toto712さんの「フツウノファンタジー」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

序盤をプレイしていてこれは良作・・・いやそれ以上の評価もと思えただけに、終盤の失速ぶりは非常に残念。その原因は手抜きとしか思えないシナリオにあり同情できない。出演声優の豪華さに比べてB級感が否めないのは、パロディ主体の題材だけでなく、その失速度合いの方が大きいと思われる。
既存のコンピュータRPGを皮肉ったネタやギャグだけなら、これまで他のゲームでもあったと思うのですが、ストーリー展開もそれに即した内容にしたところにこの作品の狙いがあります。序盤の好調さを考えるとその試みは半分以上は成功していたといえます。ぼくは最初ヒスイルートに進んだのですが、その時点では良作との評価を出しかけていました。

ただそれが落胆に変わるのもさほど時間が掛かりませんでした。というのも次のルートの進むにあたってスキップ機能を使用したところ、Hシーンを除いてほとんど未読文章を読むことなくエンドを迎えてしまったのです。それは他の2ルートも同じで、つまり攻略ヒロインのストーリー展開がほぼ同じだったのですね。
さすがにこれでは手抜きと揶揄されても仕方がありません。ぼくは魔導書でストーリーのカギを握る存在であるリブラだけは展開が違うと考えていましたがどうやら甘かったようです。

これでは例え共通ルートで感心させられたとしてもとても高い点数を付けることはできないでしょう。ましてこのゲーム。設定などの小ネタで笑わせることはあったとしても会話シーンではスベることが多かったのですね。それだけに隠し球としてもってこいと思われるキャラだったリブラまでも同じような展開にしてしまったのは、惜しいというよりも非常に残念でした。

そしてそれに押しを引っ張られる形となったのが、ヒロイン萌えをほとんど感じることがなかったこと。まあそれも当然のことでしょう。イチャラブ展開もほとんどなく、ただヒロインとのHシーンを呈示されても萌えるわけがないのです。まあせめて前作の原画絵師が続投していれば多少は緩和されていたのかもしれませんが、(この時点で)キャリアの少ない今回の原画絵師にそこまで求めるのは酷というものです。

(総括)
中終盤でここまで失速してしまったゲームはそうは見当たらない。それがライターの技量にあるのではないだけに同情の余地は見当たらない。そういった意味でつけた得点以上にぼくの感情点は低いです。それともこうしてストーリーがほぼ一本道で終わってしまったのは、一時代前のコンピュータRPGのストーリーを倣っているのでしょうか。もしそうなら明らかに失敗だったといえるでしょうし、狙ったのでなければコンピュータRPGを皮肉って大きなしっぺ返しを食らったと言えるでしょう。

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい631回くらい参照されています。