oku_bswaさんの得点順コメント

oku_bswa

点数は5点刻みで付けてます。60点未満は基本的につけません。
S:100~90(傑作)、A:85(名作)、B:80(秀作)、C:75(良作)、D:70(佳作)、E:65~60(凡作)
75点を基準に採点しています。フリゲ・抜きゲは70点基準。同人などの低価格作品は安さを加味して点数が甘くなる場合も。
必ずしも点数が低い=楽しめなかった作品というわけではありません。

音楽、グラフィック、エロ、シナリオ(テキスト)、世界観(設定)、キャラクター、システムの観点からバランスを見て点数を付けるようにしていますが、
その中でも突き抜けた要素があれば他のマイナス要素に目をつぶってでも高得点になります。インパクトや驚きがある作品も高く評価したい所。
要は完成度ではなく満足度で点数を決める場合が多いです。
抜きゲは単純に使えたかどうかで判断。例外はありますが「だいぶ使えた」であれば他の要素がどんなに駄目でも基準点の70点は付けます。

新作はなるべく長文で詳しく、旧作で気に入ったものは一言で感想を書くようにしています。
点数のみ登録している作品でも高得点のものぐらいはそのうち感想書くかも…

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oku_bswa

得点順コメント

90君と彼女と彼女の恋。 (NitroPlus)
『アザナエル』以来、約二年半ぶりとなるニトロプラスの新作“エロ”ゲはまさかまさかの王道学園物!?…と、初めて知った時は何よりも驚いたし、正直期待よりも不安の方が大きかった。だが次第に公開される情報から普通の学園物に留まらない何かが仕込まれていると感じ、そこに期待していざ実際にプレイしてみたら…。本作はニトロ史上最も挑戦的で、人を選ぶ作品に仕上がっていたと思う。その挑戦はユーザーと現在の市場の流行に真っ向から対立するものであり、人によっては受け入れ難く非難の対象にしかならない可能性もある。そういう側面があるにしても、作品に込められたメッセージとゲームとしての数々の仕掛けが素晴らしく、これまでに無い美少女ゲームを楽しむ事が出来た。個人的には文句無しの傑作。――これは、「」が「ヒロイン」を愛す作品である。※長文の前半はネタバレ無し、後半はネタバレ有り → 長文感想(10020)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 8h
90古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ (Yatagarasu(八咫鴉))
[ネタバレ?(Y1:N1)]長文感想(1659)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 14h / 面白くなってきた時間 : 1h
85サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う- ()
「幸福に生きよ」から「幸福の先への物語」(幸福な生)へ。 → 長文感想(16780)(ネタバレ注意)
85もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG 前章 (とろとろレジスタンス(同人))
難易度ハードでクリア。モンスター娘に逆レイプされるエロの実用性の高さは勿論のこと、特筆したいのはその圧倒的とも言える作り込みとボリューム。王道的な本格RPGとしての楽しみが存分に詰まっている。ダンジョンや街の探索、道中での仲間との会話、強敵に対する戦略やレベル上げ、パーティーメンバーや職業やスキルの編成、図鑑埋めやメダル集めなどのやり込み要素…。子供の頃に熱中したコンシューマ作品と変わらない楽しさがそこにはあった。しかもこれだけ遊んでもまだ前章に過ぎないのだから恐れ入る。前作と違い今作は本当に自由度が高くてやれることが多く、そこが人によっては面倒に感じるかもしれないが、七段階ある難易度設定や公式サイト自らがセーブデータを配布するなど配慮も行き届いている。ストーリーも前作とはガラッと変わった展開で引き込まれるし相変わらず先が気になる場面で終わるし、とにかく今から中章が待ち遠しくて仕方がない。
総プレイ時間 : 50h
85紙の上の魔法使い (ウグイスカグラ)
