minorityさんの「灰被り姫の憂鬱」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

シナリオ投げっぱなしゲー。伏線やシナリオの補完を勝手に想像してニヤニヤできる人にお勧め。
EDが10もあるのにシナリオの全容が明らかにされなくて泣いた。
途中のマップ選択からのシーン回収とルート選択が超絶にだるかったから余計に徒労感がハンパない。
最後までやっても物語の真相部分は語られず、断片のみで読者のご想像にお任せというから性質が悪い。
ただ、独特の世界観は非常に興味深く、また先が気になるシナリオなので出来が悪いというわけではない。
それよりも、問題なのはシステムが完全にシナリオの足をひっぱっていることか。
中盤のマップ選択が非常に手間がかかり無意味。移動パートをいっそ全廃してADV形式にしておけばもっとシナリオにのめり込めたのにと思わざるを得ない。
ここのメーカーはDOOPやワルキューレの時も思ったけど素材はいいのに、システムが煩雑でやる気がなくなるのが難点だ。
これさえ改善できたら、面白い世界観の作品が多いのでもっとこのメーカーの作品も知られるようになると思うんだけどどうだろうか。
エロは絵と塗り、構図が合わず、全く使えなかった。異様に手が大きかったり、体の構図がおかしかったり、顔が崩れてたりと当時ならまだしも今のレベルだと厳しい。
灰被り姫の三人は輪姦、執行委員2人、教師1人にも輪姦、凌辱もあったけど他は大体和姦。
ただ、説明してもOHPにキャラ紹介すらないので詳しいH配分などは割愛。ただ、シスター以外の女性の登場キャラは全員エロあり。20名以上。
以下ネタバレ。
伏線とか要望とか羅列。勝手に想像が大半。










・主人公の記憶がないのはなぜ?
天使で過去の記憶がないから。連れてこられたのではなく、作られた存在だから。マザーが作ったのではなくアリサが作ったと思われ。
ピアノは過去、桜子となにかあったと思われるが不明。
桜子も同様に天使と思われるが、不完全。主人公はアリサが作ったが、桜子はマザーが
作りし天使。灰被りの儀式によって完成となる。
マザールートではマザーが去年失敗した桜子の灰被りの儀式を成功させるために新しく見出した5人を桜子いわゆる天使にするべく暗躍。
ラストでは元の人格の桜子が再誕する。

・桜子の死亡時期
桜子は去年の灰被りの時期に既に死んでおり、今は抜け殻。
恐らく、主人公の翼を見たのが1年前とマザーが言っていたので灰被りの儀式の際、なんらかの方法で主人公が死亡した桜子をよみがえらせたと思われ。

・一年前に吊るされた親友の優樹
立ち絵くらい書いてあげてください。
もっとシナリオに絡ませてあげれば面白かったのに。
優樹、麻耶、主人公、桜子の4人の過去話とか見たかった。
麻耶の優樹との約束とか過去・現在問わず優樹の活躍を見たかった。死人が生き返ったり幽霊になるんだから書けるはず。

・主人公の夢
序盤の選択で主人公がヒロイン(選択)を殺す悪夢をみる。これは未来の出来事とリンクすると勝手に想像。
終盤の桜子が殺される夢は、去年の灰被り姫の出来事とリンクする。だから夢を見ても、今年桜子が死んでいるルートと死んでいないルートがある。

・主人公無双は?
特別な天使だから甲斐無双できたはず。
黒き獣ぬっころしてるし、シスターに一目置かれてるからその力の上限は未知数。
恐らく、覚醒時の強さ的にはアリサ>主人公>シスターなはずなのでもっと頑張れたはず。
ただ、あんまり羽目外すとこのダウナーな性格や世界観を壊しかねないのでしょがないか。

・吊るされた方々
吊るされたら、幽霊になる。シスターの手にかかると消滅する。成仏するには灰被りの儀式が必要。この設定ももう少しうまく使えればなあ。

・シスターの超チートスキル
空間転移、瞬間移動、死者再生・操り、幽霊攻撃可能、瞬間鉄棒吊らせとやりたい放題。
そういえば、シスターは処刑時に脱走者の首をはねてたのに、脱走者が鉄棒に吊るされてる時は首が復活してた。わざわざ吊るすために首を繋げてるシスターの姿を想像したらシュールだった。
ちなみにシスターの正体は舞子、葉月、佐藤の三人のはず。

・犬(黒き獣)
特定ルートでしか出てこないワンコの謎。
アリサの刺客か。充や雄二が殺されたのは謎だったけど、邪魔くさいからというだけの理由か。なんとかわいそうに。
桜子も殺されたのは、アリサが作りし天使ではなくマザーが作った天使で残りかすだから不要と判断されたと思われ。

・灰被りの儀式
この儀式の設立された経緯や目的をもっと詳しく語ってくれなければこの話は完結しないであろう。
恐らく、学園の空間維持と天使、シスター誕生を目的とする。
シスターが一人からいつのまに三人になっていたというのもこれで説明できる。
絵梨ルートから察するに黒き天使はシスター、白き天使がその上位と思われ。そこから外れた出来そこないが執行委員。

・序列
アリサ>越えられない壁>マザー>シスター>黒き獣>幽霊(吊るされた人達)>執行委員>一般生徒

こうしてみると物語序盤~中盤までの圧倒的権威者である執行委員の存在が下位すぎて泣けてくる。
アリサの存在が謎。神域の人ということにしときましょう。
シスターは空間転移できるほど人知を超えた存在なのに、江頭に殺されるとか強さが安定しない。一般の姿をしてると力が発揮できないとか?
後、シスターの一人がキャラとして登場せず、しかも名前が佐藤とか適当すぎてがっくりきた。

・キャラ付け
流奈が殺したいほど絵梨を憎んでいた理由。実はそれだけ愛していたというオチ。でもその経緯は語られず。意味不明。

・どのヒロインのルートも内容が薄すぎ
翠璃ルートなんて2つとも全容全く触れられずそのまま終了。五月ルートも翠璃ルートと同様。同じようなルートは二つもいらんよ。
後、江頭×翠璃、絵梨×流奈のゆなキャラごとの問題をやるより世界観の解明を書いてくれた方がこの手のゲームは百倍有意義だろうに。
その分、キャラ間の交流は麻耶や桜子ルートで補完すれば問題なかったと思うんだけどなあ。
絵梨ルートも羽生えてこれからどうなるんだって時に終了。ここしっかり書けば、灰被りの儀式時の天使の選定やら世界観の紐解きやらいろいろあっただろうに。
消化不良すぎる。
そのせいか、期待マックスでやった桜子ルートは幽霊の発現、一年前の灰被りの儀式である過去の一幕、優樹の登場等、これは面白くなってきたと思ったらまさかの桜子殺害主人公吊るされEND。

えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

俺はここから桜子をいかに元の器に戻すか試行錯誤したり優樹とタッグ組んだり、充、雄二、執行委員らとマザー・シスター・アリサの全面対決になったりとか色々期待してたのに。
ジャンルが違いますかそうですか。
いやそれは無理があるにしても、世界観の説明と桜子とちゃんとしたENDくらいはあると思ったんだ。
まあこんなダークな作品にハッピーエンドを求めるのは酷だったか。

以上

こんなふうに色々想像できたから及第点。それにしてもこのダークな世界観は最高に心地よい。ずっと浸っていたくなるね。

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