ERSRさんの「タラレバ ~as in What if stories~」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

タイムリープ系人間ドラマ。ゆずこルート、莉璃ルートでは目頭が熱くなった。主にテキスト・構成・演出面でテーマを扱いきれなかった残念さはあるものの、光る部分のある意欲作だと思う。サブキャラを見ていたら「水葬銀貨のイストリア」を思い出したり。
要素的にはテキスト、BGM、絵、CVなど全体的に良い出来だと思う。
特に絵とBGMはメーカー前作から大幅に質が向上。
DucaのOP曲 「be confidence」は普通に良いポップソングでした。

特筆すべき要素としては、そこそこレアな秋野花さんの演技を
楽しめるという点、崩壊家庭の犠牲者である幼馴染の
健気で芯の強いという造形が、巧く描写されていた点など。

不満点としてはプロローグ部分のおざなりさ。
ここはもっとしっかりと絶望感を描写することで、
タイムリープ後への期待と焦燥感を煽るべきだった。
「3days」等とは比べようもなく、もったいない点。

全体的に主人公のモノローグ、すなわち
どうしても過去を変えたいんだ、という意識を示す部分に
欠けており、もっと盛り上がれる展開に出来ただろうに…
と思わずにはいられない。

こういう作品に求められる主人公像って、
やっぱりプレイヤーの期待を上回る驚きを与えてくれる
頭の良さとか、立ち回りだと思うんだけど、
本作の主人公はあくまでも実直な等身大。

あとは演出面で、ツリーが倒壊する絵は必要だと思ったし
例えばハインルートは除霊がメインなんだから、
その辺のエフェクトには力を入れて欲しかった。

結局、冒険出来なかったのかなーと。
テーマが決まっている時点で、萌えゲーの枠を超えたサスペンスとして
作れば良かったものを、出てきたのは中途半端なもの。

そんな中で、「おう」「しとどに」「ムッチリ」など無自覚に
オヤジ臭をまき散らすテキストや、耳への不快指数の高い
雪村とあさんのCVが加わることで、プレイヤーの中での
良作~意欲作~凡作のメーターがどちらに振り切れるのかと。

それでも個人的には不当に評価の低い作品なんじゃないかと思ったり。
ただ色々な方の意見にもある通り、Ariesに対するニーズと
少し違ったのかなーと。

前作同梱版が安く購入出来るのでCP的には問題なく、
満足感だけが少し足りない意欲作。


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