エストさんの得点順コメント

エスト

ノベルゲーとRPG好きの雑食です。
点数はジャンル別に他作品と比較しながら採点。作品に粗があっても尖って良い点があれば積極的に評価していく甘めのスタイルです。
あまり低い点つけたくないという思いもあり(辛口すぎるとプレイしているこっちも楽しくないので)基本的に採点幅は100~60の間、幅が少ない分1点の差を大きくして採点してます。
好き嫌い交えず作品を純客観的に評価できる気がしないので、点数はあくまで私的なオススメ度みたいなものです。そのため価格帯等も考慮要素にしています。(一概に点数が低い作品はつまらないという訳ではありません)
100~90:★6(傑作、特別な思い入れがある作品)
89~85:★5(秀作)
84~80:★4(良作)
79~75:★3(佳作)
74~70:★2(凡作)
69~65:★1(拙作)
64~60:★0(好きな人すみません)
※2018/6/17 点数テーブルを改定
85点以上の作品は厳選します。
テーマ性やメッセージ性の強い作品が好みなので点数が高くなる傾向あり。
作品間で相対的に評価を行っているため既に点数入力した作品でも同ジャンルの作品プレイ後に点数を修正する場合があります。

得点順コメント

100サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う- ()
テーマ描写を優先しキャラを駒として扱う印象の強いすかぢさんが、人との交流に焦点をあてた「反哲学的物語」を書くということでプレイ前は不安しかなかったが、まったく杞憂だった。本当にすごい作品だったと思う。物語性を損なわず「幸福」という大きなテーマの前に「他者の存在意義」「美」「芸術」「神」などのテーマが収斂していく様は圧巻の一言である。以下はテーマ考察 → 長文感想(8870)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 100h / 面白くなってきた時間 : 10h
95滅び朽ちる世界に追憶の花束を(非18禁) (郷愁花屋(同人))
8つの花束になぞらえた物語を追う短編集。この作品の根底に流れるのは根の深い自己否定感なのだと感じている。苦や辛を味わわざるを得なくて、何もかも上手くいかないと嫌になる自分がいて、それでも世界はこんなに優しくて綺麗なんだよという優しいメッセージが響く作品だった。物語構成も巧みで各短編には密接に繋がり合いがあり、その間で受け継がれる想いが「永遠」という作品テーマに見事に昇華されている。残酷な悲劇をこれでもかと優しく描いてくれる、本当に気持ちの良い涙をたくさん流せた一作だった。
95ランス10 (ALICESOFT)
ようやく終わった…。本当にとんでもないボリュームの作品だが、周回必須で少なくとも2周はしないと第2部に辿り着けないゲームデザインなので、やっぱランスが好きなユーザーじゃないと厳しいと思う。ゲームバランスも勝てるか勝てないかの間を彷徨う絶妙なバランスなので、めんどくさい人にはめんどくさいと思う。手放しで褒められるかは分からんけど私は本当に楽しませてもらいました。願わくば第3部パッチとか欲しいけど、取り敢えずランスはここで終わりとのことなので、感謝の感想を残して終わりたいと思います。ありがとう、ランス。
95ざくざくアクターズ(非18禁) (hamusutagame(同人))
おかえり「ざくざくアクターズ」、ありがとう「ざくざくアクターズ」。水着イベント編、大ボリュームの素晴らしい出来でした。 「あぁ、今ざくあくやってるな」って感じが凄いして、本編をプレイした頃の感動や熱気がまた味わえるってだけで満足です。例えるならOVAとか劇場版みたいなノリ。あんなに輝いていたキャラ達が舞台を変えて再び冒険を始める!みたいな。 人生であと何度、号泣しながらファイアを打ったり出来るんでしょうか。グラフィックや序盤の展開の弱さからとっつきにくい作品ではあるのですが、キャラ・シナリオ・戦略的戦闘と非常に高いレベルで纏まっているツクールRPGの一つの完成形と言っても良いレベルの作品です。 この機会に未プレイの方も100時間を超える王国の大冒険の世界へ是非。
総プレイ時間 : 100h
90素晴らしき日々 ~不連続存在~ フルボイスHD版 (ケロQ)
