soulfeeler316さんの「バタフライシーカー」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

人はみな多かれ少なかれ狂っているのだ。その中で純粋な心の持ち主だけが本格的なキチガイになるのだ。
その純粋性は有罪か、無罪か?





☆私のプレイ順
不規則連続殺人事件(氷室千歳)→連続絞殺事件(天童優衣)→連続撲殺事件(早乙女羽矢)
ただ、無理にこの通りと囚われる事なく、好きなようにプレイしましょう。











構成上、ルートの核心にまで触れております。
なので、まだ最後までプレイしてない方は、クリアし終えた後に読む事を推奨です。
また、今回は、特定のキャラにちょっと批判を多く記載してしまった次第
POVを見れば分かると思いますが、まあ、彼女が好きな方は読まない方が宜しいでしょう。
更に、本レビューはシナリオライター海原望氏の前作『シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~』についても、幾らか言及しています。
少しでも気になる方は、ゲームクリア後の拝読を推奨
そして最後に、これはあくまで自己満足的な一個人の解釈であり、断定できる物ではない事を予め、ご了承下さい……










【目次】
1.「ムシクイ」事件簿(プレイ順)……一連の事件における感想、駄文

2.主要キャラクターそれぞれの感想……好み色々、色欲多々

3.不満点……全体的に見て思った個人的感情

4.後記と言う名の戯言……純粋性と言う名の狂気と救済について















1.「ムシクイ」事件簿(プレイ順)
①連続女性誘拐監禁拷問致死事件(共通ルート)     80点/100点
【悪魔のような男】

悪魔の楽曲に囚われた男の殺人
シリアルキラー1発目としては、非常に強いインパクトで持って登場してきました。
悲鳴を楽曲の構成要素として変換し、奏でようとする殺人鬼
死体は楽器ケースに見立てた袋や箱に詰める事で、抹消を図る。
正しく、頭がおかしいと言わざるを得ない事件です。
非常に終始、良く出来ていたと思います。

ただ、このルート
良く出来ているからこそ、実を言うと、然して語る事がない。
桐生先生が殺人鬼に攫われちゃった!
危険な目に遭い、さあ大変!!
でも、間に合って助けられたよ、良かったね!!!
お礼に、先生に慰めてもらっちゃった、やったぜ!!!!
掻い摘んじゃえば実に身も蓋もないんですが、これは、そんなルートです。
と言う訳で、早速次に向かいましょう。



②不規則連続殺人事件(氷室千歳ルート)     60点/100点
【氷室千歳の愛の証明、来栖叶絵の愛の非証明】

あまり「蜘蛛」の事件とは、密接な関係が感じられなかったルートであります。
氷室先輩の透子さんに対する洞察で、何とか意味を持たせられている感じが否めません。
全体的な作品構成の重要度は、他の2ルートに比べて格段に低いと言えるでしょう。
「視力が悪くて嗅覚で判断している」と言う要素や、他の深層意識及び当事者認識に関する部分
全部、天童優衣ルートで解消する事も出来たんじゃないか?
なんて、少しばかり穿った気持ちで見てしまいます。
おっと、こんな意地悪な大人になってはいけない、いけない。
純粋に中身だけを見ていきましょう。

さて、内容に入りたいと思いますが、このルートは1番犯人予想が付きやすかった、と言うより確定していました。
正直言って、これはかなりの悪手だったのではないかなあ……と私は思います。
新しき立ち絵が出たら犯人候補になるのは当然でしょうが、それが来栖叶絵1人だけ。
これじゃあ、もう、この人が犯人ですよと、律儀に教えてくれているようなもんじゃないですか!!
だったら、他に登場人物を増やしてカモフラージュするか、来栖叶絵の立ち絵は無くすべきだったんじゃないでしょうか?
そんな素人思考を、やっぱり考えてしまうのです。

ただ、難しかったんだろうなあ……
他に登場人物を増やすとしても、ミステリーにおいて、新たな登場人物を1つの事件に組み入れる事の難しさはよく分かります。
かといって、1番シリアルキラーと密接に関わってしまうこのルートで、立ち絵が無いと言うのは、流石に違和感
で、結局、第3の選択肢
立ち絵は使うけど、他に登場人物は出さない、吹っ切れた方式を使用したのでしょう。
ミステリーとしては最上級の失敗ですが、サスペンスとしては分からなくもありません。

そして、肝心の詳しい話は、氷室先輩と来栖叶絵を「嘆きの水」を挟んで対比させたモノとなっています。
両親からの強迫的な教育によって、普遍的な感情を教えられなかった為、言葉の中にある深い意味を理解出来なくなった氷室千歳
母親からは放置され、父親からは性的暴行を受けていた事で、常人とは隔絶した世界観を自身の中に構築して身を守った来栖叶絵
この2人の立ち位置からの推移、葛藤、変化を反映させた物語

