくとも今回は何とかファンブックとかで「今回は制作に時間がなくて・・・」と拙い弁明をしなくても済まされる出来ではある。相変わらずの鎮静剤ゲーと言ってしまえばそれまでだけど「鎮静剤シナリオに出来ることは何か?」という点をきちんと考えて物語を紡いでいるぶん、これまでの作品より納得のいく内容には成っていると思う。 → 長文感想(4686)(ネタバレ注意)
2005年07月28日

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hakufu
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