Nus2014さんの「金色ラブリッチェ」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

なんとなく手に取ったことのなかったサガプラだけど、これは金髪に釣られてやってみて良かった。面白かった。全体的にコメとシリアスの匙加減が上手かったと思う。やり終わると金色は尊いとさえ感じられる。ただ最重要ヒロインが喫煙キャラなので、煙草を脊髄で拒否する人には勧められない。
サガプラ版のーぶるわーくすかなー
と思ったら、はじギャルでした
と思ったら・・・というお話。

できれば最終ルートだけはネタバレ見ないでやったほうがいいと思う。
ここ見てる時点で無理だろうけど。

以下はネタバレ前提で。









ド直球な泣きゲーな締め方が一周まわって新鮮だったけど、
個人的にはそこに至るまでの日常描写の積み重ねが良かった。

シリアスになりそうなところをさらりとコメディに流したり、
バレバレの伏線を変に引っ張らなかったり、
話の流れの作り方が一貫して上手かったので、最後まで楽しめた。

金髪フェチゲーとしての金色のみでなく
金のエンゼルや黄金律、金メダル、理亜の金言、ゴールデンタイムなど、
様々な金色要素を詰め込むことで「金色」が作品のテーマとして昇華されてる感が出てて
金色は尊いとさえ感じられてしまう。

金髪の中でも特に理亜の存在感が大きく、
「金ラブがエロゲじゃなかったら何なのよ」「(理亜の)人生かな・・・」
という感じ。



惜しむらくは非金髪キャラ、特に城ケ崎さんの扱いが悲しいこと。
プレイ開始当初は「金髪ゲーなのに一番ちんちんにくるのは城ケ崎さんだなーどこかで黒色ラブリッチェしてほしいなー」
とは思ってたけど、まさかそのタイミングでやるのか。そこかよ。

城ケ崎さんの供養のために
次は黒色ラブリッチェでも作ってほしい。







以下、各√について。


メインは金髪の4人。
茜ちゃんも同格だけど、そこはかとなくサブ感がある。

メイン4人については
ほんたにかなえヒロインがストーリーを担当し、
とらのすけヒロインが妄想をぶつけられるという
分担になってる気がする。




・シルヴィ

くっつくまでの擦れ違いはベタベタなラブコメで良かった。

くっついてからの展開は早い。
昼間はあんな童貞臭かったのに夜のお茶会では余裕の青姦する主人公に
鬼フェラする処女みたいな切なさを感じた。

シルヴィは冷静に考えると、行きずりの男を自分のクラスに引きずり込んだり
部下に無理やりデートさせたり
いろいろ無体なことをやってるのに
輝く笑顔のおかげでほとんど感じさせないのが素敵。


ただこのルートでの投良くんとの和解はとってつけた感じで、
この辺は玲奈のルートできっちりフォローされるんだから
こっちでは触らなくて良かったようにも思う。



・玲奈

金髪ギャルによしよしされたいための√。
他でもにじみ出てた玲奈の母性がいかんなく発揮されてて素晴らしい。

初Hがクソミソになってしまったとこ以外は概ね良かった。

初Hまでの流れはもう少し何とかならなかったのかな。
玲奈は他人との距離感の作り方が上手いので、
事故でも起こさなければ距離を縮められなかったのかとは思う。思うけど・・・
それにしたって城ケ崎さんを巻き込む必要はなかったような。


・エル

最大の妄想力を発揮する√。
主人公のエロ興奮度が他の√の5割増しになってる気がする。

エロ力が強すぎて
一晩中やってたというHシーンをキンクリされたり
通常イベントのコスプレ衣装を買って持ち帰ったとわざわざ描写したのに全く使わなかったりと、
そこにあるはずのセックスが端折られてる事例が多かったのがいささか物足りない。

シーン回想を見たらなぜかエルだけ他のキャラより枠が多い
ぐらいのバランスで良かったと思う。



・茜ちゃん

この√だけはなんかイマイチだった。
茜ちゃんは可愛いんだけど。

他の√ではほんのり好意がある程度の人懐っこい後輩だった茜ちゃんが
この√では何の前振りもなくいきなり告白してくるので別キャラ感が強く、イマイチ話に乗れなかった。
金色特に関係ないし、一番普通の萌えゲーぽかったという気もする。



・理亜

共通・各個別で、攻略ヒロインでもないのにセリフの一つ一つで主人公に影響与えまくりで
主人公の後押しをしまくりで存在感大きすぎだったので
理亜自身の個別ではもうこれ以上描くことないんじゃないかなーマリアの正体もばらしちゃってるしー
と当初抱いてた懸念を思いっきり払拭してくれる√。

序盤で何か重たいネタはあるだろうなとはある程度わかるんだけど、
何しろこれまでやってた金髪フェチゲーが能天気なOP、能天気な舞台なので
どこまでガチなのか半信半疑のまま進めると、ガチかよ!ってなる。

こういうのって半端に都合のいい終わり方にすると覚めちゃうので、
妥協せずちゃんと最後まで描いたのは良かったし、
重いネタが主ではなく、あくまでも理亜のカッコよさを伝えることがメインなのが二重に良かった。



