マルセルさんの新着コメント

マルセル

ども、淫乱雄ネコ萌え奴隷系オタクのマルセルといいます。無闇にながい文章を書いたり、時には一言コメントしか書かなかったりといい加減な活動ですが、皆さんの方もいい加減に読んでくださると僕が助かります。

>えー、近況報告を少々。ここ最近いろんな所で更新が途絶えていますが、どうにもこの一年は色々と忙しくてですね。エロゲも月に2~3本しかクリアできていないので、月刊マルセルでエロゲを語るような立場にはなれないかなーってところが現状ですね。今年の前半一杯は去年から引き続いて結構デカイことを言い続けていたので、そこらへんの総括を含めて何か書きたいところではあるんですが、自分がやって面白いと感じたエロゲのレビューもロクに書けていない状況ですので、来年の3月あたりまでそこらへんを消化するまでは「業界論」めいたことは封印しようかなとは思っているのですハイ。

まぁそんな状況でありながらも、自画自賛めいたことを書いてしまうと、去年の終わりと今年の前半に書いた業界論を修正する必要もあんま無いので、基本あんま書くことは無いかなーというのが根っ子にはあるんですけどね。エロ助や2Chのエロゲ板といったかつてエロゲのメタ言説の中心だったところが凋落していき、そこで語られていた言説スタイルそのものの凋落するので、エロゲ全体のメタ言説の生産量つまり「話題性そのもの」が一時的に減退する。それと同じように、有象無象の同人エロゲの数が商業エロゲを遙かに上まわっていくことで、今まで作品評価のなんとなくな規範であった典型的な「商業エロゲ」イメージそのものの崩れてはいくが、同人エロゲが商業エロゲを食いつぶすほどの勢いが生まれるわけでは無く、相対的には既存の商業エロゲの方が依然として力は持っているものの、それは今まである程度は固有ユーザーや固有信者を持つメーカーに限られるので「ボツボツといろんな同人エロゲが登場しているのに、依然として話題の中心にあるのは既存の商業エロゲ」であるという 現実そのののが、嘗ての取りあえずエロゲの多様性ガーとか低価格エロゲガーと言っておけば通ぶった態度を取れるような嘗てのエロゲのメタ言説の欺瞞性を浮き彫りにする。つまるところ、同人であれ商業であれ、今のエロゲが置かれているエロゲの現実とその現実を解釈する以前のメタ言説のフレームが乖離していて、そこらへんの現実と言説のギャップがエロゲを語りにくくしているナーっていう診断はあんまり変える必要はないと思うんですよね。僕が思っていたよりも早くかつてのメタ言説の死滅が進んでいるような印象を受けますが、そこらへんを含めて来年の葱板のベストエロゲ投票が良いリトマス試験紙になってくれそうかなーと。

まぁこういう状況ですから、僕がイチイチ去年まで見たいに「最近のエロゲは長い」みたいなルーチン化されたエロゲ糞メタ言説に突っ込む、みたいなことをやる必要もやる意欲もあんま起きないというのはあるんですよねー。そういう糞言説は今年にも何個かあって、今のエロゲ声優はデビューのきっかけがない!みたいなアホ言説に突っ込みを入れようかと思いましたが、そんなのハイハイ同人音声でも聴いていれば?みたいな突っ込みは、去年の時点では必要だったかもしれないけど、今年の時点で同人音声の存在を知らないような人に何を無駄じゃね?みたいな雰囲気はあるじゃないですか。ここらへんを含めた「エロゲメタ言説空間の転換」というのは、実はここ1~2年でかなりのスピードで起こっているとは思っていて、そこらへんをネタにするっていうのは何度か思いつきましたけど、それについても良く考えたら今年の初めに語っていたし、もうそういうのは事実確認的に「これこれこういうことが起こってます」という形で書くのでは無く、そういう言説空間の転換を前提にして新人の同人声優の何とかさんの逆NTR音声作品最高だよねーみたいな形で書いたほうが良いんじゃ無いかってところまで来ていると思うんですよね。まぁそこらへんを含めて、新しい形での雑談ネタの描き方とかレビューの描き方を色々と考えながら、今年の積みゲエロゲを消化せんとしているマルセルたんでありましたさ。
https://www.youtube.com/watch?v=7L8AFJnY3js

新着コメント

90Succubus Rhapsodia (Dreamania)
この作品自体が二次創作で生まれたという運命は連鎖していき、サキュラブ誘惑スキーたちがMODに大集合した結果、オリジナルのエロテキストどころか、エロCGも20枚以上追加され、今現在も更新が途絶えないような「サキュバススキー紳士の創作場」になってしまったという特異な作品というか、誘惑エッチやハーレムエッチといった最新の同人エロを適切に表現できる二次創作プログラムである。RPG形式を利用しながら、作品世界の輪郭を世界地図MAPのように明確に描写せず、物語と世界の断片を絶妙に彷徨い繋げるような本編も面白いが、やはり今作最大の魅力は「サキュラブの誘惑エッチやハーレムエッチ」を徹底的に極めんとしてるMOD版だろう。BFのシステムを用いながらも、商業エロゲのエロシーンと同じくらいの尺が用意され、いま現在の商業エロゲでは味わうことのできないサキュバスたちの未知なる誘惑ハーレムがあなたを待ち受けているのだ! → 長文感想(62322)(ネタバレ注意)
75あるいは恋という名の魔法 (おもちそふと)
「御上品であるが故にとってもエロい萌えゲ」というのが、僕の適当な感想なのであるが、「御上品」は人によって解釈の幅があるとは思うので「表現やヒロインの性格や物語の幅がノーマイライズされた」と言えばわかりやすいだろうか。萌えゲそのものが、ノーマライズされた表現を用いるジャンルだが、この作品はそれ以上に小学生の絵本のように振れ幅が小さい静かな世界で、それが故のユーモラスな台詞があったりと多少の工夫もあるが、基本的には退屈気味な萌えゲと言う評価は妥当ではあるだろう。だが、この作品は紳士と盲愛モードというシステムを導入しており、これが実に素晴らしくエロいというか「絵本の世界の王子さまになり切ったようなエッチと、純粋な王女様に性的に尽くされまくるようなエッチ」という絶妙な夢心地を表現している。細かい設定とか世界観よりもプリキュアみたいな子供教育ファンタジーでエッチしたいという人にはお勧めできる逸品だ。 → 長文感想(35765)(ネタバレ注意)
87あぶのーまるらば~ず (とるてそふと)
エロゲのエロとシナリオの関係においては、だいたい三つの位階を設けることが出来る。一つは「単純に物語にエロシーンがくっついてる」だけの作品で、大半のエロゲシナリオがこれに該当し、エロの配置は良くも悪くもユーザーがそこに意味や劣情を見出すものとなり、今作では幼馴染の姫兎が該当する。二つは「物語がエロの傾向に結びついてるもの」で、ジャンル抜きゲや、エロ導入に拘ったイチャラブエロゲがそれに値し、兄姉近親相姦を懐かしく巧みにSM物語に接続する暁乃や、未知なる感情と性癖に悪戦絶頂する鏑城もこの中に入るだろう。そうして最後の三つは「人間とエロの関係それ自体について」挑もうとする勇者であり、さらに、この作品の瀬利ルートは第二位階の「誘惑エロヒロイン」という昨今性徴目覚ましいジャンルを見事にエロゲながらも、その論理的な帰結としてのエロに病んで愛はパンツを駆け巡るを走り切ってしまう小池百合子シナリオの傑作だ。 → 長文感想(61427)(ネタバレ注意)