2人は共に、愛する人を得た。
しかし、片方はその愛を失くした。
自分の世界に固執していた女性は、失って初めて、自分が愛を持っていた事に気付いた。
だからこそ、彼女は「愛した人を殺害した犯人である可能性」の者を片っ端から殺す。
そして、自分がまだ相手を好きであると言う証明「嘆きの水」を維持しようとする。

そしてもう片方の1人
彼女は愛を得た結果、どのように行動するのか。
感情があるのにそれを理解出来ない彼女は、愛をどのように証明するのか。
これが不規則連続殺人事件、氷室千歳ルートの概要
非常に興味深い内容でした。
少し心理学チックな所も、魅力の1つであると断言出来ましょう。

ただ、これは非常に残念な事なのですが……
私、このルート自体に思い入れが沸く事は、すみません、全くありませんでした。
物語は先程も申し上げた通り、つまらなくはない。
ただ、事前に本作をミステリーと捉えていた事
氷室千歳と言うキャラクター自体に、共通ルート時点でそこまで愛着が湧いていなかった事
この2つが大きかったのか、個別ルートに入っても感情が揺り動かされる事無く、終了した次第でした。
ホント「普通の物語」なんです。
キリの良い所で読み終わる事が出来る、そんな御話
キリの良い所で読み終わる事は出来る、けれども、まだ読み進めていたい。
そんな衝動を与える御話では無い。
物語に引き込むだけの力と言うのが少しだけ欠けているのですが、その一部要素が酷く大き過ぎる。
氷室先輩の過去と未来の話は、実を言うとそんな印象でした。

恐らく、このルートは「ミステリー」と言うよりも、シリアルキラーと氷室先輩の「心の話」が焦点なのでしょうね。
彼女の葛藤は充分理解出来るし、悲しい事だとも思います。
しかし、それによって自分の心が動かされ、氷室先輩がどうなっていくのか、夢中で読み進める事が出来なかったのは、正しく致命的
後述のルートの方がまだ心は動かされました。
それが良い事なのか悪い事なのかは、是非とも確かめて欲しい所ですが。

まあ、正直に申しますと、私は彼女に共感なんてせず、終始、他人事のように読んでしまった、読めてしまった。
ここで響かなかった自分はもしかすると、氷室先輩以上に悲しい人間なのかもしれません。

余談ですが、このルートだけ、やたら婉曲的に物事が語られるのも、少し気になります。
精神面、形而上学上の問題だからこそ、こういう物語ってのは、必ず婉曲風味を帯びるんですかね?
『夜巡る、ボクらの迷子教室』にもこんなのありましたなあ、最近の流行なんでしょうか?



③連続絞殺事件(天童優衣ルート)     40点/100点
【白昼にも悪魔はいる】

短いのが幸いでもあり、不幸でもあったルート
氷室先輩のルートが、何も心動かずに読み進められた物語なのだとしたら、これはもう凄く動きました。
ええ、凄く……悪い方に。
ムカムカ苛立つ事も少しばかりありましたし、途中のシーンとか理解出来なかったです。
思わず中断して1人、はあ?と声に出してしまいました。
物語で他人の心を動かすと言う点においては、このルート、見事に成功しています。
それが、製作側で望んでいた感情なのかは、果たしてさてさて、分かりません。

まず、事件自体の内容について語りましょう。
それは、特定の人物を攫った後に24時間、看護を施してから殺すと言う内容
白蝋夫人の事件からその条件を把握し、その犯罪者心理にまで踏み込んだ展開はとても凝っています。
選択肢によって分かる、表面的動機と深層的動機
その変わり様は読んでいても全く違和感が無く、思わず成程なあ……と感心してしまいました。
非常に面白く作られていると実感出来ます。

ただ、個人的に感じた難点が2つ程ありまして……
1つ目は、犯人を特定出来るまでの道程
このルート、容疑者が至極あっさりと、見つかってしまいます。
それは、プロファイリングでたまたま適合してた人物から、簡単に見つかるのですが……
まあ、言ってしまうと、つまらないんですよね。
展開としては少々、あっさり感が否めません。
勿論、白蝋夫人の関連性による言及があったからこそ、簡単に把握できたのは確かです。
ただ、氷室先輩がさらっと放った言葉から、犯人も連鎖的に割り出され、それが当たりであったと言うのは……
こういう風に纏めると、何とも味気ないと思ってしまいます。
まあ、個人的感覚でしょう、気にならない方は気になりません。

そして、2つ目は、犯人に対しての説得シーン及び後日談
あの感動染みたシーンは、正直必要だったのか、考えずにはいられません。
シリアルキラーの回想を組み込む位なら、もう少し、主要キャラとの過去回想に余分が欲しかったです。
あそこの場面で、あの狂った表情の絵の後で、おばさんの回想を入れられても、正直反応に困りました。

