ECHO

ECHO(ボーカル有り)

音楽得点分布

得点度数グラフ
1002
90~990
80~893
70~792
60~690
50~590
40~490
30~390
20~290
10~190
0~90

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コメント(新着順)

ローファイな歌声で素敵。

 テンションのかかってないギターとか、曇ったシンバルとか、どこもかしこも音像は結ばれておらず、やみくもに雑踏のなかをかき分けていくような曲。
 ところが、そこで雑踏をかき分けていく役どころのボーカルが、いちだんと締まりないありさま。楽器隊よりもさらにいっそうローファイな音づくりになっており、ひずんでにじんで、解像度がわちゃわちゃに低い。歌ってる女の子との間には真鍮のシャッターが降りてて、それをはさんだ向こう側からわめき散らすみたいに、こもって響いてくる。
 そこにきて歌詞がノリと勢いだけで内容はもたず、「木霊する!」「かき鳴らせ!」と、今まさに演ってるこの曲そのものをエコーさせていく。ここにはただただ、音を出す! という動きだけがあって、せまいハコでやる演奏だからそのローファイな音は充填されてゆき、出口を求めてやみくもにエコーし続ける。「トビラを叩け! トビラを叩け!!」引き戸をひたすら前に押してるような、愚直で後先考えず、勢いまかせな繰り返しがカッコいい。

 エロゲのお話というやつは惚れた時点で負けというか、こまけぇこたぁいいんだよヒロイン可愛い!となった時点で勝ち。つまるところ勝ちとか負けとか考えないアホになって、攻略順やらコスパやらも度外視してるときがいちばんしあわせで。そうした下半身直結の夢と希望に、うまいこと重なってエコーするような、内容のない歌になっているよう感じる。
 そして低解像度でローファイな歌声をぶんまわされてトビラが破られようしてるのだから、その先にあるのは、どこか遠いアチラの世界とかじゃなくて。よもやコッチ側に突き抜けてきちゃうのではないかという夢がいまだ残ってて。それが素敵だと思う。

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