78桜ひとひら恋もよう (Parasol)
普通なパラソル作品である、とはいえ大半のユーザーは「パラソル作品そのもの」が良くわからないと思うので説明すると、まず悪い意味からいえば、体験版でいわれたような「糞シリアス」は本編においては殆ど関与しない、というのは「マイナス要素」であって、これは逆を言えば「共通のシナリオ要素が個別ルートには殆ど関係がなく」実妹の紗矢ルート以外は「個別入ったらあとはシナリオとは関係ないイチャラブオンリー」でしかない。もちろんそれを「良い部分」という事も可能で、千歳ルートは恋愛シナリオとしては結構ブヒれるし、美綾ルートの永遠と甘やかしエッチさせられ続けるシナリオも好きな人には良いのだろうが、そうなってくると「なぜ学園合併シナリオを共通に置いたのか?」昨日機能断絶となり、結局この作品は実妹の近親相姦を盛り上げるためのシナリオ設定の為に他を犠牲にしたというシスコンファーストが、パラソルの「普通」となる。 → 長文感想(32809)(ネタバレ注意)
65ニュートンと林檎の樹 (Laplacian)
「テンポよく読み進められるエロゲ」は「チンポよく勃起できないエロゲである」し「マンコよく突っ込みたくなるヒロイン」も描けないような「よぉく読むとちっとも良いシナリオではない」を立証してしまった作品だ。「一日くらいでコンプリートした」人が評価が高くなるのは頷ける。確かに「引き込む力だけ」で「細部の雑な部分」をスルー出来る力は持っており、軽妙なテキストは常に予想外の方向に進んでいくプロットにスムーズに繋がっていくしなやかさは、これら全て「共通ルート」への美点となり、そうして「個別ルート」においては全て地獄に堕ちてゆく。個別ルートが通常エロゲの半分以下の長さで、更には葉鍵時代を思い出されるような恐怖のエロイッカイズツに等しい構成は、ヒロイン感情移入だけではなく、実は「シナリオ重視」にもマイナスであり「ぜんぶ童貞のせいだ」は「早漏だから前戯が上手いだけのふにゃちんシナリオ」を隠蔽してるに過ぎない。 → 長文感想(28523)(ネタバレ注意)
85彼女と俺の恋愛日常 (Parasol)
パラソル作品では、前作に次ぐ「普通に楽しめるレベルのイチャラブゲー」+「異常なほど可愛い妹ルート」ゲーと言えよう。このブランドは毎回エロだけでは鉄板で、今作も幼馴染みにメイドご主人様プレイとか、萌えゲのエロ王道を解っていて素晴らしいのだが、今作はそこにシナリオブーストがきちんと適切に掛かっているので隙が少ない。ちこたむヒロインのシナリオは、ヒロインの悩みを、恋人後の恋愛のなかで少しずつ解決していくという構造によって「シナリオのテーマ進行」と「主人公に感謝デスイチャラブ」を反復させていくという、イチャラブ描写とテーマ進行を危なげなく進めていく丁寧な作りなのに、そんな鉄板を隕石によって打ち破っていくのが実妹シナリオだ。シリアスやシナリオが逆に欲しくなるような、兄妹のふたりだけの世界が最初から最後まで展開されており、近親相姦シナリオというよりも火星人の恋愛のようなイチャラブショックの清々しさよ。 → 長文感想(37648)(ネタバレ注意)
75遊聖天使プリマヴェールDrei ダークミッション (Escu:de)
作品の狙いは良いのに高い点数は付けられないのは、分岐シナリオを纏めきれる自信が無いから、こういう仕様にしたんだろうけど、あくまで分岐シナリオの体裁を取っているのに、実際は分岐毎に「物語時系列を無視したミニシナリオが語られる」(Aヒロイン分岐をすると、まだ調教していないBヒロインが悪堕ちしてるみたいな)という仕様はやっつけだろう。とはいえ、このFDは今までのプリマシリーズでもきちんと描ききれなかった「悪堕ちイチャラブ」をきちんと描いているという点では、調教ゲーとしてはかなり高く評価できる。一般社会の闇を見せつけられ徐々に悪の結社側に心が傾いていく描写を、地味ながらも過不足なく描き、悪堕ち後も悪堕ちコスだけではなく、正義コスチュームで悪堕ち状態の正義のヒロインとご主人様ラブラブエッチが出来るというのは、まさに「有りそうで無い」良いところを突いた作品だ。本編からこれやっとけば傑作だったのになー。
70姫恋*シュクレーヌ! (Princess Sugar)
糞シリアスに対する批判というのは「イベント」に対するモノが多くて、897だとか、妹とセックスしてこんなのは良くない別れようとか、100万円取られた苛めだと教師に訴えたらそれは恐喝であり苛めでは無い!とかそういう話であるが、この作品をやれば「糞シリアス」というものが、基本的に「作品の構造」に内在するモノだと言うことがよくわかる。べつだん、この作品は「酷いシリアス」と言える事件は起きない。但し、この「夢」と「現実」の世界の往還という作品シナリオが「夢ではヒロインに告白していちゃエッチ」するが「現実ではまだ告白も出来ずに問題山積み」という対比を作ることによって、前者の結構よさげなイチャラブ描写が「しかしこの後は必ず冷や水を浴びせられ現実」により見事に相殺されてしまう。むろん、それ作品の狙い通りであり、そのようなイチャラブ幻滅スキーにはお奨めであるが、イチャラブユーザーには「糞シリアス」なわけだ。
83キミトユメミシ (Laplacian)
七月ダークホースゲー扱いされている今作。発売前は声優陣が豪華な抜きゲーっぽいと言われ、それが歌も豪華だが内容はワカランゲーへと変わり、体験版が公開されたら思わず便秘少女も荒野を目指してしまうくらいの変幻自在ギャグ十字砲で期待のバカゲーへと祭り上げられたものの、実際は今どき珍しい地味な「ヒロインと一緒に頑張ろう青春ゲー」だったでござるよ。大半ルートは序盤から、早くもヒロインと主人公の目標が決まり、後はそれに向けて様々な問題を解決しながらも、基本は日々の努力をイチャラブしながら続けていくのみ。ヒロインの夢を覗き見する一方関係から、ヒロインの未来への夢を共有していく「キミトユメミシ」ダブルミーミングを生かした時雨ルートは処女作とは思えないクオリティなのに、ブツ切りが目立つ他ルートや、淫夢ネタをギャグ以外の特にエロに上手く生かしていない等々、処女作らしい荒削りさと新鮮な推進力に満ち溢れた良作だ。 → 長文感想(14697)(ネタバレ注意)
73リプキス (戯画)
この作品のキャッチコピーの「等身大の恋愛」みたいな言葉はあまり好きでは無いのだが、敢えてこの言葉を借りて評するなら「共通ルートは等身大の学園生活を描いてるが、個別ルートはSDイチャラブゲーである」といった作品だろう。兎角、共通と個別のギャップがなかなかに酷い。共通は地味な日常描写からヒロイン達の関係性を少しずつ深めていくのに対し、いったん恋人になったら基本「デートしてHして寝る」だけの繰り返しを、しかも普通の萌えゲの半分くらいの尺で描くだけで妙な即物的気分。個別の描写自体はそれなりによく描けており、特にハヤねぇルートは終始お姉さんキャラのリードで、恋愛もHにお姉さんにゆっくり任せていけばいいかなぁポカポカ気分に浸れるルートではあるものの、やはり短さだけは如何ともしがたい。始めから「コンパクトに終わるイチャラブゲー」を求める人にしかお奨めできないのが、部分的な質は悪くないだけに残念ではある。