ただ、泣き崩れてしまうシーンだけで良かったと思うんです。
後は想像の余地に任せるのがベスト
台詞は入れるにしても、CGは必要ないと感じてしまいます。
微妙に感動?させようとしてくる所
シリアルキラーを少しばかり肯定させてくるって所
好みは分かれるでしょうが、少々、気に食わなさを覚えてしまいました。
勿論、やった事は駄目だと念押しさせていますけどね。
個人的に少しばかり引っかかった次第です。

前評判であった、狂気的行動
誘拐後、被害者に対して「看護」を用いている事件
それが非常に異質で、楽しみにしていた自分としては、上記の2つは、そもそもの事件自体を少しばかりチープなモノとさせてしまいました。
しかし、事件単体としては全然悪くないと思います。
大嫌い等という事は断じてありません、言える筈もありません。

では何故、ルート自体の評価が低いか?
もう1つの軸、主人公とヒロインの物語が私には壊滅的に合わなかったから、その一点に他ありません。
はっきり申し上げるなら「茶番」です。
事件内容は悪くないのに、その事件を解決する者達の内容が最悪だったと言う、笑うに笑えないルートでした。

まあ、原因は天童さん1人なんですけど。
主人公の内面に斬り込んでくる方法が、あまりに強引で且つ勝手過ぎます。
ストーキング肯定、シャワー室連行、性行為強要
実に気持ち悪かった、鳥肌が立ちました。
そして、それを彼女自身も理解してるってのが、尚更性質の悪い。
心に傷を持っている等の理由付けも無く、他人へ容易に精神的強迫を行う。
自らの持っている能力で、自分勝手な価値観ばかり、簡単に相手へ押し付けてくる。
そんな一連のシーンは本当に苦痛で、悍ましさすら覚えた次第です。

私も、このルートに関しては本当に頑張らないといけなかった。
流石に攻略するキャラを嫌いになっては、物語なんて絶対に楽しめません。
「いや、本当は優しい娘なんだ」と、自分に言い聞かせてプレイしていたのは明白
個別ルートで印象が変わるなんて事は、ざらにあるのです。
と言う訳で、所々イラつく所もありながらも、我慢して進行

しかし、問題のシーン
このルートにおける最初で最後の選択肢、その前に発生した会話で、私の理性は遂に限界を迎えました。
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「私……遠野くんの『凍死』を止められるなら、どうなったっていい」

「天童さん。そんな事言ったら駄目だ」

「どうして駄目なの……? 本当のことなのに……」

『バタフライ・シーカー』天童優衣ルート
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うん、やっぱり何様なんでしょうね、この娘は。
そして、ここで何故、私が天童さんを好きになれなかったのか、非常に良く分かりました。
彼女については本章で語ると、凄く長くなってしまうので、詳細は2.主要キャラクターそれぞれの感想の方で語ると致しましょう。

さて、実はこのルートだけ、選択肢次第でエロシーンに突入するかしないか、はっきり分かれていました。
つまり、意図的にエロシーンを見ない選択が、天童優衣ルートだけは出来る訳です(これに意味があるとしたら、中々良く考えられていると感じます)
まあ、そうしたら結果、絶対不可避でBAD ENDなんですけど、その内容
前作『シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~』におけるBAD ENDと、ほぼ同じなんですよね。
しかも、前の方がヒロインの魅力及び演出効果が素晴らしかったので、今回のは正直、下位互換としか思えません。
まさか、前作への思い入れが深すぎて内容を覚えていた結果、こんな事になってしまうとは思いも寄りませんでした。
忘れていたら、衝撃を受けられたのに……
いや、そもそも、天童さんを好きにならなきゃ、悲しみもないか。
結局、私が楽しむのは不可能だったようです、ちゃんちゃん。



④連続撲殺事件(早乙女羽矢ルート)     80点/100点
【Mか、Wか】

よく、なんで考えつきもしなかったんだろうと、思い深くなる事があります。
ミステリーなんかじゃ良くある定番なのに……
あんなに分かりやすく、教えてくれていたのに……
このルート中盤に差し掛かった際、私の脳裏に滲んだそんな疑問符は、いつまで経っても消えませんでした。

全く考えの及ばなかった私は、実に愚鈍な存在でしょう。
でも、今回はそんな自分が、愚かでニブチンだった事に感謝したいと思います。
でなければ、あの衝撃に遭う事は出来なかった訳ですから。


まさか、羽矢が「蜘蛛」の事件の被害者遺族だったなんて、思いも寄りませんでした。


いや、読み直してみると、恐ろしい事に、きちんと示唆されているんですよね。
このルートに入る選択肢前の会話で、バッチリ様子のおかしい、怒り心頭の彼女が描写されています。
それなのに、その不自然さに気付かなかった自分は、どうやら馬鹿と呼ぶ他ありません。

