OYOYOさんの「ハルキス」の感想

男前なヒロインたちが主人公を巡って争う話……かな? たぶん。
全ルートを終えて、これはヒロインが主人公を攻略するゲームだったのかなと、そんなことを考えている。

本作は大略、主人公・修司の内面の問題を各ヒロインがそれぞれのやり方で解決する物語だ。ヒロインによって主人公の心が救われるというのが基本線であり、ヒロインの側の問題はほとんどクローズアップされない。主人公が頑張ってヒロインの問題を解決する、または相互に支えあって困難を乗り越える、という恋愛ADVのスタンダードから見ると少し変化球気味で、「ヒロインが主人公を攻略する」と言ったのはそういう意味。

ヒロインは、ひょんなことから「偽の恋人関係」を演じることになった学園のアイドル・伊月、従妹で同級生の葵、幼なじみで元カノの天音、義妹のこのみという4人。どのCVも雰囲気にあっているし演技力もバッチリだが、どちらかというとほわほわしたキャラの印象が強かったあじ秋刀魚さんに「こういうキャラも似合うなぁ」という驚きがあった。そして、伊月役の有栖川みや美さんが私の女神。凄い良かったデス。

前作『キスアト』は見えない未来に向かって不安を抱えながら進んでいく話だったが、本作は逆。主人公の過去を掘り起こし、乗り越えていく物語となっている。前作『キスアト』が有紗を除いて全員と初対面だったのに対して、本作は伊月を除いて全員顔なじみというかたちになったのはそのせいだろう。

『キスアト』と並ぶくらいのできと言ってもいいが、若干の不満もある。大きなところでは主にグラフィック面と演出面。原画家のお二人が悪いという話ではなくて、正直このタッグは最強クラスに良かったのだけど、一枚絵や立ち絵が若干不自然になったり崩れることがあったことや、BGMがあっていないところが多いこと、あと「俺の方なんて気にせず花火を見ていた」というテキストなのにヒロインがモロにこっちを見ている絵になっていたりというのがちょっと残念。特に後者は、やはり一枚絵が文章から想起される状況をイメージする助けとなりヒロインの心理やその場の雰囲気を味わうのに重要な要素となるだけに致命的な失敗だと思う。

テキストについても一悶着あるようで、一部が2012年にWEBで公開されていたショートストーリーの内容とテキストレベルで酷似していることが指摘されている。これについては元作者もツイッター上でそれについて冷静に言及するなどしているので今後の展開待ちだが、それは森崎氏の管理、あるいは倫理の問題であり(森崎氏が書いたとは限らないが、クリエイターとしてクレジットされているのが氏である以上、責任は氏に帰すると見なすべきであろう)作品の内容そのものには大きく関わらないと判断し、そういう事実があることを念頭に置くだけに留めここでの深入りは避ける。ただ、会話のテンポや掛け合のキレは非常に良くて質も高かっただけに、こういう問題が出てくるのはきわめて残念なことなのは間違いない。

話を戻そう。各ヒロインのルートに入るごとに少しずつ修司の過去が明らかになるようになっており、しかも伏線とは少し違うが、それぞれのルートが微妙に繋がりを持っている。複雑だが「読ませる」力をもったうまい構成だと思う。全体像を明らかにするには全ルートをクリアする必要があるし、ヒロインの攻略順によっては意味がわかりにくい箇所や印象が変わる箇所が出てくるかもしれない。実際各キャラ2周したところ、そんなところがパラパラあった。

攻略順を提案すると、あくまで個人的にだが、最初は天音。このみ→葵の順番は動かさないほうが楽しめる気がする。物語的には天音と伊月がやや関係が深いので、天音→伊月→このみ→葵あたりをお薦めしてみたい。