この作品を初めてプレイした8年前の私の感想は正直なところ、「何が言いたいのか良く分からんけど、とにかく凄い事だけは分かる」というなんとも言えないものだった。後継作「サクラノ詩」を通じて作品全体テーマへの理解を深めて再読した今回でもやはり全てを理解するのは難しいが、それでも見えてくるものは当時と大分違ったように思う。相変わらず電波と哲学の境目が分かりづらく読みにくさの残る本作ではあるが、出来るだけ簡潔に本作テーマについて書き残せればと思う。 → 長文感想(13500)(ネタバレ注意)
90親愛なる孤独と苦悩へ(非18禁) (楽想目(同人))
『仕事に行きたくなくて朝起きるのが辛い、夜眠るのが怖い。人間関係が上手くいかない。何をするにも意欲がわかない、生きている意味が感じられない。』 日常に転がる負の感情に焦点を当て、「心」について考える心理カウンセリングノベルゲーム。常に弱者の視点から構成されるメッセージや心の見つめ方はまったく説教臭さを感じさせず、登場人物達のみならず読者にも様々な気付きを与えてくれる。 そしてこの物語の本当に恐ろしいところはそんな教材的側面を崩さず物語としてちゃんと面白い事である。様々な苦悩と孤独を抱え登場する主人公達は読者の共感を誘い、いつの間にか物語にのめりこませてくれる。久しぶりに心に深く刺さり気持ちの良い涙を流せた一作だった。いつしか孤独と苦悩にも「親愛」を感じらますように。全ての意味を感じよう― → 長文感想(4068)(ネタバレ注意)
90Seraphic Blue(非18禁) (Blue Field(同人))
ノベルゲーム×RPG。この世に産まれ落ちた事は果たして幸せな事なのか?生とは義務でしかないのか?RPGらしからぬ膨大な文章量で描かれるキャラ達一人一人の生き様は、確かな重みをもってプレイヤーの心を打ちのめす。高難度かつ戦略性の高いRPG要素と、厭世的な世界観をベースとしたひたすらに重厚な物語とが合わさった「傑作」。ツクール2000製の作品であり既に公開から10数年の時を経た本作ではあるが、これ程「不朽の名作」という言葉が似合う作品も珍しいと感じた。各所で絶賛され、有志によりシステムが快適になった改造版まで作成されたのにも納得の一作だったと思う。
総プレイ時間 : 50h
90素晴らしき日々 ~不連続存在~ (ケロQ)
シナリオの出来が非常に良かったです。ただ、作品のテーマを理解しないとやる価値は半減なのに、『論理哲学論考』を読んでないとおそらく理解不能なのが残念。これ表面的にストーリー追うだけだと面白くないしとんでもなく人を選ぶと思うんですけどもね。しかしこれが評価されてくれる事に嬉しさを感じてしまうような、エロゲならではの良い作品だったと思います。以下終の空Ⅱを中心に考察備忘録(2015/12/01大幅に加筆改訂) → 長文感想(5531)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 10h
89戦国ランス (ALICESOFT)
とりあえず正史終了。本当に時間が持ってかれる熱中度、とまらなくなる。SLGだから仕方ないけどもう少しシナリオは頑張って欲しかったかな。それでも香姫とか他どうでもいいとこで涙ぐんでしまったりはしたが。結局5周して満足。
89穢翼のユースティア (AUGUST)
選択することの重要性、まるで映画のような作品 → 長文感想(328)(ネタバレ注意)
88グレイメルカ(非18禁) (シニカルとレトリック(同人))
1つの帝国を中心にして語られる本格軍記物SRPG。本作はジャンル相応に少ないテキスト量ながらも各登場人物達の人生を重みをもって描く事に成功している。世代を通じて受け継がれる命と想いは戦乱の中で輝き、ファンタジーでありながら圧倒的なリアルさ・生々しさをもって読者の心を惹きつける。誰が主人公なのか分からない程に強い信念を持ったキャラが多く、その想いが時にぶつかり合い、時に結びつきながら1つの大きな物語が紡がれる様は圧巻である。大乱の中で、命の価値・生きる意味を問いかけ戦う彼等の姿には何度も涙してしまった。本当に面白かったし記憶に残る一作となった。
88西暦2236年 (Chloro(同人))
