Skyさんの新着コメント

Sky

一貫性のある物語、テーマ性の深い作品は高評価する傾向にある。目安としては80点台が良作だと感じたものです。70作品を超えた辺りから今まで以上に内容を求めるようになった気がします。それゆえに最近は深みのある作品を好みがち。感想はできるだけ長文になりすぎないことを心掛けたい。 ※2011/12/05 投稿を停止します。今までありがとうございました。感謝いたします。

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CIEL CLAIR

新着コメント

75人間デブリ コンナジブンニダレガシタ? (elf)
18禁であることを意識した話し作りと、大人な女性との不器用な恋愛劇は本作も健在。前作同様、エロとシナリオを楽しむというエロゲーならではの面白さを味わえる。しかしながら、全体的に淡白な描写であるため。シチュエーション自体は濃いが、描写はあっさりしているという、なんともアンバランスな内容になっている。 → 長文感想(1807)(ネタバレ注意)
69エヴォリミット (propeller)
勝ち負けを競い合う「戦い」だと思ったら、進化を披露する「エキシビション」だった。 → 長文感想(2707)(ネタバレ注意)
85河原崎家の一族2 完全版 (elf)
確実にパワーアップしている。綺麗に動くアニメーションは言うまでもなく、追加されたおまけ要素もメーカー特有の変態的なエロが楽しめ、エルフ作品の良さがつまっている。今現在プレイしても古臭さを感じさせない完成度の高い館モノ。今更言うべきことでもないが杏奈が堕ちていく描写は寝取られモノの中で屈指の出来だ。
85媚肉の香り ~ネトリネトラレヤリヤラレ~ (elf)
理想的なエロゲーとはシナリオとエロの両立だろう。それに挑戦している作品は多くあるが大抵は中途半端な結果になる。ところがこの作品はセックスをシナリオの一部として扱っているため、ストーリーとエロが密接に関係し合うというエロゲーならではの構成に成功している。“エッチシーンでキャラクターの魅力を上げる”これはなかなか出来ることではない。『河原崎家の一族2』で銘打ったフレーズは、この作品にこそ相応しい。「大人が遊ぶPCゲーム」。
75Crescendo ~永遠だと思っていたあの頃~ Full Voice Version (D.O.(ディーオー))
奇抜な人物がいるわけでも、大きな出来事が起きるわけでもない。しかし揺れ動く男女の微妙な心の機微を、巧みに言い表すテキストが厚みのある世界を構築させている。全体の構成は予定調和なところもあるが、文章力・表現力は素晴らしいものがある。 → 長文感想(1435)
85Kanon(PS2)(非18禁) (GungHo Works(Interchannel、NECインターチャネル))
Key作品は事実のみを描き、真実を明確に語らない。補完を行うことで作品は完成される。具体的で論理的な作風を好む人にはこれほどつまらない作品はない。自ら収束し補完しなければならない物語を「面白い」と言うのであれば、これほど面白い作品はない。物語の抽象性を楽しめるかが鍵。 → 長文感想(1919)(ネタバレ注意)(1)
85Quartett! (Littlewitch)
喜びも憂いも憧憬も愛情も音楽で奏でよう。輝きに満ちた青春を、シナリオ・絵・音楽・演出の四重奏で鮮やかに描く。何かが特別秀でているわけではなく、どこかひとつを切り取って評価できる作品でもない。それほどまでにそれぞれの要素が協調し合い、調和している。このアンサンブルが心地良い世界を築き上げ、ひと時の安らぎを与えてくれる。“癒しの場” がここにある。 → 長文感想(2205)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 8h
89アマガミ(PS2)(非18禁) (エンターブレイン)
さらっと平然とエロスの壁を突破する。規制なんて怖くない。これほど作り手の本気を感じさせる作り方など他に無いのかもしれない。なるほど変態紳士である。 → 長文感想(1586)(1)
80eden* They were only two, on the planet.(非18禁) (minori)