アウトラインを簡潔にまとめれば、天音は過去をやりなおし、主人公の後悔を拭い去る。葵は現状を維持して主人公の「いま」を全肯定する。このみは家族になって主人公のトラウマを克服させ、それぞれ彼の心を救おうとする。ただ他の3ヒロインと違って修司と過去の接点を持たない伊月だけは少し毛色が異なり、過去をリセット(忘却ではない)することで自分が新しい修司の居場所になろうとする話になっていると思った。

積み重ねられた過去を知らないというのがユーザーと近い立場で目線が揃いやすいということもあるのかもしれないが、伊月ルートは「偽の恋人」からほんとうの恋人へと関係が育まれ熟成されていく間の戸惑いや照れ、嫉妬といった心の機微が丁寧に描かれていて楽しめたし、また随所に見られる、修司いわく「男前」な伊月の態度は非常に好感がもてた。シナリオ的にもキャラクター的にも、お気に入りと言われたら迷わず伊月を選びたい。

なおフォーカスされるのは主人公の内面なので、外的なトラブルは「偽の恋人になる」という冒頭の事件以降ほとんど発生せず、たまに出てくる生活上の問題も、最終的には内面的な解決としてもたらされる。そういう意味でイベント的な意味での変化は乏しい。ただ、物語の起伏が少ないかというとそうではない。上述の通りヒロインや主人公の心理をしっかり描かれていて、ユーザーに感情の変化を起こさせる内容になっている。

内容についても書いておこう。修司はヘタレ系とでも言うのか、不器用で優柔不断。腕っ節以外の能力は容姿も成績もすべて低め。良いところといえば真面目なことと思いやりがあることくらいだが、それも空回りして周囲をやきもきさせるダメダメ人間である。

そんな「持たざるもの」の修司に、高い能力とすばらしい容姿をもち、器用で賢く、あちこちから言い寄られている恋愛ブルジョワのヒロインたちが惹かれる。これは別にエロゲーにありがちな童貞幻想ではなく、現実でもよく聞く話である。しかし、どうしてそんなことになるのか。葵いわく「酷く不器用でどうしようもない所は、どうにかしてあげないと、って思う」そうだが、つまりはよくある「ダメ男フェチ」なのか。それともボランティア精神のたまものなのか。

プレイ後の私なりの結論は、彼女たちが修司に構う理由は皆同じで、彼から必要とされたいから、である。


葵「どうしてあんなのが気になっちゃってるのか、聞いてもいい?」
伊月「色々あるけど、一番の理由はなんだかんだでほっとけないから」


「ほっとけない」とか「そのまま消えてしまいそう」とか、それに類することをヒロインたちはことあるごとに繰り返す。いっぽう修司は「たいていのことは一人でこなすことができる」人間だ。おそらく生きていくだけなら一人でも何とかなる。だからヒロインたちが危ぶんでいるのは修司の生き死にではなくて、修司と社会とのつながりとか、そういう方面のことだろう。ヒロインたちから見た修司の抱える問題というのは、彼が自分の孤独な世界で完結してしまえるということなのだ。

何故そんなことを気にするのか。修司の常識的な意味での幸せのためだというのはほんとうだろう。ただ、それだけなら友情の延長と言えなくもない。実際修司と結ばれなくても、彼女らは修司の幸せのために協力を惜しまないのだから。けれど、そこから一歩踏み込んで個別ルートに入ったときに見えてくるのは、自分だけが修司に必要とされたい、というヒロインたちの欲望である。


その彼を、支えたい、助けたい。そう思っていたのは確かだ。
けれども、だ。
――それは、私で無くてもいいのではないか。


伊月は修司への想いを自覚し始めた当初、そんな風に独白する。自分が、自分だけが彼の「特別」でありたいと願う。

言い方を変えるならば、修司は「誰かに必要とされたい」という想いをこれ以上ないほどしっかりと満たしてくれる存在なのだ。ただの「ダメ男」は基本的に一人では生きていけないので、誰かに頼らざるをえない。逆に言えばその「誰か」は近くにいる相手なら誰でもいいのである。そのダメ男は、決して自分だけを見てはくれない。