プレイしていて一体何度、残酷な作品だと思ったことか。現実を侵食する物語が引き起こす展開に翻弄され、次々と明らかになる驚愕の真実に戦慄した。物語の担い手に読み手である自分が牙を向けられている心地さえした。それでも、本作を形容するならば純粋な恋物語の一言に尽きるのだ。その巧みな構成と読み手を惹きつけ圧倒するストーリー展開にただただ脱帽する。 → 長文感想(2170)(ネタバレ注意)
85滅び朽ちる世界に追憶の花束を(非18禁) (郷愁花屋(同人))
八つの花にはそれぞれ異なる想いが込められている。プレイヤーは異なる時代・人物の物語を好きな順で辿っていく。だけどそれはどこかで繋がっていて、プレイしていく過程で推理して徐々に関連性を掴んでいくのが楽しい。各物語では永遠、正義、死生観といった普遍的なテーマを、近未来ならではの世界観や問題で描く。個人的にはabandonedとforeverが特にお気に入り。個々のテーマは微妙に異なるが、大枠としては人としての在り方・生き方というのを一貫して伝えていたように思う。複数の物語が一つの物語系を形成する様はまさに花束のようで。最後に主人公が気付いた場面ではこれまで辿ってきた物語の重さと共に、上手く言葉に出来ないもどかしさを抱いた。後日談含めとても面白かった。今まで沢山の作品をプレイしてきたしこれからもするだろうけど、時代を超えた多くの人々によって紡がれたこの物語だけは忘れたくない。そう強く思う。
85図書室のネヴァジスタ(非18禁) (TARHS(同人))
一人の少年の死を題材にしたミステリーノベル。そこには多くの人々の事情が複雑に絡み合い、彼らが抱える壮絶な過去と純度の高い感情にただただ圧倒された。悪意や善意などと一言で表現するには憚られる思いがそこにはある。読むのが辛くなるほど重いシナリオは久しぶりだった。ミステリー物としても非常に良く出来ていて、中でも特筆したいのは伏線の提示・回収とそれに伴う話の構成。トゥルーエンドに相当する結末を先に見せてから個別ルートを開放して徐々に謎を解き明かしていく形。そこで明かされる事実が目を背けたくなるほど痛ましく、結末もどうあっても避けられないものであるからこそ、如何に久保谷ルートの結末が奇跡的で、彼らの笑顔が尊いものであるのかが身に染みて分かる。全ルート終えた時には幽霊棟に住む全員を好きになれた。年齢制限のない作品だからこそ「大人」と「子供」の両方が楽しめ、考えさせられる作品だと思う。
85究極幻想麻雀Plus (SPLUSH WAVE(同人))
FF愛に溢れたイカサマ麻雀RPG。ボリュームたっぷりで遊びごたえ十分。麻雀に疎いのでやる前は少し敬遠していたが、いざプレイしたら寝る間を惜しむくらいにはハマってしまった。純粋にゲーム性のある作品として面白いしFFシリーズが好きな人には是非プレイして欲しい一作。 → 長文感想(3110)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 50h / 面白くなってきた時間 : 1h
85もんむす・くえすと! 終章 ~負ければ妖女に犯される~ (とろとろレジスタンス(同人))
昨今氾濫する同人エロRPGのように、エロを引き立たせるおまけとしてシナリオやゲームシステムが存在するのではなく、それ単体でも十分な面白さを有している。王道的ながらも燃えるストーリーに、(多少の運は絡むものの)良く練られた戦闘システム。この二つと組み合わさったエロの実用性の高さに関してはもはや言うまでもない。可愛いもんむす達に責められることに抵抗が無ければ、このシリーズは至高の物となることだろう。 → 長文感想(7840)(ネタバレ注意)
85穢翼のユースティア (AUGUST)
打ち出したテーマを最後までブレることなく、重厚な世界観で描き抜いた大作。賛否両論となっているユースティア√は納得は出来るが素直に賛同は出来ないといったところ。最後の詰めが甘いという表現が非常にしっくりくる。 → 長文感想(1811)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 20h / 面白くなってきた時間 : 1h
85エーデルヴァイス (inspire(同人))
どこまでも気高く淡々と性に対する苦悩と女性の強さを綴った、エロゲとしては異色の名作。前作「femme fatale」に比べて人物・事件の概要がより深く掘り下げられていたのが良かった。
総プレイ時間 : 10h / 面白くなってきた時間 : 1h
85ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- 百花魁編 (れいんどっぐ(同人))
仮名手本忠臣蔵編、江戸急進派編に続く3作目だが今回も非常に面白かった。この衝撃は是非プレイして味わって欲しい。長文以降はかなりのネタバレのため注意。 → 長文感想(651)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 8h / 面白くなってきた時間 : 1h
85-atled- everlasting song (FLAT)
同人版を先にプレイしたかったが入手出来なかったため商業版をプレイ。1章終了時点で一つの作品として非常に完成されており、今後の展開を心配するほどだったがまったくの杞憂に終わった。幸せな未来を掴むために行動するあおば、麻智、逢留をはじめとした登場人物の関係は非常に理想的で、人との「絆」をテーマとした作品の中では屈指の名作だと思う。 → 長文感想(483)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 13h / 面白くなってきた時間 : 1h
85sense off ~a sacred story in the wind~ (otherwise)
緻密な論理によって構成されたシナリオだが、ラストははっきりと答えが明示されておらず解釈をプレイヤー自身の感覚に委ねている。非常に奥深いシナリオでやればやれるほどこの作品の魅力に引き込まれていくような気がした。
総プレイ時間 : 7h / 面白くなってきた時間 : 1h
85LOST COLORS(非18禁) (自転車創業)
ノベル「ゲーム」として完成された作品。時間がかかっても攻略サイトに頼らず自力でクリアするべき。 → 長文感想(441)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 16h / 面白くなってきた時間 : 1h
85甘えむっ♪ ~おかあさんのかぞくけいかく~ (STRIKES DL)
相変わらずの卑語満載のエロシーンとメタシナリオ。プレイヤーとヒロインが互いに干渉する作品。
80Maggot baits (CLOCKUP)
無尽の悪意と絶望の怨嗟の中で、それでも人の世界を肯定する。 → 長文感想(5090)(ネタバレ注意)
80僕はキミだけを見つめる ~I gaze at only you~ (インレ)
[ネタバレ?(Y2:N0)]長文感想(6540)(ネタバレ注意)
80デイグラシアの羅針盤(非18禁) (カタリスト(同人))
『Ever17』へのオマージュを掲げた、深海に沈んだ潜水艦を舞台に繰り広げられるSFサスペンスADV。理系SFとしても閉鎖空間でのサスペンス劇としても面白みがあるが、本作で特筆すべき点は「選択」に対してより現実的な実装を表現している所だと思う。現実において我々は、因果を結んだ未来の地点から振り返る(あの時こうしていれば良かったのに~などと)ことでようやく当時の局面が選択の場であったと認識することが出来る。その当時ここが分岐点と感じていてもそれが本当かどうか明らかになるのは後になってからだ。つまり「選択」とは過去、既に終わってしまった物でしか在り得ず、ADVのように今その瞬間に選択肢が現れ、ここが分岐点であると自覚することは出来ない。このように現実とADVでは選択の在り方に違いがある訳だが、本作はプレイヤーに対して現実と同じような気付きを与えてくれる。(一言感想に収まり切らなかったので続く) → 長文感想(270)(ネタバレ注意)
80ホントノキモチ (人生通行止め(同人))
このサークルの持ち味である寝取られた後のヒロインの変化、外見的な部分に関しては過去作に比べると控え目だが、だからこそより内面の変化が際立つような構成になっている。そして何と言ってもグラフィックが魅力的。萌えゲーに登場してもおかしくないような可愛らしいビジュアルのヒロインが寝取られ、屈服していく様は大変素晴らしかった。変わっていく彼女の姿と胸に抱いたホントノキモチ、「最後」までじっくりと楽しませて頂きました。 → 長文感想(2790)(ネタバレ注意)
80臭作 DVD-ROM版 (elf)
