estaroさんの「なつくもゆるる」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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お疲れさまでした。
面白かったです。

以下、ネタバレ感想 (マイナス面)




ストーリーについて。

夏と廃墟、関節術格闘、生物部、生態系、幼形成熟、進化論、
重力機能、亜種対立、陽子崩壊、宇宙終焉、超弦理論、多重宇宙・・・

「要素」としてはいろいろと盛り込んだけれど、人が検知し想像
しうる範囲としての身体感覚・感情を伴った身近な「人の物語」
から裏構造としての「SF」へ少し飛躍しすぎて、読者がポカンと
置いていかれる感じかな。

地球や太陽の危機にはビビっても、10^72年後の宇宙の危機に
肌感覚を抱くことは難しい。
(地元やばいな → 日本やばいな → 地球やばいな → 太陽系やばいな
 → 銀河系やばいな → 銀河団やばいな → 超銀河団やばいな → ・・・
 → 宇宙やばいな(とても遙かな未来))

終盤で説明セリフな解説が続いてしまうのも惜しい。
(物語の種明かし(はるくる冬音)ではなく、バックグラウンドの物理解説(なつくる紫穂))

ストーリーの主軸である人間ドラマ成分が少し弱く、
味付けである調味料(SF成分)がそれぞれ個別に舌へ尖って感じられてしまう。

各編終わりから次編へのつなぎも少し乱暴で、読んでいて
どうしても "ぶつ切り" 感が否めない。
最終章の物理解説を援用すれば、何でもありなんだけど、
何でもありと言われてしまうと、ソウナノカーと。

陽子崩壊や重力論よりも、亜種対立に絡むジレンマ相剋や生物学の
方を掘り下げた方が身近に感じられる人間ドラマになったのかな、と。

絵師と違って、シナリオライターが連続ホームランを飛ばすのは難しいと思います。
次作もがんばってください。応援してます。

#
四種の自然力で、能力として「重力」にフォーカスされるのは
珍しいけど、身体スケールでは「電磁力」と比較すると量として
無視されてしまうので
(見えてくるのは少なくとも片方が月や地球のスケール(質量))
それを能力に付与するには、魔法レベルの世界観飛躍が必要になり。
電磁ばかりではつまらないけど。バリバリ。
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