isumiさんの「キミのための唄」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

本当にこの着地点でよかったのですか?
とある女の子を好きになりました。
とある女の子と仲良くなりたいと願いました。
孤独の日々を照らす一筋の光。
男の子は、人生で初めての恋を知ったのでした。

これは、もう決して戻ることのできない、
幸福を求め続けた日々の記憶。

(以上、パッケージ裏より抜粋)

まるで空気のような主人公。
学園のアイドルと偶然ある場所で出会ったことにより、良くも悪くも一変してしまいます。

……何というか出口のない暗闇迷路みたいな作品でした。
主人公の境遇はとても異常でしかし主人公はそれを受け入れていますし、雪と出会うことで徐々に変わって行きますがそれでも根本は変わることはなく。
ザラザラとした泥水のような、ズブズブはまり込んでいく底なし沼のような……そんな印象を受けました。
また、ちょこっとした非日常系のエピソードも入ってきて一体何処に着地をするのだろうと興味深く見守っていました。

そして雪と俊哉と仲良くなったことで、見えてきた光と影。
主人公の振りかかる悪意は本当に胸糞悪く、そしてどんどん泥沼に入り込んでいく姿には胸が痛みました。
しかし主人公が覚醒してからはそれまでの鬱々とした空気を取り払うようで、それ故に3人で演奏するシーンは晴れやかな気分が味わえたのですが……。

序盤で「すでに起こってしまったこと」が見せられていたため何が起こるのかは分かっていました。
だけど本当にこれでよかったのでしょうかと私は聞きたい。
終わりも、ここで終わるの!?本当に?となんとも尻切れトンボ気味な……。
またこの作品は上で書いたように非日常要素が入っているのですが、それが上手く生かされていたとは言いがたく、むしろ不協和音を奏でているように感じました。

題材は好み、終盤の展開は惹きつけられ面白い。しかし終盤の展開が気にかかりこの点数になりました。
言い方は悪いですが、終わりよければすべてよしとは真逆に位置する作品だと思います。
ただ鬱々青春モノとしてみれば(相当鬱々してますが)優秀なので、終わり方を気にしなければかなりお勧めです。

以下、EDのネタバレ……もとい愚痴吐き、もとい一プレイヤーの勝手な言い分











自己紹介に書いてあるように私は鬱ゲーや鬱展開が大好きです。
しかし唯一嫌いなのは無理やりな鬱ED。本作はそれでした。
勝手ですが、この展開だったらハッピーEDでも良かったんじゃないかと思うんですよね。
こんなふうに無理やり鬱EDにねじ曲げなくても。
ご都合主義も嫌いなんですが、こういうふうに落ち着くべきところを無理やりねじ曲げたような印象を受ける展開は好きになれないです。
……とはいうものの、落ち着くべきところというのはあくまで私の受けた印象であるのですが。
まぁ何が言いたいかといいますと、ご都合主義であろうが救われない展開であろうが納得がいけばそれでいいということです。

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