マルセルさんの「デザイアダンジョン」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

音声がSFC時代の「効果音的音声」でチープすぎるだとか、一日ちょいでクリアできるとか、今の商業ゲーに必要不可欠なシステム例えばバックログすらないといった「廉価同人ゲー」につきものの不満点を除けば、この手の「もんむす系エロRPG」初心向けとしてお勧めできる作品だとおもう。バトルファックと敗北逆レイプを世界観からエロテキストまでライト風にうまくアレンジしており、受けと責めは峻別されているが全体的に和姦オンリー設定で間口は広い。物理攻撃による普通のRPGバトルと、快楽攻撃によるエロRPGバトルを同時にミックスさせることにより、普通のPRGをやりながらも、不意打ち気味に繰り出される敵のお色気攻撃に主人公=プレイヤーも誘惑されるようなドキドキ感もうまく描けている。誘惑イベントやファックイベントごとにもんむすの台詞も細かく変化させ、バトルシーンをコミュシーン化させたもんむす萌えゲともいえるだろうか。
☆基本データ

ってほど大層なボリュームがある作品じゃないんですけど、まぁこの手の同人ゲーが不慣れな人のために書いておきますか。基本的に登場モンスターは13体で、それぞれエロCGは敗北レイプCGとこちらが責めるCGが一枚ずつ。
エロしーんとしては、まぁこれはバトルシーンにおけるエロ描写がメインとも言える作品であり、そのバトルエロシーンには複数の台詞変化があるんですが、その敗北後の挿入エチシーンやこちらが責めるエチシーンはそれぞれ2回ずつであります。
あと、この作品は「音声あり」となっていますが、ひとことコメントに書いたようにSFC時代の「効果音的音声」で……え、SFCのあのチープなボイスのことなんてしらねぇよジジィですって?私のパンチを受けてみよ(棒読み)。
まぁ今の商業エロゲで言えば、抜きゲのバックグランド喘ぎ声ボイスってあるじゃないですか。あれのほんの一部が、エロシーン中にときどき再生されるぐらいのものだと思ってください。雰囲気を出すのにはほんの少しは役に立っているけれども、
普通のエロゲのボイスと同等に扱っていいものでは無いことは確かであります。あとは注意すべき点は、この作品には回想シーンが無かったり、いろいろと不便と思えるところがおおいのですが、まぁそれなりに工夫すれば何とかなるので、
その点は特に点数を下げていませんけれども、普通の商業エロゲと同じくらいの利便性を普通に求める人にはキツイとおもうので、それは不安かなって人は体験版をやって見てください。体験版でなんとかなるとおもえば大丈夫だとおもいます。

あと登場もんむすの具体的な内容は、まぁOHPを見れば何となくはわかると思うんですけど、一応全キャラそれっぽく紹介しておくと、小型フェアリーさん、バトル系狼さん、あし扱き魔法使いさん、ガーダー女さん、
純粋竜むすめさん、貧乳ハーピーさん、天然色ボケスライムさん、不意打ちリリムちゃん、天使ちゃんはマジ天使ちゃん、マントヴァンパイアさん、最強サキュバスさん、流石にラスボスはネタバレってことにしておきますが、
ぶっちゃけこのラスボスが一番印象が薄いのは、この手のエロRPGの宿命でしょうか。因みに僕の一押しは、萌えキャラとしては純粋竜むすめさん、エロキャラとしては不意打ちリリムたん、最強サキュバスさん、天使ちゃんマジ天使ちゃんあたりかと。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さて、同人ゲー界隈ではこの「エロRPG」というジャンルがもはや確立されているといってもいい状況にある。そんなマイナーな同人ゲーのことなんて知らん、と言う人はパッと見でも良いから、
例えばこのDLサイトの「同人 RPG」という検索情報を見て頂けると、なんとなくその雰囲気ぐらいは掴めるだろう。

http://www.dlsite.com/maniax/fsr/=/work_category%5B0%5D/doujin/work_type/RPG/from/icon.work

月によって多少の大小はあるだろうが、基本的に一月あたり30本前後は出ている状態であり、このジャンルに多少は興味がある僕とて、むろん、これら全ての作品をフォローしているわけではない。
個人的にレイプ上等のバトルファック系はあまり興味が無いし、例えば、