そんな衝撃が齎されるこのルートは、本当に素晴らしかった。
見事に、全てが良い方へ作用した物語です。
全体としては、善悪無で上手い具合に均整がとれてます。
個別ルートの中では個人的感想ですが、紛れもなく1番と言えるでしょう。

連続撲殺事件は、通り魔的に次々と人を殺していくシリアルキラー、撲殺魔Wによる犯行
誰が犯人なのかも、最後まで予想つかなかった所は本当、満点を挙げたい。
しかも最初の方に登場している人物、ここ重要!!
最後にぽっと出で登場する真犯人程、つまらないモノはありませんからね。
犯行動機も良い感じに狂っていて、尚且つGOOD
こんな下らない動機で犯罪に及んでしまう奴がいるってのが、シリアルキラー登場の作品における醍醐味ってなもんですよ。
ここで引いてしまったら、ミステリー全般ろくに楽しめないっすわ。

赤の犯人をもうちょっと上手く使ってほしかった。
赤と青で分けられているのは、少し分かりやす過ぎる。
と言うように、確かに細かい所で気になる部分、欠点も見受けられましょう。
だから、決して満点と言う訳ではありません。
ただ、それを補える位に素晴らしい要素が、このルートにはありましたので、私としてはめでたく高評価へと至りました。

補える位に素晴らしい要素
それはもう断然、早乙女羽矢と言うキャラクターの人間性一択に他ありません!!
彼女は良いですねえ、本当に素晴らしい。
この狂った世界で、最悪な目に遭っても、真っ直ぐに生きてやると言う強さが根強く放出されています。

どうやっても否定出来ないモノは何か?
それは、自らの気持ち、自身の感情
無理にでもそれを押し隠して、建前だけ良い風に見せて、何を考えているか分からない者が多数派を占める。
それが、この世界の在り方
しかし、彼女はそんなくだらない真似はしません。
自らの気持ちにもしっかりと向き合い、やっぱり抗えないと正直に伝えて生きている。
そして、それをはっきりと理解した上で、自分なりの答えを不器用ながら描こうとする。
その変遷過程には、短いながらも心に迫るモノを感じさせてくれました。
彼女の思いと、生き様と、成長に、私は見事感じ入ってしまいました。

キャラが生きていると感じさせるのは、特に短い物語であったなら、尚更難しいモノがあります。
そんな中で、彼女のような人物像が生まれる事の出来た事象
凄く価値がある出来事だろうと思います。
生きています、彼女は確かに、この物語で。
そう偏に感じる事の出来た、私にとっては至極、素晴らしいルートでした。


羽矢ルートBAD END後、出会うもう1人の「玉つぶし」
羽矢に似通った後輩彼女との出会いと、主人公の再生の物語
FDの追加ストーリーにいかがでしょうか?
うん、十中八九通りませんな。



⑤「蜘蛛」連続刺殺事件(TRUEルート)     70点/100点
【蜘蛛の巣を払う女】

「伏線回収」と言う一点においては、とにかく神がかり的なルート
共通ルートから個別ルートで掘り起こされた謎が、上手い具合に噛み合って収束していく様を感じられます。
最初の笑える下ネタ行き選択から、まさかあそこまで上手く繋がっていくなんて……
バタフライ・エフェクトと言う現象の凄さを偏に感じるルートと言えましょう。

プレイ時は、深瀬の家に行くシーンからもう夢中です。
匿われていた透子さんとの再会から、過去の事件の真相を聞かされ、ああ、やっぱりかと一言
そこから柊木さんと合流して、真犯人は誰かと言う疑問に向かう訳ですが、まあ、これも分かりますわな。
もう、あいつしか残ってないじゃん……
絶望ですよ、登場人物に限りがあるというのは。
と思っていたら、事実は少しばかり捻ってあって、そこは少し好印象でした。
まあ、家族ぐるみの犯行と言われてしまったら、身も蓋も無い概念と言えましょうが。

さあ、ここからは難点
まず、九重透子と言う人間に、そこまで好意的な感情を抱けなかった自分にとって、このTRUEルートにおける終わり方は「これはどうなんだろう」と首を傾げたくなるモノです。

九重透子は自らが犯した犯行の罪悪感に苛まれてる。

え、そうなの?
こちらからは、全くそんな事感じられませんでしたよ。
遠野圭介君への愛は充分、物語の中で伝わりました。
犯行への罪悪感については、義弟と2人だけで閉じ込められてた時にも、言及されていましたので、まあ、思ってなくは無いんだろうなと感じます。
ただ、説得力がちょっと欠けているんです。
「苛まれている」程に彼女が自責の念に駆られていたか、分かったかと問われれば、私は首を横に振りたい。
何故だろうと考えた時、私は主人公の存在に思い至りました。

