Accord4312さんの「性反転症の「俺」が「私」になるまで」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

ジャンル的な思い入れ等もいろいろ織り交ざっているせいで、いつも以上に感想を文章として記すのを難しく感じてしまっているのですが、ひとつだけ。ゲームのアイコンをクリックして、ゲームが起動して、最初に目に入る画面でちゃんと「Load」になっていることに感動できたことだけは、この部分において明確に言葉にしておきたいと思います。長文部分は簡単な総評とメモ書きですので、購入のご参考となれば幸いです。
1 本編部分についての総評
 TSモノ雑食勢という私からすれば、十分にやることはやってくれていた感じかなぁと思います。下記したメモのように、少ないボリュームながらも、存外にTSモノとしてほしい展開は追ってくれているし、それに合わせて少々ではあるものの、特徴的なシーンを取り入れてくれていますので、存外に抜きゲーとしては、TS大好きな私にはぴったりのゲームに仕上がっていました。点数としてはそれほど高い点数をつけていませんが、満足度や、個人的な高感度は意外に高いです。

 ただ、発売までの経緯とかそういうところを見ているとこうなるのもやむなしというところはあったのですが、流石に商業PCゲームとしてはいろいろな部分が雑すぎます。
絵の使いまわしは、まぁ、許すとしても(といっても、髪の色を変えただけで異なるヒロインにも同じ構図を丸々使用しているのはさすがにどうかと思いますが)。
途中から数えるのも面倒になってきたテキストミス(前のテキストがそのまま次のテキストに被って表示されるもの)や、セーブ&ロード画面からゲーム画面に戻る際に3~5秒のブラックアウトが必ず発生するというのは、流石に2017年現在の商業作品としては、ゲームプレイ中に萎えてしまうのを回避するという意味でも、もう少し何とかしてほしかったですね。

 とにかく、取り扱っているジャンルという意味では、個人的にいろいろ思うところがありすぎて、明確な感想として言葉にできるものが少ないのが正直なところなのですが……。「TS×恋愛」という、成年PCゲームという範囲ではとにかくその供給を欠く珍しいジャンルを堂々と正面切って取り扱い、(出来はともかく)実際に世に出してくれたという辺りに関しては、評価してもいい……のかな?というところです。
「TS」というジャンルに飢えていて、エロゲに限らず追い求めている私のような人や、どんな形であれ女の子同士のHシーンというものを、とにかく摂取しなければ欲望が暴発してしまうという人であれば、このゲームを十分に楽しむことができるのではないでしょうか。逆に言えば、そうでもない人については、あまり内容以外のゲームとしての出来は芳しくないように思いますので、わざわざ新品(定価6,800円のミドルプライス作品)として特攻購入することはお勧めしかねるのかなとも、私個人は思います。

 「君の名は」の大ヒットもあり、ここしばらくは「性別」という部分をネタにした創作が、幅広い媒体で、広く活発になっているように感じられますので、ブームが半年~1年遅れで訪れるこの「PCゲーム」という分野においても、もうしばらくはその波があるようなないような、という気も致します。このジャンルが大好きであるからこそ、もっと楽しめる人が増えてほしいと思う反面で、ジャンルとして使い潰されてしまうということだけにはなってほしくない。
そんな複雑な思いを抱きながら、このゲームの総評としては、短いものではありますが、これにて筆をおかせていただきます。
 
 性転換というかなんというか、「性倒錯」というジャンルで意外に奮闘しているノアールソフト様の次回作にも、一応期待させていただこうと思います。このジャンルで「ほしい!」という部分はわかっているだけに、もう少し丁寧に作るだけでもこの層の人気は確保できるようには思うんだけどなぁ……


