100点 AIR
「もし、自分にゲームを作れたなら、このような作品を作りたかった。詩や小説にも並ぶ“芸術作品”と呼ぶことのできる作品を。」 今から9年前、そう願っていました。当時は私も若かった。ゲームクリエイターを目指す道もあったでしょう。しかし、それを選ばなかった。理由はいくつかありますが、この作品が私の作りたかった理想のゲームそのものであり、「私の夢は、違う人の手によって、もう叶えられてしまった」ので、目指すべき夢を失ってしまった、というのが大きかったのでしょう。 長い年月を経て、あえて今、筆を取ります。
透き通った「鳥の詩」の旋律と真夏の眩しさに包まれた画面は、今なお心を揺さぶるノスタルジーを惹き起こします。
萌えとか、燃えとか、エロとか、そういう次元ではなく、
これは純粋に“芸術作品”として鑑賞すべきものなのです。
美辞麗句を並べることに今さら意味はないので、私は違った切り口で語らせていただきたいと思います。
冒頭で触れたように、この「AIR」が発売された当時、私はこの作品に“芸術作品としてのゲームの完成形”を見ました。
その後に発売された「CLANNAD」をあえてプレイしていないのも、「AIR」でもうおなか一杯であったことがその理由です。
当時、この“芸術作品としてのゲームの完成形”を旗手として、“芸術作品としてのゲームの黎明の時代の到来”を疑っていませんでした。
ついに、ゲームが詩や小説と並ぶ芸術作品としての地位を得ることができる時代が来たのだ、と。
しかし、実際には、そんな時代は来ませんでした。
「AIR」の後に続く“芸術作品”は、私の知る限り、現れることはありませんでした。(「Forest」を除いて。)
“所詮、ゲームはエンターテイメントでしかない。”
この開き直りの元に量産されるヒット作たちの前に、“芸術作品”のフラグは根元からぽっきりと折られ、9年の歳月が過ぎ去りました。
言うなれば、“革命闘争に敗れた革命家”の心境でしょうか。(私は革命家ではありませんが。)
果たして、「AIR」とはなんだったのか。
後にも先にも、一度きり、“ゲーム芸術の黎明”という夢を見させてくれた、奇跡とでも呼ぶべきものであったのか。
それで、よいのだろうか。
後に続くものは、もう現れないのだろうか。
所詮、ゲームはエンターテイメントでしかないのか。
個人的な若き日の思い出とともに、そのような疑問ばかりが湧いてきてならないのです。
kazami (ゲームの情報) → この書き込みの編集
ccccdさん、レスをありがとうございます。
奈須きのこさんもPCゲームへの愛を語られていたんですね。
Fateなども近い内にプレイしたいと思っています。
応援ありがとうございます。プレッシャーがかかりますね(笑)
企画までは良いとしても、やはり「文章の表現力」や「音楽の製作」の段階で躓くだろうと思いますが、
最後はやはり「熱意」が重要ということで、頑張りますね。
ccccd → この書き込みの編集
→kazamiさん 先日読んだ奈須きのこのインタビューでも、PCゲームへの普遍的な愛が語られていました。エンターテイメント性を追求した作品も良いけど、深い感動、衝撃をもたらすものこそが真骨頂ですよね。良い作品を作る上で重要なのはプログラミング技術より何より、やはり熱意だと思います。“ゲーム芸術作品”の方、頑張って下さい。陰ながら応援しています。
kazami (ゲームの情報) → この書き込みの編集
omochiさん、レスをありがとうございます。
なんだか恥ずかしい気分になりますね(笑)
自分には到底、作れないような作品を作られているクリエイターの皆さんには、本当、尊敬しています。
これからも、素晴らしい作品と出会えるでしょうし、これだからエロゲーはやめられないですよね。
omochi (ゲームの情報) → この書き込みの編集
ゲームの感想や内容はともかく、kazamiさんの作品に対する静かで熱い思いが文章から溢れんばかりですねえ。
これだけ心酔される方がいれば、ほんとメーカーも本望だろうなあとか思っちゃいました。いい感想だなあと思ったので書き込みします。
kazami (ゲームの情報) → この書き込みの編集
ccccdさん、レスをありがとうございます。
本当、OP曲が流れるだけでうるっと来るような作品はこの作品だけですね。
当時の私は、この作品のおかげでクリエイターへの道を諦めたという、まぁ負け犬でしたが、
改めて、自分の手で作品を作ることに挑戦しても良いかなと思い始めています。
下手くそですが文章も書けます。下手くそですが絵もかけます。音楽は作ったことがないですが、たぶん下手くそなりに作れると思います。
下手くそが作った下手くそな作品。でも、「AIRの後に続く“ゲーム芸術作品”を作りたい」という気持ちだけは、ありったけ込めて。
完成は1年先、2年先、あるいは永遠に未完成になるかもしれませんが、
少しずつ、作っていこうかなと考えております。
よろしければ、気が向いた際にでも、アドバイスなどいただければ幸いです。
ccccd → この書き込みの編集
まさにその通り。これ以上に評価出来る作品には今だにお目に掛かっていない。深いシナリオ、端的で解り易いテキスト、美しい旋律を奏でるBGM、感涙を誘うボーカル曲・・・。全てが芸術的でした。CGの塗りも他と違って雰囲気良いです。これはエロゲではなく、叙事詩ですね。
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