九重透子の義弟であった遠野圭介君の、出会った時から彼女に対して抱いていた思慕の念
義姉の良さも詳細には描かれず、空白の6年で培われた想いもあまり説明されず「現在」の彼しか知らない私
その間には、実に明確な乖離が存在していたと言えましょう。
そんな彼の視点から描写されても、私の心に響く筈がないんです。

確かに明かされてはいます。
「僕は彼女を~に思っていた」
「僕は彼女を~と感じていた」
こんな風に、夢による回想でも言及されてはいます。
しかし、それらが本当に説明的で且つ淡白
正直、描写もまるで足りていません。
「ふーん、あっそ」って感じで、一蹴される事必至の、少な過ぎる過去の記憶と想い
だからこそ、正直言って、そんなに良い女か?と疑問しか感じられなかった。
そして、それが義姉と言う存在への理解には至らなかった。
これが、私個人としても実に悔やみきれない所でした。

でもまあ、難しいと思います。
想いの込もった文を作り上げると言う事程、ストーリーライターに立ちはだかる壁は中々ありません。
「物語」は心を動かされるからこそ、生きてこれたし、生きています。
しかし、それが文章単体だけで出来る人と言うのは、本当に限られている。
海原さんはまだ、その高みへ至る事の出来る可能性を秘めた、数少ない御方だと感じますね……

まあ、そんな訳で話を戻して、そう思っていた私が、最後の終わり方に納得する筈もありませんでした。
「これで終わりなの!?」と、驚いてしまった位
端的に申すなら、消化不良なお茶濁し
最後の最後以前まで、本当に夢中になりました。
あの卒業式シーンなんか嫌いではありません、寧ろ好きです。
ただ、製作サイドが恐らく考えていたであろう「義姉の魅力」についてはすみません、正直良く分かりませんでした。

まあ、でも、良かったと思いますよ。
真野美景だけ正当防衛、その他14名は日下部一家の犯行なんて事にだけはならなくて。
そんな風にされたら、流石に私も怒り心頭だったかもしれません(笑)
そんな愚策には行かなくてホトホト良かったと、最終的には安堵も覚えた結末なのでした。



⑥IFの糸(九重透子ルート)     50点/100点
【白衣の花嫁】

正直、ちょっと、物寂しくなったDLコンテンツです。
「ムシクイ」が関わらないと、こんなにも味気ない物語になるのかと感じました。
こちらとしては「ムシクイ」に関わっていた時間の方が多かったので、この追加シナリオは何とも形容出来ません。
ただ「こういう未来もあったんだよ」と言う形で示されるなら、それを悪いとは言えない。
この世界は、私にとってそういう世界です。

恐らく、製作サイドは最初からこの追加シナリオを見越していたのだろうと思います。
でなければ、タイトル画面の左側に佇む女性が誰か、検討もつきませんからね(言われずとも分かるってなもんですが)
分かった時は、そんな私も少しばかり、感傷に浸りたくなりました。




2.主要キャラクターそれぞれの感想
すみません、予め言っておきます。
少しばかり口が悪くなるかもしれませんが、何卒ご容赦を。
特に天童さんがお気に入りの方は、見ない方が宜しいかと思います。


(1)天童優衣
ええとですね、ぶっちゃけて申しますと、私には全く理解出来ない存在です。
最初の頃から、やけに癪に障ったんですよね……
口調とか声質とか接し方とか、そのどれもが酷く嘘っぽい。
「優しさ」「純粋さ」「可憐さ」と言うのを態と演じているような印象が、私の中で強く感じられていた次第
それが、個人的には凄く気持ち悪かったんです。
これを意図的に行っていたのだとしたら、この声優さんはとても素晴らしい技術を秘めていますね……
キャラクターの性格的に、その可能性も充分ありえましょう。
なぜなら、物語を進めて行くと、まあ、何とも勝手な事ばかり申しますので。
不必要なやり口で押し入って、余計な事を言い放って、遠野君を困らせる。
主人公を無理に掻き回しているのは、羽矢じゃなくて断然、この娘じゃないかと思ってしまう程、その行為には目に余るものがありました。

はっきり言いましょう、私はこの娘、凄く嫌いです。
推理後の「私、分かってました」って態度も非常に鬱陶しかった。
なんで自分はこんなに彼女の事が嫌いなんだろうと考えて考えて、考えに考えて、漸くついさっき、答えに至りました。
それは、彼女が独善人と言う名の善人だったから。
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「私……遠野くんの『凍死』を止められるなら、どうなったっていい」