2 Sofmap特典『性反転症の「俺」が「私」になるまで~俺が私になってから~』について
 一応は詩歩と結ばれたのちの話として、女同士のエッチシーンを2回(連続ではあるので、1回と数えるべきなのか?)を収録したものとなります。特典AVGとしてはまぁ、こんなものといったところではないのでしょうか。その点について、特別他のゲームと異なる特典AVGというような感じはしませんでしたので、ゲーム内容についてこれ以上のコメントはする必要がないのかなというところです。
 
 ただ、これに関してはどうしても言いたいことがありまして。というのも、以下の経緯があるから私が文句を言いたいだけなのでございますが。

・この特典AVGが付属することが「ノアールソフト」様の公式サイトで発表されたのが、2017/2/10(公式サイトにも更新一覧が記載されているので、これは確実)。
   ↓
・特典情報を知ってほしくなった私、意気揚々とSofmap様に予約へと向かう(2017/2/14)
   ↓
・Sofmap様店舗にて悠々と手にした予約券。しかし、そこには「特典はありません」の記載。
   ↓
・即店員さんに、スマートフォン画面に表示された「ノアールソフト」様の公式サイトの記載を示したうえで、特典について確認。
   ↓
・優しい店員さん「本部に連絡とったんですけど、メーカーさんから特典の情報が届いてないですね」
 私「( ゚д゚)ポカーン」
   ↓
・結局、予約特典についてSofmap様が同社の通販サイト「アキバ☆ソフマップ」において記載したのは2017/2/18
   ↓
・私、店員さんに申し訳ないと思いつつ、上記通販において本商品予約。

 こう書き記してみると、我ながらとても迷惑な客でしたね。応対してくださった店員さんに、この場ではありますが、私の行動についての謝罪と、その優しい対応への感謝の意を示したいと思います。
 
 ホント、店舗との連携はちゃんとよってくださいよノアールソフトさん……


3 プレイメモ部分について
 いつもどおり、微妙にネタバレはあるのかもしれません。ご了承ください。

・性反転症の「俺」が「私」になるまで
→380MBの大容量(しろめ)が繰り出す魔力は、いったい何なのだろう(遠い目
◎Loadじゃなくなってる!!!

△女装少年(今後性転換?)の主人公にボイスがないことは今更突っ込むまい……
※え、なに、女学園で男の子のは「珍しい」だけで済むの? そうなの?
△細かな対応は地の文で終わらせるというボイスカット技術……
→そういえば、インストールの段階でヒロインの名前が付いた.oggファイルが250とかその辺までしか番号がなかった気がするけど……まさかね。
→というか、本当に地の文多すぎだろ……

△や、山場が数十クリックで消化されていく……
◎これ! そうこれ!!(おきがえ
○……は? 小鳥遊さん、それマジで言ってんの?

→一応ここから分岐のようなので、以下の順で攻略という感じで狙っていこう。
三条梓→北見穂乃香→八幡詩歩

・三条梓 77
→おふたなり様。
◎いいね! 男に自分の息子を舐めさせるふたなり、いいね!
※これ、設定的に仕方ないのかもしれんけど、本番各ヒロイン1回しかないってやつなのか?
→そんなことはなかった……
△な ん で 制 服 な ん だ よ
○ちゃんとレズ?アフター的なのもあるのね。
→ふたなり攻め×女装受け→ふたなり攻め×TS娘受けの流れを1√で愉しめる、なかなかにニッチ層にはおいしいルートでした。いろいろ不備は多すぎて数えきれないですが、シチュは最高でした、はい。

(以下、バッドエンド)
◎快楽目当てで男に買われるTS娘……いいね!
→そして、TS主人公で欲しいシーン要素、っていうのはわかってる。ちゃんと入ってる。
→普通にバッドエンドいいぞ……
→個人的には、BADエンドの方をすごく押したい。
TS主人公が向かう展開として、簡素にして至高、とでもいうべきか、という位に入れるべきものは入れてくれていたように思う。他√次第ではあるけど、TS目的なら今のところ買ってもいいんじゃないかという位には満足できました。点数はほぼシチュ点。