78ワールド・エレクション (Whirlpool)
渦巻き10周年の今作だが「昨今の流行りを今までの渦巻き作品に取り入れようとして」半分失敗半分成功した作品。成功から言うとクルル以外の個別ルートはそれなりに面白い。渦巻き作品のファンタジー俺TUEE系バトルをどのルートも、学園選挙ネタと絡めてイチャラブラブコメにそれなりに上手く取り込んでおり、尺とエチが通常の半分な点を除けば、軽快な萌えゲとして良作評価はできる内容なのに、もう半分の失敗がそれを微妙に妨げてる。例によってトゥルーの唐突シリアスだけが問題では無く、その「世界」を救う「世界選挙」の「世界」がトゥルー以外の全シナリオで充分に展開されていないのだ。同じ系統の「セブンズ」に比べると、サブヒロイシナリオがエチだけで終わっており、メインヒロインの世界が充分に描写されていないのが致命的。結局異世界ヒロインと発情セックスしたり愛天使エッチなまみず絵が激しくエロ過ぎる「世界勃起」と化してしまった。 → 長文感想(19741)(ネタバレ注意)
82QUINTUPLE☆SPLASH (Parasol)
パラソルっていうメーカーは、昔からわりと作風がコロコロ変わる不安定なメーカーで、さらに今作からは看板ゲンガーだった「ちこたむ」画伯も抜けて、なんかウリ要素あるんですかこれぇ?みたい微妙雰囲気が漂っていた今作だが、こういう時に限って良作がポンと出たりするからエロゲっていうのは面白い。水泳大会展開になりながらも、最後まで本当はもっと楽しいことをしたいー、主人公にいいカッコを見せたいだけーと、だらけイチャラブする亜美ちゃんシナリオや、アニキからお兄ちゃんまで兄妹の関係性の変化をシリアスを交え丁寧に描きつつも、根本的な所ではいつもお兄ちゃんに子供のようにじゃれ合っている姿を見逃さないい巴シナリオといった、イイ話や成長頑張りました話には収斂されない「水と弾けるようなイチャラブ」の毎日を軽やかに描いてる。貧乳ボディを煽り立てる着エロや何気ない日常仕草からのエロ移行といった、間接エロの強調も素晴らしい。 → 長文感想(40870)(ネタバレ注意)
75吸血姫のリブラ (onomatope*)
「イチャラブ最高神海原」レベル10と「ハーレム天使オノマトペ」レベル8と「厨二病堕天使燃えゲ」レベル6をメガテン三神合体させ、生まれたのがこの「吸血姫のリブラ外道ゲー」レベル4である。このタイトルの「リブラ」とは「ライブラ」つまり「天秤」を指し、物語としても吸血鬼と人間、またはハーレムと純愛と言ったような「価値観のバランスを探る」ような展開になるのだが、この物語と「イチャラブ」「ハレーム」「厨二病燃えゲ」の組み合わせが最低最悪。正妻と最後は悲劇だがイチャラブしつつイリスちゃん(ルート無し!)をプチレイプして責任取らずに終了とか、世界の滅亡よりも自分のアイデンティティの方が大事話が連発され、まともに主人公の葛藤に付き合う気が失せるプロットになってしまってる。唯一素晴らしいのは、主人公が意に反して発生させる魅了からの魅了Hであり、ヒロインを寵姫にしちゃうメロメロ背徳感が物語と共に伝わってくる。 → 長文感想(31538)(ネタバレ注意)(2)
45トラベリングスターズ -Traveling Stars- (HOOKSOFT(HOOK))
自傷HOOKが設立15周年記念作品として放っちゃった新感覚「イスラム国ゲー」の傑作である。無論イスラム国がイスラム教と全く関係ないように、この作品もHOOKを自傷しているものの本来のHOOK作品と全く関係が無いばかりか、過去のHOOK作品の要素を恣意的に悪用し正反対の愚作を作り上げたという点では、イスラム国以上のツラ汚し作品と言えるだろう。「まったり日常」は共通ルート個別ルート共に「ヒロイン以外のサブ・モブテキスト」に奪われて「イチャラブ描写」は減少気味な上にシナリオがイチャを殺しており「山場に頼らないシナリオ作り」は糞バトル展開や糞トラウマ展開や糞泣きゲテンプレシナリオを多用しつつも最終的に「テンプレシナリオとしても崩壊してる」という自爆テロでHOOKユーザー&メーカーもろとも木っ葉微塵じゃあ。このHOOK新体制の堂々たるHOOK遺産の大爆破を前にしては萌豚の正義の脱糞を下すほかは無い。 → 長文感想(37670)(ネタバレ注意)(1)
70らぶらぶ♥プリンセス ~お姫さまがいっぱい! もっとエッチなハーレム生活!!~ (ぱじゃまエクスタシー)
「期待は失望を二乗する」という名言があるが、怒りを覚えるレベルの作品はそれまでにマイナス分に相当するプラス面白さがあったとも言えるわけで、この作品は「ハーレム期待を裏切るハーレム作品」としては 傑作に達した至高のガッカリゲーだと言ってもいい。共通ルートが素晴らしいのに、個別ルート短すぎるという早漏れシナリオに加え、一部ルートではエロすらも早漏れというハクオロとーじーぼーの先には「誰得シリアスシナリオ」をハーレムシナリオのテーマ性の為に壮絶な勘違いをぶちかましてくれ、良作ハーレムゲーを期待したユーザーを絶望の海に叩き落としてくれようぞ。メインヒロインそっちのけでBBAサブヒロインが活躍する「ハーレムスキーなら嫌いなヒロインも幸せにしろよなww」アンチハーレム嫌味も最高だ。エロCGや一部エロやハーレム日常描写は良いので抜きゲとしてはわりと評価できるが、故に ツラミも増してしまう難儀な作品じゃ。 → 長文感想(23493)(ネタバレ注意)
78恋想リレーション (Lump of Sugar)
ここ2~3年くらいの萌えゲ業界はそれなりに「ゲーム性」の導入に意欲的であるが、この作品はそのあんまりな完成度によって「紙芝居エロゲなんて時代遅れ」という風潮に挑戦状を叩きつけるような熱血反面教師エロゲだと言えよう。その体たらく詳細は長文にて語るにしても、例えば「ジャンプ機能」を搭載しながらそれを使うと正解の選択肢を選んでも攻略不可とか鬼畜トラップが満載なので素直に攻略サイトを見るのが賢明ゲー状態。こんな糞ゲーム性に反して、恋愛描写やらエロは凄くイイから困る。特に友達以上恋人未満の微妙な関係の上での、こそばゆい恋想のさわり合いがとても上手く書かれており、さんざんそこらへん焦らしてからお兄ちゃんをメイド服を誘惑する由羽子とか、恋愛無自覚100%なのにクリティカルヒットを連発する唯華とか「このヒロイン、どこまで誘っているのか?」とか妄想しながらニヤニヤしたい又はホビらじAPスキー向けの萌えゲだ。 → 長文感想(35043)(ネタバレ注意)
90Evenicle -イブニクル- (ALICESOFT)