「天童さん。そんな事言ったら駄目だ」

「どうして駄目なの……? 本当のことなのに……」

『バタフライ・シーカー』天童優衣ルート
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「自分を大切に出来ない人は、他人も大切に出来ない」と言う言葉があります。
自分を大切にしていない人が、相手を大切にしようとすると、相手の為と言いつつ、自分の為の事しか出来ない現象
私は、天童さんに当てはまるのは、正しくその言葉であり、全てを証明しているのではないかと思ってしまうのです。
どう考えても彼女の場合は、自分が正しいと思う方向に、遠野君を誘導する事しかしていません。
これはきちんとプレイしてきた方なら、その行為に賛否はあれど、必ず納得出来る事でしょう。

また「桐生先生に嫉妬する」って、この会話以前に言っていました。
自分を大切にしていない人と言うのは、他人の幸せと言うモノを素直に喜べない。
本当に「優しい人」だったなら、そこで相手が幸せになった事自体に、まずは喜びを感じる筈
そこで、相手を救った人物に対して嫉妬心が出てきてしまうというのは、紛れもなく「自分が救いたかったのに」と言う独善の表れでありましょう。

他人を救って救世主気取り、自らの初恋成就への状況利用しか考えられない悪魔か。
それとも、強引に相手を救う事でしか自身の満足感を得られない、いたいけな天使か。
そんな彼女については賛否両論、目眩めく所でしょうが、個人的には否の立場を取らせて頂きたく思います。
人間らしいという点においては、魅力のない人物では無いでしょう。
好きになれるかどうかは、貴方次第です。
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僕は何もそいつが悪人だといってんじゃない――事実、悪人なんかじゃないんだから。
しかし、人を憂鬱にするには悪人でなければならんということはないからな――善人だって人を憂鬱に出来るんだから。

ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』
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(2)氷室千歳
「薄倖美人」
彼女を一言で形容するとしたら、そんな言葉が相応しいでしょう。
事件が起きる前から、家庭の被害者として生きてきた女性には、白織市と言う狂った世界にいても、然程関係ない。
ずっと被害者として、渦中に生きてきた彼女にとって、家と言う名のミクロコスモスも、外界と言う名のマクロコスモスも、分ける意味が全くないんです。
そこに、境界はないから。
中も外も、どちらも狂っているから。
「明」と「暗」の曖昧な世界

しかし、新たな事件によって、彼女が被害者への道を脱する可能性が生まれたと言うのは、少しばかりの皮肉を覚えます。
決して感謝してはいけないけれども、そこに少なからずの安堵はあって。
安心感を覚えた先に、その事に苛まれるだけの善良性があって。
決して楽にはならない、地獄への一方通行、ロード・トゥ・パーディション
ルート途中までの彼女は、正しく、悲惨な存在と言えましょう。

そんな彼女も、底を乗り越え、1人の人間として存在しようとするまでに至る事が出来ました。
それは正しく、エーミール・シンクレールの開花が如く
忌み嫌うべき自己が生まれ変わる為の「破壊」から至った「成長」
俗に言う「自己実現」と呼ばれる概念が根強く光っていたと感じます。

卒業後も、元気良く、頑張って下さい。
あ、おっぱい見せながら、秘部を見せつけてくる所、素晴らしかったです。



(3)早乙女羽矢
前述したように、3人のヒロインの中で、1番「生きている」と感じた娘
物語で、命があるように感じられたら、それだけで勝利確定みたいなモノですが、全く以ってその通り
はっきり申せば、私がこのゲームをクリアできたのは、彼女の尽力が非常に大きいと断言出来ましょう。
途中の絡みやら掛け合いやらが、実に丁度良い塩梅で挿入されるんですね。
「推理」の邪魔には至らないけれども、笑いやリフレッシュは成り立つと言う絶妙なバランス
それを徹頭徹尾、維持し続けたまま、軽妙なムードメーカーとして機能していた現象は、もう既に、神がかり的な産物と言えましょう。
そして、それが逆に、ミステリーを格段と引き締める結果に繋がっていたのも、これまた良い相乗効果
坦々と進行していく全体の物語において、非常に安定した起爆剤足り得ていたと感じます。

BADでもGOODでも、当人のルートでもそれ以外でも、その「生の躍動」が変わる事はありませんでした。
たまに「性格変わったんじゃない?」と思う位、ルートの違いで変化するキャラクターっておりますけれども、本作のこの娘に限って、それはない。
微塵も感じさせないで、自らの人物像を貫き通せたと言うのは、正しくこの娘らしいと断言出来ます。
偏にただ真っ直ぐでありつつ、少し狡賢い所もあれど、それをも隠し通せないやはりの真っ直ぐさ
自分の弱さや醜さを自覚しつつ、それを受け入れて前に進む姿が至極印象的でした。