女子寮の各部屋にカメラを仕掛けて盗撮し、弱みを握って凌辱の限りを尽くす。これだけだったら今では毎回のスケジュール管理が面倒な古臭い作業ゲーでしかないし、臭作の鬼畜美学くらいしか見所がない。途中まではそう思っていたのだが…、後半のシナリオ展開には見事にやられてしまった。冒頭から臭作の発言に引っかかる点が多かったがまさかこうなるとは…。この頭をガツンとやられるような感覚はニトロプラスの某作品をプレイした時に似ている。凌辱ゲーでは犯される(悲惨な目に合う)ヒロインをモニターの前で呑気に眺めて愉悦を満たしてきたが、本作はそんな自分に対して強烈なカウンターを与えるものだった。前半と後半でプレイ中の気持ちが真逆の物へと変化した。強引に見える点も多いが、それを差し引いても面白かった。そして絵里がどこまでも健気で最後が辛い。決して届かないけれど手を合わせずにはいられなかったのは自分だけじゃないはず。
80WORLD END ECONOMiCA Episode.3(非18禁) (Spicy Tails(同人))
シリーズ通しての感想。株式投資や市場経済に関しては門外漢だし内容に付いていくので精一杯だったので深く話せないが、そこで繰り広げられる駆け引きや焦燥感というものは自分でも存分に味わい楽しむことができた。ハルの成長と周りの人間に支えられながら信念を曲げずに夢を追い求める姿には胸を熱くさせられた。挫折や失敗といった負の要素は最近の主人公には敬遠されがちだが、上手く扱うことができればそれは物語を引き締め惹きつける大きな魅力となり得る。各章での心憎い引きの上手さといい、この辺りは現役作家としての技量の高さを感じた。ハガナみたいなツンツンで不器用で面倒臭いヒロインも好み。徐々に改善されたがノベルゲームだからこそ可能な視覚的な演出に気を配ってくれたら尚良かった。気になるEDで流れたエピローグを補完した小説も発売されているようなので何とかして読みたい。電撃文庫版ではその部分も収録されると良いんだけど…。
80ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai's beat) (インレ)
充実のファンディスク、いや完結編。激動の幕末を駆け抜けた三者三様の者達。いち早く武士の時代の終わりを見抜いた者、武士の美学に背く者、武士に憧れ志すも、本当の意味での武士にはなれなかった者…。武士の鑑と讃えられる赤穂浪士との本来有り得なかった出会いを通して、彼らの生き様を克明に描き出す。他にも本編で語られなかった・見たかったエピソードも完備。膨大な調査データに裏打ちされた結果であろう説得力のある描写や、プレイヤーを飽きさせない動きと変化を追求した演出。総じて、今回も歴史エンターテイメントとして見事な一作。 → 長文感想(4930)(ネタバレ注意)
80あの晴れわたる空より高く (Chuablesoft)
凄く真面目で大きな熱を持った作品で、その熱に外から見ているだけの自分も感化されていった。贔屓目に見ても絵のクオリティは高いとは言えないし、一昔前のエロゲを彷彿とさせる癖の強いヒロインや掛け合いに辟易してしまう事もあったが、ロケットに全てを捧げる少年少女たちの等身大の真剣さに触れていくうちにそんなのが気にならないくらい熱中していった。リフトオフの瞬間やフォーセクションズの場面は彼らと同じように緊張したしドキドキし、ビャッコの面々の目標に向かって試行錯誤し最後まで諦めない姿には目を奪われたし力を与えて貰った。エロゲでシナリオが面白いとか感動できる作品は数あれど、登場人物が懸ける情熱に触れ、共有し、力を与えられる作品はそうそう無いと思うし、そういう意味で本作は非常に貴重で得難い作品だった。ロケットを題材にし、夢に向かってひたむきに努力する少年少女たちの姿を描いた良作青春物語。
80マジカルアイズ -Red is for anguish-(非18禁) (POMERA Studios(Pomeranian Swingers)(同人))
街で発生する怪奇な事件を巡って、人間・異形・マツロワヌモノそれぞれの想いが錯綜していくミステリーADV第一弾。登場人物の内に秘めたる熱い想いが印象的。フルボイスは勿論のこと作品世界を感じられるMAP選択や時系列が一目で分かるフローチャート、推理モードにクリア後のおまけも充実していて、「高品質」という表現がぴったりの同人ゲーム。特筆したいのは完成度の高さだが肝心のシナリオも面白いし、是非とも多くの人にお薦めしたい一作。 → 長文感想(1550)(ネタバレ注意)
80幼馴染の心が読めたらどうするか? (夜のひつじ(同人))
