houtengagekiさんの「黒い瞳のノア ~Cielgris Fantasm~」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

なんか普通にプレイしてたら初回プレイで簡単にベストエンドを見ることができてしまい、かなり拍子抜けした覚えのある難易度の低いRPGです。とはいえ、雰囲気はいいですし戦闘やイベントなども面白くはあるので、比較的短時間で手軽に遊べるRPGを求めている方には良いかも。ノアの可愛さとBGMの素晴らしさはとても印象的でした。サントラは今でも宝物です。
 このゲームは、石にされてしまった幼なじみを助けるために普通の女の子が旅に出る話なのですが、
その主人公の女の子のノアが可愛かったですね。
本当に普通の女の子っていう感じで、性格といい容姿といい家で家事でもしてるのが似合いそうな子なので
そんな子が、モンスターや魔神と戦わなければならない、などという過酷な運命に健気に立ち向かう姿は
それだけでもミスマッチ的な魅力があって良いですね。
気立ても良くて、見てて好感の持てる女の子ですし、魅力的でした。

 ちなみにノアが可愛いのは声優さんの力も大きい。声が可愛いんですよ、特に戦闘時の。
魔法を使ったときのボイスの中では「ヒールウォーター」と「メテオ」の二つが
特にロリっぽくて可愛かった。特にメテオ。「めてお」って平仮名で書くのが相応しいような激萌え発音。
唱えるたびに萌え萌えですよ!
あと悲鳴も、ダメージを食らったときと、戦闘不能にされてしまった時の二種類ありますが
どっちも可愛い悲鳴なので興奮します。特に戦闘不能の方。


 ゲームの方は、戦闘システムはシンプルでわかりやすいですし、爽快感もなかなかでした。
モンスターを仲間にしてパーティの戦力を充実させていくのもそれなりに楽しいです。
戦闘の難度もなかなかバランスがとれていて、適度に手応えがありますしね。
仲間にできないモンスターはほとんどおらず、ドラゴンなどのボスっぽいモンスターを仲間にできると
気持ちいいですし、編成の自由度の高さは良かったと思います。

 RPGとしては、マップで街やダンジョンを選択するとそこへ自動で移動していくシステムなので
フィールドマップを自由に歩き回る感覚はないので、少々窮屈なのが残念だったかな。
世界自体もすごく狭いし(途中で広がる部分を含めても)。
しかし、旅の先々で出会う人達は生活感があって魅力的でしたし、
イベントも面白いものが多く、交流が楽しいと思えたのは良かったですね。
好感の持てるキャラが多かった印象がありますし。
この辺はさすがガストというか、アトリエシリーズと通じる魅力があるなと感じます。
ただ、それだけにもう少しイベントが充実していたら嬉しかったんですけどね。ちょっと量的に物足りなかった。

 エンディングはたくさんありますが、三年以内に魔神を倒せば見ることができるハッピーエンド(2種類)を除くと
ほとんど悲惨なエンドばかりでしたね。
そして、三年以内という条件が実はかなり甘々なので、普通にやってれば余裕でクリアできてしまいますから
せっかくエンディングが豊富なのがあまり意味がないのはもったいなかった。
まあバッドなエンドが好きな方なら、あえて狙って色々なエンドを見てみる楽しみはあるかもしれませんが。


 あと、絵やBGMといった要素について少々触れておきます。
水彩画風に描かれたグラフィックはとても味があり、各地の街や村にそれぞれ個性があったというか、
その街特有の空気が漂っていたのは素晴らしかったと思います。
旅してるなー、っていう気分を味わうことができて。
港町の風景は特に好きですね。丘の上から港、そして海を見下ろすような構図の一枚絵は、
潮風の匂いが漂ってくるかのような空気感がありましたし、海の広がりも感じられて実に味わい深かった。

 さらに、BGMも街の個性にピッタリと合った高品質のものばかりで、旅気分を盛り上げてくれましたねー
BGMはこのゲームで一番褒められる部分だと思います。
とにかくピアノや笛などの楽器音の使い方が良くて、耳に心地いい曲が多い。
すごくメロディアスで耳触りがいいんですよ。
ことに北西の村で聴ける『草笛ひとつ』は、自然豊かな辺境の村の風景を表現しているかのような
綺麗な笛のメロディで、聴いててとても癒されます。
他にも街のBGMは、その街の雰囲気を良い意味で印象づけてくれるような名曲ばかりですので、一聴の価値ありです。
 そして極めつけは戦闘音楽でしょう、導入からノリの良いリズムで盛り上げてくれる上、
ピアノを織りまぜた綺麗なメロディラインも相まって、すごく聴いてて気持ちよく、かつカッコイイ。
RPGの戦闘曲として、名曲と言っていい部類の楽曲だと思います。

全体的に、サントラが高騰しているのも納得がいく出来です。
サントラは発売と同時に買っておいて本当に良かったw


 RPGとしては残念ながら作り込みが甘く、簡単すぎたりプレイ感覚がスカスカしていたり
やり込み要素も皆無だったりしますので、あまりオススメはできないんですが、
さくさく快適に進めて短時間でクリアできるので、ストレスはたまりにくいです。
手軽に遊べるRPGを求めている方には向いているかも?
あとは、ゲーム全体に漂っている、切なさと牧歌的な感じが同居したような独特な雰囲気や、
主人公のノアが気に入れば、心地良く冒険を楽しむことはできると思います。
個人的には続編で煮詰めて欲しかったタイトルなので、1作こっきりで終わってしまったのが残念ですね。

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