・北見穂乃香 66
→明るい子……だと思ったんだけど、なんだこの子……
※分岐は先の二人より一段階早い。
△んー、ちょっと引っ張り過ぎやしてないか? 梓のルートがイケイケドンドンだった反動で、そういう風に感じているだけなのか?
→梓√に比べると、お話?を重視したという感じで、あまり抜き系としてはおいしくなかったのが安念。もっとも、ただただエロいシーンが並んでいるだけじゃダメ、この子とえっちなことをしている、という実感があってこそエロシーンも映える! という人には、この子はいいんじゃないでしょうか。そのくらいには、抜きゲーなりの「ヒロインの話」というものが確かに存在したような、そんなお話のように思います。

(以下、バッドエンド)
→梓ルートに比べると、非常に淡泊。シナリオの構成としては、まったく悪くないのだろうとは思うけど、このゲームでそこまで練り込む必要があったのだろうか。淡々とし過ぎている分に感じる怖さというのも否定しがたいけれど、これは少し違うような、そんな気がしてならない。

・八幡詩歩 64
→性欲たっぷりおぜうさま。安全な人っぽいんだけど、果たして……
◎ごめんよ、やっぱり滅茶苦茶危ない人だったよ……
→穂乃香と対比すれば、割と普通の「百合」って感じはあったと思う。その意味では、√間の差別化は図れていたのだから、この方向で楽しみたいという方にとってはありだったのかもしれない。
だけど、個人的には、これでは少々物足りないかなと感じています。というのも、その原因は、ヒロインの持つ「異常性」が、「性欲魔人」という、他のエロゲでも主人公とのHにはまっちゃうとこうなっちゃう娘いるよね的な、他ヒロインの√に比べてもごくごくありふれたものであったところにあるのかなと。
元々、かなりCG枚数やテキスト量も少ないこのゲームだけに、その少ない量をどのように配分するかは、このゲームの命運を分けていたのであって。そんな「数少ない」貴重な描写を、言い方は悪いものの「どこにでもあるようなもの」に割かれてしまっていては、物足りなさを感じずにはいられないというものなのです。
詩歩ちゃん自体はいい子だし、そこまで悪いわけじゃないんだけどね!(精一杯の擁護

(以下、バッドエンド)
※分岐が分かりづらいけど、「疑ってかかるスタンス」でなければ、詩歩√突入後選択肢もなくバッドエンドに突っ込むみたい。
→特にコメントすることがないバッドエンド。主人公がひたすら被虐の日々を送る、という感じ。性欲魔人と聞いていた時点で予測もつくところなのかなと。
第三者視点で被虐されるヒロイン(主人公)を見たいのであれば、いいのかもしれません。もっとも、それでも、主人公側のCGがあまりないのは、バッドエンドとはいえ手を抜きすぎでは……

・Sofmap特典『性反転症の「俺」が「私」になるまで~俺が私になってから~』 50
→発売一週間前まで本部にさえSofmap様本部にさえも連絡が届いていなかったという、笑えない笑い話付き(店員さんに問い合わせてもらったので、高い確率で事実)のAVG。言い方は悪いですが、所詮は「特典」なので、気軽にやっていこうかなと思います。
※独立起動作品です。次元的には詩歩√での、学園卒業後の話。
→あとはどうでもいいですが、容量は90.2MBです。
○愛し合っているのだから、同性同士ではあるけれど、ぜひとも、、結婚式を挙げたい。そんな、「結婚」を愛しあう二人の究極の行為として掲げるこの世の中において、人を愛することに喜びを感じるものであれば誰もが抱きうるたいささやかな願望を、どうかなえてくれようか……
→式自体はなんもなくおわるんかーい!

→結局はレズエロシーン追加ディスク、という感じになるのかな? 特典AVGとしてはやるとこはちゃんとやっているという形なので、これはこれでいいんじゃないでしょうか。
→詩歩√に加点+1

4 得点
77+66+(64+1)/3=69.333≒70


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MGN