>「服装がHアニメーションに反映される女主人公セックスバトルRPG。マップ上のエロイベントを探索、人間ドラマを描いた感動ストーリー」

といったシュール過ぎる紹介文の作品には興味はそそられ体験版に手を出したりするものの、流石に製品版は買えないものではある(しかも同サークルの作品が「女の子の首を絞めて苦しめるCG集」とあり、DL数が10とかマジカッちょええ!)。
だから、これら同人エロRPGがジャンル全体としてどーこーといった議論は、少なくとも僕の手には余る問題なのであるが、とはいえ、一部の作品をやって全体の体験版をちょい触ったぐらいの僕にしても、
これらの作品の大多数が「普通のRPGを普通に作ろう」としているのではなくて「RPGという形式を使って普通のRPGでは表現しきれない何か」を作ろうとしていることはよくわかる。
例えば、僕がそれなりに注目しているネイティファスという同人ブランドのOHPで、このようなRPG試案が書かれていたりする。一部引用しよう。


>で、このネタとは全然関係なく今考えているRPGがあるのですが
色々考えた末アドベンチャー風戦闘なしの誘惑物語になるかもしれません。

世界は夢のような不思議な世界。
主人公は連れ去られた幼馴染と妹を救うために駆け出す。

手がかりを探すために町の人に話しかけると
ほぼ全員がパンチラや胸チラで誘惑してくる。
いきなり射精させてくる子もいれば条件が必要な子もいる。

フラグを立てながら探索範囲を広げていく。
女王様の脚を舐めたり怪しげなバイトをしてお金をもらえる。
ギャンブルや女の子に貢いで搾られたりもする。

基本絵は一枚絵で、明らかに誘惑されてる、ってな絵にしたいと思います。
差分大目、脱いだり表情とかちょこちょこ変わる。
ハーレム絵も多くしたい。

と、ここまで考えて戦闘入れたり
全然別のゲームを作ったりする可能性もなきにしもあらず。
ゆっくり煮詰めて考えてみたい候。

http://izundukd.blog77.fc2.com/blog-entry-146.html


ここで「果たしてこのような作品がRPGと言えるのか?」と言うような問を発する人もいるかもしれず、そのような古典的なジャンル論で言えば、これは寧ろ、いにしえの「同級生」とかの探索ADVといったほうが正しいのであるが、
もちろん、ここで重要なのはそのようなジャンルの整理では無く、RPGという形式(もっと言えばRPGツクールというツール)の中から、具体的にどのようなゲーム性を用いて、
それを自分が表現したい物語やシチュエーションに如何に有効利用するべきか?といった思考スタイルが見られることだろう。だから、RPGにおいて絶対必要だと思われる「戦闘」は、
たぶんこの作者にとっては「絶対必要なもの」ではなく、その作品の目的と構造上「必要だと思ったらいれるし、いらないと思ったら別に入れない」という程度のものでしか無いわけだ。
まぁちょい余談めいたことを言えば、このエロRPGからいにしえの同級生といったエロADVの距離はそれなりに近くて、まぁ流石に今さら同級生をまんまコピーっていうのはあり得ないと思うけど、
しかしこのエロRPGブームのなかでいにしえのADVエロゲが見直される可能性は結構あり、つまりなにが言いたいのかというとエルフと蛭田氏は解ったらとっととドラナイ5を敗北エロシチュ満載で作りやがれと言う話である。

まぁ余談はさておき、以上のような作り手の嗜好と思考は別にネイティファスだけにみられるものでは無い。わりと感覚的に大雑把なことを言うと、これらのエロRPG作品の本編や体験版をやっていると、
普通のゲーム性を持った作品をやっているというよりも、作り手のシナリオや作り手が語ろうとしているシチュエーションを体験させるために、ゲーム性が利用されているなぁと普通のゲームよりもつよく感じることはある。
もちろん、前述したように「普通のゲーム性のつよい作品」だって、結局のところそれは作り手の用意する物語や世界観や、あるいはゲーム攻略性から生じる経験を通じてそれらの要素を、プレイヤーに感じさせようとしているわけだ。
ただ、普通の作品があくまで最初に「ゲーム性」というものをつよくおいて、作品においてもその「ゲーム性から物語に流れる」ような印象を受けるのと比べて、これらの同人エロRPGは「物語(シチュ)からゲーム性に流れる」ような感じだ。
例えば、上のゲーム試案において、実際に戦闘シーンが追加されたとしても、それは同エントリーの最初においてあるお試しエロRPGのような、まぁ限定されたバトルシーンが30個ぐらいあるようなRPGになると思われるのだが、
僕らはそのような作品をやったらたぶん「これはRPGだけれども、物語やシチュエーションを生かすためにRPGを演出的に使っているなぁ」という印象を受けるに違いない。そこのページに置いてあるお試しエロRPGはまさにその「演出の練習」なのだ。

