PAQ_48さんの「終ノ空」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

80終ノ空
「物語」という根幹に対する解釈(終ノ空とは何か?などの考察アリ)
哲学的な内容を多く引用していて読み解くのがとても難しかった。特にざくろ編及び集団自殺した人たちがなぜあのような恐慌状態になってしまったのかについての言及が少なく、物語をよりわけ不明(原作中の誤字)にしていると感じた。


以下、長くなりますが多分模範解答だと自負している考察







※ここでは素晴らしき日々での解釈とを合わせた考察です!作品単体から生まれる考えではないです!

<なぜ集団自殺は起きてしまったのか?> ※この命題は殆ど自明なので備忘録的な立ち位置です。
 
 ざくろ視点の序盤からも分かるように卓司は周囲からのいじめで精神的に不安定になっていたことは予想できる。そんな中ザジ、ざくろの連続死で卓司は悟りを開き謎の顔が見えたりする電波状態(以下、覚醒卓司)になってしまう。音無彩名がざくろ視点でざくろに「あなたの死が多くの人の運命を左右する」と言ったようにこの死は覚醒卓司、及びクラスメイトの恐慌状態(ノストラダムスの大予言が話題になるなど)を産み出すトリガーとなってしまう。
 覚醒卓司はきよしを従わせている様子や、教師を花瓶で殴打した後演説を行うなどカリスマ性をクラスメイトに見せつけ彼らを意図せず(?)マインドコントロールしてしまう。終ノ空ではそのまま集団自殺まで突き進むが、すばひびではさらに麻薬によって死への抵抗感を無くすことで集団自殺まで追いやったと思われる。

 結論:間接的にはざくろの死、実質的には卓司のマインドコントロール


<終ノ空とは何か>

 「それ以降」では行人と音無との会話が続く。この会話シーンから色々考えられることがあるので順に追っていこう。
 
 まず音無は「永久に続く幸せな生活」について話している。これは暗に何を示しているのか?結論から言うと私たちプレイヤーがゲーム初クリア後にこのページのように考察したり、Hシーンを見るためにシコる等どんな理由でもいいのだが、何度も作品中のシーンを見たりすることを言っていると考えられる。音無はゲーム開始初期から人の心を読んだり(AESシステム中で現れる文章を実際読んでいる)、次に何が起きるか予言したり、と超人的な存在として描かれており彼女は行人たちから見た我々プレイヤーという高次元存在に近い物であると考えられる。これはすばひびでも色々窺えるシーンはあるが個人的に強烈だったのは音無が初めて水上由岐に屋上で会った時に上から覗き込むCGで「お久しぶり」と終ノ空プレイ済みのプレイヤーに向けて言ったと思われる一言である。

 次に「空」についての話題になるが音無が「空はここから、ここまで」と発言している。この時ゲーム画面の背景枠などが突然無くなり常にゲーム画面枠の後ろにあった空が現れている。これは「ここから(行人たちの世界の空)から、ここまで(この後ろにあったゲーム背景としての空)」と言っているのであろう。また、音無や行人は終ノ空について「証明不可なもの」「見えないもの」「無限と有限が重なることで産まれるもの」というように行人たちには理解できないものというニュアンスの発言をしており、終ノ空とは何か高次元的な存在を匂わせている。結論は後述。

 最後にHシーンの前後で「奈落」についての話題になる。これはゲームの終わり(ED)を暗に示しているのだろう。音無が「行人くん、そろそろ(奈落へ)いこう?」と言いそのすぐ後にEDへと入ることから想像できる。音無はゲームシステムについても理解が及んでいるようだ。


 結論:これらを踏まえると、終ノ空とは行人たち各視点をプレイヤーが見ている空、すなわち常にゲーム画面枠の後ろにあった空及び目であると考えられる。もっと広く考えると世界の破滅の時に現れるという終ノ空とは、ある完結した物語を読む読者の目である(物語の完結とは世界の破滅である)。
 また話の合間合間に現れる目はその開き具合によって状況の狂気度を示すとともに我々プレイヤーがいかに注目しているかも示す指標となっているのだろう。これは公式サイトのキャラ紹介のページで最初に目が現れることからこれも登場人物として扱われていると考えられるためだ。
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