例えばそれは、羽矢が父親と最後に交わした会話
情けない事に泣きそうになってしまったんですね、感動を与えるゲームでは断じて無いんですけど。
あじ秋刀魚さんの演技でね、何故か、貰い泣きしそうになったんですよ。
うん、白状します、少し泣きました。
BGMも感動路線一直線だったら、恐らくもっと泣いていました。

例えばそれは、TRUEルート終盤の、日下部邸潜入以後の展開
泣き虫で動揺の激しい彼女を見るのは、少しばかり胸が痛くなった次第
しかし、その後の展開
主人公をほっとけずに、傍に付いていてあげるその優しさ
自らの父を殺めた憎き敵でもある「蜘蛛」を、自分で納得して救おうと働きかけたその強さ
それは本当に格好良いし、とても魅力的な行動を見せてくれていたんです。

泣き虫だけど、その実は凄く優しい感情で出来ていて……
ちょっとした事で動揺する癖に、自分自身は強くあろうと努力していて……
そんな姿が、とても心に響いたんです。
ええ、これは非常に魅力的な女の子と呼ばざるを得ません。
もう、全ての言葉が愛おしく感じられてしまいます。
そして、この状態は最早、病気と呼ぶ他ありません。

ひたすら「今」に注視して生きていた彼女も好きです。
でも「未来」に向かって邁進してた彼女はもっと好きです。
それは、彼女自身が先へ進む事を望み、その夢に伴った笑顔を見せてくれたから。
辛い事が多くあった中に生まれた希望
これからもずっと、大事に守って下さい。
その真っ直ぐさは、この狂った世界においての財産です。
これからもずっと、大事にしていって下さい。
偏に、そう願います。



(4)九重透子
主人公、遠野圭介の義姉であり、殺人鬼「蜘蛛」
しかし、全ては蝶の毒によって引き起こされた犯罪であり、本質は優しいお義姉ちゃん

ただ、客観的に見るべきじゃなかった。
彼女においては、私の中でそれだけの話でした。
ただの馬鹿な人だとしか思えなかった自分が凄く悲しいです。
優しさで出来ている、分かる。
全て主人公の為だった、それも分かる。
しかし、プレイしている私の目の前には、等しく大きな壁が聳え立つのです。
これぞ、正しく「バカの壁」
「でも、バカだよな」と誰かに問われてしまったら「うん、そうだな」と即効で首肯してしまうでしょう。

他の感想を見てみると、私はやはり、彼女の適合者足り得る義弟には、なれなかったのだなと感じてしまいます。
絶対に義姉を救ってやるという決意にまでは、主人公のようには、他のユーザー様方のようには、どうしても至る事が出来なかった。
これ、至れた人ははっきり申せば、凄く楽しかったと思いますよ。
正直、それがまた羨ましく感じてしまう私なのでした。



(5)桐生梓
何故、言い寄ってくる男がいないのか、私はとっても不思議なのです。
いや、もしかしたら本当はいるのかもしれませんが、描かれていないので「いない」と言う事にしましょう。
最近、魅力的な年上女性(エロゲ内)に出会う事が多くて、年下属性大好きの私もちょっと揺らいでしまう事態が頻発しております。
エロシーンで慰めてくる所、マジキュートです。
羽矢程じゃないですが、プレイしている私に笑いを提供してくれた所とか、正にキャラクターの鑑
遊んでいて、良いキャラしているなと感じた事は1度や2度じゃありませんでした。


と言う訳で、シルキーズプラスさんは即刻、梓ちゃんルートを作るように。
私の心からの願いです。




3.不満点
(1)キャラクターへの没入度
本作もまた、全ての登場人物達に好みあれど、キャラクター性と言う物が出ていたように思います。
ただ、個人的に今回は、感情移入が難しい部類の人が多々見受けられました。
何故心を寄せられないのか、私にも未だに分からないから困ったモノと言えましょう。
批評なのに説明できないって、もう致命的にも程がある。
描写が足りなかったのかと考えた事もありましたが、それだとあまりにもぞんざい
決して少なくない人もいる分、その考えは激しく間違っているんですよね……

私の感受性がない?
うん、もしかしたらそうかもしれません。
ただ、それを言われてしまったら、凄くおしまいな話
だとしたら、こんなに語ったのが私的には凄く悲しいので、思った方はどうか、心の中だけに留めていて下さい……



(2)物語のカタルシス不足
全体的に進行が淡々としています。
最初から最後まで。
だから、臨場感に欠けて見える所が多々見受けられるんです。
物語にいまいち入り込めない部分も少なからずあり、その結果「ここで終わろう」なんて、簡単に思う事が出来てしまう。
そういった求心力は、前作の『シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~』から著しく欠けていたのではないかと感じます。
伏線回収と言う点においてのカタルシスは、もう素晴らしかったんですけどね。
それだけじゃ成立しない、難しい所でございます。