世界の意味は、世界の外側に存在していなければならない。世界のうちでは、一切はあるがままにあり、起こるがままに起こる。世界のうちには、いかなる価値も存在しない(ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『論考』6.4.1) → 長文感想(3337)(ネタバレ注意)
87幻想魔境奇譚(非18禁) (偽書[香津宮綺譚](同人))
文学的言葉遣いのテキストと水彩画のような淡いCGが幻想的な世界観を作り上げている。 ジャンルは題目にもある通り幻想小説+怪奇小説。超自然的現象に感じる畏敬やスリルがビジュアルノベルならではの演出も相まって強く感じられ、 まるで絵と音付きの本格的な幻想文学を読んでいる気分だった。夢野久作やラブクラフトが作中でも取り上げられ作品へのリスペクトを感じる要素も多々あるので、これらが好きな方は手を出しても後悔はしないだろう。最後には目を見張る驚きの展開もあり非常に楽しめた一作だった。 少々分かり難いがAlt+Enterでフルスクリーンに出来るので、画面いっぱいに広がる幻想世界に浸ってのプレイをオススメする(デフォルトでは少し画面が小さい)
87ハピメア (Purple software)
やたらと誤字と誤用の多いテキストを除けば最高の一作でした。日常と非日常を繰り返す事での子気味良いテンポ、しかし描くべきところはしっかり押さえられているストーリー展開で飽きが来ませんでした。考えさせられる部分も多いシナリオで、最初から最後まで主題がぶれずにまとまっている事も高評価です。ライターの提示したコミュニケーションなぞエゴだと言わんばかりの考え方は賛否両論というか好き嫌いは別れると思いますけども。
86ニルハナ (ゆにっとちーず(同人))
多くの人々は挫折を経験しても、立ち上がり前を向いて歩きだして、「あの日々があったから今の自分がある」、なんて言う。苦難の蕾の時代を耐えて、見事花を咲かせた彼等を人々は称賛するだろう。では、その影でついぞ立ち上がれず、過去の暗澹たる記憶を拭えない人達はどうすれば良いのだろうか?花咲かせない人生は果たして悪なのだろうか?『咲かない花は、罪ですか?』 → 長文感想(3170)(ネタバレ注意)
86キナナキノ森(非18禁) (禁飼育(同人))
テーマがクリーンヒットしてナイフで心を抉られてる気分だった。痛かった。正直前半はつまらなかったけど、前半の先入観あってこそ後半が光るのだと思う。癖のあるテキストや粗の残る展開など人を選ぶ要素もあるが、直接的な感情表現が生み出すインパクトが凄まじかった。泣きました、素晴らしい作品をありがとうございます。
86MYTH (Circletempo(同人))
とてつもなく複雑難解な物語構造を持つ作品だが、謎の見せ方が上手く「あれ、こことここはどう繋がるの?」と考えているうちにすっかり物語に没入していた。その複雑な設定群もただややこしいだけで終わらず、物語のテーマと密接に結びついており、一物語として非常に完成度が高い。不満点はテキストが読み難い事。短い文章に膨大な情報が詰め込まれており文意の把握に「頭」を使わされる。これが本作の人間賛歌とも言えるメッセージを「心」で受け取ることを阻害してしまっていたように思う。尺が長くなってもより丁寧に描いた方が、エンタメ作品としても面白くなったのではないかと感じた(考察好きの方々もいるので一概には言えないけども)。
86WORLD END ECONOMiCA Episode.3(非18禁) (Spicy Tails(同人))
ほぼシナリオに点をあげてるだけですが本当に面白かった。経済物エンターテイメントでありながら少年少女の成長譚というコンセプトでこんなに面白いものが書けるのだなと感心しました。割と予備知識ないと何言ってんの?となりがちなのでep1の前には信用取引の、ep3の前にはオプション取引のwikiを見てから始める事をお勧めします。かなり説明頑張ってますけどね。あまりに題材が有名すぎて展開が分かるのだけは残念かな…
85うたわれるもの 二人の白皇(PSV)(非18禁) (AQUAPLUS)
