isumiさんの「Candy Box」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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77Candy Box
恋ではなく、愛でなく、だけど「何か」ではあったもの
「ねえ、徹ちゃん。あたしたち、もっと知りあうべきだと思わない?」
 知り合って三カ月も経たない六月のある日、彼女の言葉が何を意味するか知ってなお、僕は頷いていた



フリーゲーム プレイ時間15分
iphone版とPC版があります。
両者の違いはHシーンに裸があるかないかで、iphone版はCGがなかったりトリミングされて裸を見せないようになっています。
そしてPC版はちょっと画面サイズが小さいです
とはいえHシーンメインの作品では無く、画面サイズはプレイする内に気にならなくなるのでお好みで。
両方プレイして違いを確かめるのもいいと思いますよ。(経験者)

恋愛でも友情でもない「彼女」との奇妙な2年間のお話。
体の関係を持った後も友達のようなそうでないような付き合いをしていき、そして……。
決してハッピーEDではないけれど落ち着くぺきところにストンと収まるような、でもプレイするたびにじくじく疼くような痛みを与えてくれる何とも形容しがたい後味を残してくれます。
面白いのは彼女には彼氏がいて、主人公には片思いの相手がいてそして2年の間に恋人もできるということ。
ここらへんは商業ではなかなかできない、同人ならではの面白さがあると思いました。

ちょっと気になったのはシュガークラフトが主人公とヒロインを繋ぐ一要素でしかなかったこと。
ヒロインに才能があるとくればもっとこれが主人公とか変わってくると思ったのですよね。
ただあまり全面的に押し出さずにさり気なくで留めておいたからわざとらしさがなかったのかなーと思います。
そしてヒロイン側の心情を見てみたかったですが、あまり細かく描いてしまうのも野暮ってもんでしょう。
主人公のことを彼女がどう思っていたかは作中にヒントが散らばっていますし、そこから想像を膨らませて考察してみるのもいいかと思います。
一応下に私なりのヒントみたいなのを書いてみたので良かったらどうぞ。

甘苦く、プレイ後には胸の奥にじくじく疼くようなものを与えてくれるかもしれない作品でした。
こういう後味を残してくれる作品は大好きなので、たまに引っ張り出してプレイするたびにニヤニヤすることになるでしょう。それくらいお気に入りになりました。
あらすじ見てピンときた方は是非!

点数の内訳:基本点75点、後味+2点


以下、作中で彼女の想いを表しているかもしれない部分(ネタバレ)


















・最初のHではキスをしなかった(描写がなかった)けど高3のときのエッチではキスをした
・彼氏と別れていたにもかかわらず彼氏がいるといったこと
・主人公が振られたと報告した時の表情
あとは「多分、徹ちゃんは誰か他の子を好きになるよね」は予言ではなく牽制(自分にたいしての)かなと思います。
その後の「いいって、気にしないで。あたしも実際のところ、うまい人の方がいいし」は強がりなのかな。
主人公が振られた時の余計なセリフも、実は振られたことを喜んだ上で出てきたのではないかと。
好きな人が振られたのを見て慰める一方で、喜んでしまっている自分もいるみたいな。
個人的には彼女は主人公のことが好きであって欲しいし、主人公もどこか心の奥底では彼女のことが好きだったんじゃないかと思います。
だってそのほうがラストの甘苦い感傷が一層引き立ちますから。

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