(3)起承転「結」の行方
私、最後「蜘蛛」って死ぬんじゃないかと思っていたんですよね。
救えた筈の命が救えなくて、圭介君は絶望、死体の前で泣き伏せる。
そんな時に、透子さんを探査してしまって、それが大好きな主人公との思い出の日々だった。
そして、その空間の中で義姉が出てきて、最後にあの言葉を告げる。
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――あったかくしてね。凍えてしまわないように。

『バタフライ・シーカー』
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で、そこから「ムシクイ」メンバーと共に立ち直っていくって展開になるだろうなと勝手に予想していたんです。

だから、生きていたと知った時は少なからず驚きました。
「ああ、生かしちゃうんだ」と思いました。
いや、全く違った自分がとにかく恥ずかしい。
ただ、だからこそ、肝心の終幕は正直、微妙だなと思ってしまう。
無難なんですよね、基本的に、最初から最後まで……
普通に始まって、普通に閉じられた物語と言った感じ
恐らく、義姉に対して些かの想いがあれば、また私にも何らかの感慨があったのかもしれません。
だが、残念、それは起こらなかった。
個人的には、凄く勿体無い結末の例だったと感じた次第でした。




4.後記と言う名の戯言
それでは最後に、本作を俯瞰して気付いた事実を、この終章で御紹介致しましょう。
それは、キャラクター達に「普通」な奴がいないと言う事

「心の純粋さとは、ひとつのものを望む事」
ある哲学者の言葉になぞらえるとするなら、本作に出てくる犯罪者は等しく純粋で、等しく狂人と言えましょう。
悪魔のトリルに支配され、最高の音楽を求め続けた諸井幸平
息子の想いを汲み取る事のみに尽力を注ぎ過ぎた勝間美奈代
今は亡き人への愛を証明する事だけに復讐を重ねた来栖叶絵
狂気的快楽を望んだ者と、自らのプライド維持を願った者、撲殺魔W
そして、権勢欲の為に事実を隠し続けた日下部響也と、殺し嬲る事のみに執念を燃やし続けた彼の子供達
全てが狂っていて、しかし、全てが純粋なんです。

これは、犯人側だけの問題ではありません。
ヒロイン勢も等しく、何かを望んで行動していました。
強引過ぎる救済でも、主人公である遠野君を救おうと働き続けた天童優衣
自らの感情理解に注視し、思いを知る事に日々望み続けていた氷室千歳
理性欠如の片鱗も備えつつ、父への想い成就に邁進し続けた早乙女羽矢
義弟への愛を望んで与え、自らが救済者のままであり続けていた九重透子

しかし、そこにもまた、狂気は内在しています。
1人は、サトリの領域に到達したその行動自体が、常人との異質さしか感じさせませんでした。
1人は後天的な精神障害?を患っていて、BAD ENDで主人公を殺す事態にまで発展しました。
1人は4人の中で比較的マシな部類でありながら、理性欠如による問題も多々見受けられました。
1人は言わずもがな、連続殺人鬼「蜘蛛」と呼ばれる存在に成り代わってしまいました。
普通な人って、恐らく梓先生位じゃないでしょうか?
そう断言出来る位、本作に「普通」と言う概念は少ないでしょう。

私にとって、前作が純粋性の良き面に絞った童話だとするなら、本作は純粋故の悪しき面を見せつけてくれた寓話
しかし、最後までプレイすると、そんなネガティブな心境にも少しばかり、変化が発生した次第です。
それは、彼女等の変わり様と言うモノを少なからず見てきたから。
事件終了後、一連のラストシーン
そこには、純粋性賛美の状態からアンチテーゼを投げかけられ、しかし、その命題にも疑問が生じ、最終的に貴方はどう感じる?と言う問いかけがありました。


天童優衣の純粋性は有罪でしょうか? 無罪でしょうか?
氷室千歳の純粋性は有罪でしょうか? 無罪でしょうか?
早乙女羽矢の純粋性は有罪でしょうか? 無罪でしょうか?
九重透子の純粋性は有罪でしょうか? 無罪でしょうか?


4人は等しく純粋です。
受け入れられるかは、度量次第
これは、最後までプレイした者にしか問いかけられず……
最後までプレイした者にしか答えられない……
この物語を読み終えた全ての方に、委ねられた質問と言えましょう。


どうか、より良き判断が下せる事を、祈っております。
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。




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前半は桐生先生と圭介の、透子さんの事について、将来の事についての世間話
後半は、圭介から見た透子さんの葛藤を、幼心ながらの描写で描いています。
取り敢えず、小説内の梓ちゃんも、凄え良い女です。
後、圭介と羽矢って、根底から似たもの同士なのかもしれないと感じました。
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