uisiusiさんの「ティンクル☆くるせいだーす」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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新興メーカーの処女作として評価すれば高得点。でもプロデューサーとディレクターは低能すぎるだろコレ。
 体験版で感じた不安が的中した。
 「ぷりっち」の感想に対する答えが「クル☆くる」という形になってあらわれた。それは理解できるのだが、どうにも作りが荒すぎる。
 作品のクオリティアップを言い訳にして延期するメーカーは腐るほどある。
 しかし、延期して発売された作品の完成度は適当なもの多い。残念ながら「クル☆くる」もそうした作品だ。
 内容に関しては他の方が触れているので、ちょっと切り口を変えてみようと思う。


・企画とキャラ
 主人公含めて個々のキャラの目的がわからない。ないし目的がない。
 主役クラスで、目的といえるものがあるのは聖沙とリアとアゼルだけ。
 しかも致命的な事に主要キャラの過去が描かれてないため、現在も未来もチープになっている。
 サブキャラではメリロットとヘレナに目的があるようなのだが、それにしては危機感が無さすぎるうえ、大した行動もしていない。特にヘレナ。
 敵側で目的をもっているのはソルティアとバイラスのみ。だがラスボスのバイラスの目的は「強い奴と喧嘩したい」ただそれだけ。こんな奴がラスボスで、どう盛り上がれというのか?
 
・シナリオ
 キャラごとに描こうとしてるテーマを変えているのは好感が持てた。
 しかし、いかんせんマップ移動のせいで、ストーリーの構成が悪くなっている。
 本作の中では異常な分岐をするアゼルが、シナリオ単体でみると一番好評なのはそのためだ。この構成の犠牲になってない唯一のルートだからだ。

・エンド
 発売前にOHPで「クル☆くる」はストーリーが無数に分岐して無数のエンドがある!とうたわれていた。その分岐のイメージ画像ではエンドは16個だった。
 本作のエンドはたしかに16個のエンドがあるのだが、ヒロイン5人+とってつけたようなクズエンド11個である。
 これ11個のエンドは、OHPと辻褄あわせるためにやっつけで作ったのではないか?
 それでなければ、ヒロインにグッドエンドとバッドエンドの2パターンくらい用意すると思うのだが。
 ゲームとして作品は終わっても、作品内のキャラはその世界で生き続ける。だからせめて先を感じさせるエンドを見せて欲しかった。そういう意味でエンドで評価できるのは聖沙とアゼルのみ。
 
・原画と塗り
 皮肉な事に本作で一番凝っている塗りは、ステーキやスウィーツなどのアイテム画だ。
 かんなぎれいの絵が良いため見落としがちだが、どう考えても原画家の怠慢のせいで完成度が下がっている。
 イベント画の枚数が少ないのはもちろん、差分が全然ないCGも多い。
 そして、発売前に公開されていなかったCGほど、作画がいい加減で塗りのクオリティが低い。
 例をあげれば月の尾公園で聖沙と食事をするシーンでは、「十字架してない」「腕章してない」等のダウトがある。
 ディレクターである原画家がこの様では、作品全体の統合やクオリティアップなど望むべくもない。

・バトル
 つまらない。
 楽しくない。
 派手だがそれだけだ。
 「戦術」が単純なためすぐに飽きた。スタート位置が運任せな点もマイナス要素。
 バランス調整が適当なためシナリオと整合性がとれてないステージもあった。
  
・音楽
 はじめは作品に合ってないように感じたが、クリア後は「本作にはこの音楽しかない!」と思えるようになった。

・総括
 有能なプロデューサーとディレクターさえ居れば、もっと面白く、もっとはやい時期に世に出たであろう作品。
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