しかし、修司は根本の部分で誰も必要としない人間として描かれている。もしそんな人間から必要とされたなら――。私は女性ではないのでヒロインの視点に立つことはできないが、恋愛一般論として、それがとても甘い誘惑なのは理解できる。一人で完結した世界を抱え、それを完結させたままでいられる力もある。そんな修司の世界に入り込むことができたら、修司は自分なしでは生きていけなくなるだろう。そこまで自分を必要としてくれる可能性をもった男は、たぶん修司しかいないのだ。

もっとも、その恋心のでどころがややはっきりしないというのが、若干の不満点というかすっきりしないところでもある。エロゲー的恋愛に限らず、物語というのは何かしらドラマチックなきっかけや強い理由があって恋に落ちるものだと思うのだが、本作ではことごとくそれが状況依存的で、このみにいたっては「えぇ……?」と思わなくもない内容である。正直ひきつった笑いを禁じ得なかった。

ただ、彼女たちが修司に惚れるのはわからないでもない気がする。これは多分に想像が含まれるが、彼女たちもまた修司と同じような人間なのだ。だから、きっかけは何でも良かった。ただ相手に向かって一歩踏み出す理由だけが必要だったのである。

ヒロインたちと修司が同じ穴のムジナだというところには少し説明が必要だろうか。もちろんスペックは修司を圧倒しているが、彼女たちはやはり、基本的に周りに理解されていない。ごく少数の気を許せる家族や友人しかおらず、しかもそこに埋没することもできていない。天音の浮世離れした性格やこのみの方向音痴、葵の偽装といった特徴は、ある意味でそうした状況の象徴でもある。

簡単に言ってしまえば彼女たちもまた孤独なのではないか。そして、彼女たちの孤独を突き詰めた先にいるというか成れの果てが修司なのだ。だからこそ、彼女たちには修司の気持ちがおぼろげに理解できるし、手を差し伸べることもできる。それがわからない人間には、修司はただの自堕落・ダメ人間としか映らないであろう。

これはおそらくユーザーの側にも言えることで、一人が寂しいのではなく周囲に誰もいないことをそもそも寂しいと思えなかったり、内心どうでもいいと思っている社会常識のようなものを破る気にもなれず外面だけそこにあわせて生きているうちにすっかり「うわべ」だけが定着してしまったような、そういう種類の孤独を抱えている人のほうが、より内容に共感できるのではないかと思う。

一人で完結した世界で孤独に生きている男を、同じ孤独を抱えるヒロインが引っ張り上げる。そう書くと、同病相哀れむというか共依存のようなイメージがあるかもしれないが、社会性とかコミュニケーションを軸とすることで健全なおつきあい感を出すことに成功している。これが「2人だけの世界で良い」という方向に走っていたら、途端にただれた雰囲気になっていただろう。それはそれで、アリな恋愛描写だと思うのだが。

誰かにとことんまで必要とされたい。そう思ってくれる相手に全力で関わっていく。それはとてもエゴイスティックだけど、きっと恋と呼ぶことが許される感情ではないだろうか。

本作は、そういう「恋」をはじめからおわりまで、丁寧に描いた良作である。

OYOYOさんの「ハルキス」の感想へのレス

盗作ライターの擁護wwwww惨めwwwww
無能パクリシナリオに意味なんてねーよw
見る目無さ過ぎ、消えろタコ
2015年02月07日11時49分40秒
icorl 様江

タコでございます。こんばんは。

コメントありがとうございました。間違っているかもと思いつつご指摘を以下の3点であると解釈いたしました。

1)森崎氏の「盗作」問題の是非
2)剽窃が疑われる作品に高評価をつける私の態度の是非
3)剽窃の結果できたかもしれない作品内容自体の評価

まず1について。ご覧になったかわかりませんが、森崎氏は今回の件についてコメントをだしておられます。個人的には森崎氏の謝ってるのか何なのかよくわからないコメントに納得はしておらず、残念に思っています。これをもって「二度と森崎作品は買わない」とするのは自由ですが、当事者間で話の決着がついたことですので、第三者の私たちができるのはそうした個人的嫌悪感の表明までであり、是非をめぐる「断罪」をしてはならないと考えています。

