highcampusさんの「巫女神あばんちゅ~る(巫女さんは幼な妻)」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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ライトなノリの、エロというよりはエッチという言葉がふさわしいようなゲーム
そんなわけで。トラヴュランスから発売されたゲーム「ぼくの巫女神さま」とそのファンディスク「巫女さんは幼妻」をプレイした。

**1

先日、ORIRINこと天織龍樹さんというイラストレーターの絵が好きであることを再認識した。そこで、「まさかエロゲの原画とかやってないよなー」とエロゲー批評空間のクリエイター検索を実行したところ、なんと三件も見つかった。それが、トラヴュランスの「ぼくの巫女神さま」「南国あばんちゅ~る」「巫女さんは幼妻」である。

「ぼく巫女」と「南国」は「巫女神あばんちゅ~る」というパッケージでセット販売され、その際「ぼく巫女」にボイスが付き、「巫女さんは幼妻」という新作も同梱された。今回僕が購入したのも「巫女神あばんちゅ~る」初回限定版(中古:470円@駿河屋)である。初回特典は3作の原画集データCDだ。絵買いした僕にとっては嬉しい特典だった。

なにぶん古いゲームなので動作するか不安だったが、Windows7 Home 64bit SP1においてWindows2000の互換モードを使うことによって起動させることができた。ただし、自分の環境では正しくフルスクリーン化できなかった(黒枠状態になる)。また、ウインドウを最前面にしないと動かず、これはssupiというツールで改善できるものの、非アクティブの時に音を鳴らすことはできなかった。さらに、CPUを1コア分フルに使ってしまう。この問題はSleepHookというツールを使用することで解決できた。現在はWin7対応版がDL販売されているから、そちらから買えばこのような諸問題は発生しないものと思われる。

**2 「ぼくの巫女神さま」
***所感

「ぼく巫女」はライトなノリの、エロというよりはエッチという言葉がふさわしいようなゲームだった。そんなことはWebサイトとか箱絵とか見てればわかるんだけど、それについ心を緩めてたらOP曲のイントロが「夏影」に似ていて戦慄した。「AIR」と同じ年に発売されたのは偶然か。

一度始まってしまえば本当に明るく軽い感じが続いていくんだけどね。天織さんのソフトな絵と、軟弱ながら憎めないテキストがうまくマッチしている。背景画像が豊富。塗りは陰影がややきつい感じで、当時の流行を感じさせる。女の子の台詞の語尾に「☆」「♪」が多用されるのはご愛嬌だろう。

細かな意匠にもこだわりが見える。本作は神社を舞台とするのだが、要所で神道についての実際的な描写が入っていたりするし、場面転換の際にはすだれが降りてきて舞台でいう幕の役割を果たしている。ヒロインのビジュアル+4コマ漫画を用いたアイキャッチも見ていて楽しい。「姉しよ」みたくドット絵のキャラクターが楽器を演奏する音楽鑑賞モードもよい。

あと、このゲームは二択や三択の選択肢が表示される順序がプレイする度変わる。上から順にQ1:A1,A2,A3の時もあればQ1:A3,A1,A2という時もある。位置で答えを覚えられないようにするための配慮だろうか。今ではあまり見られない実装なので少し気になった。

***ヒロイン

ヒロインについて語る。

萌葱。主人公・亨が来たことによって姿を現した巫女神さまは、常に背景が透けて見えていて非現実的な存在であることを忘れさせてくれない。物質に触ることができず、「風を感じることができない」というやりとりからは、「H2O√aaaCSE」のはやみを思い出したりしつつ。

自身の衣服を変化させることが可能で、雑誌を参考にしてファッションショーを行うというシーンが強烈だった。ツーピース→水着のようなブラトップ+ボレロ→ワンピース→パーティードレス→セクシーランジェリーと、ここでしか登場しない立ち絵が5つもあってドキドキした。ランジェリーは他のヒロインのCGでもけっこう作り込まれていて、レースが付いた下着の描写を得意とする天織さんがノリノリで描いていたことが窺える。

800年間ずっと神社以外の場所に出ていなかった彼女だけれど、その声はどこか世間ずれしたようなところがあって面白い。巫女神として務める時の発声はまた異なり、キャラクターの幅をうまく表現していた。

葵。メインヒロインらしくイベントCGが多くお話も正道で、「ぼくの巫女神さま」というタイトルが生きてくるのがこのルートだった。スタッフロールが終わったあとに、時系列を遡って彼女が恋に落ちる予感を描いたエピローグが流れるという演出には感心した。

彩乃はHシーンになると髪をほどくところに開放感があった。

碧はネグリジェで歩きまわる絵がよかったなあ。同人誌の方の原画集眺めてるとかなりいい線画なんだけど、塗りがいまひとつだったか。

藍はバイブで処女膜喪失してたというエピソードが印象的。

茜は本作で一番愛でたいヒロインだ。「姉系キャラは好きだけど妹系キャラはあんまり……」という僕のキャラ付けもそろそろ修正が必要だと思うくらい気に入った妹系ピンク髪(重要)の女の子。バズーカめいた巨大おみくじを肩に担いだCGがかわいい。野神奈々さんの声で「お兄ちゃん」って呼ばれながらスク水で背中流してもらうとか至福イベントすぎた。

**3 「巫女さんは幼妻」

幼妻って葵さん何歳だよ、というツッコミはひとまず措く。こちらは葵ルート後を描いたFD作品である。塗りが前作から変わっている。こちらの方が天織さんの絵に合っていて好みだった。

スタッフロールでキャストが公開されているけど、藍:松田美菜・彩乃:九条信乃っていうのは絶対逆だよね。訂正されてないらしく、各種声優情報サイトなどもこのスタッフロール表記に基づいた記述になっている。とりあえず批評空間のデータは修正要望出した。

ルートは葵との関係を深めるものと、ハーレムを作っていくものの二つがある。

幼妻らしく(?)、葵に裸エプロンを着せるシーンはいいんだけど、葵がバックで突かれながらも包丁を手から離さないのがシュール。差分が少ないと時々こういう笑いが発生するよね。

ハーレムルートでは、関係を持ったヒロインたちが亨の前でそれぞれの夜の生活を語るシーンが完全にセクハラでおいしかった。姉妹丼や最後の6Pなどが気に入っている。

**4

期待通り、天織さんが描くかわいい女の子たちがたくさん見られて満足している。残りの一作「南国あばんちゅ~る」も近いうちにプレイしたい。

初出:
ゲーム「ぼくの巫女神さま」「巫女さんは幼妻」 感想 - 詩になるもの
http://d.hatena.ne.jp/highcampus/20111118/p1

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