gggrrrさんの「ツチノコ探検隊 ~みゅうがいた夏~」の感想

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ヴィルフォーナ誕生秘話。
「リズベルルの魔」や「永遠のメルディラージェ」と同様の「ほんとうの物語シリーズ」の時系列的に始まりの物語です。

リズベルルシリーズでは、異世界(5次元空間に浮かぶ世界)であるエンダージェンが舞台でしたが、このエンダージェンは西暦での21世紀から見て未来の世界で開発された世界なので、リズベルルシリーズは相当未来の話ということになります。

そして、リズベルルシリーズのメイン弦奏鎧(ロボット)「ヴィルフォーナ」は他の弦奏鎧とは異なる特殊な機体でした。本編ではなぜヴィルフォーナだけが特別なのか、同じ「球の魔」で動くバルグタームとはどう違うのか、などが謎のままでしたが、この「つちのこ探検隊」でそれが明らかになりました。

「つちのこ探検隊」は舞台は現代日本ですので、シリーズの中ではもっとも時系列が前ということになります。そして、シリーズの根幹がすでに21世紀にあったことが示唆されました。

閑話である「深想響界」で、未来の地球で異世界の存在は、すでに常識のものとなっており、その時代の人間は誰もがそのことを知っていました。しかし、「つちのこ」の時代ではそんなことを言った者はSFの読みすぎと馬鹿にされたでしょう。しかし、一部の人間はすでにその存在に気づいており、極秘に研究されていました。おそらくCIAやKGBなどの団体に似た組織ではあるでしょうが、その根幹は研究機関です。彼らは秘密結社という体裁で異世界に関する調査を行っていました。

面白いことに、その構成員であるのが、リズベルルシリーズの主役であるジンの親友である、王の使者であるシズマです。リズベルルシリーズのジンとシズマは、幼馴染の少女コトネが死んだ場合の存在でしたが、この「つちのこ」のシズマは異なる世界線である模様。

そう考えると、世界線Aのシズマはエンダージェンに召喚され、エンダージェンの危機を救い、世界線Bのシズマは、このエンダージェン開発に繋がる組織に属していたのですから面白いです。むしろそういう繋がりがあったから、A世界のシズマはエンダージェンに招かれてたのでしょうか。

そして、この「つちのこ」シズマの相棒が、最先端AIであり、技術が進歩すると情報生命体と呼ぶべき存在になる「タンデス」で、彼が制御する秘密結社製の機体が「XBーR BK603」です。これは形状から見るに、このさきのシリーズに出てくるすべてのロボットの原点です。深層響界に出てきた機体「ドルフィン」はこれの発展系ですし、太陽の船ソルエルデイルも同様です。

そして原点であるは故に、デザインがまだまだ垢抜けていません。飛行型と陸戦型に変形できますが、陸戦型の姿は飛行型の名残を大きく残したカエルのような形状です。なんとなく「フルメタル・パニック」のRk-92 サベージを彷彿させます。

リズベルル本編では超カッコイイロボットだったヴィルフォーナですが、この「つちのこ」で出てくる唯一の機体である「XBーR BK603」こそが、初代ヴィルフォーナだったのです。つまり、ヴィルフォーナだけはエンダージェン製ではなく、地球製のロボットであり、同時に原初のロボットであったということです。このさきヴィルフォーナは何度もヴァージョンアップして、あの姿になっていくのでしょう。


さて、ヴィルフォーナのことはこれくらいにして、本編の物語としては、小学生の時にした味わえないような不思議なひと夏の物語といったところでしょうか。かの有名なアニメ映画の「子供の時だけ訪れる不思議な出会い」というわけです。

登場キャラの小学生3人は、セイは大人っぽすぎるけど子供らしいところもある。カイチは実に小学生らしい生意気さと腕白さを持っています。ツムギは小学6年の男子から見た女子、といった印象が強いですね、この頃は女子の方が先に大人になるので、男子にとっては未知なる生物を相手にする感じになる。ツムギはツムギで精一杯背伸びしてる感じがします。

まさに子供のころの青春、といったところでしょうか。


しかし、立ち絵はどう見ても中学3年生なんだよなぁ…… とくに男子の体格が良すぎる。ツムギは小学生に見えないことはないけど、セイとカイチは無理だ…… まあここは心の目で見ることにしましょう。

この作者さんは男性を逞しく、女性をほっそりと描く癖があるようにみられます。

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