オタクが、増えすぎたエロゲをソシャゲーに移住させるようになって、既に5年が過ぎた。膨大なソシャゲーはオタの第二の故郷となり、エロゲオタは長年の尊厳と引き替えにデレマスで刹那の尊さを得て、そして、死んでいった。西暦2015年(だぶるおーせぶんてぃーないん)、アニメ自爆を経てもケッコンカッコカリは止まらず、オタは自分の艦むすゲームナラティブを共有生産する集団二次創作乱交体制を樹立し、母たるエロゲの独占生セックスから独立を宣言。エロゲ連邦の最古国アリスは新兵器の開発に着手する。巧みなゲームバランス調整で無駄のないキャラ育成&バトルを実現させたRPGによって、フィールド上にあらゆるサブイベントシーンを配置し、ゲーム性体験とストーリーをシームレスに繋げることで、エロゲの豊潤な物語とイチャラブを見事に融合させるケッコンカッコトゥルー嫁ハーレムエロゲのレゴンギスタを目指して……その名は「イブニクル」だ。 → 長文感想(59338)(ネタバレ注意)
77ミライカノジョ (PULLTOP LATTE)
ハーレム作品かと思いきやループとかタイムリープとか混じって、なんかよーわからん感じになっている作品だが、基本的にはそれらの物語を「主人公とふたりの一夫多妻関係を描くための」横線として用い、ストーリー展開以外の縦線の描写では3Pエロや3Pイチャラブが描かれる作品だと思えばわかりやすいだろう。後者「だけ」に限れば3Pエロゲの中でもわりとよく描けており、別次元のふたりだからこそ、いろいろと違いはあっても最終的には主人公が好き!で3人仲良くイチャラブやエッチが出来る雰囲気は他の作品では得がたいものだ。但し前者のストーリー横線が、3P関係に成ってからも「別次元に帰る」とか「一人を選ばなきゃダメなんじゃ無いか?」みたいな愚息もションボリで引っ張りまくっているため、結局は幼女ロリっ娘に「みんなでHしてくれないんですか?」と涙目で誘われて集団淫行に耽りたいひとしかお奨めしにくい抜きゲーになのは否めない。 → 長文感想(28398)(ネタバレ注意)
77レベルドレイン2 ~尻尾に吸われるためのレベル上げ~ (askot(同人))
エロRPGには珍しくちゃんとした音声(フェラ音のみとかじゃなく)付きでソフトMスキー向きってことで購入。タイトルだけみると売春RPGみたいに「エロを前面に押し出した」エロRPGに思えるが、表面的にはきちんとRPG世界観と今のアリスゲー程度のゲームバランスを備えた正統的なRPG「だからこそ」レベルを魔族たちに捧げてしまうという堕落風俗エロが際立つ作品になってる。レベルドレインといっても基本はスキルステUPがメインなので、最後のオマケを除きさほど面倒ではない。エロシーンもそこそこ尺は用意されて、特に「言葉責め」か「喘ぎ声責め」かのエロボイスチョイスができるのは好ましい。ただ、十把一絡げキャラにレベルを捧げるよりも、キャラを絞って「レベルを捧げれば捧げるほど好感度うpでエロも過激に!」な自分としては、途中で奉精作業感に襲われたのも事実。もっとロリ巨乳サキュバスのトトちゃんと堕落Hしたかったのに!
75さくらシンクロニシティ (WHITESOFT)
その作品の優れた○○ルートを冠して○○ゲーという呼称はあるが、その伝で逝けばこの作品は共通ルートゲーとでも言えよう。魂が繋がる双子と自分のなかにいるもう一人の自分、自然に囲まれた学園から不自然な自然科学によって産み出された魔法の世界のなかで、初めての他者と異性の接触から生まれる驚きと喜びを繊細なタッチで描く共通部分は昨今のエロゲでは味わえない新鮮なシンクロニシティ。だが、昨今のエロゲには必要な……否、エロゲには基本的に必要な個別ルートの甘さと量が決定的にこの作品には足らない。伏線が未回収だとか未完成とかそう言う話ではなく、伏線は綺麗に回収されているが、逆に言えば伏線を回収してるだけの物語であり、エロは当然のことながら萌え以前に恋愛感すら殆ど欠如してしまっている。個別伏線回収した後に共通ルート読んだ方が面白いっていう珍しい体験も出来るくらいだ。フルプライスの長編ゲーで正直これは頂けないのぅ。
80Dragon Carnival (SPLUSH WAVE(同人))
基本のゲームデザイン自体は、悪くはないが特筆すべきバランスでも無く、基本は魔力または物理を上げて範囲攻撃一発おkで最後までクリアできる雑な攻略性である。だが、この作品が「80」点に値するのは「レベリング」の作り込み。基本的に本編の進行とは関係なく、自分でMAP難易度を異常に上げたりして序盤からレベル100以上の敵にチャレンジしたり、洒落抜きで100体以上のユニットをリアル時間と連動した「遠征機能」で回すことも出来たりと、基本はソシャゲー由来のレベリング機能をクローズゲーに落とし込むに成功している。自分の工夫次第で習得経験値が10万から100万に上がる快感は九尾ゲー以上。但しテキストはソシャゲー以下というか「ハプニングエロイベント」しかないので、レベリング上限に達したときの虚脱感は、エロゲで僕らが「ゲーム性とかやりこみ」という名で呼んでいる面白さとは何か?と考えさせられてしまうほどに深刻だ。
79淫魔の城外伝 ~サキュバスに負けた勇者のその後~ (雪見日和(同人))
基本は続編作品であり、前編もサキュバススキーにとっては良い作品だが「サキュバスに誘惑エロをされたいが、罵倒とか性奴隷だけの扱いにされるのはイヤで、主人公オンリーに愛して欲しいんだけど、しかし普通の和姦じゃイヤダー」という要求の多すぎるM野郎にとっては、こっちの作品が基本的にはベストである。堕ちきった勇者がキュバスメイドと心も身体も溶かされるあまーいセックス漬けな毎日とか、勇者が背徳感に揉まれながらサキュバス漁りという甘美な誘惑に負け、自分から高貴なサキュバスお嬢さまにペット志願に逝くぅとか「だから同人エロゲってサイコー」ってなマイナーツボを心得た物語も素晴らしいが、エロシーンの「主人公にナチュラルな好意をぶつけながら、だからこそ甘く苛めたり、優しく射精管理してくれちゃう」サキュバスの好意がそのままサキュバスの誘惑エロに転化するエロテキストも最高。これで音声がつけば言うこと無しだったのに…
75せめて責められ四十八手 (欲望の塔(同人))
BFゲーと言ってもバトルフィールドではなくバトルファックゲーのこと。その手法は色々あるが、セックスの流れをRPGからADV選択肢といった形式で、セックス進行をユーザー選択に任せ、それによって作品が実現しようとしている効果を得るジャンルのことだ。それでは、この作品が得ようとしている効果とは何か? それは「性的に強いヒロイン」を「どんな選択肢を選んでも殆どヒロインに逆手に取られて主人公が感じてしまう」をADVのゲーム攻略性によって構築することで(1)そんなヒロインに責められる快感を描写することだろう(2)。だが、この作品は(1)も(2)も狙いはわかるが、やや弱い。(2)に関しては無数のエンドとルートを描くために必然的に「一回あたりの責められ描写」は短くなる。(1)はネコミミアイドルを「責めていると思ったら逆誘惑されて籠絡」という流れは上手く描けており、アイドルに絡み堕とされたい人にはお奨めだ。