次2について。私に「消えろ」というあたりから、こういう作品に一定の評価を与える態度は許せないという意図を汲んだつもりです。

私としては、全シナリオが「盗作」だったわけではないので、作品全体をそのように扱うのは拡大解釈しすぎかなと思います。盗作していない部分はそのまま評価しても良いのではないか、と。

但し、剽窃行為を是とするつもりはなく、また私のような態度をとることで、同じような行為をしても許される空気というか土壌がエロゲー業界全体にできあがり、それが業界全体にマイナスの影響をあたえている、みたいな批判ならば甘んじて受けいれます。

最後3について。これはicorlさんが明確に言われてはいませんが、「パクリ」だから「意味なんてない」という発言をうけて、「盗作」という道義上の問題とは別にクオリティ面でも影響があると言っておられるのだと読んで回答します。

icorlさんにはicorlさんなりのお考えがあってのご発言だとは思うのですが、私としては簡単にそうは言えないかなと思っています。

まず、道義上の問題と能力の問題は一致しません。人間のクズがつくっても素晴らしいと思える創作物はあるし、善良な人がつくってもつまらなく感じる創作物はある。詐欺師が書いた小説や贋作画家の描く絵が凄くいいことはありえるし、真似されたものより真似した側のほうが必ずしも劣るとは限らない。今回の場合は特に、原作者が検討したうえで外した展開(このみの初Hにいたるまでの展開)をあえて導入しているし、文章もまったく一緒ではありません。同じ展開であっても伝わる印象や意味は変わってくるでしょう。

だから内容を評価するなら、このみルートは「パクっていたからつまらない」ではなく、「物語のなかでこの部分はこういう効果しか発揮していないからつまらない」みたいな話にすべきなのかなと思います。実際、他の方の感想などを拝読すると、あの展開の唐突感や脈絡のなさがマイナスだとして否定的に捉える意見があります。

私は「心が伴わず外的状況にひっぱられて付き合い始める」という展開は修司の情けなさ(状況がうごかないと態度を決められない人って多いじゃないですか)や孤独の深さを表す象徴的なできごととして成り立っているようにも思うし、またこのみがなぜアレをゆるしたのかを考えることで、このみという女の子のパーソナリティーに迫ることもできると思っています。

私の考えが妥当かどうかはともかく、そういう議論ならば参加できます。私の考えは概ね感想で書いたとおりですので、icorlさんが「盗作」のあった箇所が作品中でどのように働いていて、それがなぜダメと考えるのかをお教え頂ければ嬉しいです。もちろんそれはどちらが正しいという話にはならないでしょうが。

以上、お答えになったでしょうか。論点がずれていたら申し訳ありません。
2015年02月09日00時28分23秒
ベタな例えするが・・・
レストランに行ってだね、その料理がだ、盗んできた肉が使われていたのならばどう思うのかね
客はそれを知らずして食べるわけだ
盗んだことを盗み先にあやまってコックが許してもらったところでなんなの?って話
そして、もしそうだったのならばだ
他の文章も何かしら盗んだ物じゃねーの?ってことにもなる、他の部分を評価するのも無意味だよね
それに
焼き加減が絶妙だとか切り方や盛り付けがすばらしいって評価するのはまぁいいでしょう
だが、それは原画だったり音楽だったりを評価するべきであり、腐った部分を切り分けた肉を褒めたところで・・・・・・

つまりはグラフィックやBGM部分で、絵が不自然で致命的失敗とか音楽が多々あっていないなどいっておきながら
それがダメで残念な作品であるとかいうならともかく、初めから終わりまでというそれはシナリオライター擁護だけの評価にすぎない。


