明星さんの「Kiss&Crisis」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

潜入捜査官がIT企業に潜り込んで組織の秘密を暴く作品。主人公のやっていることがナンパ師じみていうとはいえ、道中は楽しめた。〆は個人的には△。
MORE系列のブランドから出た潜入捜査もの。
主人公は凄腕の潜入捜査官であり、本作では巨大IT企業の社員として潜入し、社長が裏で進めていると噂される海外移転計画の不正について暴くことが目的となる。

さて、主人公の潜入捜査の方法は、ターゲットとなる何人かの女子社員に接触、親密な関係になり機密情報を教えてもらうことである。
本作では3人の女子社員がターゲットなるが、この3人の落とし方はそれぞれバラバラだった。
玲奈には親切なそぶりを見せてから、お酒で。
他の社員から浮いた存在だった伊結は、共同でプロジェクトを組み、彼女の能力を認めてあげることで近づく。
優佳里はアクシデント対応の後で強引に押し切っている。
彼女たち個人との関係はそれだけで終わりではない。
結果として3人に自身の身分を明かし仲間に引き入れることになるが、その過程は3人それぞれで違う。
恋愛沙汰もそうで、3人の好意の寄せ方が微妙に違ったりする。
伊結との、最初は付き合っているということになっている(もちろん主人公の策略だが)が、彼女が主人公の内心を察知して身を引くシーンがとりわけ個人的に好みだった。
その後にある社長令嬢という身でありつつ社長と取引先の密会に主人公を連れ出すイベントも、彼女が主人公に寄せている信頼の度合いを具体化させれいる。
と、女子社員陣に関してはキャラクターが立っており、社会人という設定も相まって大人びているという印象を受けた。
だが本作はほぼ1本道で、最終盤に登場する唯一の選択肢でエンディングが変わるという構造を取っており、彼女らとの個別エンドはない。
本作の内容を鑑みるとそれ自体には納得できるが、肝心のエンディングが釈然としない終わり方だったため個人的には不完全燃焼気味であった。


対して夜宵はどうだろうか。
彼女は主人公と同じ潜入捜査官であり恋人でもあったが、本編冒頭で別れることとなる。
本編では潜入先の職場が同じとなり、久しぶりに主人公と顔を合わせることになる。
部署が違うとはいえ共同で工作を行うことも多く会話の機会も少なくないが、お互いの職業柄それ以上のプライベートな関係を共有するようなイベントはなかなかない。
それは潜入捜査官としては正しいのであろうが、ゲームとしてはどうだろうか。
最終盤・データベースへの突入のイベントで彼女が寝返るシーンがあるが、夜宵自身の個人情報がそれまでほとんど明かされていないため、些か唐突に思えてしまった。
よく知りもしない、裏切り者である夜宵を前にして「仕事を選ぶ」「夜宵を選ぶ」なんて選択肢を提示されても答えようがないのだ。
後者を選ぶと機密情報を抱えたまま夜宵と共に駆け落ちすることになる。・・が、事態が短時間で急展開して唐突感が否めない。
前者を選んだ場合は企業の不正を女子社員3人が告発し、主人公は次の仕事へ取り掛かることになるが、こちらのほうが正しいエンディングではないだろうか?

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい125回くらい参照されています。