ypwa39さんの「アマカノ ~Second Season~」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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こんな、イチャラブスキー以外を切り捨てたようなゲームが高い評価を受けている…… 2016/3/8 追記
2016/3/8 追記

下記にて「処占的に優れた作品である」と評価しているが、アペンド第二段で器具(例のマッサージ器)の使用を確認。ダメな人は注意。
俺は、主人公主体のプレイで、かつ 主人公>越えられない壁>器具 であれば気にならないが……。
ただ、あざらしソフトはそのレベルの処占も意識しているものだと思っていたので、少し驚いたかな。
特に今回の場合、後出しという形ゆえ回避しようが無いのでまぁ……嫌いな人は、本当にお察しする。
さすがに挿入とかはしないので、ライトな処占民の方々は安心されたし。

 ====2016/3/8追記分ここまで====


前置きウゼェ! って人は五分の一くらいスクロールさせるといいよ!


2014年、某日――

 医者「尿管結石ですね」
 俺「人生辛い」

知らない人もあんまりいないだろうが――
尿管結石ってのはアレだ、
下半身のデリケートな筒に硬くておっきいのがボコォ!してその奥に恥ずかしい液体が一杯溜まる圧迫感でひぎぃ! な生活習慣病だ。すんげぇ痛い。
人呼んで、「痛みの王様」。
なんでも、出産に匹敵する痛みという話だ。男の俺には比較しようも無いが……。
もし本当にそうだとしたら、
「出産きもちいー!」とか言わせちゃえる二次エロの業に、今更ながら畏怖の念を抱かずにはいられない。
そのくらい新境地な痛さ。
そんなわけで、
普段、金銭的な理由で病院に行かない俺が、げっそり世界を呪うくらいの痛みに負けてとうとう診せに行ったところ下された診断結果。
おおよその予想を裏切る事無く、食生活について言及された次第。
先生から渡される、控えた方がいい食べ物リスト――

  要約:おいしいものは食べちゃダメ☆

――その日俺は、産まれて初めて神に唾を吐いた。

特に、糖分を控えろという項目が痛い。
美少女ゲームをプレイしつつスイーツ(物理)を貪り食うのが生き甲斐だったのに……。
人生の潤いを捨てるか、生理現象の拷問に耐えるかの二択だ。

まあ、結局リョナには勝てなかったんだけどね。 やっぱ俺Mじゃないし。

そんなこんなで糖分控えめの生活を送っている俺だが、やはり人の好みというのはそうそう変えられないもの。突発的にコンビニのカップデザート二個食いとかやりたくなっちゃうのが人情だ(あくまで個人の主観です)。

そんでえーっと、……アレ? コレ何の話だっけ?
……ああ! そうそう、つまりアレだ、
そんな、糖分摂りたいけど摂ったらヤバイ紳士達にお勧めの品が「こちら」って話だ。
こいつは凄いぞ?
読むだけで、「糖分なんて当分いらないぜ!」とかはっちゃけたくなる事請け合いの逸品だ。

あざらしソフト3rdプロジェクト。
アマカノ。甘いぜ。(ここまで前置き)



↓↓↓ここから本文↓↓↓


ドキドキハラハラなシナリオ! 山あり谷あり怒涛の展開!
主人公に恋のライバル登場! 愛とナニカの狭間で揺れ動くヒロイン!
葛藤! すれ違い! 諦め! 打ちひしがれる主人公!
それでも、最後にほんの少し報われるなら! ビターエンド!

そういうのが欲しい人は回れ右で。君は来る場所を間違えている。
あと、「等身大の恋愛物語」を「リアルでありがちなレベルの愛情」に脳内変換しちゃう人も回避すべし。
これは、ヒロイン達の抱く等身大の悩み、想い、有り触れた交際の中に、絶対無敵の愛情を育む物語だ。

舞台は冬の雪国。
あまり雪の降らない土地で生活している俺には、ちゃんと描けているかどうかの判断はできない。ただ、少なくとも雰囲気は好み。
彩度高め、色相多彩な背景は美しく、雪国の温泉街という舞台設定にも憧れを経由した好感を覚える。
主人公とヒロインのぬくぬく中睦まじい様ばかり描かれているので、銀世界なのに作品全体の雰囲気がとってもあったかいのはご愛嬌。
いや、むしろそれこそが――寒い季節の暖かい物語こそが、
冬にプレイするゲームとして最適な形である事を確信した次第だ。きっと暖房よりもあったかい。

改めて書いておくが、この作品には欝や痛みといった要素は欠片も存在していない。
シナリオも有って無きが如し。
正直に言えば、結構無理やりだったり不自然だったりする箇所もある。
シナリオの質を語るとしたら、お世辞にも上等とは呼べないレベルだろう。
ライター自身、あまりそこに拘る必要は無いと割り切っている印象を受ける。
とにかく甘々させる事が大事! と。
ヒロイン達と交流を深めていく様と、結ばれた後にひたすらイチャイチャする様に全力投球している感じだ。
それのみを楽しめるイチャラブ脳の方以外にはお勧めしない。