目の前で描かれているのは今まで多くのエロゲで見てきた当たり前の愛の形なのに、どうして自分はこんなにも美しいと感じ、心を打たれているのだろう。始まりが普通じゃなかった二人がやっと辿り着いた答えだからだろうか。それもあるけれど、一番はライターであるporori氏の筆力に依る処が大きい。商業同人関係なく、今のエロゲ業界でここまで情緒豊かな文章を書く人って多分いないと思う。特に本作は夜のひつじの真骨頂と呼ぶべきものが存分に発揮されている。分からないからこそ分かり合おうとすること、体を重ねること、相手の目を見て「好き」と言葉にすること…、彼らの祈りに似た純粋な想いがただただ心に染み渡る。彼らが体験した出来事は一夏の思い出と振り返るにはまだ早すぎるけれど、いつか優しく懐かしむ時が来て欲しい。その時はきっとお互いに歳を取り、高校野球の喧騒を聞きながら縁側でお茶を飲んだりしているのだろう。
80アストラエアの白き永遠 (FAVORITE)
FAVORITE十周年記念作は冬の優しい御伽話。これまでのなかひろシナリオ(Art時代以降)の一つの集大成としても存分にらしさを見て取る事が出来た。天体、キーヒロインに意味深な語りをさせつつそれを最終ルートまで引き伸ばす、過去に捨て切れない想いや傷を抱えた登場人物、そこから家族・恋人・兄妹といった人と人との繋がりを描き、互いが寄り添いながら生きていくシナリオ…。ルーンのような設定はこうしたのを描くのに最適で、部活動で描くよりも前面に押し出されストレートに伝わってくる。(人によってはそれがしつこく感じられるのかも。)また、一部のルートでは事情を知る大人に振り回される子供・問題に対して後手に回る主人公という構図が顕著になり、そこに少し釈然としない気持ちを抱いたりもした。他にも色々あるが絆が紡ぐ優しい物語として全ルート楽しめたので満足。最後に、葉月が良い娘過ぎるので攻略させて下さい!(絶対無理)
80スターズ★ピース|恋愛応援⇒友達獲得ケーカク(非18禁) (平星高校ゲーム制作部(同人))
あまりこういう表現は使わないように心掛けているが、本作は同人だからこそ出来た内容だと思う。学園物で主人公が恋愛しない物語なんて恐らく商業からは出てこない。多くの学園物では「こんな彼女がいる学園生活を送りたかった」と思わせるような主人公とヒロイン二人の付き合いが中心にあるが、本作は主人公とクラス全体の関わりが中心にある。主人公を除いた29人のクラスメイト全員に立ち絵を用意し個性を持たせており、「このクラスで学園生活を送ってみたい」と思わせるだけの場の形成に成功している。これは本作ならではの魅力だと思う。他にも場面を効果的に盛り上げる漫画的なエフェクトや情報を集め推理して戦う論戦バトルとしての要素など、プレイヤーを楽しませる工夫が幾つも盛り込まれている。不満点は周回プレイが面倒なことと絵柄の統一感を欠いていることくらい。今月からフリー配布が開始されたので公式サイトを見て興味を持った人は是非。
80天秤のLa DEA。 戦女神MEMORIA (エウシュリー)
待望の初代戦女神のリメイクということで、個人的には現在の遊びやすさで楽しめただけでもう価値がある。実際プレイ前に予想していた通り、ストーリーからはZEROやVERITAのような大作感というものは感じなかったし、分岐も幾つか存在するが最終的な展開には殆ど影響しておらず、小さく纏まっている印象を抱いたがそれが不満な訳でもない。その反面、システム面からは戦闘画面の一新、恒例だった能力配分・熟練度システムの廃止など、単なるリメイクには留まらない大胆な変革が見られ、これから先も戦女神シリーズを続けるにあたっての下地を、今一度新しく作り上げていこうとするエウシュリーの気概を感じた。そこに関しては総攻撃・追撃といった新要素が戦闘の単調化の原因にもなっており、まだまだ改善の余地があるといったところ。気分的にはあっさり終わったのにクリア後のプレイ時間の長さを見て愕然とした。今作も安心安定の時間泥棒作品。 → 長文感想(5780)(ネタバレ注意)
80相州戦神館學園 八命陣 (light)
厨二バトル的な面白さは『Dies irae』に劣るものの、物語の構成・完成度は本作に軍配が上がる。テキストもくどさが抑えられ読み易くなっていると思う。序盤で張られた謎・伏線に対して含みを持たせつつも解き明かし、それぞれが抱える想いに焦点を当てた晶・歩美・鈴子ルート。焦点が当たるのはメインからサブに至るまで一切の例外はなく、そこには脇役など一人も存在しない。そして真実が明らかになり、各人が抱える想いの決着を付ける戦いに向かう最終(水希)ルート。プレイし終えて改めて全体を見渡しても、隙らしい隙が無く、且つ調和の取れた見事な構成だった。バトルに関しては条件が特殊で組み合わせが殆ど固定されている事、最終戦闘の戦い方など細かな不満はあるが、ここまで完成度が高いとあまりケチを付ける気にもならない。いずれにしても、昨今少なくなりつつある厨二バトルジャンルを支えるlightが生み出した文句無しの力作。
