minorityさんの「虹を見つけたら教えて。」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

この鬱ゲーはダメだ。鬱ゲーとしての大前提が成立していない。
鬱ゲーというのは、ヒロインや主人公に感情移入できて初めて成立するもの。
その点でこのゲームは主人公、ヒロインに感情移入できない典型的な失敗作。
各キャラの雑感。

主人公
自業自得で同情できないダメ人間。
序盤の主人公の思考回路が自分に似ていたので共感が持てたのだが、中盤以降の男女関係のだらしなさに幻滅した。
結局、やりたい盛りのサルということか。
主人公の思考回路の変化が興味深かっただけに、もったいない。

スイ
意識障害という大変な病気の方。そんなわけで感情移入は無理。というか実際こういうキャラは病気とわかっていても受け付けない人が多そう。
金を払ってエロゲやって、なんでヒロインの世話してイライラしなきゃならないのって思う人が大半かと。
また、メインヒロインと思ってたら、シナリオが投げっぱなしで終わっていて意味がわからない。
レイプされたり逝ってしまうといった後味の悪さだけが残る。これは鬱とは違う気がする。

晴香
ヒロインの中では一番まとも。
正規ルートですら主人公に浮気されてしまう不遇のキャラ。
他ルートでも必ず主人公に振られてしまう扱いの酷さ。

音海
自分の都合で、主人公の家に押しかけたにも関わらず、事情も話さず逆切ればかりするダメな大人。
親子喧嘩で障害をもつスイを連れ出し、自分ではその世話ができていないという体たらく。
頭が悪いし要領も悪い。これでセラピストをやっているとは思えない。
こんな人がレイプされてもなんとも思わない。

悠紀
自己中。
でもこのくらい自己顕示欲が強いのもありかな。
ただ、やりすぎるとただの不快なキャラになリ下がってしまうのでこのさじ加減が重要。
彼女が鬱病にかかっても、自業自得だと思ってしまったので、このキャラは加減を失敗したということか。
母親死んだあと、主人公に二股かけられるという心情は同情しないこともないが、如何せんその対応が幼稚すぎてげんなり。
せっかくの木村あやか分が台無しだ。

シナリオは、結局何を主張したいのか不鮮明。
スイがメインの話かと思ったらそのルートでは心理描写が少なく、心のかたちという冒頭の表現の答えがおざなりになっている。
スイと関わったことで主人公やヒロイン達がどう変わっていき成長していくのかと期待していたんだが。
主人公はヒロイン達と過ごすことで、人は一人では生きていけず、関わりあい依存し合って生きていくことを理解して成長する。
この主人公の成長の過程は女性関係のだらしなさで説得力がない。
悠紀ルートでは依存を放棄してすらいる。
これはもう地雷と言わざるを得ない。

以上

これは鬱ゲーじゃなくてただのストレスゲー。
鬱ゲーだと思ってやるとがっかりするので回避推奨。

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