ただし、エロは濃い。
ノーマルなプレイばかりなのに抜きゲーと言っても差し支えないほどに濃い。
ピロ水氏の肉感的で柔らかそうな絵柄がそもそもエロいというのもあるが、
性経験皆無のヒロイン達が主人公好き好き故に全力で幸せセックスに嵌って行く内容もエロい。
愛が強いHシーンほど燃える人は、是非ともプレイしてみてほしい。
特に、各ヒロインとも最後の一回は、「こいつ人間じゃない」というくらい絶倫な主人公の連続射精で全身ドロッドロにされて息も絶え絶え。すこぶるエロい。
あと、個人的に評価したいのは、その時使われる「ハート目」表現。
これ、エロ可愛くて好きなんだけど、何故か商業作品じゃほとんど見ないんだよね。
「こんな濃厚セックスも愛強ければこそ」ってのを視覚的に表現してて良いと思うんだけどなぁ。
できれば、このシリーズの伝統として受け継いで行って欲しいところ。

システム面は改善の余地あり。
先ず何より、未だワイド画面に対応していないのは流石にネック。
他のゲームに慣れ親しんでいる人は、プレイ開始後に少しの間、狭さを感じるだろう。
コンフィグは不便無く弄れる上に、「選択肢まで飛ばす&戻す」などもあって、普通にプレイする分に不自由は無い。
が、バックログにシーンジャンプは付いていないし、セーブ画面から終了できないなど、少々詰めが甘い。
他にも、立ち絵がヒロイン四人の分しか用意されていないので、世界観に狭さを感じる。
モブにはボイスも付いていないので、ワイド画面じゃ無い事も相まって、造りに古臭さや安っぽさを感じる人がいるかもしれない。
ただ、立ち絵の目パク口パクは凄く良い。滑らかに動き、パターンも多く、ヒロイン達の存在感を鮮烈に生み出してくれている。
彼女らはもう、ただの表示画像ではない。
恐らく、立ち絵がヒロインだけに絞られている理由の一端は、コレのためなのだろう。
サブだけ動かないのでは違和感がハンパ無いし、かといって、サブキャラまで全員にこれを設けていたら、作業量がとんでもない事になってしまう。
まあ、結局一番の理由は予算の都合というか人手の問題である気もするが、致し方ない部分ではあるのだろう。


↓↓↓以下はキャラ毎感想↓↓↓

 ==穂波==
マイルドなツンと濃厚なデレ。
ツンデレの黄金比は9対1だというが、逆でもそれはそれで可愛い。
アマカノグラフ-100%から50%への急変とかチョロインぶりを数値で表すのマジずるい。
即堕ち2コマに通じる可愛さ(純愛)。
最初のツンツン態度と垢抜けた印象に対して、有り得ないほど初心で性に無知なのもチャーミング。
あと、穂波ルートを先にやってると、他3人のルートでニヤニヤできる。
「そんな恥ずかしい事私は絶対しません!」←可愛い。

 ==奏==
お嬢様的な見た目に車椅子で丁寧口調。
そこまで揃えといて実はお茶目でちょびっと小悪魔的で頑張り屋さんでいじらしくて献身的。
オマケに勉強嫌いと大食い属性がついてくる。
一般的に魅力的とされる要素をとにかく詰め込んでみたところで魅力的なキャラになるワケではないと思うのだが、実際に可愛いんだからこれはもう負けたと言わざるを得ない。
これはあれだ。奇跡的マッチング。複数のギャップ属性と連動属性が一つ残らず120%の相乗効果を発揮する秀逸なスキル構成とステータス。
この娘が登場するたび「護りたい」と「甘えられたい」と「弄られたい」と「頭撫でたい」が溢れ出して大変な事になる。
恋人じゃない、同居人状態の彼女も卑怯なくらい可愛い。しかも、どのルートでも登場頻度高めだから尚の事手に負えない。
なるほど、この吸引力は確かに小悪魔だわ。

 ==雪静==
初見で読めない名前アマカノランキング一位(俺調べ)。
コタツで後ろから抱きしめて一緒に本を読みたいヒロインランキングでも堂々一位(俺調べ)。
引っ込み思案の本の虫、というのは珍しくない属性だが、それを更に一回り純粋強化させたようなキャラクター。
態度は引っ込んでるが体の一部は存分に突き出ている。うむ、これも強力な掛け合わせの一つだよな。
高め且つおっとりしたボイスがキャラに嵌っている。が、Hシーンで使われる「ら→りゃ」などの、快感で舌足らずになっている部分の発音が少しわざとらしい。

 ==涙香==
ポンコツ年上いいね。
自分にだけポンコツぶりを委ねてくれるのが特に良い。
爆乳銀髪というのも良い。あと、あざらしイヤーパッドとかズルイ可愛い。
まあ、あざらしソフトを知らない人間がアレを初見であざらしと断定できるかどうかは置いておく。
わざとらしい英語の発音は、それこそわざとなんだろうな。
何だかんだ、ベテランはやっぱ上手い。