大長編SF大河ロマンファンタジーSRPG。シリーズ総計で80時間近くのプレイボリュームというかなりの長丁場な作品だが、その長いプレイ時間で得たキャラへの愛着が感動となって帰ってくる素晴らしい構成の最終作だったと思う。ゲームとしてはSRPG要素はオマケ程度だったが、魅力的にキャラクターを描き切った一つの群像劇作品としては非常にSRPGらしい作品だった。魅力的に仲間キャラを描き切った一方で、このシリーズの最大の弱点は敵キャラの描写にあったように思う。然したる信念もなく身に余る力や立場に振り回されるような敵キャラばかりで、敵としての強大さが圧倒的に不足していた。また、SF パートのスケールが余りにも大きすぎて、説得性というか納得感に欠ける描写の存在も無視できない。長い長い物語だからこそ読者を冷めさせないこだわりがあと少し感じられればと惜しい気持ちにもなった一作だった。
85新説魔法少女(非18禁) (信じた馬鹿が俺だった(同人))
2012年に公開されたフリーゲーム「魔法少女」のフルリメイク作品。某フリゲ批評サイトで90点越えなど元から評価の高い本作だが、大きな弱点であったSRPGツクール95の不親切なシステム性やレトロなグラフィック感は完全に解消され、現代のゲーマーにも遊びやすい一作に見事に生まれ変わっていた。かなりの長編作品だが難易度はほどほどで間口も広いだろう。本作の最大の特徴であるシビアかつリアルな魔法少女戦記、そして群像劇を織りなす多くのキャラ達の魅力が生まれ変わった豪華演出により一層輝いていた。ストーリ―も勿論良いのだけど、やっぱりこの作品の一番の褒め言葉は「キャラが魅力的」なのだと思う。少女達の絶望や苦悩にともに一喜一憂し、気づけばのめり込まされる一作だった。 → 長文感想(1155)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 50h
85景の海のアペイリア (シルキーズプラスDOLCE)
読者を楽しませるエンタメ作品として非常に高い完成度を誇る超良作エロゲだった。萌え・燃え・笑い・泣き・頭脳戦・SF・先の読めない伏線ゲーとテンポよく切り替わる様々な要素が読者の目を引き付けて離さない。非常に楽しめた一作だった。 → 長文感想(2017)(ネタバレ注意)
85蒼の彼方のフォーリズム (sprite)
「フォーリズム」と題すだけあり同様のテーマで四者四様の魅せ方をする構成は見事。締めもすごい綺麗で基本的には大満足です。ただテーマがテーマなのですからジャンプ漫画みたいなノリよりは泥臭さを重視して欲しかったし(その意味でみさき√は刺さった)テーマ上「楽しさ」を強調するあまり物語が一部強引に展開されていたのだけ残念。
85リリィナイト・サーガ ~少女騎士と魔触の紋章~ (月の水企画 -NewMoonLabel-(同人))
低価格同人とは思えないほど遊べる楽しさ&ボリューム。難易度も程々だしサブイベまで消化したら30時間以上はかかるレベル。BGMも熱くて良いものが多くすごい遊べる一作でした。オトギちゃん強すぎw
総プレイ時間 : 30h
85あの晴れわたる空より高く (Chuablesoft)
予想よりかなり面白かったです。理由は長文感想で。あ、あとこれからプレイされる方へ、完結篇はおまけと思った方が良いです(笑) → 長文感想(602)(ネタバレ注意)
84BLACKSOULSII -愛しき貴方へ贈る不思議の国- (イニミニマニモ?(同人))
狂った童話の世界を渡り歩くダークメルヘンファンタジー第2弾。前作から良く出来ていたゲームバランス、狂気の演出、退廃的な世界観作りが更にパワーアップして作られており、非常に満足できた一作となった。特にRPGとしての難易度調整は、理不尽レベルに難しい1周目序盤、強化済みのステで楽々進める2週目以降と高難易度とユーザーフレンドリィを上手く両立させた良調整だった。前作から続く狂気的かつ謎多い世界設定に一応の決着がつけられており、前作ファンなら納得の非常に高いクオリティの同人作品だったと思う。続き物という事もあり若干敷居が高いが、これを機に狂気的な童話の世界に是非迷い込んでみて欲しい。RPGとしてのシステム性と物語性が上手く融合しており、夢中で楽しめた一作となった。
総プレイ時間 : 15h
84オレは少女漫画家R(非18禁) (Giza10)
「好きの真ん中にいて何が悪い!」この作品のテーマを一言で言うならコレだろう。 漫画という自分の「好き」に必死に情熱を傾ける(女装)少年少女達の姿に胸が熱くなる一作だった。 テンポよく読めるギャグ調のテキストももちろん良いのだが、 この作品の一番の魅力はやはり「好き」に全力投球する熱い想いの描き方だと思う。 √ごとの展開の書き分けもテーマに沿いながら綺麗に出来ており、総じて満足感の高い作品となった。 終わった後に心に残る名言がいくつも登場するノベルゲーってもうそれだけで凄い作品だと思う。
