persueさんの「ママトト ~a record of war~」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

懐かしい雰囲気を醸し出す、ファンタジー戦記SRPG。質の良いBGMも貢献し、戦闘パートはとても楽しめます。声無しだが十分エロい。
≪総評≫
 シナリオは大味ですが、美麗なCGと要所を押さえたテンポの良い会話で、キャラクターの魅力がしっかりと伝わってきます。戦闘パートは秀逸。複雑な操作はなくテンポよく進み、洗練されたBGMが更に盛り上げてくれ、結構ハマった記憶があります。私の中では、十年前の古めの作品でありながら、今でも十分楽しめる作品の一つです。

 ただ、基本一本道で、しかもヒロインEDはほぼおまけに等しい短さであることが残念。最終章だけでも、何か変化が欲しかった気がします。どのヒロインも魅力的なので一層そう思えます。

≪シナリオ・テキスト≫ 
 大陸統一を目指す、小国ママトトの物語。といった短い説明が、全体を通した核となる物語であって、どちらかと言うと個別のショートストーリーの群像で構成されるシナリオです。20章立てで、1章ごとに主に新キャラクターを中心とした物語が用意され、大抵打ち負かした後仲間になるという感じです。

 「移動要塞」という発想は斬新で、戦闘における想像が掻き立てられる良さを感じました。次第に仲間が増えていくことも、こういったゲームの楽しいところです。捕虜にしてすぐに仲間なる、なんてご都合主義もいいところかもしれませんが、こういったゲームを楽しむためには、あまりそういった細かいことは気にしないことが鉄則ですね。シナリオは深いものではなくテキストは平易で、主に戦闘パートに力が入っているのですが、絵柄が雰囲気を出しているせいか、とても感情移入しやすかったです。個性あふれるキャラたちをうまくまとめていた気がします。

 そしてHシーンですが、純愛路線ではエロはあっさりで、凌辱路線がエロの中心です
。主人公ナナスの親父カカロが色々やってくれます。MIN-NARAKENさんの繊細なタッチの女キャラクターが、カカロに狙われ、しまいに凌辱されるのは、過程を含めドキドキします。そしてカカロが寝取った後、ヒロインの出撃時等における会話が変化するといった細かな演出も良かったです。

 ヒロインが9人もいます。よって全員のEDに自力で到達するのには相当骨が折れます。そして、CG回収もそれに伴いハードになってくること、ヒロインルートはない一本道シナリオであること(EDはアーヴィを除いて、短いやり取りがあるだけ)、等を踏まえると、作業ゲーへと化す潜在性があります。それを避けるために、1周したら、早くも攻略サイトなどを見て効率的なセーブを意識する2週目へと移行した方がいいかもしれません。

≪システム≫
 戦闘システムは、非常に言葉で説明しづらいのですが、升目上にキャラを置き、敵・味方ターンに分かれ、移動・攻撃していくことが基本。多様な性能を持つ『キッズ』という使い捨ての味方キャラをどう使うか、回数に限りのある必殺技をどこで使うか、どのアイテムを装備させるか等に戦略性が見られます。必殺技のミニ・アニメも映えてますし。ただ、敵側の動きはあまり賢くありませんでした。
 敵を倒すとカード・金が得られ、戦闘パートの次にある内政パートで、使われます。そして次にADVモードに入ります。ヒロインとの仲を進展させるナナスモードと、外道がヒロインを漁るカカロモードの二つがあります。このADVパートの行動次第でED の相手が変わります。この戦闘→内政→ADVモードが主な構成です。
 
 ADVモードではナナスポイント(戦闘パートで割り振る必殺技を増やす戦略ポイント)の数によって進展していくのですが、ADVモードのためにナナスポイントを女武将に偏重に割り振ることになり、戦闘モードにとってはマイナスなシステムに思えました。
 
 セーブは20カ所ありますが、何せ回想モードがないので(これはちと痛い)、あの素晴らしいシーンをもう一度、となると20では足りないです。
 
 低レベルクリア用のCGがあるのですが、「うますぎ」以上は私には無理です。というより、低レベルクリアって、なるべくレベルを上げないように、一部のキャラだけを上げるようにするので、戦闘において非常に不自然なことをしなければならず、正に作業になるので、やる気が起きませんでした。

≪BGM≫
 「Running to the straight」はノリがとても良く個人的に名曲。これが流れると戦闘の雰囲気がガラリと変わる気がします。

≪ビジュアル≫【注】多分に、贔屓目が入っています。
 この原画さんは最高です。美しいです、顔の表情とか裸体が。そして、それゆえに凌辱エロが際立ってエロいです。外道のカカロを応援したくなるほどに。塗りもどこか影のある素朴な感じのもので、作風に合っているものでした。なので、私の中のビジュアル評価では、最近の洗練されたCGを擁するゲームを抜いて、5本の指に入ると思います。この美しいCGだけでも十分元をとれます。
 
 ちなみに、立ち絵はなく、顔CG一枚だけですので、一枚絵がない会話パートでは物足りなく思うかもしれません。しかし、シナリオ重視ではなく簡潔な会話で進む構成ですし、顔CG1枚だけでも十分補完されていると思うので私は気になりませんでした。
 あと、モンスターカードの絵。あんなに大量に、しかもしっかりと、よく描けたものだと感心しました。

≪キャラクター≫
 それぞれのキャラクターを掘り下げるストーリーは短いながらも、存在感はしっかりとあり、十分にヒロインの魅力が伝わってくるものでした。キャラ立てがうまいからなのか、戦闘パートで親しみが自然と湧いてしまったからなのか、原画が好みだからなのか、分かりませんが。ヒロインは9人もいるので、以下お気に入りだけをコメント。

アーヴィー:主人公ナナスの妹。ナナスへの気持ちの変化を描いたところは、にやにや。そして、一番エロい。カカロモードにおいて禁断の父娘関係が成立してしまいます。当時は、「義」という概念はいらなかったのでしょうか。

ライセン:大斧を振り回す必殺技がなんだか可愛い。大きな得物と小柄な容姿、腹に一物があるが実は純粋、といったギャップが映えるキャラ。

ラミカ:金髪エルフ。アーヴィに負けず劣らずカカロモードにおいてエロい。おバカなキャラとしてSSで愛されており、プレイ後にこれらSSを読むことをお勧めします。

奈々璃:とある悪役3人組をパロッたと思われるキャラ。「~ぞよ」といった古風お嬢様タイプは狙っているようであまり好きではないのですが、やはり画力で好キャラになっています。

ナナス:白髪美青年の主人公。智将と言うだけあって、礼儀正しく、優しく、正に紳士。それに純朴。こういう主人公、好きです。ヒロインにおいては「美少女」であることが正義なら、主人公においては「いい人」であることが正義です、私の中では(例外あり)。

その他:何気に男武将もアクの強いキャラが揃っています。特に「やっほ~い、いい当たりじゃ。」のワン翁は特に親しみを感じます。ただ、ランスシリーズを知っていると、同じキャラの使いまわしでわないか、と思われるキャラもいます。私は気になりませんでしたが。カカロは裏表の激しい鬼畜親父ですが、エロゲーとしての多くに貢献してくれるので、どこか憎めない。

≪最後に≫
はじめ、「カマトト」と思っていました。「ママトト」の語源は何なのか少し気になっています。
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