よくRPGで重要なのは自由度だという言説がある。しかしこの自由度はエロゲにおける物語の分岐可能性を意味するものでは無く、同じ一本道の物語や攻略を「いろんなキャラやスキルや装備の組み合わせでやるのが面白い」ということだが、
そういう意味で言うところの「攻略方法としての自由度」がこれらのエロRPGにおいては、一概には言えないところもあるが、基本的には普通のRPGよりも高くはないとはいえるだろう。
これも「演出としてのRPG」といったエロRPG特有の構造を見れば理由がわかる。限定されたバトルシーンがイベントバトルして用意される作品は言うまでも無いわけだが、一応はフリーにバトルシーンがあるような作品でも、
例えば「弱そうなロリっ娘サキュバスが実は滅茶苦茶つよすぎて逆レイプされる」ようなシチュエーションを作り手が望んでいるのに、「攻略法法としての自由度」が高すぎて、その敵をフツーに倒してしまったら意味が無いわけである、
まぁ他にもいろいろな理由がある。この手の作品は大抵主人公ひとりパーティーで進んでいく「ドラクエ1」タイプのRPGだから、ワンキャラだと基本的にやれることは限られて攻略自由度は結果的に低くなるし、
また総プレイ時間も約15時間ぐらいといったボリュームなので、作品世界自体が狭く感じるというのもあるだろう。そのどちらの条件にしても、何らかのシチュや物語を効果的に語るためにRPGを演出として使うエロRPGにとっては、
基本的にはプラスに働くとは言えるだろう。主人公ひとりでやれることが少ないと言うことは、ゲームバランスの調整が簡単になるし、その作者が構築するようなシチュをゲームバランス上で実現させるための「プレイヤー操作」も容易くなるわけだ。
馬鹿げた言葉を使うならば、最近は余りこの言葉は使わない印象であるが、まぁいろんな意味で自由度の低いRPGを昔は「お使いRPG」と言われて揶揄されたもんだが、
この手のエロRPGは作者が構築しユーザーが望んでいるシチューエーションを「自由度の低いRPG]を用いて実現させることから「おねだりRPG」と言うことができるのではないだろうか。


さて、本題に入ると、この作品「デザイアダンジョン」も、基本的にそのような「RPGを用いた演出要素」をつよく感じさせる作品である。RPGとしてのゲームシステムは至ってシンプルだ。
この手のシステムは言語化して説明するのがまんどくさく、興味のあるヤツは体験版をやれよこの野郎と言って済ませてしまいたいところであるが、基本的な要点を押さえると、
まず主人公はひとりだけで、攻略目標も基本的には一本道(そのまんまの意味で、真っ直ぐに進んでいくだけです)のダンジョンをトコトコ歩くだけ。もちろん敵も出てくるけれども敵も一体だけしか出てこない。
敵を倒すとアイテムや武器やお金が手には入って、ああもちろん経験値もちゃんとあってレベルも上がる。この辺の「敵の強さとレベルと装備のゲームバランス」はそれなりにしっかりしていて、
お風呂の温度で言えば40度ぐらいの難易度は用意されているとはいえる。でも、出てくる敵キャラは合計13モンスターでしかなく、そのダンジョンも3Fしかなく、まぁ単純にクリアするだけなら10時間も掛からない程度のボリュームだ。
純粋にRPGだけとしてみるなら「悪くは無いんだけど、いくら何でもボリュームが足りないよなぁ」といったコメと60点評価を食らいそうな作品だと言えば、なんとなくそのゲームバランスと作品規模は掴めて貰えるとおもう。