84酷罪を受けるべき者 (禁飼育(同人))
相変わらずテキストの癖が強いし展開に粗もあったりで万人に勧められるものではないのだが、人のむき出しの負の感情を描くことに関してはこのサークルは本当に凄いと思う。少女漫画チックに描かれるキャラ達が読み手の感情移入を誘い、残虐な展開でもって心をどん底まで持って行ってくれる。それなのに読後感は爽やか。衝撃的な展開で読み手を翻弄してくれる、まるでジェットコースターのような作品だった。
84W-Standard,Wonderland Lv.1 (Circletempo(同人))
高レベルの演出、過去作MYTHと比べて格段に分かりやすくなったシナリオとテキストのおかげで、考察ゲーでありながらエンタメ作品としても十分に楽しめるという稀有な一作。基本的にはMYTHを思わせる作りだが、核心となるテーマについてはむしろMYTHの真逆を行った事も興味深い。続編が非常に楽しみである。 → 長文感想(743)(ネタバレ注意)
84FLOWERS -Le volume sur ete- (夏篇)(非18禁) (Innocent Grey)
春編での欠点はほぼ全て克服されておりかなり良い出来の作品と感じた。少女小説がメインとなりミステリパートはスパイス程度に抑えられいるため違和感も少ない。またエリカに主人公が交代したことでストーリーのテンポも大幅に改善した。春編からの雰囲気の良さも残っておりミドルプライスとしてはかなりの満足度が得られたと思う。また演出もかなり凝っていた。推理パートだけは依然と変わらず不親切さも感じたがまぁ無理ゲーなほどでもないかと、ただ人と場面によっては選択肢総当たりなレベルなのが唯一残念(今シリーズの百合ホンワカ作風でいつものイノグレみたいに割と本格な推理パートは合わないと思う)
84ランスIX -ヘルマン革命- (ALICESOFT)
泣いて笑ってエロくてというエロゲとしては大満足の出来映え。正直ストーリーは大したことないのにここまで感情移入させてくるのがランスシリーズの不思議なところですよね。でもこれランスシリーズ初期の内容知らないとわからんので新規の方はリメイク版からどうぞ。 → 長文感想(606)(ネタバレ注意)
84ランス・クエスト マグナム (ALICESOFT)
一気に話が壮大になり熱かった!ここで神の話をやった以上は10で回収するのかな?唯一残念だったのはラストシーンは無印の方が断然好みでした。ランス君の悲壮感というか、シィルへの気持ちが見えて良かったなぁと。こっちが正史なんだよなぁ。
84フェアリーテイル・レクイエム (Liar-soft(ビジネスパートナー))
まさに「オトナ」のための童話。素敵な物語をありがとうございました。 → 長文感想(658)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 20h / 面白くなってきた時間 : 3h
84イブニクル (ALICESOFT)
至高のゲームバランス。スルスル楽しめるって素敵ですね。長文感想はイブニクルの世界への疑問を追記。特に考える事もないゲームだと思ってたけど意外に疑問が残るような残らないような気が。 → 長文感想(1112)(ネタバレ注意)
83Forest (Liar-soft(ビジネスパートナー))
この物語がやたらと難しく感じられるのは作中の膨大な引用のせいではなく、単に物語の観せ方による所が大きいと思う。 あらすじを知らない演劇を観劇するかの如くプレイヤーは筋書きを想像により補完する必要があり、 一言で言えば子供が作った創作童話に過ぎない筈の本作の印象を小難しくしてしまっているように感じた。 作中に引用される童話群はあくまでアマモリ達の作る童話のピースに過ぎず、物語全体を理解する上ではあまり意味はないと思う。 とは言いつつも、大量の引用に塗れた分かり難さがあるからこそ本作のミステリアスな雰囲気・劇的台詞回しが活きる気もするので難しい所である。 社会の理不尽さやどうしようもない人間の意地汚さを童話を通しメタファー的・幻想的に表現する「正しく童話的」な本作の作風は個人的には大好物だけど、あまりに趣向が人を選びすぎるということもありかなり採点に悩んだ一作だった。