長編シナリオと膨大なCG量に時間とコストをかけて完成させる。そこから浮き彫りになった問題に対するひとつの挑戦。販売方法も作品の作り方も既存の方程式にあてはまらない。いつも異なるアプローチをし続けるminoriらしい作品。 → 長文感想(1974)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 6h
80ナイ・アン・デ ~Night and Day~(非18禁) (ノンリニア(同人))
世界の秩序を無視した荒唐無稽な物語。恐怖、興奮、錯乱などの感情を呼び起こすような緊迫感。“引き込ませる”力は凄まじいものがある。1話と2話の出来は特に秀逸。無料ですので是非プレイしてもらいたい。 → 長文感想(1326)
総プレイ時間 : 16h
70僕はキミだけを見つめる ~I gaze at only you~ (れいんどっぐ(同人))
1000円でダウンロードできると考えれば充分良作だと思います。全体的に荒削りだけど、だからこそ自分はこういう物語を作りたいんだと、こういう気持ちを伝えたいんだという作者の気持ちが真っ直ぐに伝ってくる。好きなことをする。商業的な打算がない、同人の良いところだ。 → 長文感想(622)
90沙耶の唄 (NitroPlus)
綺麗な恋愛だけが純愛とは限らない。不潔だろうが、無秩序であろうが、狂気であろうが、それが“ただ愛を求める”ためだというのなら、それは「純愛」と言えるのではないでしょうか。 → 長文感想(1310)(ネタバレ注意)
69真剣で私に恋しなさい! (みなとそふと)
物語を作ることよりも、声優を集めることに力を注いだ作品。その結果大勢となった登場人物たちを料理しきれていない。「知識」や「先入観」を持っていれば味付けをすることができるので楽しめるでしょう。しかしそれを何十時間と続けるだけではどうしても飽きてしまう。表面の豪華さには目が眩んだが、その中身は未熟なものを感じた。 → 長文感想(614)(ネタバレ注意)
95ef - the latter tale. (minori)
夢を見ては現実に打ち砕かれ…人を愛しては傷ついていく。徹底して辛み悲しみを描いてくるが、不幸でも鬱でもない。そこに感動を求めているわけではない。どんなどん底にいても、終わってしまった世界から新しい世界へと。諦めず這い上がっていく。幸せのために葛藤して決断をする人物たちの姿を、自分と照らし合わせて考えてもらいたいという願いが込められている“意思の物語”。シナリオ・CG・映像・音楽の全ての要素が調和し合い高みに達している。ゆえに名作。
69俺たちに翼はない (Navel)
恋愛劇ではない。それだけでこの作品の特殊性が表れている。確かに人を選ぶ。痛いとか電波とかそこを通り抜けて、本当に突き抜けている作品。シナリオとかテーマとか面白い面白くない以前に、ノリについていけなかった。キャラの言動、ギャグが肌に合わなかったのかもしれない。本当にライターのファンであるのかを試される作品なのかもしれない。我こそは、と言う人は手にとってみる価値はあるでしょう。
89るいは智を呼ぶ (暁WORKS)
「呪い」を軸に話を展開させながら、「不平等」「不条理」という現実的なテーマを描いてくる。通常ならば陰湿で重い物語になりがちなところを、ファンタジー要素や個性的なキャラたちが和らげてくれるため、楽しく物語を追っていける。綺麗なことばかりではなく、醜いことも一緒に経験していく同盟団。呪われた世界の中で『仲間』たちが『友達』に変わっていく姿が共感を呼ぶ。 → 長文感想(1888)(ネタバレ注意)
75スマガ -STAR MINE GIRL- (NitroPlus)
良くも悪くも製作陣が“やりたいようにやってみた”作品。破天荒な設定、勢いまかせの物語、整合性などお構いなし。そこに鮮やかなビジュアル、上質な音楽、派手な演出効果が手伝って楽しむことができる。作品づくりに懸ける製作陣の情熱を随所で感じられる。しかしあまりにも話を長くしてしまったために、クリア後は「爽快感」よりも「疲労感」のほうが強かった。もう少し短く纏められていたら、本当にスターマイン(連発花火)のようなあっとう間に終わるが心に残る印象深いものに仕上げることが出来たのではないだろうか。
85遥かに仰ぎ、麗しの (PULLTOP)