80D+VINE[LUV] (アボガドパワーズ)
アクションRPGとして高い完成度を誇る一作。移動・戦闘含めたゲーム操作の大半をマウス一つで行うが不自由なくプレイできたし、戦闘も操作がシンプル故に中毒性が高く何時間も楽しめる。エロゲ(PC)でARPGというハンデを感じさせない。ゲームバランスも程良く、敵をサクサク倒せる爽快感を味わいつつも、油断してるとあっという間に囲まれて死んだりするので緊張感もあった。主人公の成長のさせ方・武器選択に奥深さもあり、クリア後は膨大なアイテム収集とやり込み要素も十分。キャラクターもみんな魅力的でそれを活かすサブイベントも楽しい。一つの街・ダンジョンしか登場しないので小粒な印象は否めないが、今でもこれだけ遊べる作品を約13年前に生み出したのは文句無しに凄い。当時プレイした人からすると画期的な作品だったのだと思う。あと本編の感想とは関係ないけどスタッフルームで『人工失楽園』の話が出てきた時は少し切なくなった。
80リベリオンズ Secret Game 2nd Stage BOOSTED EDITION (FLAT)
純粋なバトルロワイヤル物としては決して褒められた出来ではない(戦闘描写や某ルートでの展開)が、理不尽に立ち向かう人間の物語としては良く出来ていたと思う。理性的な選択が感情的な行動によって阻害されたり、理性的な人物が一時の感情に支配されて行動したりと、人の理性と感情のバランスが上手く描写されていた。前作で出番が少なかったキャラクターにも見せ場が用意され、背景設定が掘り下げられたことで登場人物全員を魅力的に思えるようになったのも大きい。死んでも心が痛まないキャラがいなくなったのでより引き込まれたし緊張感があった。立ち向かう理不尽に関してはネタバレになるので明言は避けるが、根底にあるのはごく一般的な事である。例えば社会や目上の人に定められた規則に不都合や不条理を感じた事は少なからずあると思う。だからこそ、そうした抑圧に立ち向かう彼らの物語は、エンターテイメントとして読み手を惹き付けるのである。
80パコられ (ゆにっとちーず(同人))
精神を壊し尽くす惨たらしい凌辱劇。幸福も、救済も、再生すらこの作品には存在しない。何故ならこれは、既に「終わってしまった」物語なのだから。弱者に対する暗き愉悦と、人が潜在的に抱える「醜さ」を暴き立てる一作。 → 長文感想(915)(ネタバレ注意)
80グリムガーデンの少女 -witch in gleamgarden- (COSMIC CUTE)
人は、どんな場所からでも幸せになれる――。これは、かつて罪を犯し「魔女」という枷を負った少女達が、「グリム」を生じさせる起因となった過去を乗り越え、社会の厳しさにも負けず前を向いて生き抜こうとする物語である。その結末は完全な幸福とは言えないかもしれない。そこには依然として根深い問題も横たわっている。でも、だからこそ彼女達の笑顔が、手にしたささやかな幸せが、強く心に響いたのだ。 → 長文感想(5235)(ネタバレ注意)
80巣作りドラゴン (ソフトハウスキャラ)
初ソフトハウスキャラ作品。6週プレイして全エンド回収、CG・回想100%、ランクS達成したので取り敢えず一段落。周回プレイ前提だが一周辺りのプレイ時間が短いのでサクサク進められる。この手軽さが個人的にはかなり有り難かった。ゲーム性のある作品(エウシュリーとか)は好きなんだけど長いから最近はどうもやるのを躊躇っちゃうんだよね…。本作はコンパクトながら完成度も高く熱中してプレイできた。惜しむらくは早い段階で「やりきった感」が出てしまう事。育てたモンスターを引き継いで強い敵とも渡り合えるようになってさあこれから!…と思った頃にはもう殆どクリアに近い位置にいるしやることも固定されている。達成感に乏しいというか…、もっと強くなってからやれることがあればと物足りなく感じてしまった。※長文は一言感想の続き → 長文感想(340)
80少女魔法学リトルウィッチロマネスク editio perfecta (Littlewitch)