ちなみに贋作で評価がどうのこうのって話もあるが・・・
そいつはぬすっと作品であるという前提の評価だ
このサイト、げいじゅつさくひんの評価のっけてるサイトぢゃない気がする
芸術は爆発だっていうのは勝手だが、盗すんだ部品を使用して製作したものを評価し、丁寧で良作などと謳ってよいものなのかね

シナリオで盗用があったのならシナリオの評価はマイナスだ
この作品のすべてが盗用じゃないというのは絵や音楽などにあたるんだよ
それがこのサイトでするべき評価というものだ!

意味不にライターの技術を評価して擁護的に点数付けてんじゃねーよ
影響させて点数付けたかどうかはしんねーけど
シナリオライター批評空間とかどっかで探してそっちでやりな

--------------こっらから先も後もらくがき--------------

なんか面白そうなこと書いてあったんで便乗してみた
このゲーム自体やってもなければ騒動をぐぐって調べたわけでもないし
盗用してるならばって前提で書いたんであしからずw
2015年02月09日19時07分38秒
koiwai 様江

コメントをありがとうございます。ご意見興味深く拝読しましたが、幾つか誤解もあると思ったので適宜補足しながら返答して参ります。

今回の件は、原作者と思われる方と森崎氏の間で既に「模倣と思われるシーン、設定が存在」しているが、「盗用しようとした」わけではない、というかたちで和解が成立しています。なので、現状社会的に明らかな犯罪がなされた、という話ではなくなっている(私は正直、あまり納得できていませんが)。剽窃、盗用に関してはあくまで「疑惑」の域をでないという前提で話を進めます。

まずレストランのたとえですが、私は「盗んできた肉であっても味には影響しない」という立場です。肉を盗んだら問答無用で犯罪なのでもう少し実情に即したたとえを試みれば、Aレストランの秘伝の味を真似したものを自分の店Bで出した、みたいな感じでしょうか。それがその店(B)のオリジナルだと思っていた人にとっては嘘をつかれたことになりますが、美味しいか美味しくないかはオリジナルかどうかとは別に判断可能でしょう。

ただ、それはあくまで私の立場であり、koiwaiさんがおっしゃっているのは、トータルの満足度として影響があるということなのかなと思いますが、いかがでしょうか。Aの店がオリジナルならAの店で食べたかったし、知っていればわざわざBで食べたりしなかった。そもそも騙されたみたいで気分が悪い、と。そういうお話なら同意できる部分もあります。

その後の、腐った肉云々のお話は、いつの間にか盗んだ肉が腐った肉になっていて違う話になっていたので省略しますが、別のところの評価を加える場合もあるというところは同意頂けたのかなと思います。

次に、グラフィックや演出を批判しているのに作品を評価しているのはおかしいという件は、「若干」であり「致命的」なのも1部のみなので、特に矛盾はしてないつもりです。ただ、シナリオを中心に評価しているという点についてはご指摘の通りです。

ただ、私が「ライター擁護」をしているという件について。私の感想はそもそも森崎氏がコメントを出す前に書いたもので、事実関係が確定していないので擁護も何もありません。ただ、本文にも書いたとおり森崎氏に管理、倫理上の責任があると言っているし、こちらはコメントに書きましたが道義的責任は重たいと思っています。これを読んでライター擁護だと受け取られたなら心外です。

作品として良いところがあったというのと、ライターに責任があるかどうかは別というのが私の立場で、それは上のこととも関わってきますが、私は「味とシェフの人格は別」と考えているということをご納得いただければ幸いです。

もしかすると「断罪」してはならない、みたいなところでライター擁護と受け取られたのかもしれませんが、私が言わんとしたのは、氏を罪人と見なすことで氏を批判することが正義、そうしないことは悪だと単純に考え、他の立場に不寛容になることです。氏を批判してはならないという意味ではありません。