とはいえ、この作品はエロRPGであり、この作品の目的は、そのようなRPGのゲーム性とゲームバランスを用いて、エロRPGならではのエロシーンと物語を描くところにある。
そこでもうちょい具体的にゲームの流れを見ていくと、ダンジョンに入って最初に合う敵はフェアリーといって、まぁ例の妖精さんである。この作品ではバトルシーンの前にちょっとした5クリックぐらいの会話があるわけだが、
そこらへんはおいおいと話すとして、この妖精さんはレベル1の主人公ではなかなかの強敵で、だいたい残りHP5ぐらいのギリギリのところで勝てる。運が悪ければ最初の戦闘後にまた妖精さんと遭遇してすぐやられる可能性もある。
基本的にこの作品はわりと「やられやすい」ゲームバランスで、特に始めて合った敵には対処法がわからずそのままやられることが多く、そこでまず「いきなりつよいもんむすっ娘にやられて逆レイプされる」というドキドキ感があるわけだが、
まぁその場合は最初の妖精さんとか、その階層の最初のほうの敵と戦っていれば自然にレベルが上がっていく。そして、そのレベル上げのたびに、その敵キャラとの冒頭の会話イベントが少しずつ変わっていくのだ。
いちおー、このゲームのバトルは、ドラクエみたいなちょいほんわかノリでで、バトルと言ってもまぁ負けたらレイプされるわけだが、敵を倒しても「もう、いたかったぞー」とか呟いてお家に帰ってるような気軽さでしかなく、、
むしろ何回かバトルする度に主人公と仲良くなっているような雰囲気がある。その仲良し雰囲気で重要になってくるのが、主人公側からの快楽攻撃つまりバトルファック設定である。このゲームには物理攻撃と精神(快楽)攻撃の二つがあって、
前者はHPを減らし後者は気力というモノを減らす。主人公はそのどちらがゼロになってもまぁレイプされるわけだが、主人公側からは快楽攻撃を仕掛けて相手の気力をゼロにしなきゃこちら主導のエロシーンには持ち込めないのである。
そのバトルファックに性交すると、主人公とそのもんむすは仲良くなって、そこでもんむすの必殺技を教えてくれる。基本的にこの必殺技がないと、たいていの場合は他のもんむすを倒せなかったり、次の階層にいけなかったりする。つまり、

>ダンジョンに入る→階層の最初の方の敵と遭遇→戦って勝ったり負けてレイプされたりする→そんなことを繰り返しながらもんむすと仲良くなる→もんむすを快楽攻撃で押し倒して必殺技を教えて貰う→次の階層や次のもんむすに進む

というのがこのゲームの基本展開であり、そしてここで行われていることは、通常の「RPGの経験値上げ」と同じ繰り返しプレイのなかでの、会話や逆レイプや誘惑や押し倒しシチュを通じての、もんむすとのコミュニケーション描写である。
ここらへんを演出するためのゲームバランスの設定はなかなかによくできている。ある程度はレベルが上がってくると、経験値上げの状態では、そう簡単にもんむすにはやられなくなってくるものだが、
例えば、こちらの気力がだいたい三分の二ぐらいになってくると、もんむすは物理攻撃中心から突然快楽攻撃に切り替えてきたりして、経験値上げ用の物理対策装備の隙を突かれて、見る見るうちに気力がゼロになってまた押し倒されたりする。
しかも、そのバトルの状況によってもんむすの台詞がわりと細かく変化するものだから、今回はこういうシチュで押し倒されたから、また違った台詞を言ってくれるんではないだろうか?という期待もそこで少しは生まれたりして、
バトルシーンそのものが単なる経験値稼ぎだけに終わらず、毎回もんむすとのコミュニケーションをしているような楽しさと、しかし経験値稼ぎをしているのにレイプされてレベルを一つ下げられてしまうことにも気持ちよさを覚える背徳感がある。
まぁそもそも「もんむすクエスト」みたいな作品にしても、ハードMな売り文句をしていても、基本は一部キャラを除いてわりと和姦めいた雰囲気のエチが多いわけだが、この作品は戦うごとにもんむすと少しずつ仲良くなっていくというものと、
仲良くなっていく過程はあくまで経験値稼ぎなんだけど、そのまま雰囲気に流されて誘惑を食らうとレベルが下がってしまうと言う緊張感と背徳感が、作品のイチャラブめいた雰囲気としかし逆レイプ誘惑シチュの快楽をうまく両立させている思う。