78W妹ヴィジョナリー (コットンソフト)
良くも悪くも「片恋」のヴァージョンアップ作品で、それを「良い」と解釈するか「悪い」と解釈するかは「片恋」のどの部分を評価するかによって違ってくる。「良い」と解釈するとしたら、前作のテーマ性であるところの「二次ヒロインとリアルヒロインのどちらを選ぶか?」という物語性とキャラ描写が前作以上に描けているところ。前作設定では、どうしても両方のヒロインが分断しがちだったのに対し、今作はクシャミによって入れ替わり、そのことを両方のヒロインが知っているという設定により両者の差異を上手く日常描写に落とし込んでいる。「悪い」と解釈するとしたら、前作の逆NTRエロが完全に消え、しかもヒロイン中途陵辱は残したままで「陵辱っぽいエロは抜きゲだからいれるけど、基本は純愛ゲなのよん」路線の純化。その所為でアリス√の後半はゲストキャラ総出演シナリオと化し、メタ設定や陵辱の無い亜里砂√の出来の良さだけが目立ってしまった。
84VenusBlood -HYPNO- (DualTail(DualMage))
VBD以降のゲーム性デザインの最後となるこのVBHは、残念なことにその有終の美を飾る作品とは言い難い作品で、せいぜい「変異獣バクス」あたりの相応しい作品になってしまった。実際のところ、今作でいちばん良く出来ている部分はVBシリーズらしからぬロウルートのシナリオである。基本的にどの場面においてもアノーラやシルヴィアといった物語の核となる真ヒロインキャラを前面に出したシナリオの御陰で、王道的な「みんなの力で最大の悪をやっつけます」的なシナリオがVBシリーズの中では一番よく書けている。その次に良いのが3PW調教エロでこれはVBGから大いに進歩している。逆に言えばそれ以外はややイマイチである。肝心要のゲーム性は相変わらず部隊編成の戦術バランスは面白いものの、戦略ゲーム性が基本的に多師団を要求しないので食い合わせが悪く、エロも純愛から悪堕ちから狂落ちまで薄く薄く揃えるコンビニの納豆売り場状態で萎え。 → 長文感想(19280)(ネタバレ注意)
80ひめごとユニオン もーっとH! ~巻ノ三 三芳野小春の幼な妻日記~ (SEVEN WONDER)
ひめユニ本編の小春√も他ヒロインルートに比べて恋愛描写をメインにした、やや毛色の異なるシナリオだったが、今作のFD三巻目も今までの流れとは打って変わった展開になっている。今までのルートは良くも悪くも主役が不在だった、各登場人物の視点が平等に書かれているような構成だったが、今作はきほん主人公視点がメインで小春との行動や会話が物語中心になり、今までは割りと物語展開の流れで無理矢理3Pが発生したのに比べて、小春が最初は3Pを嫌がったり、しかし七日を救うために3Pを決心するような様が描かれたり、最後はもうアンタ吹っ切れたとは口では言っているけど本当は眼鏡を3Pで苛めで気持ち良かったから3Pスキーになったんだろwな小春ちゃんの性徴物語が描かれて、本編ではあまり描かれなかった小春の「暴走的な」側面が描かれる正統的なFDになっている。さぁ最後の第四巻で果たして七日は救われるのかもとい3Pオチはどうなる?
77MeltyMoment ミニファンディスク すみれ&千恵美Ver. (HOOKSOFT(HOOK))
本編メルティのすみれ√からのアフターシナリオだと思えば、普通のアフターFDとは言えるのだが、なんだか妙にモノ足りない作品だったりする。まずは良いところから褒めると、すみれのCGは本編以上にこれまた素晴らしい。一枚絵になると巨乳化するのはHOOK伝統だから許すとして、すみれの照れながらも上目遣いで此方を誘っている表情とか、オナニーCGの惚けた表情とか、本編以上にすみれの素直クールデレデレ萌えからエロへと移り変わるサマを見事に捉えており、ガーリートキングのすみれの妄想っぷりも相変わらず素晴らしい。問題なのは、本編のそういう「萌え描写からエロシーンまでの移行」の繊細な描写に比べて、移行のエロシーン展開が雑すぎる点だろう。まいかいまいかい突っ込んでから「ああんダメだけど気持ちイイ」を一方的に大声で喘がせているだけなので、これじゃあガーリーのすみれの妄想エロシーンの方が萌え豊かじゃんと思ってしまう。
77片恋ヴィジョナリー (コットンソフト)
まずメタ設定を生かしたシナリオ作りは結構良く出来ている。この作品はある世代には有名な漫画「電影少女」を元ネタにしているのだが、そこからこの作品は「本当は好きなヒロインがいるんだけど、トラブルに巻き込まれて他のヒロインに手を出しちゃうような」プチ浮気または修羅場設定を抜き出す。主人公は本当は志穂の事がスキなんだけど、エロゲヒロインの愛音にも手を出しちゃって、愛音√では小夜に誘惑されて……みたいな誘惑エロシチュの導入自体は結構エロいし、胸やケツの大きさを変えることでエロシーンが大きく変化するのも力が入っている。ただ小夜のエロシーンで最後に逆NTRるのは最高なんだけど、その主人公完堕ち後のラブラブセックスがなかったりと、エロ描写が誘惑エロというよりもBFっぽかったり、愛音が触手に完全レイプされるのに比べて妙にギャグっぽい。価格の割りにプレイ時間は短かったり、肝心なところで片手落ちに思える作品だ。
77花嫁と魔王 ~王室のハーレムは下克上~ (Escu:de)
確かに穴の多い……否、穴だらけのエロゲではある。まず、致命的なのはバトルシステムとストーリーとエロが全然絡んでおらず、ゲーム性とそれらが別個の要素としてほぼ孤立している点。王位継承戦や下克上システムと言った、ヒロインとの様々なエロ(敗北逆NTRから誘惑エロまで)を連想させる枠組みを作っておきながら、バトル選択結果はエロシーンに全く影響を与えない体たらくっぷり。さらにその「バトルゲーム性」自体も微妙で、一周目はルールを理解出来なくても簡単に勝てる難易度でユーザーを油断させながら、二周目以降は劇ムズになるといトラップ系難易度もさることながら、基本的に運に左右されがちな労多くして楽しみ少なしゲーになってしまっている。とはいえ、基本シナリオはそんなに悪くはなく、ヒロインとのイチャラブもなかなかで、何よりも最強エロCGによるルシエラ様のエロ誘惑プレイを前にしては同好の志に激しくお奨めせざるを得ない。 → 長文感想(23676)(ネタバレ注意)(1)
78ひめごとユニオン もーっとH! ~巻ノ二 霧島夕輝のマシュマロな日常~ (SEVEN WONDER)
最後の第四巻まで物語伏線を引っ張り続ける内容なのは第一巻と変わらず、単体では相変わらず「続きがもの凄い気になる内容でした。そう言う意味じゃおもすれー」としか言いにくい内容ではあるものの、二つの意味で単体評価できるところはある。一つは、まぁこれも「続編期待評価」の一側面なのだが、一巻の伏線を生かしつつも、しかし一巻の「選択肢爆弾」だの「消滅する前にセックス展開」だのといった一巻の二の舞ループ的展開にはならず、ループ的な物語&設定の割りには常に物語を変化させ前進させていること。もう一つは、前巻の物語の視点がややバラバラ気味だったのに対し、今作は「はねるの片思い」や「吹雪と七日の擬似ライバル関係」といったそれぞれのヒロインの物語が一つの作品のなかで非常にスムーズに繋がっているところで、七不思議の「ドタバタ冒険物語を通じてヒロイン達の繊細で独特の心理を描く」といった特徴がよく伝わってくる第二巻だ。
