kantokjlwgne3ndi56さんの「BALDR BRINGER」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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一般大衆向け娯楽作品としてのスカイとは全くの別物。「バルドブリンガー」の世界を学習したい人向け、あるいは何も考えずにシューティングバトルを楽しみたい人向けの作品。
バルドブリンガーのトゥルーエンドまでやっての感想ですが、この作品かなり人を選ぶ作品です。バルドシリーズはバルドスカイ1、2しかやったことがありませんが、バルドスカイのような作品を求めているのならば色々覚悟しておいた方がいい作品ともいえます。自分はいろいろあってバルドブリンガーは高く評価できません。バルドスカイのような作品を期待していたため正直がっかりという気持ちが強い状態です。

まず、バルドブリンガーの話題になると問題になるバトルパートですが、この部分については賛否両論ありますし、正直この部分については点数をつけることができません。個人的にはバルドスカイのようなコンボゲーの方が良かったと思いますが、バルドブリンガーのようなハクスラ系シューティングアクションも悪くないと思います。

どうしてもレベル上げの関係上すんなりシナリオが進まない事やシナリオがぶつ切りになる問題はあるものの、バトルパートについてはゲームとして及第点だと思います。スタンプラリーと言われる部分については確かに面倒くさいと思いますし、もう少し工夫してほしかったなと思うもののあれはあれで仕方ない部分もあるのかなと思います。

さて、問題はバルドブリンガーという作品のシナリオ部分です。今回バルドブリンガーを辛口評価しないといけないのはこの部分にあります。

まず、抽象的な用語が多すぎ、専門用語が多用され、それらの説明もわかりにくいのが問題です。ゲーム内で入手するライブラリと呼ばれる用語集のようなものを読み込めばそれなりに分かるのですが、それを読み込むのが苦痛。ゲーム終盤にかけて大事な情報が掲載されているためかそれを全て閲覧するイベントが発生しますが、正直苦痛でしかありません。

非常に細かい文字で何の感情の起伏も起こさない説明書のような文章を読んで学習することに抵抗がないのならば問題ありませんが、普通にゲームを楽しみたいくらいの人にとってはわかりづらいだけのゲームです。

少なくともバルドスカイの「ゲーデル爆弾」のように小難しい理屈がわからなくてもそれが何を意味するのか分かってもらおうという工夫はありません。「損失処理能力が・・・」「主観認識が・・・」と事細かに説明されたり、いきなり説明もなしに専門用語がぽんと飛び出すこともあり、ゲームをわかりづらくしています。

積んでいる人やギブアップした人が異常に多いのはこうした抽象的な用語や専門用語を配慮をせずに多用した結果も影響していると思います。この抽象的な用語、専門用語の大切さはゲーム終盤になればなるほど重要性を増していき、それをどの程度理解しているかによりゲーム評価が大きく変化すると思われます。バルドスカイのように展開に身を任せていれば一通り理解できると言った作品ではありません。もちろん、人にもよると思いますがバルドスカイは難なく理解できたから位の感覚で進めていくと自分のように返り討ちに合う人もいるはずです。

また、バルドブリンガーの問題点、特にエリスルートの問題点として、主人公である不二は最終的に何と戦っているのかわかりづらいという事を挙げることができます。わかりづらさ故に盛り上がるべき部分が盛り上がらず、白けた状態で終わってしまったというのが正直な感想です。

ゲーム中盤でジャハナムが悪の元凶であるみたいな展開になりますが、最終的に戦うのはジャハナムが作った仕掛けに操られているエリスということもあり、何と戦っているのかが非常にわかりづらいです。

エリスを助けるために何かしらの物理的な機械のようなものをぶっ壊すことが最終目的になるのならばわかりやすそうなものですが、とりあえず操られているエリスをぶっ飛ばして、ぶっ飛ばされたエリスは正気を取り戻して万事解決という展開も正直微妙です。まるで不良になった生徒を熱血先生がぶん殴って抱きしめればそれで問題が万事解決という安易なスクールウォーズ的展開。

最後にエリスを操っていたと思われるバルドルJを不二が破壊する展開がありますが、この部分はゲームではなく、ただ不二がバルドルJに突っ込んでいってエンドロールに突入するだけなので「へぇ~」といった感じで終了です。せめて最後にバルドスカイのノインツェーンのような悪役たる悪役が登場して、それをぶっ潰して終わりになればもう少し違った感想を抱いたと思います。

ゲームシナリオ的には今ひとつだったバルドブリンガーですが、一方で演出面は非常によくできています。兵装管理をしている少女たちを救う展開やエリスとの対決の場面は音楽の力もあってストーリー展開に疑問をはさみつつもゲームとしてはそれなりに夢中になれます。

こうした部分もあるので、何も考えずにシューティングバトルを楽しみたい人にとっても楽しめる作品である事は確かです。

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