本校系と分校系。完全分業させ両ライターの特性をいかんなく発揮させている。分校系は感情的で日常描写がメイン。「家族」に重きを置いて様々な人間模様をみせてくる。本校系は理性的で心理描写がメイン。「恋愛」に重きを置いて主人公とヒロインとの立場を問うてくる。行動原理も構成も物語の魅せ方までこうも違う。しかし描き方は違っても根底にあるテーマは一貫したことにより、“愛の物語”として昇華できているところは見事というほかない。
70殻ノ少女 (Innocent Grey)
大半のエロゲはヒロインが“物語”を受け持つ。しかしイノグレの作品はヒロインが救われない話なので“黒幕”が鍵となる。そこに惹かれるものがあるかどうかが重要になるが、あまりにも歪んだ精神性に共感できず、プレイヤーはヒロインの死にカタルシスを感じられず釈然としないまま終わってしまうのではないだろうか。 → 長文感想(1083)(ネタバレ注意)
79G線上の魔王 (あかべぇそふとつぅ)
徹頭徹尾、裏をかくこと、騙すことに専念したトリックの物語。感動させるため、驚かせるための仕掛けを多用しすぎたがために物語の整合性がとれず内容を破綻させている感は否めない。それでも最後までだれることなく“読ませた”ことは流石といったところか。 → 長文感想(1803)(ネタバレ注意)
99あやかしびと (propeller)
棄てられても裏切られても、人間の持つ美しさ、高潔さだけを信じる。愚かなほど善良な者(物)が「日常の尊さ」を伝える。そこに本作の価値はある。世界を救うためでも、誰かと戦うためでもない。平穏で、当たり障りのない、人間の優しさを信じ、共に享受することを望むため。誰かが見たちっぽけな幻想(ユメ)と、数奇な運命によって継いだ力で、愛したものを護る物語。 → 長文感想(2645)(ネタバレ注意)
80あやかさんとしゅうげんくん&テンプテーション・オブ・フレグランス (propeller)
“ユーザーの欲求に対して忠実なゲームづくりをモットーに、エンタティメント性を全開”な作品であった。心意気に拍手を送りたい。
80そして明日の世界より―― (etude)
あるがままにとは、想いを伝え合い、胸に宿る強い意志で示し続けるもの。 → 長文感想(2930)(ネタバレ注意)
70GUN-KATANA(銃刀) ―Non Human Killer― (BLACK Cyc)
「BLACK CYCといえばゲーム性」と感じている人であれば十分楽しめる内容であり、「BLACK CYCといえば濃厚なエログロとシナリオ」であると思う人には物足りない。エログロ、シナリオ、ゲーム性を詰め込むというスタイルできたからこそ全ての要素が充実した作品を作ることを求められているように思う。 → 長文感想(1195)(ネタバレ注意)
90リトルバスターズ!(非18禁) (Key)
本作は「恋愛」でもなく「家族」でもなく、そこにある“原点”を描いた。人と人とが寄り添い、同じ時間を共有し、気持ちを分かち合う。そこに生まれる力、それが自分にどのような意味を与えてくれるか。そういった人としての「本質的」な姿を描いていると思う。それも徹底的に描くことで今までにない価値を見出している。仲間同士で駆け抜けていく青春という一瞬の力強さも相まって、爽快性と友情に溢れた清々しい作品となっている。 → 長文感想(3568)(ネタバレ注意)(2)
69和み匣 (Innocent Grey)
人気のないものを切り捨てても、魅力的なファンディスクを作ることは出来ない。 → 長文感想(1655)(ネタバレ注意)
60秋のうららの ~あかね色商店街~ (ブルームハンドル)
本作の最大の欠点は人との交流を通して変化していく主人公の心を描けていないことだろう。前作では何も知らない主人公が島民たちの温かい気持ちを通して成長していくため感情移入もしやすく、人々との「一体感」が心地良かった。本作では相手の気持ちを感じ取れない鈍感という性格、ひとりで突っ走る主人公が不快感を与え、全てを台無しにしている。前作との違いに期待していたがそれが仇となってしまっている。 → 長文感想(1049)
85Silhouette (CDPA)
