Lumis.Eterneさんの「FRAY」の感想

68FRAY
俺得その24 FRAY
今回は、1990年に発売された「FRAY(フレイ)」という作品をご紹介します。

この作品は、最初MSX2+用に開発されたゲームで、のちにPC98などの機種にも移植されました。
たぶん、MSX2+版がけっこう人気があったんでしょうね。

この作品は、MSX2+用として二種類のバージョンが発売されました。

  ・MSX2+版    ・・・声なし

  ・MSX turbo R版  ・・・声あり

私は、MSX2+とMSX turbo Rの両方を所有していましたので、turbo R版を買いました。
やっぱり、声があるほうがいいですもんね。

この作品は、当時PC98で人気のあった「Xak(サーク)」というRPGのスピンオフで、ジャンルはRPG要素のある
アクションゲームです。
主人公は、フレイヤ・ジェルバーン(フレイ)という名の16歳の女の子です。
彼女はXakの第一作で、主人公のラトクに助けられ、そのときにラトクに一目ぼれしてしまったのです。
そこで本作「FRAY」で、彼女はラトクに会うために旅をするわけです。

本作は基本的に、

  街でのAVGパート

    ↓

  フィールドでのACTパート

    ↓

  次の街へ

という繰り返しになります。
このうちAVGパートは通常のRPGとほぼ同じで、街中でラトクに関する情報を集めたり、
人の悩みを解決したりすることによって、次のステージへ進めるようになります。

次にACTパートですが、大きく分けて二種類のステージがあります

  1、比較的広めのフィールドで、ザコ敵や中ボスと戦う

  2、比較的狭い縦スクロールのフィールドで、障害物をよけたり分断された地面を
    飛び移ったりしながら出口を目指す

1、の方は、日本ファルコムから発売された「イース」というゲームに近いと思います。
フレイという女の子は新米の魔法使いなので、基本的に魔法で戦うのですが、彼女がレベルアップすると必殺技の演出も
どんどん派手になっていきます。そのため、彼女については「ラトク(Xakの主人公)よりもはるかに強いんじゃないか」
なんて言われてました。

2、の方は、適切な例えが思い浮かばばないのですが、あえて近いものを探すとすれば「見下ろし型のスーパーマリオ」という
感じでしょうか。一見簡単そうに見えるのですが、意外にタイミングがシビアだったりして、けっこう難しかったです。

このように、ACT部分で手こずるところもありますが、全体としては難易度は低めで、気軽に遊べる良作だと思います。


この作品が発売された1990年というのは、パソコンゲームの世界では「一般ゲームと美少女ゲームの売り上げが拮抗していた時代」で、
大手の一般ゲームのメーカーの間でも美少女との距離感での違いが鮮明になってきた時期だと思います。
当時人気のあった光栄・システムソフト・日本ファルコム・・マイクロキャビンを「美少女との距離感」で並べてみると、
大体こんな感じになるんじゃないでしょうか。

  美少女との距離

   遠い 
    ↑   システムソフト・・・天下統一シリーズ・大戦略シリーズ
        光栄     ・・・信長の野望シリーズ・三国志シリーズ・歴史シリーズ
        日本ファルコム・・・イースシリーズ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説シリーズ・ぽっぷるめいる
    ↓   マイクロキャビン・・Xakシリーズ・高橋留美子シリーズ・英雄志願
   近い   

マイクロキャビンというメーカーは、FRAY以前にも「うる星やつら」や「めぞん一刻」などの高橋留美子作品をPCゲーム化
していましたので、作品中に美少女を登場させることにもかなり積極的だったと思います。
そして、このメーカーはこの作品で、さらに本格的に「一般向けの美少女ゲーム」に取り組もうとしたのではないかと感じるのです。
それは、このゲームのパッケージのイラストをここまひさんが担当されていることからも伺えると思います。

私の記憶では、私がはじめてここまひさんの作品を目にしたのは「ペンギンクラブ」という美少女マンガ雑誌だったと思います。
まあ、いわゆるエロ漫画雑誌ですね。
このことからも、この作品が当時の美少女ゲームファンもターゲットになっていたのは明らかでしょう。

ちなみにエロ漫画雑誌というと、とかく世間では冷たい視線にさらされがちですが、私はこのころの美少女雑誌がその後の漫画・アニメ文化に
果たしてきた役割は非常に大きいと考えています。
それは一言で言うと「新しい才能を発掘してきた」ということです。
美少女マンガ雑誌でデビューしたあと一般誌にも描くようになり、人気作家になった方というのは枚挙に暇がないと思います。
今、目の前にあるDVD棚に目を向けただけでも、

  文月晃さん(藍より青し)
  じたま某さん(まほろまてぃっく・ファイト一発充電ちゃん)
  影崎夕那さん(かりん)
  鬼頭莫宏さん(ぼくらの・なるたる)
  天王寺きつねさん(ヱデンズボゥイ)
  古賀亮一さん(ににんがしのぶ伝)

などの方々がいらっしゃいます。
このような、もしかすると「美少女雑誌がなかったならば埋もれてしまっていたかもしれない才能」を世に送り出した、という功績は
実に大きかったと思うのです。
ただ本音を言えば、こういう作家さんの中には人気が出てメジャーになってしまうと、以前のようなエロ漫画を書かなくなってしまうことも
多いので、その点ではちょっとさびしいなとも感じちゃうんですけどね。
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Lumis.Eterneさんの「FRAY」の感想へのレス

懐かしいですね。
私も現役稼働するFS-A1STとこのゲームを持っています。
…OPのフレイの声を聴いた瞬間、腰が砕けそうになりましたが。
出来れば声優を使って欲しかったです。

この作品にはもう1つ、最終決戦場の前にシューティングシーンがあります。
文字通りジャンルは縦スクロールのシューティングゲームです。
意外と難易度が高くて詰まったのを覚えています。
またこのシーンで流れるBGMは全曲中最高の出来で今でもはっきりと覚えています。
当時のマイクロキャビンのYM2413+AY-3-8910の演奏技術は業界最強でしたから。

ターボRの正式名は「MSX turbo R」です、ちょっと気になりました。
2013年10月14日17時00分21秒
Visiongroveさん

ご指摘ありがとうございました。
いやあ、ずっと「MSX2+ turbo R」だと思い込んでました。
お恥ずかしい限りです。

実は、シューティングステージについては、あまり苦労したという
記憶がないんですよね。
むしろ、飛び移る方が苦労しました。

フレイの声については同意します。
ただ、この素人丸出しな声も何度も聞いていると、これはこれで
味わいがあるような気も・・・しませんか?
2013年10月14日23時36分35秒

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