そういう意味で言えば、もんむすが13体しかいないというのも、まぁあとほんの少しは欲しいというのも本音であるが、基本的に前述のゲーム目的とそのバランスから言えばそれなりに正しいのである。
要は「量より質」と言うことであり、この作品では一体一体とのもんむすとのコミュニケーションをRPGのバトルシステムを使うことで描くことを目的としているのだから、そんなに数は必要ないのである。
また少ないと言える3Fしかない階層も、各もんむすの特徴とそれぞれの誘惑シチュを際立たせると言う意味では、わりと適正な作品規模ではないだろうか。最初のほうの敵は、殆ど自分から快楽攻撃は仕掛けてこなくて、
こちらが降参するか快楽攻撃を仕掛けるかしない限り普通の攻撃しかしかけてこない。だから、物理攻撃で押し倒されるということはあっても、快楽攻撃でやられるという誘惑的な状況は殆どないわけだ。
だけど、中盤あたりから、物理攻撃の他に快楽攻撃が少しずつ混じるようになってきて、もんむすも最初のほうの「フェアリー」や「おおかみっ娘」のような色気の薄いキャラだけではなく、ハーピーといった敵が魅了攻撃を仕掛けてくるようになり、
特に中盤ボスのリリスたんはそう言う意味で最高だろう。出会った途端に開口一番チャームを食らわして無抵抗になった主人公にエロ攻撃しまくり、こっちがチャームを回避してもスリープさせて眠っているうちに寝フェラ攻撃とか何回射精したことか。
こういうのはまぁエロシチュ自体も僕好みと言えるんだけど、今までの作品世界のなかでこういうモロな誘惑キャラがあまり登場してこなかった不意打ち感も、このエロシチュとリリスたんの魅力を倍増させているわけである。
そんなこんなでようやっとリリスたんのチャーム地獄から脱出できたと思ったら、次の敵キャラが今までとはうって変わった清楚キャラのエンジェル様ですぜ。そんな天使ちゃんが優しくあなたのココロも癒しあげましょうとか言って、
主人公の唇に正面からキスされちゃった日にゃ180度正反対の純愛エロをいきなり食らって逆にこっちはフル勃起してしまうじゃないですか。正直、もんむすっ娘に逆レイプされるようなRPGは今ではわりとあるんだけど、
以上のようなゲームバランスともんむすの組み合わせをうまく利用して、作品全体としてもんむすの特徴や誘惑シチュのエロさを描けている作品はあまり少ないんだよね。ネイティファスやとろとろ他にその点期待出来るメーカー生まれて嬉しいのぅ。

このような作品だから、具体的なエロ描写がどうこうというのはそれを云々することはできても、「エロシーン以外の、エロシーンを際立たせるゲームバランスやその他の描写」もこの手の作品のエロ評価には重要だから、
あまり単体のエロ描写云々という評価はしたく無いんだけれども(余談を言うと、抜きゲの評価が低いのはおかしい!と言っている人は、20%ぐらいは自業自得じゃないの。大抵そのジャンルをエロ描写しか評価せず自分から矮小化してるんだもん)
とはいえ、ある程度本番描写がないと抜けないとか、喘ぎ声オンリーとか卑語オンリーのエロテキストは抜けないという人の気持ちもわかるので、一応そこらへんも書いておこうか。
基本的にこの作品の場合は受け(誘惑敗北レイプ)シチュと、責め(愛撫和姦)シチュの二つにわけることができ、まず前者は敵から快楽攻撃を食らうバトルシーンのエロテキストと、その後の敵に押し倒されてだいたいセックスするエロシーン。
快楽攻撃は、基本的に性器を直接刺激するような描写はなく、衣服の上から敏感なところを触られたりキスされたり耳をしゃぶられたりされながら、もんむすっ娘からソフトに優しく弄られるような台詞をくらってだんだん溶かされていく。
気力が半分以下になってくると画面がピンク色になって、主人公の意識が朦朧となって、もんむすっ娘の責めもどんどん過激になっていき、スムーズに敗北後の逆レイプ挿入へと移り変わる。この挿入シーンは他の逆レイプゲーと基本は同じで、
もんむすは殆ど喘ぎ声をださずに、上から目線で主人公の精子を搾り取るような感じかな。僕の印象では、この作品はどちらかと言えば、バトルシーンの前戯描写のほうがよくかけているとおもう。まぁ僕の性癖も関係していると思うけど、
「もんむすクエスト」はその前戯描写がいきなりチンチンを締め付けるとかいった感じで、どうも直接的すぎたんだけど、この作品は抱きしめるとかほっぺたにキスとか、そういう軽い誘惑の描写から、意識が朦朧としてくるとディープキスに至るみたいに、
少しずつもんむすの誘惑によって主人公が籠絡されていく描写が精神的ソフトMプレイを好む僕には最高だったのである。だから、逆に、これはこのブランドの他作品でも言えることだけど、
挿入描写に入ってしまうと、そこらへんの繊細さがあまり発揮されていないように思え、確かに責めプレイではあるけれどもわりと普通のセックスに思えてしまうところはやや残念か。
主人公側からの責め快楽攻撃は、まぁこの作品を買う人でこちらに期待している人はごく少数だとは思うけれども、しかし主人公の快楽攻撃を食らい続けるとだんだん感じて、戸惑いながらだんだん攻撃が弱くなっていく描写はなかなかにエロかった。
挿入後はわりと普通な和姦かな。バトルファックという言葉から連想するレイプ系ではなくて、あくまで主人公の絶妙なテクニックに屈して、もんむす側からおねだりするようなシチュというのは、基本Mの僕でもいいなぁと思いました。


