acidfairさんの「ときめきメモリアル3 ~約束のあの場所で~」の感想

前作までと比較して、キャラクターやシナリオに関しては、良く言えば落ち着いている、やや悪く言えば地味な雰囲気。主題歌を含め、楽曲にはかなり良いものが使われていますが、大幅なシステム変更、キャラクターのポリゴン化採用などが今一つ成功していない感があり、次に繋げるための試作品という印象が否めません。
色々しっくりこない点はありますが、やはり一番問題なのは、キャラクター造型に3D技術を取り入れてしまった事だと思います。
個人的に、元々、この作品に限らず、他ジャンルのゲームや映画等に関しても3D表現は基本的には嫌いなので(勿論、効果的に使われていれば別ですが)、キャラクターに感情移入できなければお終いなこのシリーズでは、致命的な欠点となってしまいました。

シナリオやキャラクターの設定そのものも、前作までとはやや方向性を異にしていて、
良くも悪くも漫画的だったイメージは薄くなり、より「切なさ」を重視した造りになっているように感じられました。
しかし、それによって、元々あった「勢い」のようなものは弱くなりましたが、その分、しっとりとした・・・というか、綺麗に落ち着いた雰囲気を味わえるので、この部分は旧作までとは違った角度で、きちんと評価できるところだと思います。

音楽に関しても、旧2作は「活発だがやや発展途上」な印象でしたが、今作は、それがより洗練されていて、「ときめも」シリーズとして、ある種完成されたような感想を持ちました。
シナリオ自体が綺麗に纏まっているため、今一つインパクトには欠けるものの、それをとてもうまく演出できている良質な曲が揃っていると思います。

シナリオ・楽曲ともに目立つ粗が無く完成度が高いだけに、肝となるキャラクターがアレなのが本当に惜しいです。
新しい事にチャレンジしているその姿勢は確かに素晴らしいと思います。
ただ、今回は、やはり実験的な意味合いが強すぎるように感じられて、素直に「ゲーム」として楽しむ事が出来ませんでした。
・・・ゲームをプレイしているというよりは、人形劇でも見ているような気分になってきてしまって。

「3」には「1」とも「2」とも違う、それ独自の魅力が多々存在すると思います。
それらを最大限に生かせる表現方法であれば、旧作に負けず劣らぬ「楽しい」作品になれたのにと思うと、本当に残念です。
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