83FLOWERS -Le volume sur hiver- (冬篇)(非18禁) (Innocent Grey)
四季を駆け抜け成長し、蕾から花開いていく少女たちの姿にもうほんと胸がいっぱいである。ミステリとしては正直腑に落ちない点もそれなりにあるのだけど、少女達の成長譚としては言うことないくらい綺麗にまとまっており非常に高い満足感が得られた一作となった。 → 長文感想(3238)(ネタバレ注意)
83BLACKSOULS -黒の童話と五魔姫- (イニミニマニモ?(同人))
マッチ売りの少女は母親に殺され、ヘンゼルとグレーテルが森から帰ることはなかった。狂った童話の世界を渡り歩くダークメルヘンファンタジーRPG。陰惨かつ狂気的な雰囲気作りが非常に上手く、久しぶりにのめり込んでプレイした一作となった。題名からわかる通り「デモンズソウル」「ダークソウル」などのソウルシリーズをオマージュして作られた作品なので、ああいった仄暗い雰囲気が好きな方は手に取ってみてはどうだろうか。 → 長文感想(1335)
総プレイ時間 : 10h / 面白くなってきた時間 : 1h
83黒曜鏡の魔獣 (雨傘日傘事務所(同人))
とにかく熱い。特に終盤の怒涛の戦闘シーンが魅力的な作品。軽快なテキストと目まぐるしい画面演出が生み出す「勢い」だけでもかなりの出来なのだが、それに加えてBGMの選曲センスが素晴らしい。荘厳なクラシックと激しいギターサウンドがこれでもかと戦闘シーンを盛り上げている。 この熱気、勢いは文・絵・音が合わさったビジュアルノベルならではのものだと思う。中短編程度の長さの作品ではかなり印象に残る一作だった。
83ゆびきり婚約ロリイタ (夜のひつじ(同人))
幼女との禁断の関係の中に愛の在り方と生の在り方を描き出すという怪作。夜のひつじお得意の言葉遊びがいつにも増して光る。「あいしあってたら、わかれないもん」と人は言うけれど、それって本当のことですか? → 長文感想(1590)(ネタバレ注意)
83ランス03 リーザス陥落 (ALICESOFT)
01、02ダイジェスト版を経てプレイ。細けぇ事は良いんだよ!って感じのシナリオではあるが、ボリュームもあり熱くもあり大満足の出来でした。ボイスも違和感が仕事せずグッドです!後どうでも良いけどセルさんのリメイク見た目可愛くなりすぎでしょw
82うたわれるもの -散りゆく者への子守唄-(PSV)(非18禁) (AQUAPLUS)
小さな農村の長から始まり、やがては一国を率いる皇となった男の生き様を描く戦記物SRPG作品。内政チート系や成り上がり系作品の典型的な面白さを十分に表現している事に加え、その充実したADVパートからキャラ一人一人の魅力も十分に描けており一つの群像劇としても非常に感情移入できる作品に仕上がっていた。一方で、SRPGパートについては単純に褒められる内容ではなかったように思う。協撃や必殺技システムが強すぎる事に加え、「雑魚敵は待ち受け、強敵は囲んで倒す」の戦法が安定し過ぎてSRPG特有の詰将棋のような戦略性は感じられなかった。デフォルトの難易度では何も考えずに突っ込んでも勝てるバランスなのでもう少し戦略性に幅が欲しかったとも思う。とは言えストーリーの魅力に牽引され退屈を感じた瞬間はほぼなかった。キャラの魅力を押し出し群像劇作品としてプレイヤーを楽しませる、非常にSRPGらしい一作だったと思う。
総プレイ時間 : 27h
82夜巡る、ボクらの迷子教室 (SAMOYED SMILE)
世間と折り合いがつかず社会のレールから外れてしまったヒロイン達と教師の紡ぐ絶望と成長の物語。各ヒロイン達の「いかに生きるべきか」という葛藤の切実さがひしひしと伝わってくる良い作品だった。pororiさん、画用紙さんと不条理や絶望を数多く書いてきたライター陣の筆力にけん引され、ヒロイン達の抱える孤独、苦悩、生き辛さが迫力をもって描き出されている。特にきな√のトチ狂ったようなヤケバチ感、絶望感はかなりの迫力を感じた(ほぼ確実に画用紙さんの担当√だろう)。個性が光り過ぎるライター陣だからこそ文体や主人公像の統一には難を感じる場面も多いが、負の感情から目をそらさず真正面から向き合った、この制作陣だからこそ作れる意欲作かつ良作だったと思う。失礼な話だがこんだけライターが多いと捨て√が出てくると思っていたがそんなこともない。総合力の高い一作だった。 → 長文感想(3698)(ネタバレ注意)