その後の、私が書いた「絵画」のたとえへのご批判ですが、これは別に芸術特有の話をしているつもりはありません。創作物、あるいは表現一般の問題を書いたつもりですし、コメントの中でも「創作物」というかたちで一般化しています。逆に質問になりますが、私のたとえで芸術特有の問題が発生していて、そのことでたとえが成立していないと思われたのでしょうか。私には自分の書いたことだけにその辺が見えていないので、具体的にどの点がそうか是非お教えください。

最後に、「このサイトでするべき評価」について。

このサイトに「するべき」評価の方法があったというのは寡聞にして存じませんでしたが、koiwaiさんがシナリオに剽窃疑惑があればシナリオの点数をマイナスにつけておられることは理解しました。また、それを否定するつもりはまったくありません。作品としての、あるいは商品としての価値が落ちるのはその通りでしょう。

ただ、私はそれとは違う立場であり、結果としてできあがったものを作者やブランドといった背景とある程度切り離して評価する方法を今回は採った、というだけです。ライターの森崎氏を擁護するとかそういう話ではなく、方法論の話を一貫してしているつもりでした。

その辺が伝わっていないのは、やはり私の説明に至らないところが多かったせいなのでしょう。気づかせてくださったことにお礼を申し上げるとともに、今回の説明やりなおしで少しは伝わればいいなと(やたら長くなってしまいましたが)願うばかりです。

なお、私はシナリオを中心に評価をして感想を書きましたが、それ「だけ」ではなく他の要素もある程度評価しているつもりです。その点koiwaiさんは、シナリオに盗用があれば「他の部分を評価するのも無意味だよね」と、かなりシナリオに重きをおいておられる。盗用疑惑が絵や音楽でも同じことをおっしゃるのかもしれませんが、ひとまず「シナリオライター批評空間」で活動するのは私よりkoiwaiさんのほうが相応しいと思うので、謹んでお譲りいたします。

以上長くなりましたがご返信いたします。乱文で意味が分かりにくいですよね。申し訳ないです。また、koiwaiさんのお話の意図を汲みきれておらず不快に感じられる点があるかもしれませんが、なにとぞご容赦ください。
2015年02月10日01時06分28秒
 感想へのレスでないので申し訳ないが、icorlさんの発言ははっきり言って失礼だと思います。OYOYOさんの感想に意見があるなら、それを「まともな」文章で書けばいい。或る程度自由に書き込める場であるからこそ、各人に最低限の節度やマナーは要求されるのでは無いでしょうか?
2015年02月11日23時27分53秒
ManOuterMan さん江

議論に対してのコメント頂きありがとうございます。誠実な姿勢や態度を重視した、良識ある内容に頭が下がります。

ただ、icorlさんご自身の本作に対する「一言感想」などを拝見した限り何がしかプレイされて思うところがおありになったようですし、それがどうして私へのコメントになったのかは今ひとつ判りかねますが、お話する余地もあるのかなと思い上のような返信をしております。

作品や評価に関する議論で盛り上がるなら私も楽しく読む方にとっても有意義だと思うのですが、そこから外れてしまうと不毛な話になりやすいので、お怒りはいったん鎮めて見守って頂けると幸いです。もちろん、作品に関するお話なら大歓迎ですので是非。

ともあれ、お気持ちありがたく頂戴いたしました。
2015年02月12日19時22分50秒
別にこの作品に限らなくてもいんだけど
もし盗用されて作られた作品があったらどう評価するのかね、と問うた
わざわざ剽窃、盗用に関してはあくまで疑惑ですって答えが既に擁護してるんだと気づかないのかね、そんな前置きをするから擁護認定されるのだよ
私にとってはこの作品が実際に盗用したものかどうかなんてどうでもよろしい
もし盗用だったらの前提を疑惑だからで返されたらおかしくなるわw