↓↓↓総評↓↓↓

「ユーザーに好まれやすいヒロインを理解している」
あざらしソフトからはそんな印象を受ける。
その上で、
雰囲気の良い舞台を用意し、
不快なイベントを廃し、
プレイヤーの独占欲を傷つける事無く、
悶え壁殴るくらいのあまあまシーンを怒涛の如く詰め込んだ、
Hシーンが濃厚なエロゲー。

それがアマカノ。

今、俺の心に渦巻く後悔はこれだ↓

「こんな事なら一作目も発売日に買っとくんだった」

こんな、イチャラブスキー以外を切り捨てたようなゲームが高い評価を受けている。
その事が嬉しくてたまらない。
ビヴァ、イチャラブ。イチャラブの良さ、もっと世界に広がれ。

何より嬉しいのは、これが処占面において非常に優秀なゲームであるという点だ。
そうだよ、わざわざ他の男にエロ姿見せたり、レズに胸揉ませたり、
ましてや他の誰かに靡かせるようなイベントなんて入れなくたって、良いゲームは作れるんだよ。

こういうゲームもっと増えて欲しい。むしろアマカノシリーズもっと続け。

SSは、現時点(2016/02/10)でまだ後二回の追加シナリオが残されているため、ひょっとしたら後で評価が変わるかもしれない。
まあ、一回目のアペンドを見る限り、下がる事は無さそうだけどね。

前作は既に、アダルトアニメ化やFDなどの展開も始まっている。
SSの方でも、更なる展開を期待したいところ。


余談。
糖分(甘いの)はいらなくなっても塩分(辛いの)が欲しくなるので結局結石には良くない模様。
また健康診断行くか……。


↓↓↓処占的に気になるところ↓↓↓

今回も最後に抜き出しとく。
まあ先に言っとくと、かな~~~り無理やり深読みしない限りは、一個もNG無いと言っていいくらいの良作だけどね。
んで、深読みした結果出てきたのが以下3点。

一つは、穂波が前作主人公と同じ寮で生活しているという事。
俺は前作をプレイしていないので、各人の生活がどのくらい近しいのか、前作主人公にラッキースケベ体質があるのか等の程度は分からないが、風呂や洗濯といった要素でNGが発生しやすい環境である事は間違いないだろう。

次に挙げられるのが、奏の足について詳しい症状の説明が成されていない点。
少なくとも、一生普通に歩く事はできない程の損傷なのだから、事故当時に何らかの手術は受けているはず。
もし損傷が腰周りや股間等にあるとしたら、手術に携わった人間が全て女性でも無い限りは確実にNGが発生している事になる。手術跡などの描写はされていない。
脳や脊髄の問題ならセーフか。どっちにしろ、男にヒロインの体内をいじくり回されるのは気分良くないケド。
「担当女医」は出てくるが、執刀医が同じだったかどうかは語られていない。

それから、リハビリについても不透明な部分がある。
「リハビリのお姉さん」という言葉こそ出てくるものの、常に女性しか担当しないとは言われていない。
特に奏は、リハビリで支えてもらったり肌に触れられたりといった行為を「主人公とだけの特別」と認識している様子がある。
そのくせ序盤の頃に、「リハビリがあるので、身体に触られたりは彼女にとって何でも無い事」と示唆する文章がある。
彼女にとっての「特別」のラインを超える接触であれば女性であってもアウトだが、もし男の担当者も居るのだとしたら尚の事完璧なアウトだ。

以上。
先にも言ったが、ここに並べた要素は「詳しく書かれていないから、深読みするならアウトも有り得る」といったレベルのものだ。
実際には、「穂波の部屋は、前作主人公の部屋とは音が聞こえないくらい離れている」とか、
わざわざ奏の関係者に「担当女医」や「リハビリのお姉さん」という設定を揃えている事、
あと、雪静ルートで出てきた「ブルマはあるけど他の人に見せる状況はない」などの配慮からも、処占を意識してくれている事は間違いない。有り難い話だ。
よって、そこまで悪い方に捉える必要はないだろう。

恐らく、2015年製フルプライスゲーの中で、最も処占的に優れたゲームだと思われる。
前作の主人公が存在しているという時点でダメな人もいるようだが。
「前作主人公と今作ヒロイン」、また、「今作主人公と前作ヒロイン」は、ほとんど絡まない。
雪静の姉(前作ヒロイン)だけ、今作主人公との会話もそこそこ多いが、当然ながら、お互い惹かれたりするような描写は無い。
(あと、描かれてはいないが、同じ寮で生活している前作主人公と穂波には、当然、そこそこの交流があると思われる)
そこが問題ないのであれば、安心してプレイして欲しい。

ただ、
総評でも書いたが、現在(2016/02/10)既に、前作のFD作成が決定している。
同じ町で、今作のヒロイン達も存在はしている筈なので、そこで後出しNGが発生しないという保証は無い。
できることなら、
一作目のヒロインは一作目の主人公に、SSのヒロインはSSの主人公に、それぞれ処占を貫いてくれるよう、スタッフの意識に期待したい。
新品/中古アダルトPCゲーム販売 通販ショップの駿河屋

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