minorityさんの「STEEL」の感想

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95STEEL
パッケージに騙されてはいけない。これは燃えゲーではなく、鬱ゲーである。
長い、本当に長かった。
久しぶりに長くやり応えのあるゲームだった。
プレイ前、安値で買ったこともあり、どうせたいしたことない燃えゲーだろうと軽い気持ちでプレイし始めたら大打撃を食らったよ。
勿論燃えゲーとしてではなく、鬱ゲーとしてね。まあ鬱ゲースキーな俺にとっては全く問題なかったけど。


シナリオは、とにかく難解。”世界”やら”アンビエント”やら”ラウタン”やら訳の分からない単語のオンパレードであり、さらにそれだけでは留まらず、時間軸が交錯していたり、主人公以外のキャラに視点がころころ変わったりするので、終始メモをとってプレイした。
けど結局分からない点が多々あった。そこで謎だった点を箇条書きで書いてみる。


・序章で登場した虚ろの女の子。
・時間軸が違うのにビルの中で智也に殺された俊介、そしてその後どのようにフォビアとなったのか?
・由紗にとり憑いた泰司のアニマはどうなったのか?
・突如、智也の部屋に現れた泰司のノート。
・最後、携帯電話で会話をしていた二人は誰なのか?
・由紗の真意。
・アンビエントって結局何なの?
・外周世界とは?

結局これらはどうだったんだろう?
個人的に解釈してみる。

まず、虚ろな女の子だが、彼女が登場したのは最初の遭遇戦と中盤で路地裏に登場したときの二回。この二回は、最終章の秋月視点のシナリオで、虚ろな少女が秋月になっており、智也が四郎になっている。
このことと最後の謎の二人の携帯電話の「智也がこの”世界”に干渉したのは、渋谷とビルの中、ノートの三回」という会話から死んで観察者となった智也が意図的に行った模様。
このことにより、虚ろな女の子=智也を失った際の虚ろな秋月と重ねて時間軸が混同させた模様、時間軸が違うのにビルの中で智也に殺された俊介→これは、死して観察者となった智也が自分が死んだ際秋月の支えになってくれる人がいないと秋月が壊れてしまうと思い、あえて、過去、俊介を殺し、彼をフォビアとし、また、あの時殺されるはずだった細田を助けるように仕向けたのではないかと。
ノートについても観察者となった智也が、過去自分が体験したことをなぞっていると考えれば合点がいく。ただ由紗にとり憑いた泰司のアニマはどうなったのか?は謎ですね。

由紗の真意についても良く分からない。
秋月を遠ざけていた理由、あれだけ罪を償うと決心していたにもかかわらず、あっさり自分から断食して他界。
これは、由紗が自分の内に入っていけば、自分の”世界”にいけるということに気付き、意図的に断食したのではないかと。うーん、でもそれだと後に、死んでいった本庄家の皆を救ったことにはならないし・・・。やっぱ謎ですね。
うーん、でも、それだと最後に携帯電話で会話をしていた二人は誰なのか?ということで由紗と俊介だということが成り立たなくなるから矛盾が生じてしまうなあ。
後、結局秋月と憲子の記憶違いの謎も解消されなかったなあ。

アンビエントって結局何なの?、外周世界とは?
→中盤でメイクストがアンビエントのことを説明するときに人=箱=世界と述べ、箱は大きな箱に内包されており、大きな箱の中にはさらに大きな箱があり、また、小さな箱にはさらに小さな箱がある。それが永遠と続く。このことから最後に智也が行ったという外周世界とは今ある”世界”より大きな”世界”なのではなかろうか?
そして、アンビエントとは、智也が本編で指していた過去の愛護園での記憶から、今の”世界”より小さな”世界”なのでは?

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