レストランの話。
A店の肉をB店で出したらA店の肉の味がしちゃうぢゃないか!
それに、Aの秘伝の味を真似るってのは私にとってはオマージュのようなもんだ、盗作だとは思っていない。
私のいう盗用とはコピペで単語をすり替えたレベル、そういう作品があると仮定する。
そこに創作性を見出すことは私にはできない。単語自体は創作があれど、作品が創作されたとは到底考えられないレベルだと思われる。
作品全体をそのように扱うのは拡大解釈しすぎで盗作していない部分はそのまま評価しても良いと思うことには疑問だ。
発覚してないだけで他でも違う作品などからなされた可能性も否定できないし1ルートだけ切り離せばそこを正当評価できていることになるとは思えない。ルート別にライターが何人もいるなら話はまた変わってくるが・・・

美味しいか美味しくないかはオリジナルかどうかとは別に判断可能かどうか?
盗用がいかなるものかってところで食い違ってるんですでにおかしな話になってるが
2012年にWEBで公開されていたショートストーリーが単語を変えて書かれていたとして、面白いのは2012年にWEBで公開されていたショートストーリーや!
盗用の事実を知らない人が絶賛しようものなら2012年にWEBで公開されていたショートストーリーが絶賛されていることになる。 はず、多分・・

腐った肉の話は、ストーリーを肉に見立てて言っただけ。私が「盗用があったのならシナリオはマイナス」って言ってることからも、ストーリー全体が盗まれた肉、盗用部分を腐っている部分と表現したのはどうかと思うがそれはスルーでいいわw
腐ってるんやない!醗酵してるや!って言われてるわけやし、オマージュで考えれば美味しい可能性があるはずだし・・・コピーでも不味いってことにはならんのだけど。。。
まぁ、やれZがなんだのやれ種がなんだのと、そういう言い争いをしたいわけでもない。あれはあれでひどかったけどな、フレイが好きだった自分には相成れない作品やったわw

後の部分は似たようなのでめんどいな・・
擁護の話はどうでもいいや、揚げ足取りだし売り文句に買い文句のため取って付けただけだしw
味と人格もどうでもいいや。作り手の人格を気にしてなんかいないし、マッドサイエンティストの話をしたいわけでもない。ただ、声優には興味があったんや。
断罪はしごくどうでもいいや。


絵画の話はねまた別の話になるんだ。
盗作うんぬんとかとまったく別な話だからややこしいんだけどw
贋作は、オマージュになるのかは知らんが偽者だ。人を騙したりするためだとかで作られているわけだ。
贋作をみて、贋作として評価するのかね?それとも普通の作品として評価するのかね?
贋作は人を騙したりする物であるという部分を評価に入れなくては贋作を評価したことにはならないとそう考える、どれだけ良いものであろうと贋作であるというのが評価だ。本物より評価を低くしろという意味ではない。
逆に贋作であることは省いて普通に作品を評価するならば、知っているなら贋作として評価するのがよいのであって、そうでないのならばいい作品(真作)であると騙されていなければならない、見抜いてしまったのなら、いい作りだが贋作という評価を下すのである。
そこに使われている技法がすばらしい良い絵画だと評価を下しただけの贋作になんの意味があろうか、それは作り手を褒めるだけで作品の本質を見ていないのではないのかね
贋作を評価するなら贋作であるという前提が必要なのである。
いちゃもんの為になんでもいいからとりあえず書き込んでたところだしもう支離滅裂だけどw


このサイトでするべき評価は別に決まってなくてまちまちだよw
無言で100点付けててもそれはそれで評価だって判断するようなとこだから
ただ、作品単体での評価をするようにってどっかに書いてあるはず。
それと、自分が1番と思ってもみんなが2番を選ぶと思うなら、2番を選べ!それがよい審査員だ、だそうです。

