a103netさんの「レコンキスタ」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

退屈な箇所もありましたが、コンプリートしてみると、テーマや話の見せ方、人と人の繋がり、事柄の繋がりに関する設定が良くできている作品であったと思います。
途中までの印象からすれば、かなり意外でしたが、
個人的には当たりを引けたという感じです。
「ふむふむ、ここでこれがつながるのかー」
という読み方が好きな人にはおすすめです。

ただ、つながりといっても、すごいトリックがあるわけではないので、
「つながりを持たせたいのはわかるけど、それで?何なの?」
となりやすい人には合わないと思います。

「意外な」当たり、と書いたのは、
2周目の時点で欠点が色々と見えてきて、4周目の途中で、
「こりゃあダメかな。ねこねこ&コットン初の標準点(70点)未満かな。」
と思っているところからの上昇だったからです。
(プレイ順は暮葉→麻咲→真帆子→詩菜→)

欠点と感じていた(あるいは、懸念を感じていた)のは↓の事項。
特に上から1~3番目はそれだけでも致命的になる可能性があると思います。

・殆ど同じ話を4回繰り返してみることになるので、先が読めてしまう。
・汐見の行動が狂気というより杜撰に見えた。
(特に詩菜ルートで明らかになる部分。弱いのに仲間ゼロであのやり方(脅迫・拉致等)は、
 いつ寝首をかかれても、逮捕されても、暮葉に殺されても仕方のないレベル。)
・ヒロインの死亡率が高く(本人以外のルート)、扱いもイマイチな感じがする人もいる。
・エロが基本的に1人1回で少ない。
・時間軸の移動が非常に多く、話が途切れがち。(過去の回想が頻繁に挟まっている)

ところが、4周目最終日から残りのルートにおいて評価が回復。
後半のルートによって、懸念項目の殆どが減点事項でなくなり、
一部はプラスに転じたのが大きかったということです。

例えば、汐見の行動も、あれで「悪役」で終わってしまうと、
企みが失敗したところであまりにも冴えない奴になってしまうのですが、
2章以降、裏主人公的存在になることで、
あの狂気的行動に対する不快感はあまりなくなりました。

また、初めの4周についても、プレイ中は退屈なところも結構あったのですが、
別の人物の視点も含めて最後の1周に統合されていくことによって、
それぞれの周で明かされていた内容と各人が考えていたことが、
頭の中でまとまっていくのが楽しめたので、概ね良い印象となりました。

1周目である程度のことがわかる、というのが結局プラスになり、
全貌が明かされていく過程に引き込まれました。
特に、槙野の本、ニュータウンや村関連ネタ、真帆子の病気ネタ等、
人と人の繋がり、事柄の繋がりに関する設定は見事で、
よくこれだけの関わりを考えたと思います。

残るものがあるかと言われると微妙なところであったり、
「死」、そして、OPにもある「取り戻す」ということに対する答えが、
「生きている人の中に…」に落ち着くのがやや模範解答過ぎたりということで、
絶賛まではいきませんが、いい話に出来上がっていると思います。

お気に入り
シナリオ:最終ルート
キャラ:もみじ
音楽:OP、散りゆく紅葉、葬送曲、結婚行進曲
セリフ:紅葉(学生時代)「ハッピーエンドは…(以下略)」

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい623回くらい参照されています。

このコメントは1人の方に投票されています。