dontiさんの「なないろリンカネーション」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

シナリオゲーです。使い魔である鬼を使役し、現世を彷徨う霊を、出来る限り霊の望む形で成仏へ導く。そんな先祖代々のお役目を突如担うことになった、主人公のお話。成仏へ導くには、根気強く霊達と対話して理解し、その望みを叶えてあげる事が必要。そんなお役目を中心とした、喜怒哀楽たっぷりの物語。以下、前半はネタバレなしの項目ごとの評価、後半はネタバレありのざっくりとした感想など。

【グラフィック:85点】
 それほど好みではないのですが、そうでなくとも高水準なグラフィックだと思います。

【演出:88点】
 鬼達が能力を使うシーンの演出は秀逸です。
 その他、重要なシーンにも必要な演出がしっかり入っている印象。


【音楽:80点】
 飛び抜けて良いわけではないですが、雰囲気にしっかり合った音楽が入っていると思います。


【システム:75点】
 通常必要なものは一通り揃っているのですが、ルートごとの構成を考えると
 あらすじを理解しつつ、次の選択肢or未読箇所まで一瞬でスキップする機能が欲しかったです。


【キャラクター:95点】
 シナリオライターのかずきふみ氏の最も優れている点がキャラクター描写だと思います。
 わずか数時間の体験版の範囲だけでも、キャラクターがスッと心の中に定着するんですよね。
 その後のそれぞれのキャラクターの行動を見ても
 『ああ、このキャラクターならきっとこういう行動を取るよね』と納得できるところも好きです。


【シナリオ:90点】
 すっきりした感動ではないのですが、メインルートの出来が秀逸でした。
 梓ルートだけは存在意義が不明でしたが、その他のルートはそれぞれの意味があり
 それなりに楽しめました。
 しかしながら、やはりメインルートに偏った構成なので
 特定のヒロイン目当てでプレイするのは、あまりおすすめできません。

 また、共通パートでも選択肢ごとに微妙に分岐していることが多く
 2周目以降のルートをプレイする際に、気持ち良くプレイできなかった点は気になりました。
 次回作以降では何らかの工夫が欲しいです。


【総評】
 ネタバレなしでは何も伝わらない、しかしネタバレが致命的なシナリオなため
 極めて空っぽな感想になってしまいました。

 キャラクターの魅力や雰囲気の良さは体験版をプレイしないと伝わらないと思いますので
 気になった方は、まず体験版をプレイしてみることをオススメします。








---------------------------------------------以下ネタバレ感想---------------------------------------------




































---------------------------------------------以下ネタバレ感想---------------------------------------------

【ネタバレ感想】
 気になったポイントだけを拾い出す形で一言感想など。


 『伊予様のまるで母のような優しさ』
  伊予様は、主人公に重大な決断を迫る際、しばしば、事実そのものを伝えず
  しかし、必要な決断はさせている形を取っています。

  そうして主人公の意志の確認はしつつも、最終的に物事を決めたのは伊予様。
  つまり、最後の責任は伊予様が取る形で決断を迫っています。
  その後、事実そのものを伝えていなかったことを嘘と言って笑う。
  これは恐らく、からかっているのではなく、主人公がその後気に病まないようにするために
  わざとそのような言動をしているのだと感じました。
  この、まるで我が子を育てる母のような立ち振舞に魅力を感じました。


 『お役目の辛さ・厳しさ』
  作中では琴莉のエピソードが殆どを占めていますが、
  お役目は次の世代に引き継ぐまでずっと続きます。

  爺ちゃんの世代でも同じようなことがあったと言ってましたが
  多少の耐性ができても、似たようなことは度々起こるでしょう。
  その度に身を引き裂かれるような思いで別れの決断をしなければならないのです。

  また、琴莉ほど入れ込まなかったとしても
  霊を成仏させるには、霊と対話し、理解する事が必要で
  その度に、まるで知人と死別するかのような体験をすることになります。

  なんて残酷で、辛い、苦しいお役目なのでしょう。
  このお役目を立派に務めた歴代の加賀見家当主は本当にすごいですよね。


 『歴代の加賀見家当主と共に過ごしてきた伊予様の心中は?』
  このような辛い経験を積み重ねた加賀見家当主と
  何代にも渡って共に過ごしてきた伊予様は、家で見守ることしかできない
  得も言われぬ歯がゆさを感じ、辛い日々を送っていたに違いありません。
  その心中はユーザー側では想像も出来ないほど辛いものだったでしょう。

  そのような経験を踏まえ、伊予様自身でできること探した結果が
  当代の真に対する優しさとなって現れているのでしょうね。


 『ななリンは何ゲー?』
  琴莉ゲーとの評判が多いようですが、上記の感想を読んでいただければ分かる通り
  私は『お役目ゲー』だと理解しています。


【もし次回作があれば】
 ななリンのスピンオフ作品として、爺ちゃん世代のエピソードや
 伊予様が加賀見家に来た頃のエピソードを読んでみたいです。
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