78ねこまっしぐら ~ねこみみカフェにようこそ~ (こねこソフト)
「萌えエロを目指しました」と自称するねこねこ新ブランド「こねこソフト」の第一作目は「萌えエロ」という言葉のゼロ年代中ごろスメルを感じさせながら、まだゼロ年代初期の純愛ゲーシナリオの雰囲気を残しつつも、そうは言っても今は10年代であるのでエロシーンはバッチリ決めつつ、しかし昨今のサクサクテンポのテキストと前述の「元祖ねこねこ」シナリオの雰囲気や日常描写が微妙にマッチしていないという、新規ブランドの可能性と不安定さを体現する作品だった。特筆すべきは「ほの香」シナリオのそれこそ「みずいろ」時代を彷彿とさせる、子供の恋心と同時に生まれる無垢の痛々しさを「最後のシリアス」で描き切るという疎遠幼馴染み感動シナリオと、ねこねこFDの雪希ちゃん16歳を半勃起させるような優奈ちゃん14歳の天使ロリ巨乳萌えエロシナリオだろうか。どちらもねこねこ伝統を踏まえつつ、新しいこねこの誕生を期待させてくれるネコミミだ。 → 長文感想(25751)(ネタバレ注意)
81ランスIX -ヘルマン革命- (ALICESOFT)
ここ数年のアリス作品の中ではいちばん面白かったし、少なくともランクエマグよりも良い出来なのは間違いなく、ランスシリーズの中で始めてランスらしいキャラ萌えとエロを描けた作品としても高く評価はできるのだが、しかし「シリーズ最終作の一つ前の作品としては……」とは言いたくなるのもまた事実。作品の狙いとしては「ヘルマン革命」というデカイ事件を通じて、ランスサイドでは既存&新キャラのキャラ萌えを、パットンサイドでは聖魔教団の話と男キャラたちの熱い友情を描くという形で、それはわりと成功しているとおもう。ただ「ヘルマン革命」という大きな物語なのに、個々のキャラの絡みは室内楽的に声部が浮き上がるものの、登場人物たちが革命という一つの目的に向かって集団としてクレシェンドしていくような交響曲の如きマッスの勢いには欠けていて「敵の兵力10000倍」の煽りよりも「ランスの子供が何倍に?」の方が適切な作品ではある。 → 長文感想(23871)(ネタバレ注意)
82スクランブル・ラバーズ (Aries)
スクランブル・ラバーズとは実に作品内容とよくあった適切なタイトルだとおもう。まずスクランブルなのは各キャラルート毎に変わる各視点と物語のありようだ。棗ルートは基本主人公視点中心の「初恋」に相応しい、お互いの気持を確かめ合うドキドキ感が語られ、更紗ルートでは初っ端から更紗の一目惚れと籠絡意思が更紗視点でネタバレされたのち、しかし以降は主人公中心視点に戻り、更紗の天然気味なお上品エロ発言にドキドキするようなソフトM御用達シナリオへと逸れていき、桜子ルートでは桜子視点のドキドキだけが伝わってくるようなお話になって、優衣ルートでは主人公視点と優衣視点が双子のように分割され、お互いに思い合う気持が日常の中でゆっくりと語られていく。ただ、中心となる共通イベントやテーマ変奏によって各ルートはゆるく結ばれており、いい意味で萌えゲらしい夏時間が、全ルートの不器用な恋人たちから涼しげに伝わってくる良作である。 → 長文感想(25408)(ネタバレ注意)
77ひめごとユニオン もーっとH! ~巻ノ一 九帖聖のいちゃラブな日常~ (SEVEN WONDER)
これを「何のFD」かと捉えるかによって評価は変わる。まずパケに載っているような「聖×祭さんの3Pエロまたは一夫多妻制シナリオ」だと思えば評価は70点くらい。祭さんの出番もあまり多くない(聖との3Pと単体エロが一回)のと、最後には飛鳥とくっつくようなオチで、聖と祭の独特の関係を描くお話以上にはならない。「聖とのエロイチャラブFD」と考えれば評価は75点くらい。エロは3回あって、メイド服Hや和服Hとうとうエロ補完としては合格だが、イチャ描写自体は七日が間に挟まることが多く「良いお姉ちゃんの聖も可愛いのう」と愛でられる人なら大丈夫。じゃあ七日たん攻略作品と本末転倒気味に考えれば80点は逝く。七日たんのエロは一回しか無いけど、くノ一姿のエロCGや誘惑台詞もエロすぎでお話も次回FDまで余裕でひっぱるので、こりゃ普通のFDではなく「七不思議」FDと割り切って次回FDまでワクワク待ちたい人向けかなぁと。
80恋剣乙女 ~再燃~ (eufonie)
良くも悪くも本編の内容に忠実なFDだ。悪い意味から言うと「コトナ討伐編」がわりとそのまんまの意味で本編のコトナ設定の補完シナリオでしかないところ。まぁヒロインエロ無しというのが最大の問題点なんだが、物語内容もコトナ設定と誠一の真能力開示という「燃えゲシナリオのお約束」を満たすだけに作られたような内容で、萌えやエロとちっとも関連しないあたり本編とは正反対ながらも同じ杜撰さだと言えよう。良い意味で言えば、別ライターながらも本編の細かい設定を逝かした丁寧なシナリオ作りや、最後はバトル解決するお約束ドラマツルギー展開を採用しながらも、あまり恋愛方向ではグダグダにはならずにスッキリ纏め、物語の盛り上がりを巧妙にエロまで引っ張るアナザーシナリオ群。そして本編の物語を生かしながら本編以上のイチャラブを生かした、特に透子さんシナリオの恋人以上夫婦未満描写はアフターイチャラブシナリオの傑作だからみんな買え! → 長文感想(17441)(ネタバレ注意)
70らぶ♥らぶ♥らいふ ~お嬢様7人とラブラブハーレム生活~ (ぱじゃまエクスタシー)
この作品は「ハーレムEDから始まる物語」を売りにしているが、基本的に個別ヒロインのイベントをユーザーが選択する方式だけで作品が進むので、複数ヒロインの関係性よりも「ハーレム関係を前提とした上で、主人公とヒロインの愛人関係の日常やエロシーン」が語られている。花純や双子姉妹√はその愛人萌え描写がわりとよくかけており、そうした描写はエロゲでも少ないだけに高評価ではあるものの、それ以外のヒロインは、普通の抜きゲのエロコメと大して変わらないのがやや残念だ。そのうえ「抜きゲだから」以上に日常イベントも少なく、さらに複雑な分岐イベントでそれらを分割したあげく、ハーレムEDが普通にやったら絶対にたどり着けない激難易度というヘンテコフラグまで用意されている誰得仕様がてんこ盛り。あまり前例のないような作品だから、多少は不安定になるのは致し方がないとしても、それにしたってもう少し煮詰める必要のあった作品だろう。
79恋する姉妹の六重奏 (PeasSoft)
