mezamashiさんの「ぜったい猟域☆セックス・ロワイアル!! ~無人島犯し合いバトル~」の感想

主に『セックスバトル』というジャンルについて書きます。普通のゲームレビューじゃないのでご注意ください。
『セックスバトル』とは『イかせ合い、イかせ勝負』『バトルファック(BF)』とほぼ同義で、同人エロゲ界ではここ数年、それなりに知られているジャンルです。
でも商業エロゲで、『セックスバトル』をメインテーマにしたゲームは、これまでにほとんどありませんでした。
そういう意味で、このゲームは非常に珍しいゲームです。
せっかくの機会なので、『セックスバトル』ゲームについて、簡単にまとめておきたいと思います。


【セックスバトルゲームの歴史】

WIN95以前のエロゲにも、イかせ勝負をするゲームは色々あったそうです。
……が、古いですし、近年のものに直接的につながるわけではないので省略。

近年のセックスバトル、バトルファックゲームの多くは、『RPGツクール』で製作された、アマチュア・同人製作のゲームです。
今のところ一番有名なのは、「Succubus Quest」ではないかと思います。
ジャンルはRPGで、RPGツクールの初期スキルなどを全部エロに置き換えれば、簡単にセックスバトル物になります。
文字通り、武器で殴ったりする代わりに、セックスで戦うわけです。

そういう物がツクールで製作された背景には、「ファイナルファンタジー」「女神転生」「ロマサガ」などの有名RPGで、エロい外見の女性型モンスターにハァハァした思い出などが密接に関係してたりします。
『女性型モンスターに状態異常にされて、エロい事されたい』なんていうのはMな願望なので、セックスバトルゲームのほとんどは、事実上M向けのものになってます。

また、「もんむす」「魔物娘」属性とも密接に関わっています。
「もんむす・くえすと!」が同人で大ヒットしましたが、あれもバトルファック&セックスバトル物の影響を非常に色濃く受けたゲームだと思ってます。


【『猟域』をセックスバトルゲームとして見ることは可能か?】

『猟域』は、セックスバトルをテーマにした、非常に珍しい商業エロゲです。
…が、上記のような同人界のセックスバトル系RPGとは、だいぶ毛色が違います。
まず「ここが違うなぁ」というポイントを3つほど指摘します。


①『猟域』のセックスバトルは真剣勝負っぽくない

『猟域』のノリはバカゲーで、バトルだといってもあまり緊張感とか真剣味はありません。
「勝てば天国、負ければ地獄」というようなシビアな状況ではありません。
M向けのセックスバトルだと、サキュバス相手にイかせ合いをして、負けたら吸い殺されてしまうようなものが多いです。
『猟域』のバトルはそういうノリではありません。


②『猟域』はバトルごとにルールが変わる

『猟域』の勝利条件は、バトルごとに変わります。
「中出し」が勝利条件の場合、外出ししたら負けになる。
逆に、「外出し」が勝利条件の場合、中出ししたら負けになる。
メッセージスキップしてたら、何が勝ちで負けやらわからなくなるので、ちゃんと全文読まないといけません(笑)

『猟域』の前作にあたる『中出し鬼』では統一されたルールがあったのですが、Sealは統一ルールを捨ててしまったわけです。
なぜ統一ルールを捨てたかを想像すると、「自由にエロシーンが書きにくかった」からだと思われます。
フルプライス化するにあたり、Hシーンがたくさん必要なのに、純粋なイかせ合い勝負ばかりではマンネリになる、プレイヤーに飽きられる、という判断でしょうか。

まぁ、もとから「真剣勝負」のノリを捨ててる以上、細かいルールなんてどうでもいい、という見方もできるでしょう。


③『猟域』のバトルシステムは一方的である

『猟域』のセックスバトルシステムは、男が一方的に責めるものです。
まず、女が主導権を取ったシーンでは、バトルシステム自体が存在しません。
これは、女に責められたいMなプレイヤーにとっては致命的です(笑)

