asteryukariさんの「SNOW ~Plus Edition~」の感想

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良かったと感動するよりかは局所で泣かせに来るような作品であり、話の問題で泣き所はわかるけど泣けないといった事態が発生することもあるが、しっかりと泣ける場面もあった。すぴすぴ...
タイトル通り雪が多く降り積もる村が舞台の運命の物語。全ての話に過去の出来事が関与しており、Legend編が非常に重要になってくる。Legend編は救いがなく、終わり方というのも悲惨なモノだった。一番はじめの澄乃√も中々辛い展開が続いたものだから、この物語に救いはあるのかと、少し読み進めるのが怖くなった。

まあ結果的に言えばどのお話も悲しいものだが最後には救いがあると言ったところだろうか、一部を除いて病気がなおったり、生まれ変わったりしていた。しかしまあ、これが良かったかというかは別だ。私はご都合主義否定派というではないのだが、やはりどうしても流した涙が無駄に感じてしまうような場面があって、素直に喜べない自分がいた。

また、キャラとして重要であり、存在する意味があったものの、攻略キャラにするのはどうなんだろうか、そう思うキャラもいた。まあ妹が結ばれているわけだから姉もという考え方なのだろうが、やはりどうしても余計に感じてしまう。謎の少女に関しては√の雰囲気の変わり方、キャラとしての役割、どちらをとっても不要だと感じてしまった。。

しかしまあお話は良いものがあって、話の構成が上手いとか、運び方が綺麗とか、そのような作品を作る丁寧さというのはそれほど見られないが、涙を誘う話というのがちらほら転がっていた。

話の運び方というのは大切で、それまでの流れで引っかかる部分があると、どうしても感動に結びつかない。そういう意味で泣けそうで泣けない話もあったのだが、桜花√、旭√は文句なしで泣けた。特に旭√に関してはもうぼろぼろだった。

桜花√はまあ、「生まれるはずだった娘」という立ち位置がズルくて、いつも元気で明るい桜花が次第に弱っていき、最後には感情を露わにしてなくというのが涙腺にくる。自分は父上と母上の子供なのにどうして生きてないのか、その問いかけは辛い。

「い、いい子になるから!もっと、いい子になるから、ここにいたいのじゃ」

別に誰が悪いわけでもないのに…やるせなさでいっぱいだった。子供の必死な訴えというのはどうしてここまで心を揺さぶってくるのか。このお話は悲壮感を残しつつ、読後感も悪くない良い話だった。あんぱんが好きな理由に気付いて二度泣いた。

そして旭√、まさか兎さんに同調して泣いてしまうとは。もともと旭というキャラが好きだったのもあり、「なのだ」という口調の女の子が好きなので特にハマっていた。もうどこまでも主人公想いの子で、主人公に喜んでもらうために料理を練習したり、自分に異常が起き始めても主人公に心配をかけまいと隠していたり、そんな光景を見るだけで目に涙が止まっていった。

しかし本番はまだまだこれからだった。

「人のために尽くせば、人間になれるかもしれない」
「ぼく、がんばって人になりたいよ…」

兎時代のあさひが可哀想過ぎて可哀想過ぎて涙が止まらなかった。村中の人から疎まれ続け、そこで出会ったのが主人公であり、だから現代でもあんなにもべたべたくっついていたのだと。そんな事実を知ると人間になって主人公の側で生活することが、彼女にとってどれだけ嬉しかったかというのがわかってくる。そしてそんなことを考えているとまた涙が溜まっていく。すぴすぴ…

勿体無い部分もいくつかあったが、涙を流せたことは確かなので満足のいく作品だったかなと思う。
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