基本的には良く出来ているものの、肝心なところで足りていないような惜しい作品。物語構成はなかなかよくて、主人公激ラブな姉とツン隠れラブな妹との主人公姉妹、基本的に良い友達の紗香とたまに主人公を意識してる優香の美浜姉妹、主人公のクラスメイトで異性問題に弱い真面目な真衣と耳年増で主人公を挑発するまゆとの牧ノ瀬姉妹といったように、主人公に対する好感度が「友だち」くらいの関係からスタートしながら、夏休みに至る前でお互いを徐々に意識するようになっていく恋愛描写は夏間近のナマ暖かい雰囲気がふわりと伝ってきて、牧ノ瀬姉妹はやや青臭い成長物語ふう、美浜姉妹はほっこり良い人たち話、主人公姉妹は基本イチャラブオンリー展開とルート毎に変化を加えながら姉妹ハーレムもいれちゃうサービス精神も高評価。ただ共通のウェイトが高すぎ個別入ってすぐ告白という構成が、友だちからの恋愛の発展という基本物語を弱めてるのが残念だった。 → 長文感想(12488)(ネタバレ注意)
65麗華の館 ~催眠遊戯への招待状~ (しすたーそふと(同人))
確かにプロットは基本的に誘惑ゲーやMゲーの雰囲気で、実際体験版もそういう内容だったのに、メーカー紹介のページに「後半の逆転劇もあり?」とか書いている時点でまぁ「怪しい作品」だったワケではある。しかしこの作品は「前半だけ楽しめれば良い」とか「逆転劇の途中に誘惑分岐あるだろうし(実際は一本道です)」な「そこそこM期待」、または「いや俺はSシチュも楽しめるからそこにも期待」な「そこそこS期待」といった、あらゆる客層の予想や期待をパーフェクトに転覆する、ある意味すげぇオチを用意してる2014年度誰得ゲーグランプリ優勝候補作品だったのだぁ! それらの「エロシーン自体」は結構エロイが、そのエロシーンの物語的エロさを的確に全破壊するこの作品の精度は製作者が絶対に狙ったものであり、シナリオゲースキーならその完膚なきまでのエロ破壊に喝采を、誘惑Mスキーなら完膚なきまでに自分の性癖を裏切られて怒りの生贄を! → 長文感想(2507)(ネタバレ注意)
79マンジュヴェルヌの戦乙女 (銘菓! エンゼルまんじゅう(同人))
スーフェミ時代のRPGそうねだいたいFF5ぐらいであっても、メイン級の登場人物の純粋な「テキスト」量は、今のエロゲの体験版の10分の1にも満たないと思うのだが、それでも僕らは主人公たちの特徴を今でもありありと思い浮かべることができる。これはゲーム攻略性によるユーザーの感情移入ってところも大きいとだろうが 、簡略なテキストが故に妄想を誘い、キャラクターの行動やセリフが「単純反復」されていることのキャラ立ちも無視できず、よって カインは裏切り寝取られ野郎と名を馳せリディアは妙にエロイのだ 。そこらへんを上手く使っているのがこの同人RPG。純粋なRPGとしてもわりと楽しめるレベルでありながら、ちょくちょく入るミニイベントのお約束を押さえた単純反復がRPGの少年漫画的イチャラブ感を上手く演出し、まぁエチシーン自体はPC98レベルであるけれども、子供の頃のゲームエロ妄想でプチ勃起したい人にはお奨め。
85妖魔大戦 第一章 ~封印のヒメガミ~ (ya-ho-games(同人))
廉価同人ゲーの弱点は値段により値段以上の評価が妨げられることが多いところ。この作品は最安315円で、高く評価されているところを見ても「315円にしては良いってだけだろw」と捉える人は多いだろうが、真実3150円ぐらいで買っても充分お釣りが来るほどの良作なのに。「いちゃらぶRPG」と聞いてどんな異色作かと思う人は、まずRPGとして普通に優れた完成度、またこの手のエロRPGにしてはマシな音声付きエロシーン等々をベースとして、そのうえに細部のテキストの「イチャラブ描写」と「戦闘におけるイチャラブシステム」が乗ってると理解したほうが適切。特筆すべきなのは後者で。基本的にはヒロインとキスをするとMPが回復するとか、ラブラブパワーモードに入るとかそんな感じなのだが、このイチャコマンドが戦闘内で絶妙な瞬間に生かされるような絶妙なゲームバランスが、まさに萌えと燃えを両立させる理想のRPGを作り出したのだ。
81MeltyMoment -メルティモーメント- (HOOKSOFT(HOOK))
HOOKまたはその系列は、だいたい2年前くらいから今までの紙芝居ゲーの基本を押さえつつも、例えばPITとか本編と並行して語られる2ch風空間を作ってみたり、また主人公の方から積極的にヒロインに近づく物語を語るべく、積極的な選択肢をメインにした作品を作ったりと、紙芝居ゲーの「小改良」によって今までの作品では語りにくかった空間なり物語に子供チャレンジしているわけだが、この作品は良くも悪くも「小改良だけじゃ済まされねぇ」レベルにまで踏み込んでしまっているように思える。「時間差MAP移動」という「ヒロインの一日の行動がMAP上で示される」形式を使って、HOOKお得意の日常描写を強化しようとしているのだが、それがある意味上手く逝きすぎた為に、既存の「共通シナリオ」とのバランスが崩れてしまっている。まぁ他部分はいつものまったりHOOKで良いのだが、幼馴染みの新たな一面にドキリとさせられる作品でもある。 → 長文感想(32837)(ネタバレ注意)
75まじかりっく⇔スカイハイ -空飛ぶホウキに想いをのせて- (Whirlpool)
マギステと比較評価すると、その人にとっての「エロゲの良さとは何か?」が結構よくわかりそうな作品。僕が思うにマギステは傑出した個別シナリオはない替わりに、複数ルートがその作品世界を漏れなく感じさせ、適度にトゥルーへの伏線を(ヒロイン踏み台を思わせる程度ではなく)貼ることによって、作品世界の構築と基本メインプロットの進行がバランス良く両立した作品だと思うのだ。んで、このマジスカは基本的にマギステっぽい作品構成を狙いながらも、個別シナリオだけが突出した作品になったものだと思えば良い。一応、MS現象とか主人公やサライラの謎とかマギウスを彷彿させるメインプロットはばらまかれているんだが、それらは全て「サブルート」にてオマケっぽく語られるだけであり、メインルートでもそれらの要素はオマケ扱い。まぁゆりかルートのイチャラブとかHはかなり良いのだが、そこだけを評価するならあんまマギウス設定要らんよーなぁと。
72にゃんカフェマキアート ~猫がいるカフェのえっち事情~ (SkyFish poco)
改めてエロハーレムゲー(要は主人公モテモテってだけじゃなくって全ヒロインとやっちゃうタイプ)の難しさを確認させられた作品だ。視点を基本三人称にし主人公を登場人物のひとりに格下げすることによって、たぶん「倫理的にはあまり受け入れられないハーレムシナリオ」を一種のコメディと受け入れさせようという狙いはわかるんだが、これがエロ漫画的な「ハーレムコメディ」以上のものになっていないのが問題だ。一夫多妻ネタで結構笑える場面もあるが、逆にそれ以上物語は深く突っ込まない。また、各ヒロインルートにしても最後は「メインヒロインとサブヒロイン、どちらを選ぶ?」みたいなプロットが基本で、結局のところ普通のエロゲと同じ「複数の中からひとりを選ぶ」物語と化しており、そのなかで一番よく掛けているのが、これまた普通のエロゲでもそれなりにある「双子シナリオ」というのも困ったもので。複数プレイエロCGは結構良かったけれども。
75ちいさな彼女の小夜曲 (feng)
