minorityさんの「ひぐらしのなく頃に礼」の感想

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FDとしては上々の出来。ただ、私が求めていた内容ではなかった。どうやら私は罪滅ぼしの解釈が他者とは違うらしいです。
賽殺し編は、予想通り、過去の惨劇の犠牲者に対する罪滅ぼしの話だったのですがその役割を担う人物が完全に私の見当違いだったのが残念でならなかった。
内容は私が祭囃子編の感想で述べた沙都子の罪滅ぼしの話ではなく、梨花が両親に対する罪滅ぼしの話である。
とどのつまり、罪滅ぼしの役割が沙都子から梨花にシフトしてしまっているのだ。

いや、梨花の両親に対する罪滅ぼしはとうの昔に、梨花自身がすましているものだと思っていましたので少々唖然としたもので・・・。
梨花は何百回も世界をやり直しているので、実質精神年齢は相当なもののはずなのに、なんで母親の心情がわからんかったのかなあと。
本編でのあの達観っぷりは何処へ行ったのやら。本編での梨花のイメージががらがらと瓦解しました。

内容的にみると、過去の惨劇の犠牲者の罪滅ぼしの話だったのはよかったんですがね。
まあ救うのを諦めてしまったという罪滅ぼしの観点だと、悟史や沙都子に対しても梨花は罪滅ぼししなきゃあかんってことになりますがそれをいったらキリがないので割愛しときます。

後、羽入とレナの説教は本編よりもさらに強烈。私は竜騎士07氏が本編からずうっと主張し続けていることと流すことはできましたが、イライラした人も多いのではないだろうか。
まあその主張を肯定したからこそ、ファンディスクをやっている人が大半だと思いますが。


にしても、竜騎士07氏は終始過去の罪滅ぼしと最善の未来、それに至る過程にこだわり続けたにも関わらず、最後の梨花が母親を刺した記憶がなくなっているのは戴けなかった。皆殺し編で梨花が三四が犯人だということを忘れていたときと同様になんで記憶なくす設定にしたんだろうという疑問が湧いた。

いあ、あそこで記憶なくしちゃだめでしょ。
てか羽入もそこでスルーすんなと。あれだけ、梨花の自分の意思で選択させておいてその苦渋の選択を完全スルーっていうのはなあ。あれは記憶が残っててこその罪滅ぼしなのに。
残らないのなら、それは沙都子の両親殺害の記憶喪失と同様の扱いになってしまうのではないかと。
なんでこの最後のフィナーレで、罪滅ぼしの観念を覆したんですかね。正直最後に一気に興が冷めた。


ちなみに残りの昼壊し編、罰恋し編は正直いらんかった。
これ入れるんなら、やっぱり沙都子と悟史のエピローグをいれてほしかった。
ただ、上記で述べたように沙都子の罪滅ぼしは賽殺し編と趣旨が被ってしまう。そうなると、ヒロインの取捨選択としてどうしても物語上、重要なヒロインである梨花を中心とした話にせざるをえない。
そのような理由で、敢えて竜騎士氏は沙都子の罪滅ぼしの話を入れなかったと勝手に解釈しました。
(でも、そう解釈すると今回主人公であるはずの圭一が完全な脇キャラという扱いはお門違いである。なら沙都子が軸の話にしてもいいんじゃねとも思いました・・・。)


とにもかくにもひぐらし完結ということで、遅まきですががっつり楽しませていただきました。
さて、次はひぐらし祭かうみねこのどっちを買いましょうかねー。

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