・シルヴィ(2周目)

エピローグでちょこっとシルヴィと央路の子供が描かれること以外は特に変わらないけど、
理亜√踏まえてもう1回やると、
さりげない日常描写でもいろいろ配慮されてたとわかるし(後頭部ぽりぽりとか)
最後に理亜が「めでたしめでたし」で締めたのはなんでなのか、
いろいろ見る目が変わってると思う。








以下、その他いろいろ。


・3P

なんか3Pに謎のこだわりがあり、
理亜と茜ちゃん以外の各√に一つ、ノルマのごとく3Pが備え付けられている。

ただこの手のピュアラブな話で3Pをねじ込むのはやはり難しい。
自分、普段はハーレムシチュ大好き侍だけど、やはりこういうのは話によるなあと思う。

百歩譲ってミナちゃんはいい。
ミナちゃんは、シルヴィ√なのにミナちゃんの期待に応えようとする紳士向けのご褒美だから、逆にないと悲しい。
しかし城ケ崎さんとエル√のシルヴィはどうしても取ってつけた感あるのは否めない。


実際のところ、本当はマリアと城ケ崎さんで最後の最後に黒髪3Pさせて
「金色は尊いと思ってたけどやっぱ黒髪ロングが至高だよな」とプレイヤーを堕落させる予定だったのに、
シナリオ書いてたら理亜√が思いのほかそれどころではない状態になってしまったため、城ケ崎さんをねじ込めず、
結果として特にいらない3Pだけが残ってしまったのではないか。という気がする。ミナちゃんはいるけど。



・城ケ崎さん

ここまで城ケ崎さんの扱いに不満を述べたものの
じゃあ攻略√をどこに入れればよかったのかと考えると、難しいようにも思う。

城ケ崎さんは理亜と一心同体みたいな立場なので、理亜√のネタバレは避けられないから、
入れるとしたら理亜√の後ということになるけど、
その流れだと「真・真ヒロインは城ケ崎さんだった」みたいになってしまって
それはそれでよろしくない。

かといって城ケ崎さん何もなしというのもさびしいし、
じゃあ個別のどこかにねじこむしかないけど、どこにねじ込めるかというと、
シルヴィは畏れ多いし、エルと茜ちゃんは接点がなさすぎて、
結局、中庸で無難な玲奈に引き受けていただくしかないことになる。まあそこまでは仕方ない。


ただ、それにしたって幼馴染だったうえ初恋はイチくんだった設定は必要なかったと思う。
ただでさえシルヴィにマリアに投良くんと盛り盛りな幼馴染なのにさらに増えるのかよ、というプラスでない印象がつく割に、
シナリオ上なんか意味があったかというと、城ケ崎さんだけは特に何もない。

幼馴染に付随して、高遠にカンチョーされて庶民を嫌いになったとかいうよくわからない辻褄合わせも、
考えてみるとないほうが良かったんではないか。
せっかく共通パートで理亜が
「カッコつけたいわけじゃなくても、カッコよくあろうとするのは大事なことさ」
「そいつを否定してやるなよ」
と心に響く素敵なフォローを入れてくれたのに、
その真相がカンチョーされた逆恨みというのは、あまりカッコいいとは思えない。


カンチョーはともかく初恋がイチ君というのは、これもまた当初は黒髪3Pするつもりだったのに予定が狂ったためではないか。
理亜√でスムーズに3Pするためには、初恋のイチ君は市松君だった→抱いて、となるような
リーズナブルな設定が必要だった。
しかし、シナリオ的に理亜と3Pどころではなくなったため、
やむなく他の√で脈絡なくヤク漬けアナルセックスをして、
理亜√では宿題しただけで終わってしまったのではなかろうか。という気がする。
根拠は特にないが。



・央路くん

まあ城ケ崎さんは所詮黒髪だから扱い悪いのは仕方ないとして、
あと1個物足りなかったのは央路くんの「本当は何がしたかったんだっけ」に対する明確な答えがなかったこと。

普通のエロゲ主人公なら「金髪美少女とセックス三昧で幸せに暮らしましたとさ」めでたしめでたし、でもいいんだけど、
今作の場合、なまじ物語開始直前まで主人公はかなり本格的にスポーツに打ち込んでいて、
玲奈√では「もっと野球がしたかった」「こんな形で終わりたくなかった」という本音も吐露してるので、
何もないまま終わってしまうのはもったいないと思ってしまう。

シルヴィ√では「外交官になる」みたいな目標を作ってたけど、
外交官はあくまで「シルヴィと釣り合うための立場」という思い付きで決めたことだし、
作中の扱いも外交官笑だったし、「央路がやりたかったこと」とはなんか違う。

主人公が何をしたかったかなんてエロゲ的にはどうでもいいといえばいいんだけど、
話が面白かったエロゲは大抵主人公が濃いし。

真√たる理亜√で回収してくれればそれでよかったんだけど、理亜√はそれどころじゃなかったため、
けっきょく最後まで央路君が何をしたいか、それらしいもののないままになってしまったのは
物足りないところだと思う。





以上です。

後半は黒髪キャラの物足りなかった点ばかり書いちゃったけど
金色パートは概ね楽しめました。

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