じゃあ、女を責めたいSなプレイヤーにとっては有用かというと、そうでもないような気がします。
…なんか、退屈ですよね、このシステム。
いっそのこと、なかった方がマシなんじゃ…
この申し訳程度のバトルシステムは何のためにあるんでしょうか…

また、『中出し鬼』の時からそうだったんですが、点数経過が一切表示されません。
試合形式でありながら、点数がプレイヤーに把握できないわけです。
点数状況にこだわらないことによって、「真剣勝負」っぽさは更に失われることになりました。


とりあえず、①~③が、私の見る限りでは『猟域』とこれまでのセックスバトルゲームとの大きな違いです。

『猟域』は、ルールが一定ではなく、真剣勝負っぽくない、バカゲーのノリで行うセックスバトルゲームである。
これまでのセックスバトルゲームは、責められるのが好きな『M属性』持ちを満足させるための物だったが、『猟域』はあまりM向けではない。
『猟域』は、S属性とかM属性とかを刺激するものじゃなく、ノーマルな抜きゲー、という感じでした。


【結論??】
『猟域』は、セックスバトルをテーマに掲げたゲームですが、同人界のセックスバトル系のゲームとはずいぶんかけ離れた内容でした。

でも、Sealはもとから『とんでもない設定でひたすらエロに励むバカゲー』を作り続けてきたエロゲメーカーです。
Sealにしてみれば、自分たちのやり方でいつも通りのゲームを作っただけの事でしょう。
セックスバトル、というジャンルは、Sealにとっては大した問題ではなかったのです。


『セックスバトル』限定のマニアとして見れば、「こんなのセックスバトルじゃねぇ!」と言いたくなります。
が、普通にエロゲとして見れば、CGもかわいいですし、Hシーンの内容も悪くはない。
女の子たちとイチャイチャHしまくって、アンアンいいまくらせる、ごく普通の明るい抜きゲーです。
アニメーション数も多い方だったと思います。
むしろ、バトルの部分は面倒くさいから必要ないと思ったぐらいです。


同人などの『セックスバトル』は、それなりに人気があるとはいえ、あまりにもニッチなジャンル。
だいたい「セックスで戦うなんて、正気な発想じゃない」と言われたら、反論もできません。
すいません、変な趣味なんです、というしかないです(笑)
マイナー性癖ゆえにこれまで商業ゲームでは避けられてきたわけですし、マイナー性癖ゆえに同人ゲームでは結構な人気があるわけです。

『猟域』は、実質的にはセックスバトルゲームとはかけ離れていました。
普通の和姦イチャイチャ抜きゲーでした。

ですから、『猟域』は「商業エロゲ初の本格的セックスバトルゲーム」にはなれなかったのです。

では、「商業エロゲ初の本格的セックスバトルゲーム」は近いうちに登場することになるでしょうか??
セックスバトルのジャンルを長く追いかけてる者としては、とても興味があります。
「もんむす・くえすと」のヒットを見てると、もしかして…という気になります。
今がチャンスなのでしょうか??

でも、やっぱりマイナー嗜好すぎて、そんなのないわー、ってことになるのかな……
個人的には、別にそれでもいいのです。
今まで通り、同人エロゲーマーとして静かにまったりしてればいいだけですから。

mezamashiさんの「ぜったい猟域☆セックス・ロワイアル!! ~無人島犯し合いバトル~」の感想へのレス

ホント、嘆かわしいですね。
私もうっかり踏んでしまいました。
前戯時に自ゲージを先にゼロにしても、普通に男勝ちで進行してましたし。
上級M男は、こういう「期待外れ」でも精神的悦楽を得られるのだろうか。
2014年02月01日23時17分26秒
お返事遅くなり申し訳ありません!
「セックスバトル」であるという特徴を、ゲームシステムやエロにほとんど生かせてないな~というのはどうしても感じてしまいました。
私ごときでは、精神的悦楽は得られなかったですね~
2014年03月18日01時47分48秒

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