G-hunterさんの「あした出逢った少女」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

すっごく荒削りながらも、ドキドキと衝撃を与えてくれた作品。過去→現在→過去→現在…と話がとびとびになるため、少々わかりづらいかもしれませんが、過去と現在で明らかな差異があるので、その差異をベースに話を組み立てれば大まかなストーリーの流れを把握することができます。話の見せ方だけ見ればまさに奇術師が如くなのですが、いかんせんマジックのタネが強引というか、非現実的というか……。MOONSTONE第一作目という若さゆえか

「だから僕は、消えていこうと思う――あした逢える事を願って」










・ストーリー
山に囲まれた盆地の村
村の道にて、主人公の青年は、ふと、記憶を失っている自分に気がつく

『一体、自分は誰なのか?』
その時、一人の女性が主人公に話しかけてくる
女性は主人公の従姉であり、主人公は、彼女の家に遊びに来ていたというのだ
女性に連れられていった家には、彼女を含め、4人のそれぞれに魅力的な従姉妹達の姿が

美しい従姉妹達との、楽しい夏
だが、そんな中にも、徐々に狂気の影は忍び寄っていた……



総プレイ時間は13時間。攻略順序は倫→美里→早苗→冬香→TRUE
攻略順序は絶対にコレ固定で。そうでないと、間違いなく後悔します
今のご時世では不親切と罵らせそうな、時間軸が入れ替わるのタイプです
とは言ったものの、最果てのイマみたいなてんでバラバラという訳ではなく、過去と現在が明記されている親切設計
ほぼ同じ道筋をたどる両者ですが、ところどころで整合性が無くなってくるのがこの作品最大のポイント
過去の話にしては年齢が矛盾するし、それとも並行世界の話なのでしょうか?

さっさとネタバレしてしまえば、現在は過去から数十年後の話
過去編で主人公が姉妹たちを殺害していった現実を、宮本の手記から勘違いしたあやめが主人公と結ばれる幸せな結末を望むために再構築されたのが現在編です
そのためにクローンの娘たちを作り出し(しかもその内3人は惨殺される役目)、偽の父親を仕立て上げ、子供をすり替えさせ……etc
真の狂気の影の正体は母親でした
全てを託された冬香は、己の存在意義に激しい疑問を抱きながらも話は進んでしまいます
そして最後場面、湖畔での独白で全てを終わらせました。湖畔で始まり湖畔で終わる

ただ、戦後直後にクローン技術などのネタを活用しているのはかなり無理があるような気がします
また、なぜ主人公が過去に姉妹3人を殺害したのかの動機もイマイチ不明確。狂気の暴走と一言で片づけていいのか…?
また、上記のとおり、冬香以外のヒロインは皆惨殺されるだけです
なので、彼女らの個別√はホントおざなりで終わります
姉妹3人が好きな場合はかなり残念な結果になるでしょう


・総評
強引ながらも驚きがありましたね
エピローグ/プロローグが見事に過去現在で一致しているのはさすがです
過去は主人公があやめの前で激白、薫がそれを聞いている。現在は冬香が主人公の前で激白、水穂がそれを聞いている
ここのシンクロはセンスを感じます……が、今後のMOONSTONEでそれが見られるかは不明



・一言感想の羅列
①エロシーンは少ない。各1回だけ。それにしても死体の近くでの性行為は勘弁
②システムは普通。2003基準ですが、今プレイしても不満に思う点は少ないでしょう
③姉妹3人よりも不運なのは、通りがかりで殺された女子高生らかも
④橘高家は警察らにも顔が効くというのに、村ではハブられる不思議。いくら新参でもこれは……
⑤ハッピーエンドを目指したはずが、全くハッピーにならないという因果
⑥久々の感想の割にはコメントが薄っぺらいですね…

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