minorityさんの「Bible Black ~La noche de walpurgis~」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

アニメを観て実用性抜群だったので、ゲームのほうも買ってみた。やはり、シナリオがもう分かってしまっているので面白さがイマイチだったが、実用性は比較的高く、印象に残るエンドも多々あった。
このゲームをやって一番印象的だったのは主人公の水無瀬だった。
よって、水無瀬に焦点をあててレビューしてみることにする。
彼はお調子者で、どこにでもいる一般学生なのですが、魔道書を手にすることにより、人が変わってしまい悪魔に魅入られた狂人になる。
この変わりっぷりがいい。主人公が人としての階段を踏み外していき、欲望に身を任せていく描写がありありと表現されていた。
エロシーンでは、倫理観をかなぐり捨てた水無瀬が、悪役として徹底的に女達を蹂躙し、容赦なくメインヒロインを裏切る様は一種の背徳的な爽快感を与えてくれた。
ここに彼の、男というか人間の潜在意識として誰にでもある他人を征服したいという欲望をありのままに表現した悪役としての魅力を感じた。
また、正義という点で、水無瀬の行動として一番印象的だったのは、やはり彼が活躍するBADエンド白い部屋だった。高城先生の遺産である拳銃を持って学校に行き、かつて恋慕を抱いていた幼馴染である伊万里に介した北見先生を容赦なく撃つシーンには痺れた。
だいたい好きな恋人や友人に化けて登場する敵役ってよくあるけど、大抵主人公は潜在的にその人のことを思ってしまい、攻撃を躊躇ってしまうことが多い。
しかし、水無瀬は違った。
ここで、彼には、悪に立ち向かう主人公としても昨今の主人公にはない魅力的なモノを感じた。
先に述べたこととこのことから察するに、彼には悪役と正義の二面性を兼ね備えており、他の作品にはあまり見かけない主人公ともいえる。

でも伊万里ルートの水無瀬のへたれっぷりには納得がいかない。北見先生の誘いを断るとこまでは良かったが、魔道書を解読し、最後の呪文唱えるのがなんで高城先生なんだ。アニメ版ではきっちり水無瀬が呪文を唱えアーメンと締めたのに。

最後に、アニメから入らずゲームからやってれば良かったと後悔した。シナリオが最初から分かっていると、やっぱり盛り上がりに欠けた。

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