geek_agentさんの「ナツメグ」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

物語の半分以上の魅力を秘める悪友シゲオ

大きな起伏があるわけでもない普通の恋愛ゲーム。
それ故、一つ一つの描写が丁寧にまとめられている模範的なゲームともいえる。
(共通ルートまでは)

共通ルートの文章量に対して、個別ルートは短く、作品全体のボリュームとしてはやや少ない印象。

また、複数ライターの弊害で、各々のルートの出来栄えには明確な格差があり、
ぶっちゃければ、メインヒロインの由佳子と実質裏ヒロインのほとり以外のシナリオが
全く頭に残らない薄さである。

ちなみに、ほとりルートについては、完全にSFの世界が混ざっており、
共通ルートで大事にしてきた日常と全くかけ離れた設定が加わるので、物語の舞台からは完全に浮いている。
これには賛否両論あるだろうが、私は、主人公が異性として最も近かった由佳子と結ばれなかった
ifシナリオとしての側面を楽しむことができた。





このゲームの最大の魅力は、悪友であるシゲオの存在である。



スケベで馬鹿なことを率先して行うが、実は誰よりも仲間思いであり、
ニブチンの主人公の背をそっと押してくれる存在。

こんなに面白くていい奴は、他の恋愛ゲームにはまずいないだろう。
クラナドの春原ですら、彼の存在感に比べたら霞んでみえてしまうほどだ。

ヒロインどころか、作品全体で一番強い個性を放つ人物が友人キャラというのは、
有象無象の友人キャラが溢れかえるギャルゲー・エロゲー業界では新鮮ではないだろうか。


逆に、彼が居なければ作品自体が評価出来ないほどその個性に依存してしまっているので、
体験版をプレイしてシゲオに魅力を感じなければ、このゲームは購入しないほうがいいだろう。





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