基本は褒め調子で進めてきた当レビューではあるものの、不満点も無いわけではない。とはいえ、それ以前にこのような「廉価同人ゲー」というのは、もちろんその弱点も後で指摘するとしても、
「今までなかったような、しかも自分の性癖にピタリと嵌まるような作品」だと基本的に褒めやすく、抜きゲ(僕はこの言い方自体がある種の偏見を示していると思うけどまぁそのお話はさておき)に変な偏見が無い人ならば、
わりと簡単に高得点をつけてしまえると言うことがある。作品自体も、その作品の目指すべきものを小さく手堅く纏めたものが多いから、完成度云々の点であまりマイナス点はつけられないのだ。
とはいえ、いや僕は基本的に絶対評価の人間なので、ある作品に100点を付けたから、この作品には100点を付けられないという、何らかの制度的理由がない限りは基本的におかしい相対評価的考え方を批判する人間ではあるんだけど、
しかし、心のどこかで「いや、この作品は良いと思うけれども、流石にこの小さすぎる作品に商業ゲーと同じ基準で点数をつけるのはなぁ」といった戸惑いがあることも確かだ。そして、それは必ずしも全て馬鹿げた考えでも無い。

どういうことかと言えば、この作品の不満点を上げていくとすると、最初にぶつかるのは「廉価同人ゲーならある程度仕方がない、いろんな部分」というモノなのだからである。
実際、この作品がもしも商業ゲーで出て、音声が付いてもう少しボリュームがあったとしたら、僕は軽く80点前後はつけていたとおもう。褒め調子なのにこの点数というのは、やっぱ商業ゲー基準で言うとこうなってしまうのだ。
早い話、ちゃんと音声つけてもうちょっとは作り込んで、商業ゲーで言えば3Kまたは4Kぐらいのミッドプライスで出せば、かなりの名作になったんじゃないのかというような不満が一番大きいのである。
もちろん、これは「同人ゲーだから仕方がない」といって普通はスルーされる部分ではある。しかしそのスルーされる部分を敢えて突っ込むとすると、そして突っ込めてしまうところが今現在の同人ゲーの面白いところであるが、
例えばこの作品なら「この作品を作るためにどれくらいのコストがあって、どれくらいの本数が売れたのか?」といった舞台裏が、まぁ同人ゲー界隈にある程度住み着いていると素人でもある程度わかるような環境になっている。
CGが一枚あたりいくらだとか、声優さんが何ワードあたり幾らみたいな話は、たぶん素人が真剣にググれば一時間ぐらいでわかってしまうのである。そうなってくると、もちろんメーカーの事情がいろいろあるのはわかるけれども、
消費者としてはあと1000円または2000円出してもフルボイスでいいよなぁ。ここのブランドの売り上げ本数と、その声優さんのコストを考えれば、十分採算が成り立つどころか丸儲けじゃんみたいな考えがよぎってしまうわけだ。
昔、といっても2004年前後はそこらへんの同人ゲー事情が関係者以外には(別に意図していたわけではないだろうが)クローズ状態だったから「同人ゲーなんだから、メーカーの事情もあってあまり文句は言うな」というのが、
僕らが情報を余り知らなかっためにそうだろうなと思ったし、まぁ当時は同人声優さんやゲンガーさんのネットワークも確立されてなかったから今の倍近いコストが掛かっていたと思うけど、
生憎今の時代は良くも悪くもその殆どが明らかになってしまっている。もちろん、その手軽さゆえに、たとえば僕みたいな素人でもやろうと思えば、簡単にボイスドラマぐらいはすぐに作れてすぐに売れる時代になっているわけだ。

