gluttonykingさんの「神樹の館」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

ホラー要素を推し出しつつも、テキストに魅力溢れんばかりの作品でございました。
ある程度根気さは必要ですが、この真珠邸とその住人、工月達が作り出す一つの閉鎖された底を知らない世界に没入、陶酔してしまいました。

プレイ中、工月と一緒に屋敷に迷い込み、何が起こるかわからない先の見えなさに焦らされながら物語を前に進めなければならない感覚は本編中にある「いきなり見知らぬ世界に放り出された赤子の根源的な恐怖に等しく、唯一の救いは自分が何者であるのか、それだけがわかっていると言うこと。」という言葉の通りであり、テキストを読んでいて視覚的要素の強いホラーゲームのような臨場感を感じずにはいられませんでした。 もちろんプレイ中の篳篥をメインとしたBGMやCGもありますがその要因として一番大きかったのはテキストだと僕は思います。

また田中ロミオさん、希さんの魅力あるテキストの印象として第一に上がるのが「難しい」でした(笑) 旧文体や普段使わないような固い単語が散りばめられておりテキストを読むのに幾分労力がかかり、根気が必要になってきてそれが合わないと思われる人も少なからずいルのかなと思いました.......(お馬鹿な自分は計40回ほど辞書を引きました)
しかしそれを読み解けば解くほど神樹の館の世界観にのめり込んでしまうくらいクリアに伝わり、ある意味でとてもわかり易いテキストだと思ったので辞書片手にマウスカチカチ頑張りました←
そして、クリアに伝わるという点で二人の使うわかりやすい比喩表現にとても魅せられました。
一つの事柄に対して、キャラの言動、それに対しての工月の反応をプレイヤーに伝えるための説明(比喩表現)がとても緻密であいまいな感覚的なものにおいてでも明瞭に読み取れ、先ほども述べたようにまるでその場にいるかのような臨場感を生み出している比喩の例、語彙の豊富さに脱帽であります\(^o^)/ いたるところに比喩表現が使われていてここまで量があるエロゲをやったのは初めてかもしれません(汗)

一番推したい所はシナリオ、テキスト面ですが、最後に全てが収束されていくストーリー展開や掛詞オチも息を呑むものがあり最後までしっかり楽しめる作品でした。 竜胆ちゃんぐうかわ←


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