82レイジングループ(Android)(非18禁) (KEMCO)
リアル人狼ゲーム。生死をかけた心理戦が巧みに描かれデスゲーム物として楽しめるだけでなく、陰惨な伝承の残る村の秘密を解き明かす伝奇物としても楽しめるという一粒で二度美味しい的な作品だった。物語の根幹に関わる重要な謎の説明がギャグのようなノリや現実味のない説明で安易に処理されていたりと少々気になる部分はあったが、それでもこの値段・ボリュームでここまで楽しませて貰えたのは嬉しい。上記欠点からミステリとしては正直失格レベルだが、サスペンスホラー・伝奇物として見れば完成度の高い作品だと感じた。私の中では「良作」という言葉がぴったりと嵌まる一作になった。
82苗床デモンズグラウンド ~奈落の孕姫~ (月の水企画 -NewMoonLabel-(同人))
月の水企画苗床シリーズ第二弾。孕んだ魔物を育成し駆使して地下脱出を目指すRPG!相変わらず遊びつくすと30時間程度のボリュームを飽きさせずに遊ばせる内容は見事。前作リリサガより難易度がちょい落ちたのだけ残念だったかな。このブランド同人RPGでは本当に凄い作りこみをしてくるメーカーなので是非気になる人はどうぞ、触手百合ですが。
総プレイ時間 : 30h
82ランス・クエスト (ALICESOFT)
大多数のユーザーがシナリオに不満を抱いてるようだが私はこれで満足、正直シナリオ含めて6より良かった気が。ただシステム性に関してはマグナムパッチ適用済でのプレイだったので確実に当時よりは快適だったし、プレイ中にストレスが大きくかからないからこそそこまでマイナスイメージがないのかも。
82美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち- (ωstar)
所詮抜きゲーと侮っていたら人類の再生の姿を向日葵に例えるラストシーンで泣かされてしまいました。 シナリオも良かったと思います。
81この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(PSV)(非18禁) (5pb.)
「物語の迷宮」へようこそ。キャラ個別√制を採用しながらもそれぞれの物語が複雑に絡み合い、最終的に一つの壮大な物語を紡ぎだす構成は見事。 シナリオ面では古くささなど微塵も感じさせず、現代でも十分に通用するクオリティの作品と言って良いだろう。一方でシステム面は現代水準ではかなり劣悪な部類。 テキストも現代ノベルゲーマーの感覚では決して高水準とは言えない。本作を十分に楽しむためには、本作は「リメイク」ではなくレトロゲームの「復刻版」に近いものであること、 そして「ノベルゲーム」ではなく正しく「アドベンチャーゲーム」であることの2点を覚悟したうえでプレイする必要があると思う。 → 長文感想(3057)(ネタバレ注意)
81ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
誤解を恐れずに言うなら「Maggot baits」的に「Re:LieF ~親愛なるあなたへ~」を作り直したような作品だった。 一本筋の通ったテーマを軸にして設定が練られており、グロテスク/ゴア表現を多分に含むホラーサスペンス要素と数多の伏線張りによる考察ゲー要素が読者を物語へ引き込む。 その伏線を重ね続け物語の進展が見られない構成故に展開が穏やかな序盤~中盤の引き込みが弱く、能動的に物語を読み解いていく必要がある(恐らくこの作品自分で謎解きをせず単に眺めてるだけだとそこまで面白くない)など弱点も感じたが両作品のうちどちらかがお気に入りならやってみて損はないのではないかと思う。 作り込みも緻密で素直に面白かった言える一作だった。 → 長文感想(3308)(ネタバレ注意)
81SEQUEL blight (リーフジオメトリ(同人))
低価格で割と本格的にやりこめるRPG。可愛い女の子も見たいけど面白いRPGがやりたいんだ!という欲求を十分に満たしてくれる一作だった。 → 長文感想(1156)
総プレイ時間 : 27h