芸術作品の評価をするとこじゃないってのは上のことから商品であるということやモラル的なのを加味してそれを重点的に評価すべきなんじゃね?ってこと。
自分でもこれはどうなんだ?と思うところもあり悩みますが。。
善人だろうが悪人だろうが良いものを創作するだろう、しかし広く一般的に嫌悪され悪い評価をくだされる物なら、その評価はそうするのがよい審査の仕方ではなかろうか。
こういう問題が出て残念だと言ってるからまったくそうしなかったという訳でもないでしょうけどね

最近はやたらと主人公に対して意味不明に嫌悪感を示し毛嫌いした評価を多々みかけますが、そういう人が多くなるとそれを踏まえて評価せなあかんのかとw


それはそうとOYOYOさん、疑惑っていっておきながら納得していないなら盗用かもという考えを持ってるってことですよね、そして手法を真似るオマージュのようなのもでそう思っているならば・・・作者も可哀想にw

別にこの作品批判や盗作騒ぎしたいわけじゃないし、誤解する人でてきてもあれだし、長文でログが流れるのでこれで立ち去ります。
考え方の大体は自分の中でも理解できることですのでね
2015年02月13日05時42分25秒
koiwai さん江

再コメントをありがとうございます。

盗用の件については、koiwaiさんが騒動のことを知らないと書いておられたので、まとめた程度のつもりでした。申し上げたかったのは、当事者間で決着がついているので実態がどうであれ盗用・盗作にはならないということです。

この件について私がずっと繰り返してきて、おそらくkoiwaiさんに伝わっていないのではないかと思うのは、【法的に盗作とされること】と【社会的に盗作とされること】と【実際に盗用したこと】の3つは分けて考えるべきだということです。

今回の場合、ご本人が盗用・盗作の意図を否定していますので実際に盗用したかどうかは解りません。法的には盗用ではないという話になると思います。しかし、社会的には盗用と思われても仕方ないレベルではないか。そういう意味で「疑惑」と申し上げています。「疑惑」とカギカッコをつけたのも、そういう意図です。ですから擁護ではないつもりです。

延々繰り返していることなのでお解りいただいていたかもしれませんが、どうもそのあたり誤解があるように思われました。コメント最後の「それはそうとOYOYOさん」の部分へのお答えもこれで足りるかと思います。

レストランを巡る創作性の話については、失礼ながら問題にしていることが違う、という話を申し上げたつもりです。koiwaiさんがおっしゃっている創造性の問題というのはたしかに成立するし、それは私が問題にしていることとは重ならないはずです。

「盗用がいかなるものかってところで食い違ってる」とkoiwaiさんはおっしゃっていますが、それ以上に、作品と作者、作者の意図と読者が受け取る効果の分け方が私とkoiwaiさんでは違うのかなと思います。

贋作云々のお話については理解しました。ただ、それならば私は一応贋作であるということを踏まえて、「私にとってはこの箇所が盗用だろうがそうでなかろうが大した影響はないと思う」というかたちで評価をしています。感想本文にもそう書きました。他の部分については盗作・盗用であるかそもそもわからないので考慮していません。面白いお話だと思ったのですが、「いちゃもんの為になんでもいいからとりあえず書き込んでた」というのは残念です。ただ、議論のしがいはあるところだと思ったので返答いたしました。

最後に、koiwaiさんは「よい審査の仕方」について引っかかっておられたということなのでしょうか(別にお返事はいただかなくても結構です)。作品を批判したいわけでもなく、盗作について批判したいわけでもない。そうなるとターゲットは論者である私ということになります。

たしかにkoiwaiさんは私の考え方、私の態度のようなものを批判しておられたように見えました。私の考え方そのものに矛盾を感じておられるのかなと思ったので、前回の返答では私の中では一貫した意見である、ということを説明したつもりだったのですが、そういう話ではなく、要するに私はkoiwaiさんの考える「よい審査員」ではないということだったのでしょうか。

だとすれば、おそらくその通りだと思います。そしてその立場は今後変わることはあるかもしれませんが、今のところ動かすつもりはありません、ということでお返事とさせていただきます。
2015年02月13日08時57分59秒

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