自分の中にある見えない影と決別をすることで本当の愛を、生きる道を見つけていく成長物語。何より魅力的なのは軽快に読ませるテキスト、心情を飾らずに表現し真っ直ぐにメッセージを伝えられる素直さである。理想だけを追い求めては真実の形を見失ってしまうということを率直に描いている。他の要素はあまり秀でた点はないが、そのため「シナリオ」の素晴らしさが際立っており、ライターの力で創り上げた作品といえる。 → 長文感想(1984)(ネタバレ注意)
89車輪の国、悠久の少年少女 (あかべぇそふとつぅ)
前作同様「人の強さ」を劇的に描いてくるところにやられる。冷徹な指導者があまりにも渋い。その背中が静かに熱く語っていた「少年少女よ、大志を抱け」と。
75初めて泣いた日(非18禁) (HANEMINE(同人))
嬉しいと感じた今日があるのなら、誰かが悲しんだ今日もある。しかしそれすらも得られなかった人が望んだ今日でもある。そのなかで “何を感じるか” …それに尽きる。 → 長文感想(1477)(ネタバレ注意)
83ef - the first tale. (minori)
物語を客観的に見せることで景色、情景などが焼き付き演出の良さを感じられる。またシナリオもそれぞれ別の真実が存在するといった形式も奥深く良い。けれどこれは前編というより主題の暗示のようになっており、物語の核心へせまろうとした時に終わりを告げるので非常に勿体無い。 → 長文感想(1403)(ネタバレ注意)
80EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~ (BLACK Cyc)
Black Cycならではのダークな世界観と蟲使いという異質な世界のなかで、日常を取り戻そうとするひとりの少女の人生を描く。それは自立心をもった強い女性であり、そういった「女性の強さ」という観点をもって見るとより面白くなる。ライターにもメーカーにも独自の世界観があり、それらの特色が調和している。 → 長文感想(1625)(ネタバレ注意)
80TRUE REMEMBRANCE -remake-(非18禁) (TRUE REMEMBRANCE(同人))
悲しい記憶を持った人が訪れる街で青年と少女の日々のなかで記憶の大切さを、切なくも優しく描いた物語。人生が豊かになるときは「何を得たか」ではなく「何を与えたか」による。そういったものを感じさせる物語。
70その花びらにくちづけを (ふぐり屋(同人))
女の子同士のラブコメディ。変にひねりを入れずに直球な作品で、純度が高い正統派の百合ゲーです。 → 長文感想(608)
80AYAKASHI H (CROSS NET)
シリアス色が強かった前作とのギャップもあり非常に笑える。キャラのイメージを変えるほど今作はコメディ色が強くなっている。それがまた滑稽で面白いところでもあるのだがシリアスな世界観を壊している感はある。面白おかしい世界なのでただ笑いたいのであれば十分楽しめる。 → 長文感想(994)
79PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞 (Innocent Grey)
雰囲気は良くも不協和音を好む指揮者と主体性のない演奏者では調和はとれない。ある人物のひとりが主題をもっているため主人公たちから何かを感じることは少なく最後のシナリオさえ曖昧なところがある。「不協和音」というものが少し皮肉にも感じるところはある。どの人物に重点を置くのかで見えてくるものが変わるのかもしれない。 → 長文感想(1843)(ネタバレ注意)
85キラークイーン (FLAT)
殺し合いなどではなく、共に生きることの大切さを描いた人間ドラマの物語。自己犠牲という生き方、在り方を決して認めようとはしない作者の考え方がよく表れていると思う。
80もしも明日が晴れならば (ぱれっと)
命というテーマだからこそ「別れ」が鍵になる。そのなかで大切なのものは“絆”になるわけだが、ひとつのシナリオからはそれらの重みを感じることはできたが共通ルートが多いため個別ルート、エンドでの矛盾を多々感じるところがある。『家族の絆』か『明穂との絆』か、どちらを重要視するかで見方も大きく変わってくるのだろう。 → 長文感想(1591)(ネタバレ注意)
80終末によせて(非18禁) (とおくできこえるデンシオン(同人))
