merunoniaさんの「つくとり」の感想

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私にとって初めてのrufのエロゲでした。ミステリーとして面白かったです。最初のギャグで挫折するのはもったいないが、ギャグが寒いのも事実……。


【あらすじ】
主人公「橋上郁」は仕事のため武蔵野府に向かっていた。 途中、月鳥町で起こった殺人事件の調査に向かう刑事「久十生寧」と出会う。
久十生の要請を受けて、郁は殺人事件の捜査を手伝うことになる。

殺されたのは、研究所に勤める「フォレスト」という身元不明の外国人。彼の死体は、研究所の庭の木に吊るされていた。
死体を木に吊るすという行為に犯人の異常性を感じる郁たちだったが、月鳥町では毎年祭りの季節が近づくと必ず「木に吊るされた死体」が発見されるという。
町の人間たちは、木に吊るされた死体を「ツクトリ様のいけにえ」として丁重に扱っている。
ツクトリなど存在しないと主張する郁だったが、捜査を進めていくうちに、人の手では起こりえないような奇怪な事件に次々と遭遇していく…



人里離れた村、よそ者を寄せ付けない住民
北部と南部の集落
つくとりの伝承
生贄、祟り
突然建てられた研究所と研究員たち


設定から見せたなにか壮大な黒幕物語を感じさせる前編の疑心暗鬼の狂気、王道で読み手も困惑しながら話が進む
後半は解明編で一つ一つの謎がつながっていく面白さがあったもの、最後の結論というかテーマが予想外でやられました。
ミステリーとして面白かったです。

また、これ現代社会の事実をベースに作られているから、尚更怖い。
実名で出てきましたが、津山事件なんて本当に調べると怖い。
サン○の話も出てきたり。ベースとなった宗教団体、これどう考えてもあれですよね。

エロゲというフィクションで語られた物語、だけれど実際にありえた話、だからこそこの狂気のような世界が
現実味がないにも関わらず、より狂気を感じてしまう。

正直、最初王道で面白かったけれど、ひぐらしのなく頃に、に似てるなーと思いました。
研究所という存在が出た時点で、あー今回もそういう感じなんだろうなと思ったら。

しかし最後に持ってきたテーマが予想でした。
現代において忘れられてしまった流浪の民、部落差別問題。
ここまで危ないテーマを触っていいのかとなぜか余計な心配をしてしまうほどに。

一つのミステリー小説を読んでいるような気分でした。
それに一つの村を舞台にしながらも、3つの話をかけ合わせて、それぞれの謎のヒントを繋げつつ、最後に持っていくのは面白かった。
正直一番最後の神代編は壮大すぎかな?と思わないでもないですが。
ミーナはちょっと強引……。違和感はあったんですけど。でもまぁ面白かった。

ただ、皆さんおっしゃってますが、ギャグは壊滅的に寒いですね……。
別にメインじゃないからいいけれど、シリアスパートで寒いギャグをやられると、寒いならまだしも
それどころじゃないだろって思ってしまう。

少しそこが残念。

ただ、結果的に見ればミステリーとして楽しめました。
良作だと思います。

ありがとうございました。


人問 綺子が 人間 椅子 に見えて仕方がない。

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