cyokin10wさんの「この青空に約束を―」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

【回顧録その7】まるねこ三部作を順番に連続でプレイできたのは個人的には僥倖でしたが、この作品は単品でも何も問題ありませんね。学園モノというジャンル、コンフィグの使い勝手の良さ、物語の質・方向性等々、『シナリオの出来も良い萌えゲー』のお手本のような内容なので、すでに10年以上前の作品(!)という部分を差っ引いて考えても、初心者の方には是非モノとしてオススメしたい一本です。



「さよならのかわりに」の合唱で最初に泣き出すのが奈緒子だということ
合わせ石の女の子が凛奈ではないという事実

等々、小さなものから大きなものまで、丸戸さんは作中で色々な仕掛けを施してくる訳ですが
その全てに血が通ってる感じがするのが、この方の凄いところ。

ただ仕掛けを置いておくだけでなく、そこに登場人物たちの様々な心情・感情が乗っかっていて、とても暖かみを感じるのです。
魅力的な人物たちが織り成す、魅力的な日常が描けているからこそプレイヤーが感じ取ることが出来る、この暖かさ。



【茜】
「ども~! はじめましての人は初めまして~!」

という茜の最初の挨拶に込められた「はじめてじゃない人もいるよ」という想い。
凛奈が出てくると勘違いした航のリアクションに、彼女の心がどれほど浮き立ったか。



【航】
「お、お前は~!!!」

【茜】
「え…?」(まさかいきなり思い出してくれたの!?)

「あ…ああっ!あんた、もしかしてっ!?」(転校早々感動の再会シーンだぁ~!)

【航】
「初対面じゃねえかぁ~!!!」

【茜】
「だよねっ? だよねっ!?」(ですよねー。そんな旨い話は無いですよねー)


※( )内はcyokin10wの妄想です。あしからず。



この物語序盤のやり取りを思い出した時
合わせ石の仕掛けの結果の副産物でしかないと思っていた茜√に
パッと鮮やかな色がつくのです。



捨て√も無い、捨てヒロインも居ない、作品に対する製作者の確かな愛情が感じられる傑作。
この水準の作品を、年に2~3本はやりたいなと思うのは、贅沢でしょうか。



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