xianxianさんの「紫陽花しようか!」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

エラスムスの『痴愚神礼賛』を題材に作り上げられたフリーの同人ゲーム。独自性が強く、とても興味深い一作です。同人であるために商品としては「粗い」部分もありますが、素晴らしいオンリーワン作品です。
火星に「知恵の神」ミネルヴァに召喚され、「痴愚の神」モリアを理解し、慰めようという話です。
さすがに『痴愚神礼賛』は読んだことなかったので、さっぱりでしたが、このゲームをやったことで、色々理解できました。
また、『痴愚神礼賛』を読んだことなくても、この作品を楽しめると思います。というか、『痴愚神礼賛』の内容自体が難しいものではなく、色々な倫理の形で生活で理解している人も多い内容だからだと思われます。

個人的に、タイトルだけでも気に入ってしまいそうです。紫陽花は私の一番好きな花で、紫陽花みたいになるんだと思っているので、紫陽花という言葉が入っているだけで、思わず甘く評価してしまいそうです。
主題歌の「紫陽花」もかなりいい曲です。

ランダム要素があるために、クリア進行がかなり難しいです。「理解」と「愛」と「信仰」が違う要素として存在していて、それをユーザーに色々考えさせる面白い試みとなっています。
厳密には、このゲーム的要素とシナリオが必ずしも密接につながっているとはいえず、少し強引なところもあるので、そこは商業作品としては通用できないところだと思われます。
しかし、同人作品での実験的な試みとしては面白いと思います。

またクリアすると、作者の「後書き」で書かれていますが、これから社会に出る前の「学生」だからこそ、「学生」として感じられる「今」をこめて作ったということで、「理想」の部分が感じられてよかったです。
この作品の後に「社会人」になって作られた「二酸化テルル」では、「言葉」を使って作られていたこの作品から、「言葉でない」「空気」という形で雰囲気を伝える作品となっていて、ライターの方がいい形で成長したんだなぁと感じさせてくれました。

「CGモード/12枠」「エンディング一覧/10」「スタッフ挨拶/3」「主題歌:紫陽花」「キツネノテブクロ/SS」「モリアの痴愚神礼賛」「なんでもQ&A」

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