最近はあまり貼られなくなったが、ドラゴンボールのトランクスのAAで「一体みんな誰と戦っているんだ」というものがあった。これは大抵そのネット空間の言説においてメタ読みの探り合いが増幅された結果、文章のベタな意味の共通了解がバラバラになって「それらの文章がいったい何を誰に向けて話しているのかよく解らない状態」を意味しているものである。この作品のシナリオとテキスト進行も、別にそこまで抽象的ではないにせよ、基本的にはそうした登場人物同士のメタ読みの探り合いが、日常描写では軽妙なキャラ同士の掛け合いに、シナリオ展開ではある種のコメディめいた「スレ違い」となってあらわれるわけで、ここらへの自意識過剰な青臭さをラブコメ風に鮮やかに笑い飛ばしているところはそこそこ面白い。ただ、それは主に共通ルートで生かされているだけで、個別ルートのヒロインイチャラブにはあんまし生かされないところが少々残念な作品であった。
84VenusBlood -GAIA- (DualTail(DualMage))
「2割増しの面白さ」という公式コメントは良くも悪くもその通り。良い面から言えば、九尾お得意のゲーム性は順調に5割ほど進化している。前作まではほぼゼロだった戦術性、VBAでは全く生かし切れていなかったタワーディフェンスも大幅に改善され、前作から引き継いだエンカウントバトルをさらに奥深いものにしている。編成を組むだけで軽く一時間ぐらい経ってしまう「レギオン」の組み合わせや、ノーマル難易度でもハードクラスに難しいのだが、良く考えれば出口は見つかるゲームバランスの妙も相変わらずだ。とはいえ、シナリオテキスト全般は7割パワーダウンといっても大袈裟ではあるまい。たぶんVBシリーズにおいて最低の出来であり、いろいろと文句はあるが端的にシナリオもテキストも薄っぺら過ぎ、また前述のレギオン関係もキャラと物語の印象の薄さに拍車を掛けている。天は九尾にあくまで二物を与えないつもりか。ふたなりはたくさんあるのに。 → 長文感想(17528)(ネタバレ注意)
87妹スパイラル (まかろんソフト)
「シナリオはイマイチだけど妹属性が好きな人にはお奨めの作品」であるが然しこの作品のシナリオはサイコーである。まずそれを順接的に言えば、傑作ロリシナリオが犇めく今年においても凜火のロリ妹っぷりは、お兄ちゃんに無自覚におしっこしーしーさせてぇと誘惑してくるほどの破壊力を保持しており、もはやギャグに等しいツンデレ妹キャラ霞空も今年で一番笑える駄忠犬妹っぷりを披露してくれるだろうが、それを逆説的に言えば、妹スマイルが義妹的テーマを用いた作品であり、妹スタイルが実妹的テーマを用いた作品であるとするならば、この妹スパイラルはエロゲならではの「可能世界妹」に照準を合わせている。複数の個別シナリオの別世界を無理矢理ひとつの世界に次元融合させ、その別世界での記憶や能力を持たない兄とそれらを持つ妹との恋愛物語から、いろんな夢を見続けるようにして、兄妹関係の新たなイチャラブ可能性を描く異次元規模の傑作なのだっ! → 長文感想(31866)(ネタバレ注意)(3)
83イマコイ サキュバスと添い遂げるオレ!? (とらいあんぐる!(同人))
今までもエロゲにおいてはサキュバスキャラはわりと出ていたと思うが、その殆どは基本的に「純愛サキュバス」物語であり、エロシーンにおいても物語においても、主人公を性的に誘惑するようなエロや主人公が堕落したり籠絡されるようなエロシチュを描いたものは少なかった。そうして、まさにイマコイに「誘惑サキュバス」モノの古典と言える完成度を持った作品が誕生したのであーる。確かに今どきcdromかよって感じの低ボリュームであり、エロシーンも堕落分岐を含め各キャラ3回しかなく、個別ルートなんてものは10分足らず終わる基本廉価ゲームではあるね。しかしそれらのエロシーンはまさしく「いままで殆ど体験したことがなかった」ようなエロさに満ち溢れていて、今までの二次作品では叶えられなかった、サキュバスの尻尾で性器やらお尻やらにキス注射されまくった挙げ句あの柔らかい翼で優しく魂を抱きしめられながら闇で逝きたい人は特攻すべし! → 長文感想(19756)(ネタバレ注意)
80誕生日 ~通い妻(自称)日記~ (JANIS)
嘘屋佐々木酒人氏はここエロ助で如何にもってな感じで評価されている「さかしき人にみるこころ」のような「心理描写が上手い」作品も書ける人なんだけど、彼のなかの真の地獄はどんな珍奇ゲースキーでも「ううっ」と叫ばずにはいられない卓越したセンズリにある。「逸脱」みたいにそれが作品コンセプトと上手く嵌まる場合ならまだしも、コンセプトも冥王星方向を向いて、テキストのほうも鳩山由紀夫先生なら楽しめるかもレベルに相当するのがこの作品だ。一言で言えば、頭のおかしいボケとは決して言えないタイプのヒロインの独り言と妄想モノローグを最後まで延々と聞き続ける異空間。そんなヒロインの妄想オナニーを楽しんじゃおう♪というのがコンセプトなんだが、宇宙人が地球人のセックスを化学分析しているらしき突飛な比喩やら思考が極端な卑語混じりで電波されまくり、エロをもってエロを制するような不可思議な悟りの境地に僕らは辿り着くのであった。
75みずカノ! 水着の彼女とHしよっ (Etoiles)
まず基本的にボリューム足らん作品ではある。共通ルート各キャラ個別ルート共に普通の萌えゲの半分くらいで、エロシーンは各キャラ5~6回とシャクも長めと充実しているのはよろしいのであるが、逆に言えば個別ルートの半分以上はエロシーンで占められていることにもなり、「とエッチしよっ」の部分は良くても、「水着の彼女」という部分が書けていないように思われる。ただ、以上の不満を除けば「短めのあっさり系萌えゲ」を求める向きには悪くはない。ヒロインの共通ルートの立ち位置と個別ルートの変化をそれなりに上手く使っている。共通ルートでは屁タレツンデレ幼馴染みと、淫乱巨乳ピンク後輩に主人公を取り合いさせながらも、個別ルートでは互いに正反対の変化を見せ、自分以外ルートではお兄ちゃんに懐いている程度の好意しかみせないまりもが、個別ルートではデレデレといった感じに、日常から恋愛への変化を手短だが手堅く味わえる作品といえよう。
72ノスフェラトゥのオモチャ☆彡 (ICHIGO Fizz)
新しいコンセプトで作品作りをしているのはわかるんだけど、その新しいところと今までのところが微妙に不協和音な作品であった。まず、この作品には個別ルートはなくて、最初から最後までMAP移動で各ヒロインのイベントを選択する構成。一応重点的に選択したヒロインにはヒロインエンドまで続くミニ個別ルートみたいなものがあるけれども、基本的にはハーレムルートの派生エンドだと言っていい。で、物語は吸血鬼を発情させてしまう能力を持った主人公が女の子に襲われちゃう屁タレ受けな日々を過ごす……と期待していたんだけど、実際のところそういうシナリオやエロシーンが入るのはノエルシナリオだけなのよ。後は良くも悪くも普通の萌えゲーの物語と和姦エロって感じでわりと肩透かし。まぁノエルに関してだけは、ロリっ娘吸血鬼に優しく弄ばれちゃうエロテキストが甘美されているので、ノエルに狙われたい人限定なら類種作品も少ないし良作だろうかね。