minoruさんの「さくらシュトラッセ」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

求めていたものと提示されたもののギャップが、ちょっと大きい部分がありました。

狙っていたヒロインが実はオタクでしたという設定に唖然。
それに加え、一部の層が喜びそうなオタクネタがちょっと散りばめられているところにとっても違和感。
別にオタクネタが嫌いというわけではないのですが、雰囲気というものを考えて欲しかったです。

ちょこっとファンタジー入った生暖かい世界を楽しみたいのに、妙なオタネタがそんな優しい世界を崩してきます。
癒されていた私の精神フルボッコ。



つよきすがヒットしたのは、徹底的にあの路線を貫いたからでしょう。
本ゲームのような中途半端な使い方は、とりあえず流行りに乗ってみましたにははという色が見え非常に不快です。
しいて言うならば、そのような面白おかしい要素を私は本ソフトに求めていなかったので、シーン的にも滑ってるとしか感じられないというのもあるかもしれません。



とにかくその時点で、一気に本作品に対する心象は悪化しました。
マリーはキャラクター的にもかなり好みの子だったので、どうして彼女にそういう路線を仕込んだのかと悲しくなります。
だって、別にマリーがオタクである意味は無かったと思うんですよ。
魔法少女アニメに憧れたり、恋すること自体に憧れたり。
そういう少女性は非常に魅力的であり、臆病な彼女もとても可愛らしいと思います。

それだけで充分だったと思うんです。
彼女が根っからのオタク気質である意味が、本シナリオで生かされているとは思えません。
蛇足です。
この設定蛇足です。
オタネタ入れたいだけだったとしたら、本当に残念としか言えません。




所詮は一ユーザーの感情論です。
楽しいと思える方は勿論、それでいいと思います。
「思います」連発です。だって感情論ですもん。

ただ私の場合は、そうい部分を楽しめなかった。それだけなんです。
好きなシーンも、とっても多かったのですけれど。
春美のためにとにかく頑張り、自滅しちゃうマリーとか。
マリーシナリオ、最後の挿入歌が入るあのシーンとか。
精神的な幼さが強調されるシナリオも、あれ自体に文句はないんです。はい。




まぁ、これは本当に過激な極論になってしまうんですがね。

マリー以外の子のシナリオは、求めていた雰囲気で満ちていました。
普通の恋愛ものに留まらず、「魔法」が上手い具合に絡んでいた優香とかりんシナリオ。
ルーリィはとにかく可愛かったです。可愛かった。

決して嫌いな作品ではありません。
他三人のルートでのマリーは素直に可愛いと思いましたので、プレイしたことを後悔する、といった考えは持っていません。


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