「良質な雰囲気ゲー」と「中毒性の高いやり込みゲー」、この二つの要素を兼ね備えた作品。プレイしてすぐに本作が持つ柔らかな優しい雰囲気に引き込まれた。どのキャラクターも魅力的で、ゲームパートの合間に入るちょっとした会話を眺めているだけで楽しい。一周あたり三年という長い期間を通した物語なので否が応でも愛着も湧く。(個人的にお気に入りのキャラはセファとコンスたん!)ゲームパートはダイスを回すだけの極めてシンプルなものであるが、これが慣れてくると中々に奥深くてついつい没頭してしまった。ディプロマ別ENDが多くフルコンプとなると結構な根気と作業を要求されるが、初めの数周回は文句無しに楽しかった。期間を置いたらまたやり直したくなる作品。
80フレラバ ~Friend to Lover~ (SMEE)
周回するにつれてFriend partに作業感を感じてしまう、後輩ヒロインが居ない等と、不満点も幾つかあるがそれを踏まえても満足の行く作品だった。主人公を中心とした(良い意味で)馬鹿っぽいやり取りに笑い、個別ルートでは濃厚なイチャラブに悶えずにはいられなかった。個人的にSMEEの作品で評価しているのがストーリー性に依存していないこと。本作なんてヒロインと会話して告白してイチャラブする、ただそれだけの話であるが、それ故にヒロインと送る日常を思う存分楽しむことが出来る。変にシリアス展開を入れたり、ストーリーに起伏を付けるよりはこちらの方がよっぽど良い。イチャラブゲーにおいては、優れた物語である事が優れた作品の条件ではないとSMEEは証明してくれている。エピローグで提示される数年先の未来は、物語が幕を閉じても彼らの幸せな日常が続き、それがこれからも続くであろう事を暗示した、良い結びだったと思う。
80Nega0 (ETERNAL)
青春の青臭さと魔法少女がどうにも上手く結び付かなくて、個人的に少し敬遠していたのだが、いざプレイしてみると非常に七烏未奏氏らしい作品だった。「幸せ」に対するメッセージ性のあるシナリオだったり、思春期特有の繊細な悩みを上手く表現している所だったり。アンチご都合主義をテーマに、次第に全貌が見えてくるシナリオ構造も面白かったし驚かされた。ただ、場面の状況説明が少し曖昧というか分かり難くて、ある程度進めて大凡の全容を把握するまではいまいち話に没頭出来なかった。かといって理解した後はバトルパートが頻繁に入ってくるので、今度はそこでテンポが悪くなってしまう。何と言うか面白いんだけど勿体無い作品でもある。それでもご都合主義に反旗を翻したシナリオは見所があるし、れーこの成長物語としても良質。多様なジャンルの物語を一つの作品に纏め上げたことは大きく評価したい。
80ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- (インレ)
これは『忠臣蔵』という形で歴史に名を残し、忠義の士として讃えられている赤穂四十七士が経験したもう一つの物語であり、決して公にされない「御伽話」である。 → 長文感想(5710)(ネタバレ注意)
80あした出逢った少女 (MOONSTONE)
真相解明で明らかになる設定がやや突飛、動機を含めた登場人物の心理描写が不足気味で分かり難いなどと荒削りな面は多いが、それ以上にライターのセンスが光る良作サスペンス。過去と現在が交錯する話の構成はプレイヤーに思考する楽しみを与え、過程で与えられた謎が共通する一つの場面で収束する様は爽快。これは本作の独特な見せ方あってのカタルシスであろう。そして何より、エンディングの空虚な余韻を残した終わり方が心に響いた。
総プレイ時間 : 7h / 面白くなってきた時間 : 1h
80Ever17 -the out of infinity- Premium Edition(非18禁) (KID)
ゲームとしての特性を最大限に活かした、SFノベルゲームの金字塔的作品。閉鎖空間での極限状況のわりにはそこまで緊迫感を感じられなかったり、面白さを感じるまで時間が掛かるといった欠点はあるが、最終ルートでの謎と伏線の収束はまさに圧巻の一言。約十年前の作品であるのに、自分がプレイ中に感じた驚きは今の作品と比べても全く引けをとらないものであり、色褪せることのない名作とは本作のような作品のことを指すのだと思った。
総プレイ時間 : 18h / 面白くなってきた時間 : 5h
80ルートダブル -Before Crime * After Days-(非18禁) (イエティ)
