えびさんの「お嬢様の半分は恋愛で出来ています!」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

絵23+文18+音17+他05 お嬢様のもう半分を描いた素直なシナリオと、お嬢様のもう半分の秘密をチラ見せしてきたシナリオが、最後の最後でチグハグ感を強調してしまったのが残念。
プレイ中、なんとなく、2000年代中頃の、Tacticsを思い出させる部分のある作品だ
と思っていましたが、かんたかDでしたね、そういえば。

細かいバグ?でしょうか、回想シーンのサムネと内容が間違っている部分あり。


*映像面・・・
原画は、カグユヅと、夏彦。
夏彦はNEXTON所属ということで、BaseSonおなじみの大規模護送船団方式エロゲにも
参加されているようですが、私は初見。
今回はサブヒロイン組の担当かしら?

カグユヅも、同じくげーせん18の大規模護送船団に名前を連ねたりはしているようで
すが、今回のように作品の顔として前面に出てきたのは、お初の模様。
その割には、大きなブレなく安定感があり、見事なお点前。
(まあ、さすがに極太ちんぽみたいな竹刀は、どうかと思いましたが)

両名の画風の差は、うまく吸収されているというか、その辺りに違和感なく見せるこ
とは、NEXTONの得意分野で、流石と言った感じ。

立ち絵は、ソリッドな印象を抱かせ、塗り感や彩色も手伝って、うるしはら先生っぽ
くも感じたりしました。
と言っても、それが舞台設定のキラキラお嬢様学園なニュアンスとマッチして、シナ
リオを読み進める上で、大きな推進力として機能していたことは間違いありません。

一枚絵では、肉感を出していく方針のようで、立ち絵よりも、若干、肌色が濃くなっ
ているのですが、そのギャップがハマっていたかどうかは、賛否が別れる気がしてい
ます。
もうちょっと、お嬢様らしく、透けるような肌感の方が、しっくり来たのではないか
と、個人的には思ったり。
あと、陥没乳首も意見が割れるところでしょうが、嫌いではないです。
もっとも、どうせやるなら“全員陥没気味”よりも、“この娘だけ陥没してる”みた
いな方が、コーフンしますが。はい。


*シナリオ・・・
非攻略ヒロインの方が魅力的というのは、まあ、割りとエロゲでは日常茶飯事だった
りするのです。
それ自体は、魅力的なキャラが描けているのですから、批判するようなものでもない
のですが、それが「メインヒロインに魅力がなかった」という声に変わりがちなのが
問題なのかと思います。

本作でも、公式の人気投票で、一位が女装主人公なのは、まあ、この手のジャンルの
宿命ではありますが、二~四位をサブヒロインに持っていかれるというのは、果たし
てゲームのコンセプトとして正解なのでしょうか。

実際、本作で私が最萌えだったのが、屋上でのダンスシーンで、普段は王子様キャラ
の銀子が、女役として踊っている様子を見られて照れているところだったりするので
すから、まあ。

さて、たくさんヒロインはいるのですが、きちんと攻略出来るという意味で、メイン
ヒロインは3名だけです。
特に、オフィシャルのキャラ紹介から、攻略ヒロイン数がこれほど少ないとは、予想
し辛い面もあり、前情報なしにプレイしたなら、拍子抜けするのは致し方ないかと。
その中でも、紅緒、ポリーナのシナリオは、かなりオーソドックスといいますか、ヒ
ロインのキャラ造形から予想し得る展開で、無難な印象はあるものの、安心出来るも
のだったように思います。
気高い精神性があって、お嬢様足り得るとでも言いたそうな、恋愛以外の半分の部分
を見つめ直すことで、ヒロインが成長する物語でした。
そして、その成長を後押ししたのは、お嬢様のもう半分の成分である恋愛でしたとい
う感じで、まあ、そんな主人公とヒロインの構図は、別にお嬢様じゃなくても、よく
あるものなのですけど。

そして、それらのルートにもアリカという本命ヒロインの思慮深さだとか、腹黒さだ
とか、隠された爪の切れ味をチラ見せしていたのです。
ですが、そのアリカシナリオは、唐突なトンデモ展開が、それまで少しずつ積み上げ
てきた、彼女の魅力を一瞬にして忘れさせ、なんだかよくわからないままドタバタし
てたら終わっていたという印象だけが残る結果に。
ラストと、オフィシャルのアペンドストーリー(後日談)で、そんなアリカお嬢様が
まだ見せていない顔をチラ見せしたりもするのですが、FDなんかで補完する気でもな
ければ、そんな良いとも悪いとも判別しようのない“引き”で幕引きされても、読み
手としては、「だからどうした」としか思えず……
もう少し、本編でブラックな部分に含みを持たせて伏線を張っておくとか、なにかそ
ういう手心がないと、このラストは本当に消化不良を引き起こすだけでしかなく、も
う素直にアリカお嬢様の笑顔で幕を引いてもらった方が、よっぽど楽しい気分でゲー
ムを終了出来たのではないかと、思ってしまう次第。
もっとも、作品のタイトルに引っ掛けて、お嬢様のもう半分は秘密で出来ているとい
うのは割りと魅力的な設定だとは思うのですけどね。


*音楽/声優・・・
BGMはottofactory。
お嬢様学園モノらしく、ピアノ曲をメインに無難な感じ。
サウンドテストがなく、サントラ封入というわけでもないので、ちょっと振り返って
楽曲に対するコメントをするのは難しいですが、プレイ中に「この曲いいなー」とい
う、特別に耳に引っかかった曲がなかったので、まあ無難な感じと言葉を濁して、逃
げを打っておきます。
主題歌は、水月凌の楽曲なのですが、キャラソンになっており、3人のメインヒロイ
ンを担当する声優が歌っています。

声優陣で、一番お嬢様感が出ていたのが、非攻略ヒロインの中でもエッチシーンの無
いりおん役の風音だというのが、なんとも。


あ、風音様にこのセリフを言わせた勇気は買います。
https://twitter.com/ebi_doom2/status/884779449064972288

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