tkktさんの「猫忍えくすはーと2」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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ヒロインを二人追加したことで無事幼稚園化に成功し、ライターさんの「らしさ」全開のコミカル日常が展開されるようになりました。面白かったです。だけど同時に連作形式やられるとついて行くのしんどいなぁとも思います。
※最初に。1と2の間に「なち編」「鈴木編」があります。「オプションのミニルートみたいなもんでしょ?そんな興味ないし俺はいいや」とスルーしたら、恐らく鈴木ルート内で2への布石があったらしく、少し置いてけぼり食らいました。一応何があったかザックリと説明はしてくれますが、気になる方は1と2の間に1.5くらいの気持ちでやっといた方が良いかもしれません。


グラフィック(19/20)
 CGは恐らく全部新規書下ろしなのかな。お疲れ様です。追加の二人も可愛らしいキャラデザで満足です。背景はほぼ全部使いまわしで、新規は庭の離れ小屋くらいかな。


ストーリー(35/50)
 前作の感想でもう少しワチャワチャした日常を書かせた方がライターの持ち味が出ると偉そうに書いた覚えがありますが、そっち方面に進んでくれたので概ね満足です。そうそう、ヒロイン同士のドツキ漫才やらせてこそだよね、この人は。萌えて笑えてサクッと出来る作品。総評としてはそんな感じです。以下は思ったことをブリブリと箇条書きで。

 ・二次元美少女に三次元的動物性
 初情スプリンクルの感想でも書いたと思うけど、このライターさんのキャラ造形の巧さは二次と三次の調合比率が絶妙な所だと個人的には感じています。改名前はこの調合が上手くいかず不快キャラを乱発していたんですが、生まれ変わってからは概ね良い感じだと思います。
 さて。今作ならびに今シリーズ、ヒロインたちは二種類のキスをします。ひとつは恋人として、人間同士がするヤツです。要はフツーのヤツっすね。そしてもう一つが、動物的スキンシップの延長としてのキスです。テキストで何度も出てきますが、顔や唇を舐められるという表現ですね。まさしく犬猫が「構って構って、こっち向いて!」とするヤツです。
 そしてこれら二つをキッチリ分けたりしないのがまたミソで、寂しくて始めたペットのキスが、女の子を意識し始めると男女のキスにシームレスに移行して、そのままエッチに雪崩れ込むなんてシーンもあります。まあ人間も最後は動物ですからね、土台峻別できるものでもないのかもしれないね。
 もう一例。今作ではゆらとたまの居るハルキ宅にもう一匹マヤがやって来る所から物語が動き始めます。二人はマヤに対して、作中でも先住猫と言った表現がありましたが、マジでそういう動きします。具体的には、残酷なまでに序列つける。しかもマヤは弱いから徹底的に見下します。「猫飼殿はスッと呼べそうだけど、あの駄肉に恭順するのは屈辱」みたいな事をゆらがナチュラルに言ってましたが、やっぱ弱肉強食の世界なんだよね、どこまで行っても。ある程度仲良くなってじゃれ合ってても、やっぱ最後はマヤが必ず腹側にひっくり返されますからね。動物社会のシビアなルールを持った二次元美少女っていう作り方。記号的にしないというか、猫耳つけただけの女の子にはしない辺りが面白いんですよね。

 ・愛玩動物が見る狭い世界
 ただ同時に動物性を強く残している故に、彼女たちはどこまで行っても人間社会では異分子です。制服を着てみても、教室の天井に張り付くだけで、授業は受けられません。護衛の任があるからとか、戸籍問題があるからとか、そういうことだけでもなく。1でゆらが飲食店で働く事がありましたが、最後は厄介払いに近かったと記憶しています。どこまで行っても半人半獣で、人間社会に溶け込むことは出来ない。
 狭いんですよね、彼女たちの世界は。学校と家とスーパーと、たまにハルキに連れて行ってもらうお出かけ先のみ。比較例として、人間である僕の場合。職場と家とスーパーと、たまにエロゲショップ。……アレ?似たようなモンですね。おかしいなww例が悪いよー例がー。
 まあとにかく非常に狭い世界で、信用できる人間なんてハルキ以外だれ一人居ない。「ゆらやたまと真っすぐ向き合おうとすると、時々寂しさや悲しさに似たものに襲われる」とハルキが言っていますが、ペット飼ったことのある人は多分覚えがある感覚だと思います。僕は実家でしか飼ってた事ないですが、一人暮らしで飼育した経験ある人はもっと分かるでしょうね。「コイツは自分が明日ポクッと死んじまったら道連れになっちゃうよな」みたいなセンチメンタルなヤツです。しかも普通のペットと違い、猫忍たちは他の飼い手は有り得なくて、子供の頃からハルキにのみ仕えるよう言い聞かされて育てられてきた子たちで、「死」なんて極限の状態にならずとも、ハルキが一言「見捨てる」と言えば彼女たちは、もう終わりです。たまゆらは、一応里へ帰るくらいは出来るかもしれませんが、今作でやってきた二人は本当にどうにもならない。どこにも行けないし、誰にも飼って貰えない。
 ハルキは一見ハーレムを自主的に、能動的に作っているようですが、実際の所は選択肢なんて無いですよね。追い返したら寝覚めが悪いどころではないですからね。

 ・エロゲで連作
 作品内容とは直接は関係ないですが。やっぱ今後さらに続けていくんでしょうかね。里見八にゃんを二人ずつ追加していくとかになると、流石についていけないですが。作品の面白さとかとは別で、単純に僕はエロゲにそういう感じは求めてないって言うか。基本一作で完結する点が好きなので。つーかエロゲに限らず、他の媒体でも連続モノは苦手だったりします。どんな面白いドラマでも僕は大体最後まで見れません。何かどっかでスッて気持ちが離れる瞬間があって、戻ってこないっていうか。スマホのゲームなんかも全然やりません。あー書いてみて思ったけど、少しスマホゲーみたいな所があるんですかね。新キャラ追加、新シナリオ解禁。見たいなら買って!っていう売り方。別に何ら含み所は無いですよ?ただ僕は合わないなーってだけで。
 まあ本当に今後の展開次第ですかねー。絶対需要は無いだろうけど、猫忍を悪用するダークサイド(ハルキとは別の)主人公と手先の猫忍のスピンオフ作品とかやってくれたらチョット読んでみたい。シリアスになりすぎずに、ロ〇ット団みたいな間抜けな感じで作れたら一応作品世界観を壊し過ぎることは無いと思うけど、やっぱ売れそうにはないかなww


エロ(16/20)
 前作より2回増えて7シーン。やったぜ!と思いきや、新規ふたりの寸止めシーンで無事憤死。まあ家に迎え入れる前段階で本番まで致すのはハルキの性格上やりたがらないだろうし、仕方ないというのは分かるけども。3Pが二回と5Pが一回実装と、複数人プレイは充実。


音楽(7/10)
 前作に引き続き薬師さんが歌唱されるボーカル曲が一つ。明るくアップテンポな曲調で、作風にマッチしてます。前作のヤツのが好きだけど(小声)


合計(77/100)

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