もちろん、音声を入れたからといって全てのゲームが善くなるわけでもないと思うが、この作品の場合はフルボイスの力は大きいだろう。説明したように、この作品はRPGのゲームシステムを利用しながらも、
しかしその本質はバトルシーンの少しずつ変わっていく会話を楽しみながら、もんむすとのコミュニケーションを図る萌えゲーである。しかるに萌えゲーの日常会話と同じように、そのバトルシーンの音声にも同じくらいの感情移入要素があるわけだ。
もっとも、今のアリスみたいに「ゲームパートには音声を入れず、エッチシーンやイベントシーンにのみボイスをいれる」という、お前らゲームパートにおける感情移入能力をしらんのかぁぁぁ!と言いたくなるメーカーも未だ存在しているわけで、
もんむすも何故かエッチシーンのみ(しかも一部キャラのみ)音声というまるでわかってオラン状況であるから(まぁ一部キャラのみっていうのは仕方がないとおもう。キャラ数多すぎるからさ)別にここのメーカーだけの話ではないが、、
どうにもこうにも「ゲームパートには音声は不要」という、どーせアリス信者さんあたりが捏造した悪しき伝統を同人ゲーまでもが受け継ぐことはないと思うのである。実際、ここのブランドはわざわざ自分のSSを音声作品にしているぐらいだし、
誘惑または責め系のシチュに音声が有効なことぐらいはわかっているだろう。今現在かなり好評で売れているこの作品も、安くて1K高くて2Kぐらいのボイスパッチを出しても、叩く人は少なく、喜び人は多いんじゃないだろうか。
僕は基本的に、これまた同人エロRPG界隈で流行りのアップグレート版みたいな売り方はあまり好まないが、とはいえ、そのような融通が利くような売り方や、作品の拡充方法があるのも同人ゲーの手軽さなわけで、
基本的に作品自体にはあまり不満がなく「できればこういうモノも合ったら有り難い」みたいなユーザーの積極的な欲望に関しては、それを叶えるような追加パッチを、もっと柔軟にだしてもいいようにおもえるのだ。
それが物語重視の作品なら兎も角として、こういうゲームシステムを用いたものは、新しいイベントの追加とか新しいキャラの追加みたいなものが、パッチ前の作品との整合性をつけやすいだろうし。


さて、最後にこのブランドについて少々述べておこう。この欲望の塔の次回作?は「スライムバスター・リミテッド」という、同サークルの記念的SSをCG集化したうえで、
さらにフルボイスのADVをつけると言う、まぁ普通に突っ込めば「最初から全部ADVでやればいいだろ!」といいたくなる作品であり、そこらへんの理由と実際に出る作品がなかなかに興味深いといえる。
まぁ「スライムサキュバス」というシチュにエロボイスが付くって段階でもう僕は買い決定なんですけどね。今後もこのブランドは、各形式の間(つまりSSを音声化にしたりADVにしたり)を行ったり来たりするような作品を出すのだろうか。
個人的には、この「デザイアダンジョン」の他には「リベンジ」シリーズがなかなかにエロいとおもう。バトルファックという形式を通じて、実際は主人公サイドが絶対に負ける誘惑シチュを描いてるわけであるが、
その一回のエロバトルにふんだんにエロCGを使うという発想はまさしく同人ゲーならではの荒技だろう。これは一回のエロシーンに10枚ぐらいのエロCGを使って1Kぐらいで売るという発想と全く変わらないのだから、
商業では絶対に出せない類のソフトである。こういうのはそのままじゃ商業ゲーでは駄目だと思うけれども、応用のための実験だと思えばそれなりに面白いところがあるのではないか。
まだまだ試行錯誤が続いているブランドに見えるし、そういう状況で僕がどうこう言うのもあまり意味がないと思うけれども、まぁ今回の作品はわりと好評だとおもうし、僕もこの路線は支持したいとおもうので、
他の試行錯誤と並行しながらでも良いので、今回の作品のアップグレート版やら追加パッチを出すなり、今作のそのまんま「デザイアダンジョン2」を出すなりしてくれると、ソフトMの志のひとりとしてこれ以上嬉しいことはありません。

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