本作は完全な作品であっても、自分にとって完璧な作品にはなり得なかった。 → 長文感想(1173)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 25h
80虚ノ少女 (Innocent Grey)
『殻ノ少女』シリーズの第二章。今回は山奥の集落にある忌まわしき慣習とそれに囚われた人々の偏執を断ち切る物語。そして冬子の行方は…。過去編の存在など前作以上の登場人物が関わり一つの事件を構成しており、製作期間の長さに見合うかどうかはさておき大作であることは間違いないでしょう。原画・音楽及びそれに伴った作中の雰囲気は今回も一級品で、流石のInnocent Greyと言わざるを得ない。それだけにシステム面での不自由さにケチを付けざるを得ないのが本当に惜しい。例えば「次の選択肢に飛ぶ」機能の実装はプレイした殆どのユーザーが望んでいるのではないだろうか。※感想の前半部に軽い攻略の手引き有り → 長文感想(2720)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 23h / 面白くなってきた時間 : 1h
80純情セックスフレンド (夜のひつじ(同人))
単なる逆レイプ物には留まらない凄さがあった。これは感想を書くのに困る…(もちろん良い意味で) → 長文感想(2366)(ネタバレ注意)
80ジサツのための101の方法 (公爵(デューク))
掴み所がない曖昧な作品とでも言えばいいのか…、クリアして何とも形容し難い感情が胸に渦巻いたのはこれが初めてだった。ラストは特に展開が飛躍していて、終始これぞ電波と呼ぶべきシナリオなのだが、そういった内容とは対照的にテキストからは知性・理性というものを強く感じられる。現実と妄想の境界に翻弄される主人公の様に、自分も最後までこの作品に翻弄されたまま終わってしまった。内容を完全に理解したとは全くもって言えないが、プレイヤーを作品が秘めた狂気に引き込む独特の力強さを持った作品だった。開発が再開された 「末期、少女病」も楽しみである。 → 長文感想(426)
総プレイ時間 : 4h / 面白くなってきた時間 : 1h
80暗い日曜日 -Sombre Dimanche-(非18禁) (ZIGZAG[noir](同人))
序盤から先が気になる展開で最後までプレイヤーを惹きつけて離さない強烈な吸引力を持った作品。BADENDもどれも質が高く印象深い。終始鬱々として暗い雰囲気なれど、ラストのそれを吹き飛ばす晴れやかな終わりが胸に残る。萌えゲーや学園物にちょっと飽きた時に是非プレイして欲しい作品です。 → 長文感想(434)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 5h / 面白くなってきた時間 : 1h
80Re:birth colony -Lost azurite- (あっぷりけ)
閉鎖型都市という設定上、シナリオ構成にある意味避けられない制約を抱えているが、その中でもなんとか幅を持たせようという頑張りは十分に伝わってくる。演出・システム面でも高い水準でまとまっており、全体としては間違いなく良作と断言できるが、それでももう一歩突き抜けて欲しかったように思う。 → 長文感想(1950)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 15h / 面白くなってきた時間 : 1h
80神無ノ鳥 (すたじおみりす team L←→R)
冗長な日常シーンは結構退屈で、パッチを当てても誤字多数、一枚絵・立ち絵が少ないなどと粗は多く見受けられるが、最後の番外編までやってこの作品のストーリー構成にただただ脱帽した。男の子同士でなければ決して描けないシナリオ。素晴らしい。
総プレイ時間 : 18h / 面白くなってきた時間 : 4h
80蝶の毒 華の鎖 (アロマリエ)
BADを含め全てのエンディングの質が高く、乙女ゲーというものは初めてだったが非常に楽しめた。テキストが上手く、大正時代ならではの耽美で退廃的な雰囲気や倒錯した愛情というものをよく描いていたと思う。
総プレイ時間 : 12h / 面白くなってきた時間 : 1h
80幼馴染と十年、夏 (夜のひつじ(同人))
繊細な心理描写で距離感を絶妙に描いた、幼馴染キャラ好きにとってはたまらない作品。 → 長文感想(868)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 3h / 面白くなってきた時間 : 1h