自然のままに生きていられることは幸福であり、あるがままに生きることは美しいことであると、終末を迎える世界で儚くも美しく描いている。清らかに優しく人との交流を描いているからこそ共感や同情を誘うのかもしれない。歌は終わったとしても音楽は心に響き続ける。 → 長文感想(1017)(ネタバレ注意)
83はぴねす! りらっくす (ういんどみるOasis)
どのストーリーもキャラクターの魅力を引き出しており、本編以上にそれが楽しめる。またユーザーの期待や思いを的確に汲み取っている。「萌えゲー」としても「ファンディスク」としても役目をしっかりと果たしていますし、何よりファンに楽しんでもらおうと期待に応え提示してくれたメーカーへ非常に好感が持てます。 → 長文感想(1385)(ネタバレ注意)
90Fate/hollow ataraxia (TYPE-MOON)
体は生きることを望みながらも心は意義を失っている者に“現実”で生きる素晴らしさを伝え、心までを救う過程は前作とは逆説的でもある。“楽しませる”ことよりも“伝える”ことを重視している。ゆえに「ファンディスクとして」不満は残るかもしれないが、これまで創り上げてきた「TYPE-MOONの作品として」これは良いのだと思う。何より製作陣たちの強い信念を感じさせた。
99Fate/stay night (TYPE-MOON)
全ては主人公のために用意された舞台であり、物語は衛宮士郎を引き立てる。正義の味方になることを目指した少年を殺し合いという場に身を投じさせ、守るべきものを問わせ、生きる意義を教える。ヒロイン達は士郎から生きる意義を見出し、自らのヒーローとし、聖杯戦争は彼を「最強にする」ことにまで創り上げる――――『衛宮士郎の為の物語』 → 長文感想(2964)(ネタバレ注意)
89智代アフター ~It’s a Wonderful Life~ (Key)
“変わらないこと”は永遠ではなく、変わらないものがないから続いていくものがある。智代と朋也との絆は確かに愛だと思う。愛を見出したのは互いの心、宝物を見つけたのは家族の絆、永遠を紡ぐのはみんなの想い。智代のメッセージを受けとった人が別の誰かにまた伝えていく。そうやって道を託していくこと、“続いていくこと”が「永遠の愛」なのだと思う。森のくまさんは永遠への架け橋なのだと感じる。 → 長文感想(1413)(ネタバレ注意)(2)
85この青空に約束を― (戯画)
人物たちが描く夢にいくつもの生きてきた意味があり、その象徴でもある姿が最後に心に刻まれることになる。喜び、楽しさ、悲しみ、別れ、様々な想いを共有した、コミュニケーションの素晴らしさを感じた。
100AIR(PS2)(非18禁) (GungHo Works(Interchannel、NECインターチャネル))
「誰かの幸せを願う」幾人もの想念が織り成す物語。残酷な出来事だからこそ無償の愛が胸を打つ。心を抉る悲しみと共に「本当の幸せ」を見つめる鍵を渡してくれる。蒸し暑い日が、澄み渡る青空が、感慨深いものになる。ゆえに幾ら色褪せようとも夏が訪れる度に思い出すだろう。一生忘れないであろう作品。
85波の間に間に ~さざなみ診療所~ (ブルームハンドル)
そこの島人たちは“隣に誰が住んでいるかがわからない”なんてことは一切無しの小さな優しい島。そして不便な島。だから力を合わせたり、自らの無力さを自覚し人を見る。そんな他愛ないやりとりこそがその島人たちの「活力」ということ。それは人を感化させる力があり、とても癒される。 → 長文感想(555)(ネタバレ注意)
83ゴア・スクリーミング・ショウ (BLACK Cyc)
負は正に肯定される。悪が威力をかけることで善は成り立つ。「生」と「負」の関係がうまく描かれている。 結局負のレースに走っても誰にも勝ってはいなし、誰も祝ってはくれない。これは非日常を辿りやがて、その破滅へと進む凝り固まった心を解放することに至る。 → 長文感想(1624)(ネタバレ注意)
90車輪の国、向日葵の少女 (あかべぇそふとつぅ)
理不尽なことに押し負けずに立ち向かう「正義」や、大切な人への「慈愛」、人を「愛」する心に溢れており人間味のある姿に胸を打たれる。それらを含めた最後に紡がれる「絆」も素敵なもの。根底とするものはそれを紡ぐとなった『心友たちとの友情』とそれを取り戻す為に、主人公に贖罪を問わせる。少なくともその“人の想い”は素晴らしい作品。 → 長文感想(2781)(ネタバレ注意)