humimasaさんの「シンフォニック=レイン 愛蔵版」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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思い出の作品。 長文感想は2009年のメモを書きなおしたもの 後半ネタバレ
 やっぱりフォーニが最高だ。
 こういう主人公を「許してくれる」ヒロインっていいよね。
 この作品をプレイする際は、絶対にサブヒロイン→トルタ→alfine→サブヒロインもう一度→トルタもう一度→フォーニの順番で攻略することをお勧めする。










以下ネタバレ





 断言したい。この作品のメインヒロインはトルタではなくフォーニ&アルであると。
 本作をクリアした後に、もう一度すべてのルートをプレイしてみてほしい。主人公といつも共にあったのはだれか?主人公をいつも支えていたのはだれか?どのルートでも頻繁に登場するフォーニこそ、主人公といつも共にあり、常に支えていたのだ。出番の多さではフォーニは他のヒロイン三人をはるかに凌いでいないか?
 二週目をプレイする際に、見るべきはトルタの言動に現れた「伏線」ではなく、フォーニの言動に現れるアルの「感情」である。フォーニがアルであったとわかっている状態でプレイする二週目にこそ、この作品の真価がある。この作品は二週せずに評価できるものではない。一週目はたしかにトルタがメインヒロインであるように見える。たしかにalfineはトルタの視点で進むし、トルタルートは本作品のテーマの一つである「嘘」がもっとも多く現れるルートなのだから。これに対して、一週目ではフォーニの正体が伏されているため、アルというキャラに関しては実態が掴めずに魅力を感じられず、またフォーニ自身についても、その言動に深い意味を読み取ることができない。
 しかし、二週目である。二週目には、フォーニ=アルという事実が分かっているため、フォーニの言動一つ一つの意味を理解することができるため、サブヒロイン二人とトルタルートは、フォーニの心情描写のためのルートとして第二の意味を持つことになる。二週目をプレイする際にフォーニの言動に気を配れば、プレイヤーはいやがおうにもフォーニ・アルというキャラの魅力と悲しさに気が付くだろう。
 フォーニ・アルの魅力は、その一途さと慈愛であり、悲しさとは彼女の持つ諦観的な考えである。トルタルートでは、トルタがアルの「役割」(料理など)を「兼任」するようになったが、フォーニルートでは、音の妖精と化しているアルが、人間としてのアルの踏み込めなかった主人公の領域(つまり音楽。ここは以前よりトルタの領域であった)に踏み込み、また何より、主人公自身がアルを必要とし、主人公とアルがお互いを必要とすることにより、お互いを必要とするという恋愛の理想的な形態によりもたらされる、部外者から見ればご都合主義的なハッピーエンドを迎えることになる。
 フォーニルートは決して「救済エンド」ではなく、この作品唯一のtrueendである。考えてほしい、「思い出さなければならない」という選択は、主人公にとって必然の自然な選択であって、「思い出したくはない」という選択は、主人公にとっては逃げである。トルタルートにおいては主人公はたしかに真実を知ることになるが、これはトルタによって真実が告げられたためであり、主人公が自主的に知ったものではない。二週目以降において、「思い出したくはない」を選択してもトルタルートに入ることができるが、アルルートに入ることはできない。もともと、すべての歯車の狂いは、主人公が事故にあった直後に「忘れる」ことによって起こったのである。その狂いを「思い出す」ことによって自主的に修正するエンドこそ、trueendである。
 また、この作品のメインイベントの一つである卒業発表において、主人公はどのルートでも良い評価を受けるが(musicpart成功の場合)、主人公のフォルテールの音の魅力というのがどこから来ているかはルートによって異なる。サブヒロイン二人とトルタルートの場合、音の魅力は悲しみから来ているが、フォーニルートの場合は、明らかに悲しみ以外の感情から来ていると読み取れる。また、主人公の卒業発表が最高の評価を受けるのもフォーニルートの場合である。フォーニルートは、本作品の主題の一つ「音楽」という面からシナリオを見た場合にも、あきらかにtrueendである。

 まあどうにせよ、フォーニ可愛すぎだろ。タオルを持っていくCGとか反則級。

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